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日本を取り戻すために

ブログの更新がないのに来ていただいている読者の皆さまありがとうございます。

今、日本は大変な状況にあると思います。このままではいけない、このままでは日本はダメになる、とずっと前から思ってきました。

でも、この状況を変える力は自分にはないし、どんなに叫んでもどうしようもない。もうこのまま流れに任せて日本の没落を黙って見守っていくしかないのか・・・。正直そう思ってきました。

ところが、思いがけない事が起こりました。

日本を愛する数名の人が立ち上がり、「参政党」という政党を作りました。僕がこの政党の存在を知ったのは約1年ほど前でしょうか。YouTubeの動画を通してでした。そこで語られていることには共感しましたが、「どうせこんなちっぽけな政党には何にもできないし、大衆も彼らを支持することはないだろう」と思い、それきりになっていました。

ところが、今参議院選挙を前に、参政党への国民の支持が炎のように広がっているのを知りました。

彼らは真実を語っています。彼らは今の日本を変えることのできる唯一の希望、光と言えます。

おそらく権力や利権を持っている人々は、これからあらゆる手を使って彼らを潰そうとしてくるでしょう。

だから、もう日本人も黙っていてはいけない。ここで僕たち一人一人が立ち上がらねばならないのです。

政治にまったく関心のなかった僕が、参政党の党員になりました。そして、そんな人が今全国で急速に増えています。もうすでに7万人近い人(6/25現在)が参政党の党員になっているのです。

このブログを通して僕と縁のあった方々には、ぜひこの政党について知っていただきたいと思います。

以下にいくつかの動画のリンクを貼っておきますので、内容についてはそれぞれ御自身でご判断いただければと思います。

参議院選挙は7月10日です。この日までに、我々はこの日本に真の市民運動を起こさねばなりません。僕はただ情報を伝えただけで、決めるのはあなた御自身です。よろしくお願いいたします。

https://www.youtube.com/watch?v=9HdwHRSO0Vg

https://www.youtube.com/watch?v=cI179PXhr88

https://www.youtube.com/watch?v=ZxvWxDN32Ng&t=96s

参政党ホームページ
https://www.sanseito.jp/

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Got Back Tour始まる

ついに、ついに、待ちに待った(でもない?)ポールの新しいツアー”Got Back Tour”がアメリカ、ワシントン州、スポーケンから始まった。

すでにライヴの模様も次々とYouTube上にアップされている状況で、もうご覧になったファンも多いことであろうと思う。

まずはポールの変わらずお元気な姿にまずは惜しみない拍手を送りたい。パチ、パチ、パチ!!

それにしてもポールは現在79才であり、6月18日にはなんと80才を迎えようとしているのだから、2時間を超える単独ライヴを行うというただそれだけで驚異的な体力と健康を維持していることだけは間違いない。僕は今59才だが、たった1曲をフルコーラスで歌うだけでも、ハアハア、ゼイゼイしてしまい、声が裏返ってしまうという情けない状況(笑)。2時間以上もステージに立ち続け、30曲以上歌うなんていうのは恐ろしいを通り越してもはや奇跡以外の何ものでもないのである。

声がかすれようと、高音が出なかろうと、ただその圧倒的な存在感でステージに立ち続けるポールにはもう完全に降参である。僕自身はもう彼のライヴには行かないであろうが、本当に頭が下がる。命あるかぎり、もう気の済むまでとことんやり続けて欲しいと思う。この人をずっと追いかけてきてよかったと心から思うのである。ありがとう、ポール。涙、涙。

さて、今回のライヴのハイライトはなんといっても、ジョンとの「共演」であろう。現代テクノロジーのおかげで、ルーフトップコンサートでの『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』の映像を使ってなんとジョンとのデュエットが実現してしまったのだ。これに感動しないファンはいないだろう。

そんなわけで、ポール・マッカートニーの現役は続く。今、この時がかけがえのない奇跡の連続であると思う今日この頃・・・。ただ毎日生きていられるだけで僕は幸せだ。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』 DVD情報

ついに発売日が6月30日まで延期されてしまった『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』 のパッケージ版リリース。

しかも、価格が海外に比べてべらぼうに高いというおまけ付である。これにはさすがにファンから大ブーイングが巻き起こっている。

実際の価格を調べてみたところ、日本版DVDが13,200円なのに対し、アメリカのアマゾンではなんとなんと34ドル99セント、日本円に換算すると約4,550円という安さである!!!(1ドルを130円として計算)。

これに当然送料がかかってくるのだが、安いほうの送料(10ドル37セント)でも到着日が5月6日(約2週間後)、高いほうの送料(19ドル96セント)だと4月27日到着と表示された(今日は4月21日なので、6日後には到着)。

では送料込みの価格はどうなったのか?

安いほうの送料で、5,900円、高いほうの送料でも、7,147円と出た。

これを見ると日本版を買うのがますますバカらしくなってくる。日本のファンはどんなに高くても買うから、ときっと舐められているに違いない。これでどこがボロ儲けするのかは知らないが、まったく恥ずべき行為であると思う。

現状唯一の問題点は、このDVDが日本語字幕に対応しているかどうかが不明なことだけである。なので、以下にリンクを貼っておくが、購入はくれぐれも自己責任でお願いします。またアメリカのサイトなので、当然のことながらすべて英語表記である。しかし、基本的な操作は日本のアマゾンとそれほど変わらないので、アマゾンで買い物をしたことがある人ならば問題はないと思う。
また、購入にはクレジットカード、またはデビットカードの登録が必要である。その他セキュリティや、配送に関してはアマゾンなのでまず安心してよいと思う。僕自身何度かアメリカのアマゾンから直接購入したことがあるが、問題が発生したことはない。

The Beatles Get Back - DVD

僕自身はあいにくデビットカードの残高が足りなかったので、近日中に入金してから注文する予定である(笑)。

参考までに注文完了直前のスクリーンショットを以下に貼っておくので参考にしていただきたい。あと、現状Blu-rayはなくDVDのみとなっていることも付け加えておく。

getback.png

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1万円を切るアマゾンFire HD 8インチタブレット

現在僕はiPhone2台持ちだが(iPhone mini 12、iPhone SE)、その携帯性を重視するあまり、残念ながら2台共に動画の視聴には極めて不向きといえる。といってもYouTube動画の視聴ぐらいならば横向きにすれば特にこれといった問題は感じないのだが、腰を落ち着けて映画などをを観ようとすると、どうしても画面が小さすぎて見づらいのである。

ということで、ここは意を決して小型のタブレットを購入することに決めた。

いろいろ見たあげく、結局購入したのはアマゾンブランドの「Fire HD 8 タブレット」である。

8インチ画面ということで、現物を見るまでは若干不安もあったのだが、実際に使ってみると全く問題がない。いや、逆にこれ以上画面が大きくなると今度は携帯性が損なわれる・・・ということで、家の中をスマホやタブレットを持ってグルグルと歩きまわる僕のような人間にとっては本当に夢のようなマシンといえるのだ。使い勝手もアマゾン仕様だから、プライムビデオや、アマゾンミュージックなど痒いところに手が届く、本当に使いやすい。これで1万円を切るのだから、もう安すぎてアマゾンさんありがとう、としか言えない感じだ(笑)。

さらに、対象本の読み放題「Kindle Unlimited」も無料で3か月も付いてきたから、もちろん書籍リーダーとしても活躍してくれるにちがいない。

また音楽の再生も、以前のタブレットでは考えられなかったぐらい、いい音を聴かせてくれる。本当に技術の進歩には驚くばかりだ。

ストレージの容量もマイクロSDで1テラバイトまで増設できるから、これ1台あれば音楽や映画をガンガンダウンロードして、日本全国どこにいても楽しむことができる。また追加でワイヤレスキーボードを購入すれば、即座にパソコンとしても使える。これで僕のモバイルライフも10倍楽しくなることまちがいなしだ!!今の時期、入学祝いや進級祝いにもいかがかな?

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当ブログが音楽ブログランキングで8位になりました

当ブログが3月22日付、FC2ブログランキングのジャンル「音楽」において、8位を記録した。

このブログも、もうかれこれ15年以上もやっているが、音楽ジャンルでベスト10に入ったのはこれが初めてのことである(音楽ジャンルだけで32000以上ものブログがあるらしい)。なにしろ前日の62位から一気に8位まで上昇したのだから、これはもう異常事態としか言いようがない(笑)。といっても、どうせまたすぐに落ちるだろうが、まあ嬉しいことにはちがいないのでいちおう記事として記録に残しておきたいと思ったしだい。ちなみに、サブカテゴリの「洋楽」ジャンルでは2位とこれまた最高位を記録した。
いつも読んでいただいている皆さんありがとうございます。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その33

視聴後の感想(6)

今日は多くのビートルズファンを敵に回すような事を書くことになる。特にジョンファンの方々にとっては気分を害されるような内容になるかもしれないことを予めお断りしておく(おそらく読まないほうがいいかもしれない)。だが、今日書く内容は僕が長年心の中に抱き続けてきたものであり、それを今日の今日までストレートに書かなかったのは、やはり僕もまたジョンが大好きだからだ。

それに、僕の中で「その考え」を裏付ける決定的な証拠とでもいえるものを今まで見つけることができなかった、という理由もあった。僕はその考えにずっと確信が持てなかったのである。しかし、『ビートルズ:ゲット・バック』を観ることにより、ぼくのその考えはより確信に近づいたのだった。それをこれから書こうと思う。

僕が今日書くのは、「ジョンの精神的未熟さ」についてである。

『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』を観て、僕はビートルズの解散はその問題の根っこに「ジョンの精神的未熟さ」があったと結論づけるに至った。ただし、ここにおける結論は、単に僕の個人的な見解であり、その考えを他の誰にも押しつけるつもりはないことを予めお断りしておく。またいかなる意味でも悪意をもってジョンを非難するつもりも全くないことを同時にお伝えしておく。

僕はただ「事実だけを見る」ように努力した。そして、その結果僕個人が導き出した一つの結論が上記のものであったということだ。

彼の精神的未熟さは、「バンドのリハーサル中に恋人を自分の隣に座らせたという事実」・・・ただそれだけでもう十分である。こんな小学生でもわかる理屈をあの偉大なジョン・レノンが理解できなかったというのは本当に驚くべきことであり、それはもう「謎」とさえ呼んでもおかしくないほどである。

