ポールの曲 カテゴリ記事一覧
- ポールの曲:『Beautiful Night(ビューティフル・ナイト)』
2020.07.19
今日の1曲:『イエスタデイ・ワンス・モア/カーペンターズ』今回『フレイミング・パイ』のリマスター盤を発売するに当たり、ポールは1997年の発売当時と同じ時系列でシングル盤①『ヤング・ボーイ』②『ワールド・トゥナイト』を順に無料公開してきた。そして今回の『ビューティフル・ナイト』が3枚目のシングルとなる。ファンにとっては誠にありがたい話で、ここまで既にデモバージョンを含めて12トラックが無料公開されたことにな... - ポールの曲:『Survenir(スーべニア)』
2019.11.20
今でこそポールソロ期の名盤の一つに数えられる『フレイミング・パイ』だが、発売当時、わが国日本での評価は割合と地味なものであった(オリコン最高位14位)。また日本とは裏腹に、本作はアメリカで本格的なチャートカムバック(最高位2位)を果たした記念すべき作品でもあるのだが、個人的にはこのアルバムの本当のよさに気づくまでには10年以上の時間を要したという思い出がある。要するにアルバム全体のカラーがポールにして... - ポールの曲 『Take It Away(テイク・イット・アウェイ)』(2)
2019.11.15
『テイク・イット・アウェイ』過去に数えきれないほど聴いてきた曲だが、今日アマゾン・ミュージックのULTRA HD音質で聴いていたら、冒頭のドラムスの音がやけに心地良く響いてきたのでびっくりしてしまった。「そういえばこの曲、リンゴとスティーヴ・ガッドのツインドラムだったよな・・・」曲を止めて、改めて最初から聴き直してみる・・・。左チャンネルから聴こえてくる深く弾むようなドラムの音は明らかにリンゴのものではな... - ポールの曲:『ハンド・イン・ハンド』『ドミノズ』
2019.06.05
『エジプト・ステーション』が発売されてから約9カ月が経過した。2019年6月4日現在のアマゾンカスタマーレビューの平均値は4.3(5点満点)、念願の全米チャートNo.1返り咲きも達成し、2019年という「今」もポール・マッカートニーはクリエイターとして世界のトップレベルにあることを強く印象づける作品になったと思う。76才という年令を考えると、これは本当に本当にすごい事だ。こういう記事を書くたびに繰り返し僕の脳裏に浮か... - ポールの曲:『ザ・メス(The Mess)』
2019.01.30
昨年末に発売された『レッド・ローズ・スピードウェイ』リマスター版のボーナストラックとしてめでたく収録された隠れた名曲『ザ・メス』。もともとは1973年、大ヒットシングル『マイ・ラヴ』のB面として発売されたが、当時のアナログシングル盤を買いそびれた人はなかなかこの曲を聴く機会がなかったにちがいない。幸い僕はこのシングル盤を持っていたので、学生時代それこそ針が擦り切れるほど(死語)聴いたものだ。なにしろこ... - ポール2019年元日にニューシングル『Get Enough(ゲット・イナフ)』を発表
2019.01.08
ポール関係の話題はしばらくお休みと思っていたので完全にノーマークだったのだが、ポールがまたやってくれた!なんと2019年1月1日にニューシングルを発表していたのだ。タイトルは『Get Enough(ゲット・イナフ)』ただ、このシングルはデジタル配信のみのようだ。Amazon Music Unlimited でも聴ける。しかし、このシングル・・・今ファンの間で大変な賛否両論を巻き起こしているのだ。その理由は、一度聴けばわかるはず・・・。... - ポールの曲:『ママズ・リトル・ガール/Mama's Little Girl』
2018.12.08
いよいよ発売になった『ワイルド・ライフ』と『レッド・ローズ・スピードウェイ』のリマスター版。どちらも出来は良いが、やはり元々作品と録音のポテンシャルが高い『レッド・ローズ・スピードウェイ』ほうがよりリマスターの恩恵を受けていると思う。特に『レッド・ローズ・スピードウェイ』はヘッドフォンで聴くと左右のチャンネルの音がスッキリ、クリアになり完全に生まれ変わった印象を受ける。これまで個人的にあまり評価し... - ポールの曲:『フィギュア・オブ・エイト』『今日の誓い』(ライヴ・バージョン)
2018.04.25
