ザ・ビートルズ:ゲット・バック カテゴリ記事一覧
- 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その33
2022.03.22
視聴後の感想(6)今日は多くのビートルズファンを敵に回すような事を書くことになる。特にジョンファンの方々にとっては気分を害されるような内容になるかもしれないことを予めお断りしておく(おそらく読まないほうがいいかもしれない)。だが、今日書く内容は僕が長年心の中に抱き続けてきたものであり、それを今日の今日までストレートに書かなかったのは、やはり僕もまたジョンが大好きだからだ。それに、僕の中で「その考え... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その32
2022.03.08
視聴後の感想(6)創造性の頂点にあったポールこのブログはポールのファンブログなので、今日はポールへの思い入れ全開で『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想を書いてみたい(笑)。このドキュメンタリーを観て僕が素直に思ったこと(もしくは再確認したこと)の一つが、ポールはこのとき人生の中で最も創造性に溢れた時期にあったということである。こと曲作りに関しては長い間ポールと互角に渡り合ってきたと信じられてきた... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』公式ポスター
2022.02.24
一番有名な『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』公式ポスターが売り切れで、再入荷の見込みが立っていないというので、調べてみたら他にも公式ポスターというのが販売されていたので共有しておこうと思う。勝手に「公式」とは使えないはずなので、おそらく本物と思われるし、実際にポスター自身の出来を見ても、どれもレベルが高いのでいちおう信用してもよいと思われる。値段も1200円と手ごろである。... - 追記・修正『ゲット・バック』に早くもBlu-ray & DVDが登場!!
2022.02.15
先日お伝えした『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』Blu-ray&DVD発売の情報について続報をお届けする。残念ながら前回お伝えしたBlu-rayとDVD(おそらく輸入版と思われる)は、現在「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」との表記がされ、価格も表示されなくなってしまった(以前に表示されていた価格はBlu-rayが4000円台、DVDが3000円台だった・・・)。代わりに「コレクターズセット」と題して、約4倍... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』収録曲 全曲データ
2022.02.14
合計8時間近くにも及ぶドキュメンタリー大作『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』。本編自体の長さもさることながら、その収録曲数の多さも過去に類を見ないものとなっている。とにかくこの作品は過去に存在したあらゆる種類の音楽ドキュメンタリーを質、量共に凌駕する音楽界の一大金字塔である。そこには文字通りビートルズのすべてが詰まっていると言っても過言ではない。ビートルズ最後にして最高の映像作品が50年間も倉庫に眠... - 『ゲット・バック』に早くもBlu-ray & DVDが登場!!
2022.02.09
現在ディズニープラスで配信中の『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』が早くもBlu-ray & DVDで発売が決定したので速報としてお届けする。パッケージは英語のようだが商品説明を確認したところ、字幕に日本語の記載もあったのでおそらく問題はないと思われる。またBlu-ray、DVD共に3枚組だが特典映像等の説明はないため、おそらくディズニープラスで配信されたパート1,2,3の本編映像のみが収録されていると思われる。ザ・ビートル... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その31
2022.02.03
視聴後の感想(5)ジョンとポールについてこのドキュメンタリーを通して、ジョンとポールの関係性というものが今までになかったほど鮮明に浮かび上がってきたと僕は思う。中でも僕が最も強く感じたのは、彼らの絆の強さである。レノン=マッカートニーという世界最強のパートナーシップは、他の誰一人として立ち入ることのできない「ある特別な領域、もしくは磁場」とでもいったものを形成していた。2人のスイッチがオンになった... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その30
2022.02.02
視聴後の感想(4)このドキュメンタリーについて、ポールとリンゴが語った言葉を引用しておこう。ポール「ピーター(ジャクソン監督)が、僕たちのアーカイブを発掘して、ビートルズがレコーディングする真の姿を示してくれたことを本当に嬉しく思うよ。」リンゴ「何時間もの間、僕たちはただ笑い、一緒に音楽を演奏しているだけなんだ。『レット・イット・ビー』の映画とは違ってね。たくさんの楽しいシーンがあるんだ。ピーター... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その29
2022.02.01
視聴後の感想(3)このプロジェクトがスタートしたのは1969年1月2日。それでは、その前にビートルズは何をしていたのかを調べてみたところ、前年の1968年11月22日に『ホワイト・アルバム』がリリースされていた。つまりあの2枚組超大作発売のわずか40日後にこのプロジェクトは始まっていたのである。あれだけの数の曲を放出したあとでは、普通ならば曲の在庫がスッカラカンになっていても何の不思議もない。だから、僕はこのプロ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その28
2022.01.31
視聴後の感想(2)世界中のビートルズファンの度肝を抜いた『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』・・・果たしてその評価やいかに??現在世界に存在する映画データベースの中で最も規模が大きく、また客観的で信頼できる情報源として、僕は長年IMDB(Internet Movie Data Base)を愛用してきた。これは世界中の映画愛好家が自由に自分の意見を発表でき、また誰でも10段階で評価を付けられるサイトとして高い評価を得ている。個人的... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その27