言うまでもなく、これは彼が生存中に犯した最大の愚行であったと思う。

もし自分のオフィスに毎日自分の恋人と一緒に出社し、勤務時間中ずっと自分の隣の机に座らせる人が現れたとしたらどうだろう?・・・。いや、そんな話は今まで一度も聞いたことがない。誰でも考えればわかることだが、世界中どこへ行ってもそんなことが許されるはずはないし、実際にそんな人がいたならば、その人は即座にクビになるであろう。

つまりジョンは、彼の横にヨーコさんを座らせた時点で、やってはいけないことをしてしまったということなのだ。しかも、まだ途中で気づけばよいものを、彼は最後の最後までずっとヨーコさんを隣に座らせ続けたのである。

ただポール、ジョージ、リンゴを含む周囲の大きな大きな愛のおかげで、そのわがままが許されていたにすぎない。

実際、ポールの恋人(リンダ)も、リンゴの恋人(モーリン)も、ほぼ毎日スタジオに顔を見せていたが、彼らは演奏中は完全に距離を置いていた(当たり前のことだが)。だが、ジョンだけがバンドの演奏中にヨーコさんを隣に座らせ、平然としていたのである。

いかなる理由があろうとも、僕はこの行為は正当化され得ないと思う。たとえビートルズのジョン・レノンであったとしてもだ。

つまり彼は偉大なアーティストであり、詩人であり、すばらしい人格とカリスマ性を備えていたが、精神的に非常に未熟な部分を持っていたということである。それはもう幼児性とさえ呼んでもいいほどのものかもしれない。

そして、ジョンと最も親密な関係にあったポールは、彼の性格を完全に理解していた。あのときジョンに「ビートルズとヨーコのどちらを取るか」と迫れば、彼はまちがいなくヨーコさんを選んだのである。ジョンは明らかにビートルズに対する興味を失いつつあり、リーダーでいることをやめ、曲もまともに書いていなかった。

ジョンは自分のわがままを通したのだった。そして、さらに悪いことに、ジョンはアラン・クラインに心酔し、ビートルズのマネージャーとして彼を招き入れることでバンドの状態はますます悪化していったのである。

しかしマスコミはジョンを叩かず、ヨーコさんを叩き、ポールを叩いた。マスコミは常に弱いところを叩くものだ。

だから歴史の修正が必要だ。ビートルズの解散はポールとヨーコさんだけでなく、ジョンにも、ジョージにも同様に責任があったのだと。いや、むしろバンドが直面していた解散という最大の危機のさなかにあって空中分解を食い止め、後世に残る偉大な作品を生み出した最大の功労者はポールだったのだ。

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音楽プレーヤーとしてのiPhone(2)

音楽も今や完全にアナログの時代は終わり、時代はデジタルミュージックへと移行した。そして、そのミュージックも年々音質の向上が進み、一般に「ハイレゾ」と呼ばれる高音質の音源が比較的安価で手に入るようにもなった。おそらくあと10年もすれば、ほとんど全ての音楽がレコーディングスタジオのマスター音源に匹敵するクオリティで一般人の耳にも届くようになるのではないかと僕は考えている。そういう意味では、現在はまだまだ過渡期と言えるのかもしれない。

しかし、このデジタル時代の恩恵を「よくわからないから」と黙って見過ごすのはあまりにももったいない。実際僕は約60年近い人生の中で、今最も豊かで満ち足りた音楽ライフを送っているのである。しかも、そのために高価なオーディオ機器等を買う必要はまったくない。必要なのはiPhone(もしくは他のスマホ)1台だけであり、できればワイヤレスイヤホン(ヘッドホン)を購入できればとりあえず準備はオーケーなのだ。

さて、それでは実際のデータを元にいかにして定額制音楽配信でより良い音を手に入れるかを説明してゆこう。

以下はアマゾンミュージックでイーグルスの『呪われた夜』を再生した時のキャプチャー画面である。音質はアマゾンミュージックでは最高音質の「ULTRA HD」と表示されている。

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まずはこの曲を自宅のWi-Fi環境でストリーミング再生してみる。結果は以下である。

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まずアマゾンミュージックで提供されているこの「楽曲の品質」は「24bit/192kHz」となっていて、これは現在デジタルミュージックで再生可能な最高音質となっている。つまり、これ以上ないハイレゾ音質ということである。
いっぽう、その下のデバイス(つまり僕のiPhone)で再生される音質は「24bit/48kHz」となっている。左側の数学24bitは同じだが、右側が192kHzから48kHzへと大幅ダウンしている。細かい説明は抜きにして、デジタルのデータは数値が大きいほど情報量が多いので、せっかくの最高音質がデバイスで再生されるときに音質がダウンしてしまっていることがわかる。

さらにその下のデータを見ると、「出力:組み込みスピーカ」、つまり僕のiPhoneスピーカーでこの曲を再生したときの品質が表示されている。その音質は僕のデバイスにおける音質と全く同じ「24bit/48kHz」だ。つまり、せっかくの最高音質が、Wi-Fiのストリーミング環境ではその音質の劣化(情報量の低下)が避けられないということになる。(ただこれでもCD音質は軽くクリアしているが)。

しかし、この同じ曲をいったんスマホ内にダウンロードしてから再生してみたらどうなるのか?その結果が以下である。

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なんとなんと、いったいどういう理由なのかは知らないが、一旦端末にダウンロードされた楽曲は、デバイスでは「24bit/44.1kHz」に落ちるものの、ワイヤレスイヤホンでは「24bit/192kHz」と、全く品質が損なわれることなく再生されるのである!これはワイヤレスイヤホンのBluetooth接続を外して、iPhoneの組み込みスピーカーで再生したときもまったく同じ「24bit/192kHz」と最高音質となる。

実は僕も最初はこれはただ単に見かけ上の数字のマジックであり、実際に音質が向上することはないのでは?と疑っていたのである。しかし、僕は何度も同じ楽曲をダウンロードした場合と、Wi-Fiストリーミングした場合とに分けて繰り返し聴き直してみたのだが、それはけっして気のせいでもなんでもなかった。「明らかに音の広がり、深み、響き、透明度、細部の表現に至るまで歴然とした違いがあることを確認したのである。」これは本当に驚きであった。

それからというもの、僕は「ULTRA HD」品質の楽曲に関しては必ずダウンロードしてから聴くようにしている。その満足度は大変なものだ。時には魂まで揺さぶられるほどに・・・。これは実際に体験してみないとわからないだろう。

ただし、「ULTRA HD」の下の「HD」品質の楽曲に関してはストリーミングの場合も、ダウンロードの場合もまったく同じ品質「16bit/44.1kHz」となる。なので「HD」品質の楽曲についてはダウンロードにこだわる必要はないと考えている。

ちなみに「16bit/44.1kHz」とはCDと同等の品質とされているから、現在アマゾンミュージックではほとんどの楽曲がCD音質以上で提供されていることになる。また同じ「ULTRA HD」ではあっても、最高品質の「24bit/192kHz」やデータ的に少し劣る「24bit/96kHz」等が混在しているから、ここは押さえておこう。いずれにしろ「ULTRA HD」の表示があればダウンロードすることでCD以上の高音質は約束されている。となれば、もうこれは聴き倒すしかない!

何度も記事で紹介しているが、参考までに僕が愛用しているワイヤレスイヤホンを紹介しておこう。値段は廉価だが、本当にこのイヤホンだけでも十分によい音が楽しめる。アマゾンでのレビュー評価も非常に高いようだ。

ソニー 完全ワイヤレスイヤホン WF-XB700

最後に、ダウンロードしたULTRA HDの楽曲をiPhoneのちっちゃなスピーカーで聴いてもその表現力は驚くべきものがあるので、けっしてスマホスピーカーだからと舐めないほうがよい(笑)。実際僕は車の中で聴くときは、iPhoneスピーカーから直接再生するだけで十分に満足している。それはもうカーステレオなど必要ないと思えるほどだ(笑)。コンパクトなスマホでありながら、ほんとにすばらしいぜ、iPhone12 mini。

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音楽プレーヤーとしてのiPhone(1)

今日は音楽プレーヤーとしてのiPhoneのすばらしさについて書いてみたいと思う。

多くの人がそうであるように、僕もいつの間にか熱烈なiPhoneユーザーになってしまった。今僕はiPhone12 miniとiPhone SE(第二世代)の2台持ちである。2台を用途別に使い分けることで、ほぼ毎日バッテリー切れになることもなく高稼働中である。

そして2台のうち、特に音楽プレーヤーとして今愛用しているのが先日iPhone 7から機種変更したばかりのiPhone12 miniである。

こいつがコンパクトなフォルムでありながら、音楽プレーヤーとして実にいいパフォーマンスを見せてくれている。本当に傍らからひと時も離したくないほどの優れものなのだ。というわけで、今日はiPhone12 miniの音楽プレーヤーとしてのすばらしさについて書いてゆこうと思う。

現在の僕の音楽ライフを語る上でけっして外すことができないのがこのiPhone12 miniと、定額制のアマゾンミュージックである。アマゾンミュージックについては過去何度も記事を書いてきたが、もはや僕の人生になくてはならないほどのものになってしまった(笑)。毎日毎日高音質で音楽を聴き倒して月額780円(アマゾンプライム会員割引)。年間にすると9360円!なんと1万円を切っているのである。

普通にCDを買っても1万円なら4~5枚がいいところだろう。ところが今の僕がアマゾンミュージックで1か月に聴くCDの数はおそらく30枚~50枚ほど。年間にするとざっと500枚前後のCDを聴いていることになると思うから、単純計算でも約100倍ほどのコストパフォーマンスということになる。これは本当にすごいことだ。

そして、定額制のよいところは、普通なら自分が絶対にお金を出してまで買わないであろうアーティストの曲が好きなだけ聴ける(試聴できる)ことである。実際それによって、今までいったいどれだけ僕の音楽の幅が広がったことか・・・。これは文字通り僕にとって夢が現実になったと断言できる。