『フィギュア・オブ・エイト』と『今日の誓い』。この2曲のライヴバージョンが収録されている『トリッピング・ザ・ライヴ・ファンタスティック』というライヴアルバムは、総じてポールの声の調子が良くなかったために、ワールドツアーの興奮とは裏腹にセールス的には今一つ振るわなかったという記憶がある(英17位、米26位)。ただ面白いのは、日本では最高位12位を記録していて、いかに日本のファンがこのツアーを待ちわびていた... - ポールの曲:『レインクラウズ(Rainclouds)』
2018.02.03
前回の続き。クルマの中ではあったが、久しぶりにポールのアルバムを続けて何枚か聴いたことにより、僕の中で多くの気づきが起こったのである。そのうちの1つが、『タッグ・オブ・ウォー』アーカイヴ・コレクションのボーナストラック、特に最後の3曲のすばらしさだった。『エボニー・アンド・アイヴォリー』ソロ・バージョン『レインクラウズ』『アイル・ギヴ・ユー・ア・リング』3曲全部について書いていたら長くなるので、今日... - ポールの曲:『トゥー・メニー・ピープル(Too Many People)』
2018.01.31
最近ポールの音楽から遠ざかっていた管理人です(笑)。人生も50年以上生きていると、どんなに好きなビートルズやポールの音楽でも、「しばらくは聴きたくない」「聴かないでもやっていける」と思える期間というのがあるものである。振り返れば、若い時には「音楽なしには1日も生きていけない」などと思っていたものだが、それも遠い昔の話になりつつある・・・。きっとこれが年を取るということなのだろう(しんみり)。しかし反面... - ポールの曲:『アプリシエイト(Appreciate)』
2016.07.17
『ピュア・マッカートニー』の収録曲を見ていると、ポール自身が好きなアルバムというのがなんとなく見えてくる。特にウイングス以降に絞ってみると『フレイミング・パイ』(8曲)、『NEW』(5曲)、『ケイオス・アンド・クリエーション・イン・ザ・バックヤード』(4曲)がこれといった大ヒット曲がないにもかかわらず突出しているのがわかる。このあたりを見ても、『ピュア・マッカートニー』はいわゆる万人向けの集大成的なベ... - ポールの曲:『トゥー・マッチ・レイン(Too Much Rain)』
2016.07.01
シングルにするほどの派手さはないが、一生聴き続けてゆきたくなるほど大事な曲、重要な曲というのがポールの作品にはたくさんある。それはファンならば誰しもが気付いていることだろう。僕にとって『トゥー・マッチ・レイン』とはまさしくそんな一曲である。名盤と誉れ高い『ケイオス・アンド・クリエーション・イン・ザ・バックヤード』の中でも、ひときわ宝石のように光り輝くポールらしいメロディアスな一品だ。歌詞など全部わ... - ポールの曲:『やさしい気持(Warm and Beautiful)』
2016.06.27
せっかくベストアルバムが出たというのに、文句ばかり言っていたのではつまらないので、これからアルバム収録曲から数曲をピックアップして記事を書いてゆきたいと思う。『やさしい気持』 Warm and Beautifulは、昔からずっと好きな曲の一つである。しかし、ウイングス時代はおろか現在に至るまで僕はこの曲がラジオなどでオンエアされているのをほとんど聴いたことがないし、ポールのソロ期の名曲の一つとして紹介されているのを... - ポールの曲:『コアラへの詩(Ode to a Koala Bear)』
2016.01.29
1983年の全米No.1ヒット『セイ・セイ・セイ』のB面として発売されたが、以後CDでの再発がなかったため長い間一部のオールドファンを除いて無名の曲となっていた。今回『パイプス・オブ・ピース』のリマスター化によってボーナストラックの1曲としてめでたく日の目を見たというわけである。ああ生きていてよかった(笑)。かくいう僕も当時アナログのシングル盤を買いそびれてしまったファンの一人である。しかし、この曲をスタイ... - ポールの曲:『トゥワイス・イン・ア・ライフタイム(Twice In A Lifetime)』
2016.01.17
『パイプス・オブ・ピース』リマスター盤のボーナスディスクは1曲ずつ取り上げたいほど内容が濃いのだが、まずは個人的に一番好きな曲をピックアップしておきたい。『トゥワイス・イン・ア・ライフタイム(Twice In A Lifetime)』この曲がアルバムのアウトテイクだと誰が信じられるだろうか?しかし、この曲が『パイプス・オブ・ピース』のレコーディングセッションで録音されたことは紛れもない事実である。ただこの曲は元々同... - ポールの曲:『ザ・マン(The Man)』
2015.11.20
