ポールのアルバム カテゴリ記事一覧
- 『ザ・7インチ・シングルス・ボックス』の感想
2022.12.27
いやあ、聴きごたえありました、全159曲。総収録時間数はなんと10時間3分!!しかも、それらが全てシングル盤の曲であるから、その密度たるや大変なものであった。改めてポールの偉大なる足跡がズシンと胸に響いた次第。ポール初心者の人たちにも、とりあえずはサブスクでこの159曲を時系列で聴いてもらえれば、それがすなわち偉大なるポール・マッカートニーの歴史を手っ取り早く知る最速、最短の方法となるであろう。それでは、... - ポールからのクリスマスプレゼント
2022.12.07
12月2日に全世界3000セット限定で発売され、あっという間に売り切れになった『ポール・マッカートニー ザ・7インチ・シングルス・ボックス』 このボックスのために10万円を出す勇気もないくせに、「ポールはまた金儲けか」などとファンの風上にも置けぬ悪口を心の中で囁いていた管理人です(笑)。 だけど今回は本当にごめんなさい、ポール(涙)。なぜなら、僕は今アマゾンミュージックでこのボックスセット全曲(全159曲)を... - 1日1枚シリーズ その2 『ラム』を聴く
2022.11.25
1枚のアルバムを最初から最後までぶっ通しで聴いてみて感想を書いてみようという、まったくの思いつきで始めたこのシリーズ。その第2弾は、もちろん『ラム』である(ただの時系列、笑)。その昔、僕が若かりし頃は、アルバムを最初から最後までぶっ通しで聴くなんて、とても当たり前のことだった。と言うよりは、昔のアナログレコードは、表裏(A面とB面)に分かれていたから、A面・B面共に一度針を落としたならわずか20分前後で... - 1日1枚シリーズ その1『マッカートニー』を聴く
2022.10.28
ポールを聴き始めてから、もうかれこれ45年になる。我ながら長く聴いてきたな、長く生きてきたな、などと思う今日この頃である(笑)。しかし、考えてみると45年間ずっと休まずポールだけを集中的に聴き続けてきたというわけでもない。本当にどっぷり浸かるように聴いていたのは20代の頃までで、特に40才を過ぎてからは若い頃のように1枚のアルバムを初めから終わりまで通しで聴くようなことはだんだんと少なくなっていった。そして... - 『マッカートニーⅢ』について正直に書こう
2022.09.30
僕がこのブログを運営するにあたって気を付けていることの一つ・・・それは極力否定的、もしくはネガティブな内容は書かないということである。その理由はただ単純で、ネガティブな事を書いても楽しくないからだ。しかし、時には書かなければならない時もある。たとえそれが大きな痛みを伴うようなものであるとしても・・・。アルバム『マッカートニーⅢ』については、僕は事あるごとにこのアルバムがあまり好きではないことをちら... - マッカートニーI / II / III ボックス・セット発売
2022.08.09
8月5日に『マッカートニーI / II / III ボックス・セット』が発売になった。発売がアナウンスされた時点では、正直『いったい買う人いるのか?』と思っていたこのボックスセット。どうせまた日本人には法外な値段をふっかけて儲けようという魂胆なのだろう・・・などというとてもネガティブな感情さえ抱いていた(ごめんねポール)。だからその内容についても個人的にはまったく未確認だったのだが、いざ発売されたものを確認して... - マッカートニーⅢの評価が難しい
2021.02.16
今日の1曲:『彩~Aja~』/サザンオールスターズ発売から早や2か月が経過したが、僕はいまだに『マッカートニーⅢ』の評価を絞り切れずにいる。はっきり言ってこのアルバムが「いいのか悪いのか」「好きなのか好きじゃないのか」さえ自分の中でまだ答えらしい答えが出てこないのだ(笑)。現時点で一つだけはっきり言えることは、このアルバムはポールのアルバムにしては全体的に楽曲が弱いということである。前作『エジプト・ス... - マッカートニーⅢ発売!