さらに、さらに、僕はつい最近新たな大発見をしてしまったのである。それは、アマゾンミュージックはストリーミングで聴くのではなく、わざわざダウンロードして聴くのが最高!!ということである。
まあ、そんなこと当たり前じゃないか、という人もいるだろうが、僕はつい最近まで家のWi-Fi環境ならわざわざ楽曲をダウンロードしなくてもストリーミングだけで十分な高音質に違いないと思い込んでいたのである。

だが、それが大きな勘違いであることに僕は気づいてしまったのだ。

楽曲はたとえWi-Fi環境ではあっても、絶対にダウンロードしてから聴くべきである。とにかく音のクオリティがびっくりするぐらいアップするからだ。

次回は実際にどれくらい音質がアップするのかをダイナミックレンジ/サンプリング周波数数値のデータで示してみようと思う。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その32

視聴後の感想(6)

創造性の頂点にあったポール

このブログはポールのファンブログなので、今日はポールへの思い入れ全開で『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想を書いてみたい(笑)。

このドキュメンタリーを観て僕が素直に思ったこと(もしくは再確認したこと)の一つが、ポールはこのとき人生の中で最も創造性に溢れた時期にあったということである。

こと曲作りに関しては長い間ポールと互角に渡り合ってきたと信じられてきたジョンさえもが、このドキュメンタリーフィルムを観るかぎり「ポールの圧勝」であったことは明白である。ジョンのファンには悪いが、どんな理屈をこねようとも、その事実は揺るがない。ジョンはこのプロジェクトのために思うように新曲が書けなかったのだ。まずはその事実をデータで示すことにしよう。

過去記事で示した『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』収録曲 全曲データをもとに、当時ジョンとポールがカメラの前で披露した未発表の曲の数々を抜き出してみよう(ただし、取るに足らないお遊びのような曲は除外する)。

ジョン:
1."Don't Let Me Down"
2."Across the Universe"
3."Mean Mr. Mustard"
4."Dig a Pony"
5."Polythene Pam"
6."I Want You (She's So Heavy)"
7."Gimme Some Truth"
8."On The Road To Marrakesh"(Jealous Guyの原曲)

ポール:
1."I've Got a Feeling"
2."Two of Us"
3."Get Back"
4."She Came In Through the Bathroom Window"
5."Maxwell's Silver Hammer"
6."Another Day"
7."The Long and Winding Road"
8."Golden Slumbers"
9."Carry That Weight"
10."Let It Be"
11."The Back Seat of My Car"
12."Oh! Darling"
13."Her Majesty"
14."Teddy Boy"

共作:(純粋に共作に近いと思われるもの)
1."One After 909"

ジョージ:
1."All Things Must Pass"
2."I Me Mine"
3."For You Blue"
4."Old Brown Shoe"
5."Something"

曲数だけを見ればジョン8曲に対し、ポール14曲とそこまで大差がないという言い方もできるだろうが、なにしろポールは『ゲット・バック』『レット・イット・ビー』『ロング・アンド・ワインディング・ロード』の3大名曲をモノにしている上、『アナザー・デイ』『オー・ダーリン』『バック・シート』などシングルカット級の曲が数曲含まれている。それに対し、ジョンはシングル・カット級の曲が1曲もないという状況である。『ドント・レット・ミー・ダウン』は名曲だと思うが、それさえ『ゲット・バック』のB面に収まるのがやっとだった。ジョージの5曲と比較しても、内容から見ればジョンの8曲はほぼ互角か、それ以下という見方さえできるほどだと思う。

ただ、上記の比較はジョンをこき下ろすなどの悪意があってのものではけっしてないことをここで強調しておきたい。僕はただ「事実」を客観的に見た場合、ポールがソングライターとしてこの時期いかに脂が乗りきっていたのかをできるだけ正確に描写しようとしているだけである。(もちろんポールファンとして素直に彼を賞賛したいという気持ちもあるが)

つまり、ポールファンの僕から見れば、『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はどこを切り取ってもポールのすばらしさしか出てこない究極の宝物のようなフィルムということなのだ。

それにビートルズのポールは今まで言われてきたほど悪いヤツではけっしてなかった。彼はただ音楽が好きで、ビートルズが好きで、本当に才能に恵まれていて、ただただ創造性に溢れていて、時々ほんの少しだけイヤミなヤツになってしまったというだけのことなのだ。実際、当時の彼ほど才能と容姿に恵まれていたなら、誰だって調子に乗って、いい気になって、時には自己中心的な行動や発言をしたのではないだろうか。人間なんてそんなものだ。だが、実際のポールは20代の才能溢れる若者にしては、驚くほど自制がきいていて、協調性があり、周囲を思いやる気持ちも十分に持っていたのだ。これは本当に驚くべきことで、信じられないほどすばらしいことだと思う。試しに自分の20代の頃を思い出してみるとよい。多くの人が自分がいかに未熟であったかを恥ずかしく思うことだろう。

ともかく、このドキュメンタリーが真実の歴史の一部として後世に残されてゆくことを僕は本当に嬉しく思う。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』公式ポスター

一番有名な『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』公式ポスターが売り切れで、再入荷の見込みが立っていないというので、調べてみたら他にも公式ポスターというのが販売されていたので共有しておこうと思う。勝手に「公式」とは使えないはずなので、おそらく本物と思われるし、実際にポスター自身の出来を見ても、どれもレベルが高いのでいちおう信用してもよいと思われる。値段も1200円と手ごろである。











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ポールがツアーを再開する!!

ポールがステージに戻ってくる!!

今年4月28日から6月16日まで14公演、ポールが正式にアメリカツアーをアナウンスしたのだ。

個人的にはかなり意表を突かれた形となったが、おそらくポール本人がもうやりたくてやりたくてウズウズしていたのではないだろうか?いや、きっとそうに違いない(笑)。ポールが元気なのは実に実にけっこうなことだと思う。

そして今回のツアータイトルは”Got Back”ツアー。まあ「帰ってきたよ」という意味と、先日リリースされたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』を掛けているものと思われる。

どうせなら1枚ちゃんとしたアルバムを出してからツアーを再開してほしかった・・・というのは僕の本音の部分である。というのも、『マッカートニーⅢ』は、やっぱりどうしても好きになれなかったからだ。ひょっとしたら、ポールのソロ作品の中で最低評価になるのではないか、と近頃考えていたくらいである。

しかも、あのアルバムがイギリスで1位を取ってしまったことがさらに僕を不機嫌にさせてしまった(笑)。あのアルバムが1位を取れるのならば、『ケイオス・アンド・クリエーション』だって、『メモリー・オールモスト・フル』だって『NEW』だって軽く1位を取っていなくてはならない・・・。そこんところの不条理さが僕をひどく落ち込ませたのである。「結局、話題性だけで取った1位じゃん」などと、最近にしては珍しく超ネガティブな気分になってもいたのである。

しかも、ウィキペディアで検索してみると、あのローリングストーン誌でさえ星4つを付けていたりと、ますますイライラは募るばかりなのであった(笑)。

なるべくネガティブな記事は書きたくないと思っていたから今まで我慢していたのだが、ここにきて一気に吐き出すこととなってしまった。ごめんねポール様(涙)。

ともかくツアーに戻ってくることになったかぎりは、僕たちファンをあっと驚かせるようなパフォーマンスを見せてほしいと素直に思う。まずは声、喉の状態がどこまで回復しているか、ここが大きなカギになるであろう。そして、ショーの間隔も十分に空けてほしいと思う。今のところは週2回ぐらいのペースなので、それぐらいでよいと思う。

ツアースケジュールは以下の通り
Thursday 28 April - Spokane,WA - Spokane Arena

Monday 2 May - Seattle,WA - Climate Pledge Arena

Tuesday 3 May - Seattle,WA - Climate Pledge Arena

Friday 6 May - Oakland,CA - Oakland Arena

Friday 13 May - Los Angeles,CA - SoFi Stadium

Tuesday 17 May - Fort Worth,TX - Dickies Arena

Saturday 21 May - Winston Salem,NC - Truist Field

Wednesday 25 May - Hollywood,FL - Hard Rock Live

Saturday 28 May - Orlando,FL - Camping World Stadium

Tuesday 31 May - Knoxville,TN - Thompson Boling Arena

Saturday 4 June - Syracuse,NY - Carrier Dome

Tuesday 7 June - Boston,MA - Fenway Park

Sunday 12 June - Baltimore,MD - Oriole Park

Thursday 16 June - East Rutherford,NJ- Met Life Stadium

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追記・修正『ゲット・バック』に早くもBlu-ray & DVDが登場!!

先日お伝えした『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』Blu-ray&DVD発売の情報について続報をお届けする。

残念ながら前回お伝えしたBlu-rayとDVD(おそらく輸入版と思われる)は、現在「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」との表記がされ、価格も表示されなくなってしまった(以前に表示されていた価格はBlu-rayが4000円台、DVDが3000円台だった・・・)。

代わりに「コレクターズセット」と題して、約4倍の価格で新しい商品がアップされた。

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2月15日現在Blu-rayが16500円、DVDが13200円となっている。ディスク枚数は3枚で同じ。特典映像などもなさそうなので、この価格差には改めて違和感を感じてしまう。まあ内容がすばらしいので、多少値段が高くなってしまうのは仕方ないと思うが、それでも適正価格は1万円ぐらいではないか、と個人的には思う。セット内容も「コレクターズセット」と名前は付いているが、パッケージングはほとんど変わりがないように見える。

ちなみに発売元はウォルト・ディズニー・ジャパンとなっており、字幕も日本語と英語となっているので、おそらく日本版仕様ということになるのであろう。(先日紹介したものは字幕が日本語を含む5か国語ぐらいで表示されていたのだが、今見たら英語だけに変更されていたので、日本語字幕必須の方は予約しないほうが無難だと思う。)

また前回のものには発売日が記載されていなかったが、今回のものは発売日が4月20日と明記されている。いずれにしても、確実に手に入れたい方はこちらを予約するのが間違いなかろうかと思う。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』収録曲 全曲データ

合計8時間近くにも及ぶドキュメンタリー大作『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』。本編自体の長さもさることながら、その収録曲数の多さも過去に類を見ないものとなっている。とにかくこの作品は過去に存在したあらゆる種類の音楽ドキュメンタリーを質、量共に凌駕する音楽界の一大金字塔である。そこには文字通りビートルズのすべてが詰まっていると言っても過言ではない。ビートルズ最後にして最高の映像作品が50年間も倉庫に眠っていたとはなんという皮肉であろうか・・・。