2022.01.29
視聴後の感想(1)とにかく「すごいもの」を観てしまったというのが正直な感想である。僕がビートルズを聴き始めたのは1976年頃・・・。当時はスマホも、パソコンも、ビデオデッキもない時代だった。だから、ビートルズファンの僕たちは常に「動くビートルズ」(つまり彼らの動画)に飢えていた。なぜなら僕たちに手に入るものといえば、ファンクラブの会報や音楽雑誌に掲載される写真か、テレビ放送か(もちろん録画はできなかっ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その26
2022.01.27
この記事にはネタバレが含まれます。【22日目】 1月31日(金) 最終日新年1月2日に始まったプロジェクトもいよいよ最終日を迎えた。誇張表現でもなんでもなく、僕たちは丸1か月もの間、ビートルズのリハーサルとレコーディングに至近距離で立ち会うという、これ以上ない体験をしたことになる。まさしく「ヴァーチャル・ツアー」、「マジカル・ミステリー・ツアー」である。50年余の時を超えて僕たちファンに届けられたビートルズ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その25
2022.01.26
この記事にはネタバレが含まれます。【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサートを終えて映画『レット・イット・ビー』ではビートルズ4人が屋上での演奏を終えた直後にエンド・クレジットが流れたと記憶しているが、『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はまだ終わらない。場面は再び地下のコントロールルームへと移される。今終わったばかりの演奏のプレイバックを聴くために全員がそこに戻ってきたのである。ここで交わさ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その24
2022.01.25
この記事にはネタバレが含まれます。【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート本番(2)"One After 909"『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』に続いて、この曲もここで演奏されたテイクがアルバム『レット・イット・ビー』に正式採用されたことが、画面下のテロップで告げられる。一発勝負、10台のカメラ、屋外、しかも冬のロンドンの寒空の下という過酷な条件のもとで、ビートルズは次々にベストテイクを生み出してゆ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その23
2022.01.21
この記事にはネタバレが含まれます。【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート本番(1)ついにアップルビル屋上に現れたビートルズ。ここまで来るには様々な紆余曲折があった(そして、僕たちはその経緯をつぶさに見てきた)。だが、彼らが今直面しているもの。それはやり直しのきかない一発本番のライヴ演奏であった(実際、彼らはその日その時まで屋上で1曲たりとも演奏していなかった)。並みのグループならばプレッ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その22
2022.01.18
この記事にはネタバレが含まれます。【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート直前新年1月2日から始まったセッションも、今日は1月30日。僕たちはほぼ丸々1ヵ月という長期に渡ってビートルズの動向を追ってきたことになる。一つのグループをここまで詳細に追ったドキュメンタリーがこれまで他に存在したかどうかを僕は知らない。しかし、ことビートルズに限っていえば、カラー映像で4人が演奏したり、自由に会話したりす... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その21
2022.01.15
この記事にはネタバレが含まれます。【20日目】 1月29日(水)いよいよルーフトップコンサートが翌日に迫った。しかし、現実には1日前だというのに、まだメンバーたちの心は揺れていたのである。それゆえ、この日はビートルズと監督、プロデューサー、スタッフたちがスタジオに集まってルーフトップコンサートをやるかどうかを話し合う場面から始まる。アップルビル地下のスタジオに拠点を移してから、音楽的にはあらゆる意味で改... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その20
2022.01.13
この記事にはネタバレが含まれます。【19日目】 1月28日(火)悪天候予報によってルーフトップコンサートが1日延期されたことにより、ビートルズに残された時間は今日と明日の2日のみとなった。だが今日も4人は元気いっぱいだ。一日の始めに、残された時間になにをやるべきかが話し合われる。そしてジョンが言う、「ドント・レット・ミー・ダウンとアイヴ・ガット・ア・フィーリングはもう十分にやった。もういい。まとまってない... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その19
2022.01.11
この記事にはネタバレが含まれます。【18日目】 1月27日(月)これまで18日間分のビートルズのリハーサル&レコーディングを見てきたが、この日の映像はあらゆる意味で特別すばらしいものとなっている。なによりも4人の表情が実に生き生きとしているのである。『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』は合計8時間近い大作だが、この1月27日~ルーフトップコンサート~エンディングまでの約2時間に渡る映像は単純に全体のハイライトと... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その18
2022.01.10