美しい曲である。今回のリマスター盤発売で『タッグ・オブ・ウォー』よりもむしろ『パイプス・オブ・ピース』の良さを再認識したファンはけっこう多かったのではないだろうか。そして僕がもう1つ再確認したのはポールとマイケル・ジャクソンのコラボレーションのすばらしさだった。純粋に共作という観点からみれば、僕はポールとマイケルのほうがスティーヴィーとのそれよりもはるかに成功したと思っている。一人のアーティストと... - ポールの曲:『サムバディ・フー・ケアーズ(Somebody Who Cares)』
2015.08.30
リマスター盤の発売が近いということで改めて注目が集まっているが、今さらながら『タッグ・オブ・ウォー』というアルバムの完成度の高さ、収録されたきら星のごとき楽曲のすばらしさに驚かされてしまう。当時「ビートリィ(ビートルズ風の)」という言葉が宣伝文句のように使われていたが、今聴いてもまるでビートルズが戻ってきたかのような錯覚さえ覚えてしまう。今回取り上げる『サムバディ・フー・ケアーズ』もポールの叙情的... - ポールの曲:『ドレス・ミー・アップ・アズ・ア・ラバー(Dress Me Up As A Robber)』
2015.07.08
アルバム『タッグ・オブ・ウォー』の中で最もスピード感があり、なおかつスタイリッシュでカッコイイ曲、華のある曲といえばこれ。こんなにもいい曲がアルバムの最後から2曲目に控えており、ラストが大ヒット曲の『エボニー・アンド・アイヴォリー』となれば、このアルバムが売れないはずなどはなかった。というわけで、最後まで手を抜かずにサービスしまっせ~的なポールの心意気を感じてしまう1曲である。元々この曲は3曲のデモ... - ポールの曲:『アナザー・ガール(Another Girl)』
2015.06.15
ポールが今年4月28日の武道館公演で世界で初めてライヴ演奏したことはまだ記憶に新しい。なにしろ1965年に発表された曲であり、ビートルズ時代でさえ一度もステージでやったことのない曲なのだからリアルタイムで武道館にいた人たちの驚きはさぞ大変なものであっただろうと思う。しかしこの曲、一般的にはビートルズの曲の中では意外と低評価だったと聞いて僕は2度驚いてしまった。ポールびいきの僕にしてみれば、この曲はアルバム... - ポールの曲(番外編):『マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ(My One And Only Love)』
2015.03.14
今回あえて(番外編)としたのは、実際にはこの曲はポール自身の手になる曲ではないからである(つまり他人の曲のカバー)。しかし、それでもこの曲をあえて選んだのにはもちろん訳がある。それはこの曲の出来があまりにもすばらしいにもかかわらず、この曲がアルバム・アウト・テイク(ボーナス曲)であるためにほとんど知られていないからだ。この曲は2012年に発売されたポール初のジャズ・スタンダード・カバー・アルバム『キス... - ポールの曲:『イフ・ユー・ウォナ(If You Wanna)』
2015.02.28
ポールの来日間近ということで、今日は個人的にポールに1度でいいからライヴでやってほしい曲ということで選んでみた。左右のスピーカーから溢れ出す流麗なアコースティックギターの多重録音が何にも増して心地良いこの曲は、名作『フレイミング・パイ』の中でも特に好きな曲のひとつである。何度聴いてもけっして飽きのこないこの独特の心地良さはいったいどこから来るのだろう?不思議に思ったので久しぶりに『フレイミング・パ... - ポールの曲:『あの娘におせっかい(Listen To What The Man Said )』
2015.01.16
ポールは数えきれないほどのいわゆる“名曲”を世に送り出しているが、ことポップソングという括りで考えたなら、僕は『あの娘におせっかい』がある意味永遠にベストソングであり、誰もこの曲を超えるポップソングは書けないのではないか、と思うことがある。もちろん実際にはそんなことはないだろう。世の中はすばらしいポップソングに満ち溢れているから。しかし、この種の幻想というのはポール・マッカートニーの音楽に心底魅せら... - ポールの曲:『ニュー(NEW)』
2014.12.13
ポール最後の大ヒットシングルはいったい何だったろうか…。人によって意見は違うだろうが、僕自身は1984年の『ひとりぼっちのロンリーナイト(No More Lonely Nights)』が最後だったと思っている(英2位、米6位)。もちろんそれ以降もポールはいわゆる大ヒットとなり得る潜在力を秘めた曲を次々と発表しつづけた。『プレス』『マイ・ブレイヴ・フェイス』『明日への誓い』『ヤング・ボーイ』『ファイン・ライン』『オンリー・ママ... - ポールの曲:『セイヴ・アス(Save Us)』