2020.12.19
今日の1曲:『Swallowtail Butterfly~あいのうた』/Yen Town Bandついに発売されました『マッカートニーⅢ』!!まず最初に言っておこう。「これは僕の人生の中で最高のクリスマスプレゼントです。ありがとうポール!!」アルバム自体の内容や評価についてはこれからいろいろと書くことになるかもしれないが、そんな事はポールが今こうして新しいアルバムを出してくれたという事実に比べればほんのちっぽけな事に過ぎない。人とし... - マッカートニーⅢ 今日のひとりごと(5)
2020.12.14
今日の1曲:『99』/TOTOマッカートニーⅢ発売前の「ひとりごと」も今回で最終回になる。とにかく今はただしみじみと「時の流れ」というものを感じている。『マッカートニー』が発売されたのが1970年。僕は7才だった。未だビートルズやポールの存在すら知らない、僕は平凡な小学1年生だった。だから、僕はこのアルバムの発売当時の状況は知らない。だが、『マッカートニー』がビートルズ解散というファンにとっては驚天動地の出来事... - マッカートニーⅢ 今日のひとりごと(4)
2020.12.08
今日の1曲:『長い夜』/シカゴ『マッカートニーⅢ』に関して何か気の利いた記事を期待してこのブログに来てくださる読者の方々には申しわけないのだが、僕は今このニューアルバムについての情報をできるかぎり排除しながら日々を過ごしている。(あと10日のガマンなのだ!)というのも、この便利なネット社会のおかげで、アルバム発売前にホンモノの「音源」を含めてほとんどあらゆる情報がネット上にリークされているからだ。その... - マッカートニーⅢ 今日のひとりごと(3)
2020.11.23
今日の1曲:『ブラウン・シュガー』/ローリング・ストーンズマッカートニーⅢの発売日が1週間後ろにずれて12月18日になったそうな・・・。最初の興奮はどこへやら、今やかなりシラケた状態で発売を待っている管理人です(笑)。発売日が後ろにずれた理由は特にアナウンスはされていないようだが、おそらくコロナ関係で製造が遅れていることが原因であると想像している。まあ、ここまで来たら一週間ぐらいはどうでもよいが・・・。... - マッカートニーⅢ 今日のひとりごと(2)
2020.11.04
今日の1曲:『追憶』/バーブラ・ストライサンド衝撃の発表から2週間・・・しかしながら『マッカートニーⅢ』のどのバージョンを買おうかと未だ迷っている人も多いのではないかと思う。かく言う僕もその1人である。というのも、今わかっているだけでも黒、赤、白、緑、黄の5つのカラーが存在することになっているからだ(アナログ盤を含む)。といっても、僕自身はレアものとか、バージョンの違いなどにはまったく無頓着な人間なの... - マッカートニーⅢ 今日のひとりごと(1)
2020.10.27
今日の1曲:『ハング・オン・トゥー・ユア・ラヴ』/シャーデー1970年の『マッカートニー』発売から50年、1980年の『マッカートニーⅡ』発売から40年ということで、『マッカートニーⅢ』に対するファンの期待はいやがおうにも高まってしまうのである。僕自身最初このニュースを聞いたときは本当にびっくりしたし、期待と胸の高まりをどうにも抑えることができなかった。だが、慌ててはいけない。ファンのサガとしてはどうしても歴史... - 『マッカートニー』と『マッカートニーⅡ』を振り返る
2020.10.23
今日の1曲:『アンティシペイション』/カーリー・サイモンさて、めでたく『マッカートニーⅢ』が発売されるとなれば、当然『マッカートニー』、『マッカートニーⅡ』についても改めておさらいしておきたくなるものである。ということで、今日は上記2枚のアルバムについて僕自身の体験とか、評価等々について思いつくままに書いてみたい。残念ながら『マッカートニー』については僕はリアルタイム世代ではないのだが(発売当時7才)... - リンダ・マッカートニー『ワイド・プレイリー』再発売決定
2019.06.11
リンダの遺作ともいえる最初で最後のソロアルバム『ワイド・プレイリー』が8月2日に再リリースされる。リリース情報の詳細についてはユニヴァーサル・ミュージックの以下のページを参照ください。https://www.universal-music.co.jp/paul-mccartney/news/2019-06-07-release/僕は個人的にはこのアルバムに特別な思い入れはないのだが、このアルバムは他の作品にはない一つの大きな特徴がある。それは、このアルバム1枚でウイングス... - 7月12日 ポールのライヴ盤が再発
2019.05.29