以下が収録曲の全曲データである(英語版Wikipediaより引用)

オープニング
"In Spite of All the Danger" (Paul McCartney and George Harrison; recorded as The Quarrymen)
"Some Other Guy" (Jerry Leiber, Mike Stoller & Richie Barrett)
"Love Me Do"
"Please Please Me"
"Twist and Shout" (Phil Medley and Bert Berns; originally recorded by the Top Notes and became a hit for both the Isley Brothers and the Beatles)
"She Loves You"
"I Want to Hold Your Hand"
"Do You Want to Know a Secret"
"All My Loving"
"Eight Days a Week"
"A Hard Day's Night"
"Can't Buy Me Love"
"Help!"
"Act Naturally" (Johnny Russell, Voni Morrison & Buck Owens)
"Yesterday"
"Drive My Car"
"Yellow Submarine"
"Taxman" (Harrison)
"Tomorrow Never Knows"
"Strawberry Fields Forever"
"Penny Lane"
"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"
"With a Little Help from My Friends"
"Lucy in the Sky with Diamonds"
"All You Need Is Love"
"A Day in the Life"
"Magical Mystery Tour"
"I Am the Walrus"
"Back in the U.S.S.R."
"While My Guitar Gently Weeps" (Harrison)
"Blackbird"
"Hey Jude"

トゥイッケナム・スタジオ・セッション
"Child of Nature" (John Lennon)
"Everybody's Got Soul"
"Don't Let Me Down"
"I've Got a Feeling"
"Johnny B. Goode" (Chuck Berry)
"Quinn the Eskimo" (Bob Dylan; hit for Manfred Mann)
"I Shall Be Released" (Dylan)
"Two of Us"
"Tea for Two" (Vincent Youmans & Irving Caesar)
"Taking a Trip to Carolina" (Richard Starkey)
"Just Fun"
"Because I Know You Love Me So"
"Thinking of Linking"
"Won't You Please Say Goodbye"
"One After 909"
"Ob-La-Di, Ob-La-Da"
"Midnight Special" (Traditional)
"What Do You Want to Make Those Eyes at Me For?" (Joseph McCarthy, Howard Johnson and James V. Monaco)
"The Third Man Theme" (Anton Karas)
"Gimme Some Truth" (Lennon)
"All Things Must Pass" (Harrison)
"Every Little Thing"
"I'm So Tired"
"You Wear Your Women Out" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"My Imagination" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"Get Back"
"She Came In Through the Bathroom Window"
"When I'm Sixty-Four"
"Maxwell's Silver Hammer"
"Across the Universe"
"Rock and Roll Music" (Berry)
"I Me Mine" (Harrison)
"Stand by Me" (Ben E. King, Jerry Leiber and Mike Stoller)
"Baa, Baa, Black Sheep" (Traditional)
"You Win Again" (Hank Williams)
"Another Day" (McCartney)
"The Long and Winding Road"
"Golden Slumbers"
"Carry That Weight"
"The Palace of the King of the Birds" (Instrumental, credited to Lennon/McCartney)
"Commonwealth"
"Enoch Powell"
"Honey Hush" (Big Joe Turner)
"Suzy Parker" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"The House of the Rising Sun" (Traditional)
"Mama, You Been on My Mind" (Dylan)
"Shakin' in the Sixties" (Lennon)
"Let It Be"
"Carolina Moon" (Joe Burke and Benny Davis; hit for Gene Austin)
"Jam" (Lennon/McCartney/Starkey/Yoko Ono)
"John" (Ono)
"It's Only Make Believe" (Jack Nance/Conway Twitty)
"You're My World" (Umberto Bindi, Gino Paoli & Carl Sigman; hit for Cilla Black)
"Build Me Up Buttercup" (Mike d'Abo and Tony Macaulay; released by The Foundations)
"Piano Piece" (Bonding)
"Martha My Dear"
"I Bought a Piano the Other Day" (Lennon/McCartney/Starkey)
"Woman" (McCartney, released by Peter and Gordon)
"The Back Seat of My Car" (McCartney)
"Song of Love"
"Help!"
"Tutti Frutti" (Little Richard & Dorothy LaBostrie)
"Mean Mr. Mustard"
"Madman"
"Oh! Darling"

アップル・スタジオ・セッション
"You Are My Sunshine" (Traditional, copyrighted and published by Jimmie Davis & Charles Mitchel)
"New Orleans" (Gary U.S. Bonds)
"Queen of the Hop" (Bobby Darin)
"Gilly Gilly Ossenfeffer Katzenellen Bogen by the Sea" (Al Hoffman & Dick Manning; hit for The Four Lads & Max Bygraves)
"Thirty Days" (Berry)
"Too Bad About Sorrow"
"Dig a Pony"
"My Baby Left Me" (Arthur Crudup)
"Hi-Heel Sneakers" (Tommy Tucker)
"Hallelujah I Love Her So" (Ray Charles)
"Milk Cow Blues" (Kokomo Arnold)
"Good Rocking Tonight" (Roy Brown)
"Shout" (The Isley Brothers; also a hit for Lulu)
"Going Up the Country" (Canned Heat)
"You're Going to Lose That Girl"
"Some Other Guy" (Jerry Leiber, Mike Stoller & Richie Barrett)
"A Taste of Honey" (Bobby Scott & Ric Marlow)
"Save the Last Dance for Me" (Doc Pomus and Mort Shuman; first recorded by the Drifters)
"Cupcake Baby" (Lennon)
"Freakout Jam" (Lennon/McCartney/Ono)
"Twenty Flight Rock" (Ned Fairchild & Eddie Cochran)
"Reach Out I'll Be There" (The Four Tops)
"Please Please Me"
"School Days" (Berry)
"Polythene Pam"
"Her Majesty"
"Teddy Boy" (McCartney)
"Maggie May" (Traditional, arranged by Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"Fancy My Chances With You"
"Dig It" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey; this version lasts four minutes and features Heather McCartney singing)
"Dehradun" (Harrison)
"Within You Without You" (Harrison)
"Why Don't We Do It in the Road?"
"Act Naturally" (Johnny Russell, Voni Morrison & Buck Owens)
"Bye Bye Love" (Felice and Boudleaux Bryant, hit for The Everly Brothers and also covered by Simon & Garfunkel)
"For You Blue" (Harrison)
"I Lost My Little Girl" (McCartney; notable for being the first song he wrote)
"Window, Window" (Harrison)
"Octopus's Garden" (Starkey)
"I Told You Before" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey/Heather)
"Twist and Shout" (Phil Medley and Bert Berns; originally recorded by the Top Notes and became a hit for both the Isley Brothers and the Beatles)
"Blue Suede Shoes" (Standard originally recorded by Carl Perkins)
"Shake, Rattle and Roll" (Jesse Stone; hit for Big Joe Turner, Bill Haley & His Comets and Elvis Presley)
"Kansas City" (Jerry Leiber and Mike Stoller; first recorded by Little Willie Littlefield and a hit for Wilbert Harrison)
"Miss Ann" (Johnson/Penniman)
"Old Brown Shoe" (Harrison)
"Strawberry Fields Forever"
"Take These Chains from My Heart" (Fred Rose and Hy Heath, recorded by Hank Williams)
"Water! Water!"
"Something" (Harrison)
"Love Me Do"
"I Want You (She's So Heavy)"
"Half a Pound of Greasepaint"
"Danny Boy" (Traditional)
"God Save the Queen" (Traditional)
"A Pretty Girl Is Like a Melody" (Irving Berlin)
"Take This Hammer" (Traditional, originally recorded by Lead Belly)
"Friendship" (Judy Garland & Johnny Mercer)
"Run for Your Life"

ルーフトップ・コンサート
"Get Back" (short take)
"Get Back" (take one)
"Get Back" (take two)
"Don't Let Me Down" (take one)
"I've Got a Feeling" (take one)
"One After 909"
"Dig a Pony"
"I've Got a Feeling" (take two)
"Don't Let Me Down" (take two)
"Get Back" (take three)

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『ゲット・バック』に早くもBlu-ray & DVDが登場!!

現在ディズニープラスで配信中の『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』が早くもBlu-ray & DVDで発売が決定したので速報としてお届けする。

パッケージは英語のようだが商品説明を確認したところ、字幕に日本語の記載もあったのでおそらく問題はないと思われる。
またBlu-ray、DVD共に3枚組だが特典映像等の説明はないため、おそらくディズニープラスで配信されたパート1,2,3の本編映像のみが収録されていると思われる。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その31

視聴後の感想(5)

ジョンとポールについて
このドキュメンタリーを通して、ジョンとポールの関係性というものが今までになかったほど鮮明に浮かび上がってきたと僕は思う。

中でも僕が最も強く感じたのは、彼らの絆の強さである。レノン=マッカートニーという世界最強のパートナーシップは、他の誰一人として立ち入ることのできない「ある特別な領域、もしくは磁場」とでもいったものを形成していた。2人のスイッチがオンになったとき、そこにはジョージやリンゴでさえもまったく入り込む余地がなかったことをこの貴重なドキュメンタリーは記録していたのである。彼らは文字通り最高のパートナーだった。

特にポールは、ジョンに心酔していることがはっきりと見て取れた。一方ジョンはポールに比べると(特に前半部分は)明らかに情緒不安定で、ビートルズのリーダーとしてバンドをリードしていくことに疑問、もしくは不安を感じていた。しかも、ジョンはヨーコと熱愛の真っ只中にあり、グループの存続自体に関心を失いつつあった。そして、ビートルズ初期の頃のようにたくさんの名曲をモノにできていないジレンマが、さらにその感情に追い打ちをかけているように見えた。彼は明らかにポールの巨大な才能に脅威を感じていたに違いなかったが、彼のプライドがそれを口に出すことを拒んでいた。彼は自分にはリーダーの資格がないと感じ始めていた(以上個人的な感想です)。

しかし、当のポールは違っていた。ポールは作曲に関しては当時ジョンを凌駕していたが、依然として彼はジョンを心の底から慕い、尊敬し、唯一無二のパートナーとして認めると同時に、ジョンがビートルズのリーダーでいてくれることを望んでいたのである。彼自身はビートルズのリーダーになることを望んでいなかった。そして、そのことは花瓶の隠しマイクで録音されたジョンとポールのプライベートな会話からはっきりと聞き取ることができる。そして、実際その会話のあとにジョンは元気を取り戻し、バンドを再びリードするようになるのである。