2014.12.01
アルバム『NEW』のオープニングを飾る曲であり、今現在も継続中のポール・マッカートニー・アウト・ゼア・ツアーの2曲目として今やポールのライヴには欠かせない曲として定着しつつある『セイヴ・アス』。約1年前、最初にこの曲を聴いたときは「なんじゃこりゃ?いかにも3流ロックバンドが作りそうな軽い曲だな~」(特にイントロ)と、思わず苦笑いしてしまったことを思い出す。しかし今ではその印象が全くの誤りであったことを痛... - ポールの曲:『ヘル・トゥ・ペイ(Hell To Pay)』『デーモンズ・ダンス(Demons Dance)』
2014.11.04
『ニュー・コレクターズ・エディション』(海外盤)が届いた。お目当てはやはり未発表の新曲2曲である。ポールのアウトテイクには質の高いものが多いとかねてから定評があるが、今回もその例に漏れず・・・というのが個人的な第一印象である。淡い期待をかけて同じアルバムのために追加で3千円余りを投資してみたが、結果的には大満足。ま、異論もあろうかとは思うが、僕自身は「またしてもやってくれましたねポールさん」という感... - ポールの曲:『サリーG』
2014.10.08
大ヒットシングル『ジュニアズ・ファーム』のB面で、ポールにしては非常に珍しい本格的なカントリー・ソング。今年11月に発売される『ヴィーナス・アンド・マース』アーカイヴ・コレクションのボーナスディスクにも収録予定だが、これまではなぜか『スピード・オブ・サウンド』のボーナス・トラックとして収録されていた。そのため、この曲が『スピード・オブ・サウンド』と同時期にレコーディングされたと思っている人もいるかも... - ポールの曲:『マスト・ドゥ・サムシング(Must Do Something About It)』
2014.08.17
『スピード・オブ・サウンド』はポールが全11曲中わずか6曲しかリードヴォーカルを取っていない悪名高き?アルバムとしても知られている(笑)。ポールのアルバムを買う人たちは、他でもないポールの声を聴きたいからこそアルバムを買うのである。なのにこのアルバムに限ってはポールが歌っている曲は約半分しかないというわけなのだ。もちろんこんなアルバムは他にはないし、そういう意味ではこのアルバムは極めて特異な作品とい... - ポールの曲:『ラヴ・イン・ソング(Love In Song)』
2014.08.12
『ヴィーナス・アンド・マース』アーカイヴ・コレクションのリリース(9月24日)を記念して、まずはこの曲を取り上げてみたい。『ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ』というポールのキャリア史上稀に見る豪華絢爛なアルバムオープナーを引き継ぎ、極めてゆっくりと立ち上がるのがこの曲『ラヴ・イン・ソング』である(邦題『歌に愛を込めて』)。アルバムの体裁上は『ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ』はメ... - ポールの曲:『ディストラクションズ(Distractions)』
2014.07.03
アルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート』収録。1989年発売。『フラワーズ・イン・ザ・ダート』は1990年のソロ初来日公演の直前に発売されたアルバムであり、ファンにとっては非常に思い出深い作品である。日本公演と連動していたこともあり、僕も発売当時は数えきれないくらい繰り返し聴いたものである。にもかかわらず『ディストラクションズ』という曲は僕にとっては長い間好きでも嫌いでもない、どちらかといえば中途半端な作... - ポールの曲:『サム・ピープル・ネヴァー・ノウ(Some People Never Know)』
2014.06.17
1971年に発売されたウイングスのデビューアルバム『ワイルド・ライフ』からの1曲。アナログLP時代は、僕はこのアルバムのA面を「ロック・サイド」、B面を「バラード・サイド」と考えていた。そしてA面は嫌い、B面は好きだったが(笑)、この曲はB面の1曲目に収録されていた。ウィキペディア英語版によると、アルバム『ワイルド・ライフ』のレコーディングに費やされた時間はわずか1週間余り、『ビップ・バップ・リンク』と『マンボ...