この記事にはネタバレが含まれます。第3部(Part 3)【17日目】 1月26日(日)以下の日本語字幕から第3部(Part3)が始まる。「アルバムと実現微妙なショーを目指して16日。1月末までに終了させる必要がある。最新案は自社ビルの屋上でのライヴ。日程は3日後である。」ついにルーフトップコンサートが1月29日(水)に行われることが決定された。残された日数はあとわずか3日間・・・ということで、今日もビートルズの4人は休... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その17
2022.01.06
この記事にはネタバレが含まれます。【16日目】 1月25日(土)これまで土曜日はオフだったが、この日は休み返上でのレコーディングである。思えばこのプロジェクトがスタートしたのも「正月早々」1月2日からだった。もうすでに富も名声も得ていたはずの4人だが、まあよく働いているなと思う(笑)。冒頭には4人がインドに行っていたときのプライベートビデオらしき映像も流される。こちらの画像は荒いままだが、リストアが不可能だ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その16
2022.01.04
この記事にはネタバレが含まれます。【15日目】 1月24日(金)この日は4人が雑談をするシーンから始まる(この日ビリー・プレストンは他の仕事で遅れていた)。ビリーをバンドに加えることや、ギャラのこと、彼のレコードをジョージがプロデュースすることなどが話し合われる。"On The Road To Marrakesh"のちにジョンがアルバム『イマジン』に収録した『ジェラス・ガイ』の原曲。ジョンが「30人のストリングスをつける」と言って... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その15
2022.01.03
この記事にはネタバレが含まれます。【14日目】 1月23日(木)"Freakout" Jamこの日はジョン、ヨーコ、ポールの3人による即興ジャムセッションの映像から始まる。ジョージとリンゴはまだ来ていないのだ。悪名高きヨーコのおたけびが続く。しかし、ジョン(ギター)とポール(ドラムス)はノリノリでセッションを楽しんでいる。まだジョージとリンゴがいない空間であるがゆえに始まったセッションかもしれなかった。しかし、この場... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その14
2022.01.02
この記事にはネタバレが含まれます。【13日目】 1月22日(水)この日もコーヒーとトーストで朝食を取りながら談笑する4人の姿から1日が始まる。この映像を見ていったい誰が解散直前のグループと思うだろうか?たとえどんなに想像力を働かせたとしても、僕にはそんなことが可能であるとは思えない。たしかに多少の軋轢はあったかもしれない。だが、彼らはそれらを過去に何度も乗り越え、1969年1月のこの時点でも尚息の合った、仲の... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その13
2021.12.25
この記事にはネタバレが含まれます。【12日目】 1月21日(火)今日もスタジオに一番早く到着しているのはリンゴである。リンゴが言う、「昨日はここに入って何かほっとしたよ」。リンゼイ・ホッグ監督「確かにトゥイッケナムは妙な何かがあったね」リンゴ「僕らにはこっちのほうがいい」これはビートルズだけでなく、おそらくあの場所にいた全員が感じていたことではないだろうか。僕には霊感はないが、霊能力のある人が見ればあ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その12
2021.12.24
この記事にはネタバレが含まれます。【11日目】 1月20日(月)年明け1月2日からスタートしたリハーサルだったが、今日はもう1月20日。当初の予定は大幅に変更された中で新スタジオリハーサル初日を迎える。だが未だスタジオは完成していなかった。しかし、ともかくスタジオ未完の状態で本日からリハーサルは再開され、録音は翌1月21日(火)から開始の予定となったのである。というわけで、この日撮影は許可されず、ビートルズ4人... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その11
2021.12.23
この記事にはネタバレが含まれます。【10日目】 1月16日(木)トゥイッケナム・スタジオ最終日この日はマル・エヴァンズがリンゴのドラムを片付けているシーンから始まる。繰り返しになるが、世界一のバンドであるにもかかわらず、ここでも作業にバイトなどは雇わず、基本的に身内だけで何もかもこなしているところが興味深い。なんと驚いたことに、この日ポールだけがデモ録音のため一人トゥイッケナムスタジオに姿を現し、ピア... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その10
2021.12.22
この記事にはネタバレが含まれます。【9日目】 1月14日(火)ジョージがいない3人のビートルズによるリハーサルが続く。この日は冒頭からポールがピアノの前に座り、カチンコ係の青年に弾き語りを披露するシーンから始まる。まだジョンとリンゴはスタジオに姿を見せていない。"Bonding"まずはレノン/マッカートニーの未発表曲で小手調べ。"Martha My Dear"次にピアノから流れてきたのはファンにとってはとてもなじみ深いメロディ... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その9
2021.12.20
この記事にはネタバレが含まれます。第2部(Part 2)【8日目】 1月13日(月)冒頭、黒い背景に以下のテロップが流れる。「アルバムと特番のリハーサルが続く中、不満を抱えたジョージが金曜日バンドを脱退する。日曜日の会合で問題は解決せず、プロジェクトのみならず、グループの先行きも不透明に・・・。」4人揃っての日曜日のミーティングで問題が解決しなかったことが、当時の状況の深刻さを伝えている。それはまったく冗談... - 『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その8
2021.12.17
この記事にはネタバレが含まれます。【7日目】 1月10日(金)この日は音楽出版社のディック・ジェームズがスタジオでポール、リンゴ、リンゼイ・ホッグ監督、グリン・ジョンズらと音楽の版権等について談笑する場面から始まる。ジョンとジョージはまだ姿を見せていない。ビートルズの曲をノーザンソングスが買ったという話も出てくる。途中でジョージとジョンも合流し、本日のリハーサルが開始される。どうやら4人とも音楽出版に...