結局のところ、ポールはビートルズを誰よりも愛しており、彼にバンドを降りる意志などまったくなかった。リンゴもバンドを降りるつもりはなかった。バンドを辞めたいと思っていたのは(たとえ一時的なものであるにせよ)ジョンであり、ジョージだったのだ。アラン・クラインの問題等、その後に起こることはあくまでも付加的な問題にすぎなかった。ビートルズ解散の問題の根っこは「ここ」にあり、その事実を『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はハッキリとカメラに収めていたのだ。歴史の修正が必要である。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その30

視聴後の感想(4)

このドキュメンタリーについて、ポールとリンゴが語った言葉を引用しておこう。

ポール
「ピーター(ジャクソン監督)が、僕たちのアーカイブを発掘して、ビートルズがレコーディングする真の姿を示してくれたことを本当に嬉しく思うよ。」

リンゴ
「何時間もの間、僕たちはただ笑い、一緒に音楽を演奏しているだけなんだ。『レット・イット・ビー』の映画とは違ってね。たくさんの楽しいシーンがあるんだ。ピーターはそれを見せてくれると思うよ。」

ここでもう一度思い起こしておくべきことは、ビートルズ解散の神話は、いつの間にかメンバーたち本人さえもが夢にも思わない方向へと勝手に一人歩きしてしまった、ということである。それはまさしく「あの現場にいた当事者」であるポールとリンゴさえもが、ビートルズが最後まで仲良く冗談を言い合える、大変親密な間柄であったことを忘れてしまうほどのものだった・・・。

人間の記憶というのはかくもいい加減なものである。マスコミやファンが勝手にビートルズ解散の責任をポールやヨーコさんになすりつけ、そのストーリーが何百にも形を変えて50年もの間繰り返され続ければ、いかにポールやリンゴといえども自分の記憶に自信が持てなくなってしまうだろう。そして、それが現実に起こってしまったことだった。ポールもリンゴも、実際に自分でフィルムを目にするまでその「真実」を思い出すことができなかったのだ。そして、それはポールにとっても、リンゴにとってもおそらく自己の存在を揺るがすほどの大きな「癒し」になったにちがいない。しかし、ともかくこれで円は一周した、完結した。『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』は史上最高のグループ、ビートルズの物語のエンディングを飾るにふさわしい作品だと思う。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その29

視聴後の感想(3)

このプロジェクトがスタートしたのは1969年1月2日。それでは、その前にビートルズは何をしていたのかを調べてみたところ、前年の1968年11月22日に『ホワイト・アルバム』がリリースされていた。つまりあの2枚組超大作発売のわずか40日後にこのプロジェクトは始まっていたのである。あれだけの数の曲を放出したあとでは、普通ならば曲の在庫がスッカラカンになっていても何の不思議もない。

だから、僕はこのプロジェクトでジョンが十分な曲を準備できなかった、と彼を少し非難していたのだが、今ではそう思ったことをとても反省している。なぜなら、それが当たり前だからだ。ただポール一人だけがバケモノすぎたのだ。なぜあれほどの短期間に次から次へとパターンの異なった名曲を生み出せたのか・・・。これはもう音楽界最大のミステリーの一つとさえ言えるだろう。

『バック・イン・ザ・USSR』『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』『マーサ・マイ・ディア』『ブラック・バード』『ロッキー・ラック―ン』『アイ・ウィル』『ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード』『バースデー』『マザー・ネイチャーズ・サン』『へルター・スケルター』『ハニー・パイ』、そして『レディ・マドンナ』に『ヘイ・ジュード』。並みのミュージシャンなら一生分以上にも値する曲を惜しげもなく放出してなお、『ゲット・バック』『ロング・アンド・ワインディング・ロード』『レット・イット・ビー』『オー・ダーリン』『シー・ケイム・スルー・ザ・バスルーム・ウインドウ』『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』『バック・シート』『マックスウェルズ・シルバー・ハンマー』『キャリー・ザット・ウェイト』『ゴールデン・スランバー』『テディ・ボーイ』『ハー・マジェスティ』『アナザー・デイ』等々をストックに抱えていたとは・・・。

まったくの誇張抜きであの頃のポールには世界中の誰も太刀打ちできなかったはずだ。そして、どんな人間であれ、あれだけの名曲を連続でモノにできたなら、単純に調子に乗らないはずはない。誰だって有頂天になるさ。それだけはまちがいない。

だから当時のポールが少々自信過剰なイヤな奴だったとしても、それは仕方のないことだと僕は思っている。彼は実際それだけの実績を残していたのだから。むしろ僕はこのドキュメンタリーでのポールを見て、逆に謙虚すぎるのではないか、とさえ思ったほどだ(笑)。彼は明らかに「できるヤツ」なのに、周りに対してもけっこう優しいのである。それに人の話にもちゃんと耳を傾けている。しかも、彼は自分が「あれこれ指示するイヤな奴」だと自分の事をちゃーんと自己観察できているのだ。これはなかなかにすごいことだ。

僕は以前からビートルズが解散した理由の一つは、ポールにあまりにも才能があり過ぎて、グループ内のパワーバランスが崩れてしまったからではないか、と感じていたのだが、このドキュメンタリーを観てその気持ちはさらに強まった。
ゆえにピーター・ジャクソン監督は、このドキュメンタリーがポールのワンマンショーにならないようにかなり気を使ったのではあるまいか。それぐらいポールの活躍には目を見張るものがある。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その28

視聴後の感想(2)

世界中のビートルズファンの度肝を抜いた『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』・・・果たしてその評価やいかに??

現在世界に存在する映画データベースの中で最も規模が大きく、また客観的で信頼できる情報源として、僕は長年IMDB(Internet Movie Data Base)を愛用してきた。これは世界中の映画愛好家が自由に自分の意見を発表でき、また誰でも10段階で評価を付けられるサイトとして高い評価を得ている。個人的には、その評価点はかなり辛口の部類に入ると思っている。

さて、では『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の評価を見ていこう。
パート1 9.2
パート2 9.1
パート3 9.6

https://www.imdb.com/search/title/?series=tt9735318&view=simple&count=250&sort=user_rating,desc&ref_=tt_eps_rhs_sm

正直言って僕は腰を抜かしそうになった。パート1、2、3すべてが9点以上、しかもパート3に至っては9.6という超絶高評価である。なぜそんなにも驚いてしまったのか?それは、そもそもこのサイトで9点以上の評価を得ること自体がいかに稀で困難なことであるかを長年自分が使ってきてよく知っているからである。

ちなみに『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』のカテゴリーは映画ではなく、TVショーという括りなのだが、映画の評価点で9点以上を取っているのは今のところ『ショーシャンクの空に』『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーパート2』『バットマン・ダーク・ナイト』のたったの4本しかない。世の中に無数に存在する映画の中でたった4本である。
そう考えると、TVショーという括りとはいえ、この評価はすべてのドキュメンタリーの中でも最高ランクに位置しているといえる。

つまりビートルズはドキュメンタリー部門でも世界最高レベルの作品をこの世に残したということになるのである。まあこの作品を実際に見れば当然といえば当然とも言えるのだが、ちゃんと世間の評価も得てしまうところがまたビートルズだなと思った次第。ああビートルズ偉大なり。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その27

視聴後の感想(1)

とにかく「すごいもの」を観てしまったというのが正直な感想である。僕がビートルズを聴き始めたのは1976年頃・・・。当時はスマホも、パソコンも、ビデオデッキもない時代だった。だから、ビートルズファンの僕たちは常に「動くビートルズ」(つまり彼らの動画)に飢えていた。なぜなら僕たちに手に入るものといえば、ファンクラブの会報や音楽雑誌に掲載される写真か、テレビ放送か(もちろん録画はできなかった)、定期的に開催されるフィルムコンサートぐらいしか手段がなかったからだ。

とくにフィルムコンサートというやつはビートルズと、解散後のメンバーたちの動画がまとめて観られるという非常に有難いイベントだった。だがその画質はとんでもなくひどいものだった。たとえば『レヴォリューション』のプロモビデオなどはジョンの顔がのっぺりとまっ白に見えてまるでバケモノのようだった(笑)。それでも僕たちは彼らの動く姿(動画)に文字通り「飢えていた」から、画質などはたいした問題ではなかったのだ。

今ではほぼあらゆるビートルズ関係の動画がYouTubeで観られるといっても過言ではない。だから、彼らの動画もすっかり有難みがなくなってしまった。なにしろ、昔はわざわざお金を出して、遠いところまで足を運んで観に行ったものが、家にいながらにして、しかも無料で観れてしまうのだから・・・。

時代は変わった。そしてビートルズの動画もお宝ではなくなってしまった。これは幸せでもあり、また不幸でもあるかもしれない。だが、僕のようなオールドファンにとってはまさに夢のような時代が到来したと言っていい。そんな折も折、まるで天から降ったかのように我々の前に突然現れたのが『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』だった。

僕はとにかくその画質の美しさにびっくり仰天した。それはただ未発表の動画というだけではなく、僕がこれまでに観たどんなビートルズの動画よりも美しかったからである。そして3部作で合計7時間以上というその長さ。そしてその濃密な内容・・・。そこには有り余るほどのビートルズの生演奏と、素顔に限りなく近いメンバーたちの姿、会話があった。いったいこれ以上のものを誰が望むだろう?