7月12日に、ポールのライヴ盤4種類が再発売される。再発売されるライヴアルバムは以下のとおり。日本盤のみ初の紙ジャケット仕様&SHM-CD仕様とのこと。またリマスター盤既発の『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』以外の3枚は2019年リマスター盤となっている。・『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』・『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』・『ポール・イズ・ライヴ~ニュー・ワールド・ツアー・ライヴ!!』・『アメーバ・ギグ』... - 本日発売!エジプトステーション・エクスプローラーズ・エディション
2019.05.17
今日5月17日は『エジプトステーション・エクスプローラーズ・エディション』の発売日である。発売直前の現在、アマゾンミュージックのロック部門で14位。まずまず健闘というところだろうか。業界全体のトレンドとはいえ、ボーナストラックだけのために同じアルバムを2度買わなくてはいけないという状況はやはり僕自身は容認できない。それでも救いはボーナストラックのクオリティが高いということだろうか。『フー・ケアーズ』のロ... - エジプト・ステーション エクスプローラーズ・エディション
2019.04.26
オリジナルの『エジプト・ステーション』に未収録だった曲を含めたCD2枚組の『エジプト・ステーション(エクスプローラーズ・エディション)』の発売がアナウンスされた。発売日は5月17日。日本盤はSHM-CD仕様で3,888円(税込)DISC 2 『エジプト・ステーションⅡ』の収録曲は以下の通り。1. Get Started / ゲット・スターテッド 2. Nothing For Free / ナッシング・フォー・フリー3. Frank Sinatra’s Party / フランク・シナトラ... - エジプト・ステーション VS NEW
2019.03.28
1枚のアルバムをある程度客観的に評価できるようになるまでには、けっこう時間がかかるものである。人によっても個人差はあるだろうが、僕の場合は最低でも3ヶ月から半年、場合によっては1年以上時間がかかることもあると考えている。特にポールのニューアルバムとなると様々な期待や思い入れ、偏愛、妄想の類いが入り混じってくるから始末が悪い(笑)。さすがに50を過ぎると昔ほど現実とかけ離れた評価をすることは少なくなった... - 10年ごとのベストアルバム
2019.03.03
ポールがソロ活動を開始した1970年から数えて今年でちょうど50年目になる。ポピュラー音楽史上最も成功したグループ、ビートルズの一員でありながら、その後さらに50年の歳月を重ねて積み上げてきた作品の数々・・・。僕たちファンはただただその偉大さに唖然とするしかないわけだが、今日はここで少しだけ足を止めてポールのソロ活動期における10年ごとのベストアルバムを検証してみたい。僕が選んだ10年ごとのベストアルバム1970... - 『エジプト・ステーション トラベラーズ・エディション』
2019.02.16
発売が延期になっていたアルバム『エジプト・ステーション』の完全版とも言えるボックスセットが公式にアナウンスされた。その名も『エジプト・ステーション トラベラーズ・エディション』。なるほど、鉄道の駅をコンセプトにしているアルバムだけに、ボックスセットは「鉄道旅行」をテーマにしたというわけか。まあ、いいんじゃないでしょうか。なお発売予定日は5月10日。価格は未定である。プロモーション用の写真はこんな感じ... - ついに・・・
2018.10.19
来ましたな、次回アーカイヴリリースは『ワイルド・ライフ』と『レッド・ローズ・スピードウェイ』に決定のようです。まだデジタル・ダウンロードの情報のみですがアップします。12月7日発売予定。ボーナストラックを見よ。この価格でこの内容はお得です。ワイルド・ライフ(リマスター)レッド・ローズ・スピードウェイ(リマスター)... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その11
2018.10.11
チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドーム14.Caesar Rock/シーザー・ロック最初聴いたときはあまりピンと来なかったが、今では好きな曲の上位に挙げられるほど好きになってしまった曲だ。ポールはこのアルバムでいくつもの野心的な試みを行なっているが、この曲も大胆なアレンジと斬新なアイディアで聴く者をグイグイ引っ張っていく力がある。タイトなドラムでロックかと思い... - 『エジプト・ステーション』チャート動向