だが不思議なことに、この人類史に残るであろう宝物は、約50年もの間倉庫の奥に眠っていたのである。まちがいなくこのフィルムはビートルズの偉大なる功績にさらに大きな足跡を加えることになるものであり、また彼らの歴史の修正を余儀なくされるものでもある。特にビートルズは映画『レット・イット・ビー』撮影の頃には完全にバラバラで、仲が悪かったという定説はまったくの誤りであることがここに証明された。

ゆえに、『レット・イット・ビー』のあとに永遠の名盤『アビイ・ロード』が作られたこともけっして不思議なことではなく、むしろ必然であったと思えてくる。ライヴレコーディングを丸1か月もやり続けた彼らが、より完成度の高いスタジオアルバムを模索したことはとても理にかなっていると思えるからだ。

もう一つこれを観終わって素直に思うのは、これが2~3時間程度の映画ではなく、8時間弱のドキュメンタリーとして公開されて本当によかったということである。というのも、現在のドキュメンタリーでもなおカットされたのが惜しいと思える重要な場面がたくさんあったからだ。もうこうなったらピーター・ジャクソン監督にはさらに長尺のロング・ヴァージョンのディレクターズカットを作ってもらうしかないと思う(笑)。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その26

この記事にはネタバレが含まれます。

【22日目】 1月31日(金) 最終日
新年1月2日に始まったプロジェクトもいよいよ最終日を迎えた。誇張表現でもなんでもなく、僕たちは丸1か月もの間、ビートルズのリハーサルとレコーディングに至近距離で立ち会うという、これ以上ない体験をしたことになる。まさしく「ヴァーチャル・ツアー」、「マジカル・ミステリー・ツアー」である。

50年余の時を超えて僕たちファンに届けられたビートルズ最後にして最上の贈り物、それが『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』だと思う。

今はとにかくこのフィルムをこの世に残してくれたビートルズ4人と、マイケル・リンゼイ・ホッグ監督、そしてこの素晴らしいドキュメンタリーを実現化してくれたピーター・ジャクソン監督に感謝するしかない。これはもう本当に奇跡のフィルムである。

さて、ついに迎えた最終日の映像は、ドキュメンタリーのエンド・クレジットと共に進行する。映像は上下に2分割、または横に3分割されているが、これらの映像だけでもファンにとっては目が離せないほど超貴重なシーンばかりである。

"Two Of Us"
この曲も最終日のレコーディングで録られたテイクがアルバム『レット・イット・ビー』に収録された。このドキュメンタリーを観たことで、僕は『レット・イット・ビー』のアルバムが今までよりも十倍好きになった。

"The Long And Winding Road"
ただただ美しい。胸を打つビートルズ最強のバラードだ。

"Let It Be"
この曲もこの日に録られたテイクがアルバム『レット・イット・ビー』に収録された。
しかし最も美しい2曲を最後に持ってきたのは、ポールの曲ばかりが目立ち過ぎることのないよう配慮した結果だろうか。通常ならば『ゲット・バック』と同様にもっと時間を与えられてしかるべき曲だと思うのだが・・・。ポールファンの僕としては、やはり最後の2曲の完全版が見たかった、というのが本音である。
そして『レット・イット・ビー』のエンディングと同時に、このドキュメンタリーも幕を閉じる。ジョンの最後の言葉と共に、「最高の出来だ。家に持って帰るとしよう」

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その25

この記事にはネタバレが含まれます。

【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサートを終えて
映画『レット・イット・ビー』ではビートルズ4人が屋上での演奏を終えた直後にエンド・クレジットが流れたと記憶しているが、『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はまだ終わらない。場面は再び地下のコントロールルームへと移される。今終わったばかりの演奏のプレイバックを聴くために全員がそこに戻ってきたのである。

ここで交わされた会話は非常に重要なので、できるかぎり抜粋しておこう。(名前が抜けているものは誰の発言かが不確定なもの)
ジョージ「警察はなぜダメと言ってた?」
「治安妨害」
ジョージ「治安妨害って?」
「騒音のことだ」
ジョージ・マーティン「今後何をするにせよいいリハーサルだ。ライヴ自体もよかった。」
ポール「そうだね」
ジョージ「次はロンドン制覇だ」
ジョン「明日はヒルトンでやる」
「大音量で流す」
ジョージ「世界中のロックバンドがビルの屋上で同じ曲をやるんだ」
ポール「箱に固定された僕らが歌うんだ”ゲット・バック!”ってね」

今しがた屋上で演奏された曲のプレイバックを聴く皆の顔はとても楽しそうでリラックスしている。またひと仕事終えたあとの満足感に満ちている。そう、そこにあるのはビートルズファミリーといってもよいほどの親密度と信頼関係である。狭いコントロールルームなので、全員が身体が触れるほどに接して座っている。だが、そこに見えるのは「笑顔」また「笑顔」だ。彼らは本当に仲が良かった。そして、それは演技などではけっしてないことを8時間ものドキュメンタリーを観てきた僕たちは知っている。そう、今ビートルズの歴史が書き換えられたのだ。

もう一つの印象的なシーンがここに記録されている。握り合っているポールとリンダの手に向かって、そーっとリンゴの手が伸びる・・・。そして上からリンゴの手が重ねられる。それに気づいて笑うポールとリンダ。まるで子供のようにはしゃぐ3人。とても心温まるシーンだ。

さらに会話は続く。
「まだ今日は働く気分かい?」
ポール「ああ、残りを録音する」
「機材を運ばなきゃ」
「休憩したい」
ポール「昼食を食べ、やってないアコースティック曲を録ろう」
「上で?」
ポール「ここでだ」
「屋上は十分」
ポール「もう屋上はやらない。この続きは下でやる。」
「だが機材を下ろすのは時間がかかる」
ジョージ「映画では警察のせいで屋上から下りたことに」
ジョン「ありのままでいいって」

大仕事を終えた後だというのに、ポールはもう次の録音をやる気満々である。しかし、機材を下ろすのに時間がかかるからだろうか、最後のレコーディングは翌日にやることに決まった。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その24

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【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート本番(2)
"One After 909"
『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』に続いて、この曲もここで演奏されたテイクがアルバム『レット・イット・ビー』に正式採用されたことが、画面下のテロップで告げられる。一発勝負、10台のカメラ、屋外、しかも冬のロンドンの寒空の下という過酷な条件のもとで、ビートルズは次々にベストテイクを生み出してゆく・・・。
特にこの『ワン・アフター・909』はこれまでにリハーサルで聴いたものとはまるで違う疾走感と、高い緊張感を併せ持ったライヴならではの名演といえるだろう。とりわけジョンとポールのツインヴォーカルは圧倒的で、彼らの雄姿に完全に目が釘付けになってしまう。

"Dig A Pony"
演奏前にジョンが「歌詞が欲しい」と言い出す。まだ完全に覚えきってはいなかったのだろう。そうしている間にもアップルビル1F受付では、警官とスタッフたちの押し問答が続いている。そして、ついに屋上から下に降りてきたのはロード・マネージャーのマル・エヴァンスだ。機材の持ち運び、楽器のセッティング、ランチの手配、歌詞の書き取りから使い走りに至るまで、ほぼあらゆる雑用をビートルズのためにこなしてきたように見えたマル・エヴァンス。彼がここにきて最高の仕事をしたことが映像として記録に残っている。
マルは、ああです、こうです、ともっともらしい言い訳を駆使しながら、警官たちが屋上に行くのを先へ先へと引き延ばしにしていたのである。今この映像を見ると、ビートルズのルーフトップコンサートの成功を陰から支えた重要な立役者の一人はマル・エヴァンスだったことがわかる。彼もまた再評価されるべき人物の一人だと思う。
『ディグ・ア・ポニー』もまた出来がすばらしく、3曲連続でベストテイクとしてアルバム『レット・イット・ビー』に収録された。演奏後にジョンが言う、「寒くてコードが押さえられない」。だが、それでもこの演奏。なんということだろうか。

アップルビル前の通りには大群衆が集まっている。彼らの表情から、そのほとんどの人が突然のビートルズの演奏に好意的な感情を持っていることが伺える。それにしても当時の人々の顔は皆生き生きとして明るい。

"I've Got A Feeling"
2度目の演奏だが、やはり出来はレコードに採用された1度目のほうが良いようだ。そして、ついに業を煮やした警官たちがマルの後ろについて屋上へと向かう。警官にとってはもう限界だったのだろう。

"Don't Let Me Down"
この曲も2度目の演奏。そして、とうとう4人の後ろに警官たちが姿を現す。万事休すといったところだが、意外にもビートルズ4人はまったく気にすることなく演奏を続けている。ポールなどは警官の姿を見てさらにテンションが上がっているようにさえ見える。

"Get Back"
ルーフトップコンサート最後の曲。もう警官の我慢も限界に達していることが画面から見て取れる。また、4人共この曲が最後ということが分かっているようだ。マルがやむを得ず後ろでこっそりとPAの電源を切るが、すぐにジョージとジョンは電源を入れ直す。
中間部でポールがアドリブで歌う、「また君は屋上で遊んだな。ダメだ、ママは嫌がってる。怒ってるぞ、逮捕させるって。」もちろん警官たちに対する皮肉である。警察権力にも簡単に屈しないポールの姿勢は単純にカッコ良いと思う(個人の感想です)。現代人は1960年代、1970年代の反骨精神を失ってしまったように感じる。

そして、画面に「4人最後のパフォーマンス」のテロップが流れる。

ジョンが言う、「皆を代表しお礼を。オーディションに通るかな?」(爆笑)。最後はいかにもジョンらしいユーモアたっぷりの言葉で締めくくられる。そして、このドキュメンタリーもエンディングへと近づいてゆく。(続く)

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その23

この記事にはネタバレが含まれます。

【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート本番(1)
ついにアップルビル屋上に現れたビートルズ。

ここまで来るには様々な紆余曲折があった(そして、僕たちはその経緯をつぶさに見てきた)。だが、彼らが今直面しているもの。それはやり直しのきかない一発本番のライヴ演奏であった(実際、彼らはその日その時まで屋上で1曲たりとも演奏していなかった)。並みのグループならばプレッシャーに負けて実力を発揮できなかったかもしれない。だが、4人は最後の最後までビートルズだった。そう、このプレッシャーの中で彼らは持ち前の強烈な勝負強さを発揮する。

ロンドンの寒空の下に現れた4人の雄姿は、明らかにそれまでの彼らではなかった。彼らのスイッチはまちがいなくオンになっていた。「あのときの彼らには神が降りていた」という言い方もできるほどに・・・。特にポールとジョンは人が変わったようにとてつもないカリスマ性を身にまとったように僕には思えた。そして今、一番生き生きと楽しそうなのはポールだ。20代にしてこの現場を楽しんでいたポール・マッカートニーに、僕は畏敬の念を感じざるを得ない。

そして、ついに・・・。楽器のチューニングと、1曲にも満たない短いサウンドチェックを終えた彼らは唐突にルーフトップコンサートを開始する。

"Get Back"
オープニングはやはり彼らのニューシングルとなった『ゲット・バック』。ポールのヴォーカルはより力強く、そしてビリーを加えた5人の演奏はよりタイトに仕上がっている。明らかにこれまでに聴いてきた『ゲット・バック』とは質的に異なっている。ロックのノリだ!曲が終わったあともポールは余裕しゃくしゃくで、本当にこの場にいることを楽しんでいるように見える。ポールファン(の僕)にしてみればゾクゾクするような場面が続く。

"Get Back"
オープニングに続いて、2曲目に演奏されたのも『ゲット・バック』だった。1曲目の演奏もけっして悪いものではなかったのだが、なぜこの曲を続けて演奏したのかは不明である。(最初から決められていたのだろうか?)

"Don't Let Me Down"
ポールばかりが目立ち過ぎてはいけない。やはり3曲目はジョンの曲である。待ってましたとばかりジョンが類いまれなスター性を発揮する。それはポールの「それ」とは違い、まるで内側からにじみ出てくるかのようだ。曲の後半に市民からの苦情を受け警官たちがアップルビルの下に集まり始める。

"I've Got A Feeling"
ライヴ演奏と同時並行で路上、そしてアップルビル内での動きが画面分割により僕たちの目の前に展開される。そして、ついに警官たちがアップルビル1F受付を訪れる。この時点で何が起こるかは誰にもわからなかったはずだ。筋書きのないドラマが今始まる。
警官は30分で30件もの騒音の苦情が来ていることをアップルのスタッフたちに告げる。そして、彼らがこの時点ですでに演奏の中止を求めていることが、当時の騒音の大きさを物語っている。警官は「治安妨害であり、署への連行もあり得る」と明言している。これは冗談では済まない事態だ。改めてビートルズはものすごい事をやったのだと思う。
ついに警官の一人が言う「もう結構。音を下げないなら逮捕します。逮捕したくはないが、見過ごせない。」
だが、屋上での4人の演奏はこの日のピークを迎えていた。なんとこの時の演奏が『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』のベストテイクとなり、実際にアルバム『レット・イット・ビー』に収録されたのである。まさに屋外ライヴとは思えぬ完成度だ。(続く)

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その22

この記事にはネタバレが含まれます。

【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート直前
新年1月2日から始まったセッションも、今日は1月30日。僕たちはほぼ丸々1ヵ月という長期に渡ってビートルズの動向を追ってきたことになる。一つのグループをここまで詳細に追ったドキュメンタリーがこれまで他に存在したかどうかを僕は知らない。しかし、ことビートルズに限っていえば、カラー映像で4人が演奏したり、自由に会話したりする姿というのはこれまで極めて限定的にしか存在しなかった。
『ヘルプ!』『レット・イット・ビー』の映画、そしてTV特番の『マジカル・ミステリー・ツアー』を除けば、それらは『ヘイ・ジュード』『レヴォリューション』『ペニー・レイン』『ストロベリーフィールズ・フォーエバー』等のプロモ映像であったり、シェア・スタジアムのライヴ映像であったりするのだが、学生の頃から40年以上もビートルズを聴き続けてきた僕のようなファンからすれば、それらはすべて「もう見飽きた」と言い切れるほどに繰り返し、繰り返し見続けてきた映像というのもまた事実である。

そして僕はもうこれ以上新しいビートルズのカラー映像が出てくることなど夢にも思ったことはない・・・。

ところがである!『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』で公開された映像はほぼ全てが初公開の鮮明なカラー映像でありながら、その長さが約8時間というとんでもないお宝であった。しかもその内容は超一級である。これを奇跡と言わずしてなんと言おうか・・・。実際僕は今でも自分が見てきたものが信じられないほどだ。

ともかくここは今一度神様に感謝して、話を続けることにしよう。ついにルーフトップコンサート当日である。

この日の映像はアップルビルの屋上でカメラ、機材、楽器等々をセッティングするリンゼイ・ホッグ監督とスタッフたちの慌ただしい様子を映し出すことから始まる。この前代未聞のライヴ映像を収録するためにリンゼイ・ホッグ監督は10台のカメラを様々な場所に用意した。5台は屋上に、1台は向かいのビルに、3台で通りの様子を捉え、残りの1台はアップルビル1F受付に設置された「隠しカメラ」だった。これらは実に用意周到で、僕たちはこれからこの前代未聞のゲリラライヴの一部始終を目にすることになる。映画監督としてはそれほど大きな成功を収められなかったリンゼイ・ホッグ監督だが、この日のルーフトップコンサートを含め、ビートルズの膨大な映像と音声を後世のために残した功績はどれだけ称賛しても称賛しすぎることはないであろう。ブラボー、マイケル・リンゼイ・ホッグ監督!

まずはジョージ・マーティンがアップルビルにご出勤。受付の隠しカメラに向かって微笑む。彼もこのカメラのことを知っていたのだ。続いてグリン・ジョンズが出勤。2人は屋上のライヴを地下のコントロールルームで録音する。ここにも若き日のアラン・パーソンズの姿が見える。

それにしても、アップルビル屋上のスペースは驚くほど狭かったことが、離れたビルから映し出される映像からわかる。だが、意外にもその「狭さ」は実際に4人を映し出したパフォーマンスからはほとんど感じられないのもまた不思議である。リンゼイ・ホッグ監督は本当にいい仕事をしたと思う。

ライヴに向けてのセッティングが行なわれる中で、ビートルズ4人は下の階の部屋に集まっていた。「まだ、屋上での演奏をためらっている」というテロップが流れる。この部屋の中でどのような会話が交わされたのかはわからない。だが、ともかく4人は屋上ライヴをやるという最終決断を下す。

最初に屋上に姿を現したのはポールだった。「全カメラ、テイク1!」の声が飛ぶ。次に現れたのがリンゴ、そしてその後ろがビリー・プレストン。続いてジョージとジョンも姿を現す。そして思い思いにチューニングを始める。その顔にはもうためらいの表情はない。実際に屋上に出て、もうこれはやるしかないと思ったのだろう。

"Get Back"
「最終チェックだ」の声と共に、ジョンのギターソロから唐突に演奏が始まる。サウンドチェック代わりの演奏だろうか。突然の大音響に驚く通りの人々の顔、顔。皆が上を向いている。

そして、ここから画面が3分割されるという粋な演出により、いよいよルーフトップコンサートの開始が告げられる。そして僕たちはこれから初めてその「完全版」を目にすることになる。ドキュメンタリーの残り時間はあと50分。(続く)

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その21

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【20日目】 1月29日(水)
いよいよルーフトップコンサートが翌日に迫った。しかし、現実には1日前だというのに、まだメンバーたちの心は揺れていたのである。それゆえ、この日はビートルズと監督、プロデューサー、スタッフたちがスタジオに集まってルーフトップコンサートをやるかどうかを話し合う場面から始まる。

アップルビル地下のスタジオに拠点を移してから、音楽的にはあらゆる意味で改善したにもかかわらず、今後の方向性については4人の考えは未だまとまってはいなかった。ここでもなんとか意思統一を図ろうとポールが奮闘しているが、なんと結論はルーフトップコンサート当日まで持ち越されることになったのだった。

このあたりの経緯も、僕はこのドキュメンタリーを観て初めて知った。というのも、僕はビートルズファンでありながら、ビートルズ関係の本や資料をほとんど読まないという一風変わったファンだからである。いずれにしろ、ルーフトップコンサートはすでにコンサート活動を休止していたビートルズにとっては大変な葛藤の末に導き出されたギリギリの結論であったのだ。だが、彼らはこの前代未聞のゲリラ的路上ライヴ(と言ってもいいと思う)を見事をやり切り、結果として素晴らしい映像を残してくれたのだ。
まさに最後の最後に彼らは最高のライヴパフォーマンスと最高のアルバム(アビイ・ロード)を残して永遠にこの世から姿を消した。奇跡のグループ、ビートルズ・・・。

というわけで、結論はルーフトップ当日まで持ち越されたが、最後まで抵抗していたのはジョージだったように見える。
ジョージ「いいさ、やらなきゃいけないならやる。僕たちはバンドだ。でも本当は屋上ではやりたくないけどね。」
リンゴ「僕はやりたい。」
ポール「やりたい?」
ジョン「僕も屋上でやりたい。」
ポール「まったく多様な連中だ。」
ジョン「やりたくない人がいても気にしないけどね。」

ここではポールは明確な意見は述べず、まとめ役に徹しているように見える。だが、状況的にはジョージだけが屋上でやることに反対していたようだ。しかし、彼の表情は険しいものではなく話し合い自体は協力的な雰囲気で進んでいる。

というわけで結論はルーフトップ当日に持ち越されたが、ともかく4人はこれまでにやった曲の最終確認をすることに決め、本日のリハーサルが開始される。その現場にはポールの弟マイク・マッカートニーの姿も見える。あまり知られていないが、彼も当時すでにミュージシャンとしてある程度の成功を収めていた。

昼食のためポールとマイクがスタジオを後にする。すると、ジョージがジョンに向かって話しかける。
ジョージ「ジョン、やりたいことがある。今結構な数の曲が手元にたまってる。10年分、アルバム10枚分の質のいい曲ができてる。だからやりたいと思って。アルバムを作りたい。」
ジョン「ソロアルバムを?」
ジョージ「ああ。でも僕が思ったのは、たまった曲を外に出したいんだ。」
ジョン「いいと思うよ。」(ヨーコも大きくうなずく)
ジョージ「自分の曲がまとまったらどうなるか見たい。」
ジョン「LPを出し、結束しようって時にソロか。」
ジョージ「でも全員が個別に活動できればいいと思うんだ。そうすることでビートルズがより長続きすると思うし。」
ジョン「はけ口ってわけか。」
ジョージ「他人に曲をあげ、活かすことも考えたけど、気づいたんだ”バカげてる。自分のために使おう”と。」
ジョン「正しい。いいと思う。」