2018.10.10
『エジプト・ステーション』発売4週後のチャートの動きをまとめておこう。まず全米1位を獲得したビルボードだが、残念ながらその後チャートは急落している。初登場1位 → 8位 → 55位 → 72位このままでは来週には100位圏外に落ちてしまうのではないかという感じだ。アメリカツアーが来年に持ち越されたこともマイナス要因として考えられるのかもしれない。代わって本国イギリス、オフィシャルチャートの動きだが・・・初登場3... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その10
2018.10.10
13.Do It Now/ドゥ・イット・ナウポールはインタビューで「Do it now(今すぐやりなさい)」が彼の父親の口癖だったと語っている。子供の頃、おそらく似たような事を親に言われた経験のある人も多いのではないだろうか(笑)。つまりこの曲は亡き父の事を念頭に置いて作った曲なのだ。そう考えながら聴くと、たしかにこの曲には他の曲にはない優しさ、愛おしさといった感情が伝わってくるような気がしてくる。ちょっと宗教的な... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その9
2018.10.06
チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドーム12.Back In Brazil/バック・イン・ブラジルこのアルバムでポールはいくつもの冒険を試みていると感じられるのだが、『バック・イン・ブラジル』も今までやったことのない音楽をやってみようという強い意志が伝わってくる曲である。長くポールの音楽を聴き続けてきた僕のようなファンにとっても、このような曲にはついつい身構えてしま... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その8
2018.10.04
チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドーム11.Dominos/ドミノズ『エジプト・ステーション』屈指の名曲の一つで、この曲が一番好きというファンも多いだろう。僕自身はこの曲を「もしもこの曲がビートルズの新曲だったとしたら・・・?」と想像してみたら、とても気分がハイになってしまった(笑)。というのも、もしビートルズが解散していなかったら、この曲をビートルズのニ... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その7
2018.10.03
チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドーム9.People Want Peace/ピープル・ウォント・ピース『ハッピー・ウィズ・ユー』を『マザー・ネイチャーズ・サン』PartⅡとするなら、『ピープル・ウォント・ピース』は『パイプス・オブ・ピース』PartⅡといったところだろうか。平和と自由を歌った『フリーダム』では、肩に力が入り過ぎてメッセージが空回りしたという印象があったものだ... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その6
2018.10.02
チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドーム8.Confidante/コンフィダンテすべての曲が良作で占められている『エジプト・ステーション』だが、最初に聴いたときの印象ではこの曲と、『ドゥ・イット・ナウ』が楽曲的にやや弱いかなというのが僕の個人的な印象だった。しかし、あとでこの『コンフィダンテ』も『ドゥ・イット・ナウ』も共に詩の面で非常に重要な作品であることを知り... - 『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その5
2018.09.30
チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドーム7.Fuh You/ファー・ユーポールにしては久々に歌詞でマスコミを賑わした曲になった。しかし欧米では熱烈なファンの中にも嫌悪感を露わにするコメントが続出。僕も一時はどうなることかと冷や冷やしたものだが、セールス的に特に大きな影響はなかったようだ。アルバムの出来がいいのだから、なにもわざわざマイナス要因になりそうな曲を...