ここでジョージが示したものは、彼が自分の書き溜めた作品を世に問いたいと真剣に思っていたこと。そして、それがビートルズ存続のためにも必要だと感じていたこと。また、その思いをポールにではなくまず最初にジョンに相談したという事実である。彼はポールではなく、まずはジョンに意見を聞きたかったのだ。だがジョンはその考えに概ね理解を示したものの、ソロアルバムについては積極的な賛成の意志は示さなかったように思える。僕はここにジョージの深い葛藤を感じる。溢れるほどの才能が開花しつつあるのに、それを思い切り表現できない苦しみである。

"I Want You"
ここではキング牧師の言葉を替え歌にして特にジョンとビリーがノリノリで歌っている。ポールは珍しくスライドギターを弾いている。

"Two Of Us"
ジョンとポールが共に腹話術風に、歯を閉じたままの状態で歌っている。特にジョンはスーパースターらしからぬ変顔で笑わせる。

この日の映像を見るかぎり、ルーフトップコンサートの前日だというのに、4人は特に詳細な打ち合わせをするわけでもなく、レコーディングをするわけでもなく、かなり軽い練習で1日を終えたという印象だ。だが雰囲気は依然としてよい。とにかく「また明日」ということで解散となった。いよいよクライマックスが近づいた。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その20

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【19日目】 1月28日(火)
悪天候予報によってルーフトップコンサートが1日延期されたことにより、ビートルズに残された時間は今日と明日の2日のみとなった。
だが今日も4人は元気いっぱいだ。

一日の始めに、残された時間になにをやるべきかが話し合われる。そしてジョンが言う、「ドント・レット・ミー・ダウンとアイヴ・ガット・ア・フィーリングはもう十分にやった。もういい。まとまってない曲をやろう。ジョージの新曲を覚えよう。」

"Something"
そして4人はジョージが作りかけだった名曲『サムシング』をやり始める。ドキュメンタリーの中盤ぐらいまではジョンとポールの曲や歌で大半が占められていたが、後半に進むにしたがってジョージの出番が増えてくるのは嬉しいことだ。
途中で歌詞に行き詰まったジョージが言う、「ポール、"彼女の何気ない仕草が・・・"の続きが出ない」。なんとジョージは素直にポールに助けを求めているのである。歌詞に関してならジョンに助言を求めたほうがよさそうなものだが、ジョージが実際に声をかけたのはポールだった。しかし、この問いかけに即座に答えを返したのはジョンだった・・・「"カリフラワーみたいに"とか入れ、後で考える」。そして曲はみるみるうちに形を成してゆく。

"Love Me Do"
ジョージ「ラヴ・ミー・ドゥーの歌詞は最高だ。」
ポール「ああ、たしかに」
そしてジョンとポールが即興で歌い始めるが、出来はあまりよくない。

ここでポールが私用のため一時席を外す。ジョン、ジョージ、リンゴ、3人だけでリハーサルが続く(ビリーもいる)。

"I've Got A Feeling"
ポールがいない間に3人だけで実際何曲やったのかは不明だが、ここで『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』を練習する3人の姿が映し出される。ポールの曲をポールがいない間に練習するというのもなんだか意外な気がしたが、ひょっとしたらポールがいない間に手直ししたい部分があったのかもしれない。
ここでジョージが手にしているカラフルなギターはマジカル・ミステリー・ツアー『アイ・アム・ザ・ウォルラス』の場面でジョージが使っていたものと思われる。

ここでジョンがジョージとリンゴにアラン・クラインと会ったときの話をし始める。果たしてこの話をポールがいない時にしたのは偶然であろうか?個人的にはそうは思えないのだが、ともかくジョンはアラン・クラインを当時から非常に高く買っていて、少なくともこのドキュメンタリーにおいては彼に対する称賛が最後まで止むことはなかった。それはある意味心酔しているとさえ言えるほどのものである。

ビートルズ4人のうちただ1人ポールだけがアラン・クラインをビートルズのマネージャーとして認めず、この件に関して最終的にポールがジョン、ジョージ、リンゴを提訴する事態にまで発展したのは有名な話である。しかし、ポールが正しかったことはすでに歴史が証明済みである(ジョン本人までもが「ポールは正しかったかもしれない」とのちに認めている)。あの頭のいいジョンさえもがダマされたのだ。この事実は銘記しておいたほうがよいと思う。彼だって人間だ。判断を誤ることだってある。というわけで、まんまと彼はダマされ、ジョージとリンゴも「ジョンが言うのだから」ということで彼に賛同した部分は大きかったのではないだろうか。つまり、ここでもジョンがビートルズ解散の種を作ったという説は十分に成り立つと思う。ジョンがアラン・クラインをビートルズのマネージャーとして招き入れなければまた違ったことになっていただろうから。

"Old Brown Shoe"
ジョージが再びピアノの前に座り歌う。

"Don't Let Me Down"
外出していたポールが戻り、4人でのセッションが再開される。このときのテイクがのちにシングル『ゲット・バック』のB面に採用される。僕は昔からこのテイクが大好きで長年愛聴してきたのだが、この曲がアップルの地下スタジオでほとんどライヴで録音されたとは知らなかった。そのときの録音シーンが今見れるとは幸せだ。

"I Want You"
初期のヴァージョンで皆かなり自由にやっている。

"Half A Pound of Greasepaint"
レノン/マッカートニーの未発表曲。

そして、この日のセッション終了後4人はアップルビルの上階でアラン・クラインと初顔合わせをする。19日目のセッションが終了した。ルーフトップコンサートまでいよいよあと残り1日だ。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その19

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【18日目】 1月27日(月)
これまで18日間分のビートルズのリハーサル&レコーディングを見てきたが、この日の映像はあらゆる意味で特別すばらしいものとなっている。なによりも4人の表情が実に生き生きとしているのである。『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』は合計8時間近い大作だが、この1月27日~ルーフトップコンサート~エンディングまでの約2時間に渡る映像は単純に全体のハイライトと言ってもいいぐらいの内容だ。少なくとも僕個人はこの部分だけを何度も観返すことになるだろうと思う。
それぐらい、この日以降の映像と、それ以前のものには明らかな違いがあるのだ。ひょっとしたら、当初映画として公開が予定されていた『ゲット・バック』は、1月27日以降の映像がメインになっていたのではないかと思えるくらいなのだ。

"Blue Suede Shoes"
"Kansas City"
"Miss Ann"
ビートルズとスタッフ、関係者たちの生き生きとした姿が見事に映像に収められている。こんなすばらしい映像が50年以上も倉庫に眠っていたなんて本当に信じられない。ここではなんとジョンとポールが手に手を取ってダンスを踊るシーンまでもが映像に残されている。映画『レット・イット・ビー』からは想像すらできなかったシーンだ。

今日も朝から雰囲気は最高だ。
ジョージ「昨夜は作曲で夜更かしした。違う要素を合わせたよ。ハッピーでロックな曲だ。」「お陰で朝食がまだだ。寝なきゃと思うんだけど、10年前の君(ジョン)の声が聞こえる。曲を書きだしたら最後まで仕上げろ!昔言ったろ、始めたら終わらせろ。」
ジョン「自分じゃできない。それが一番なんだがね(笑)」

誰もが楽しそうだ。ポールはジョージ・マーティンと笑顔で話している。ジョージはビリー・プレストンにピアノコードの質問をしている。

"Old Brown Shoe"
そしてまた1曲、名曲が生まれようとしていた。ジョージが昨夜書いた曲なのだろうか・・・。彼がピアノを弾きながら、なんとかこの曲を仕上げようと奮闘している。ピアノの傍らには曲に合わせてノリノリで身体を動かすポール。そしてリンゴ、ビリーもいる(ジョンはまだ出勤していないようだ)。
ジョージ「ピアノはすごい。勉強しなきゃ。こういうのはギターじゃできない。」
しばらくして、曲に合わせてポールがドラムを叩き始める。それにジョージが笑顔で応える。
次のカットではリンゴがドラムを叩き、ポールとビリーが曲に合わせて2人でエレキギターを弾いている珍しいシーン。そしてジョージはポールのアドバイスを受けながら、ついに曲は完成形へと近づいてゆく。アイコンタクトしながらギターを弾くポールとピアノを弾くジョージ。とても美しいシーンである。

"Let It Be"
"The Long And Winding Road"
このセッションを始めた頃のどこか割り切れないような雰囲気はもうここには微塵も感じられない。4人は完全なチームワークを取り戻し、ただ曲を完成させることだけに集中しているようだ。

"Oh! Daring"
この曲の途中でジョンが皆の前で発表する、「ヨーコの離婚が成立したよ。自由だ。僕は今朝ついに自由になった。」。その言葉に笑顔で応える3人・・・。ジョンが上機嫌なのも無理はない。

"Don't Let Me Down"
この曲もついに最終段階に近づいたようだ。

"Strawberry Fields Forever"
ポールがピアノを弾きながら歌う。大変貴重な場面だ。

"Get Back"
この曲も最終段階だが、まだ気に入ったテイクが取れないようだ。

"Take These Chains From My Heart"
ポールが歌っているが、「テープをムダにするな」とコントロールルームから指示が飛ぶ。

"Get Back"
ここでは満足のいくテイクが取れるまで何度も何度もやり直すビートルズ4人の姿が克明に捉えられている。とにかく一度スイッチが入ったら誰が何と言おうと納得が行くまでやるといった感じの4人。まさにプロと言えるだろう。何度もスタジオとコントロールルームを往復する4人。そして、ついに『レット・イット・ビー』に収録されたテイクが取れたのだった。

"I've Got A Feeling"
この曲も完成に近づいているが、今日のところはまだポールが納得していないようだ。完成は明日以降におあずけとなった。

ルーフトップコンサートは1月29日に予定されていたが、悪天候が予想されたため1日延びて1月30日となった。今日は1月27日だから、4人にはあと丸2日時間ができたことになる。

ここにきていよいよ本領発揮。今やバンドの雰囲気は最高である。この状況の中でルーフトップまであと2日・・・。今の彼らにできないことは何もない。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その18

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第3部(Part 3)

【17日目】 1月26日(日)
以下の日本語字幕から第3部(Part3)が始まる。
「アルバムと実現微妙なショーを目指して16日。1月末までに終了させる必要がある。最新案は自社ビルの屋上でのライヴ。日程は3日後である。」

ついにルーフトップコンサートが1月29日(水)に行われることが決定された。残された日数はあとわずか3日間・・・ということで、今日もビートルズの4人は休日返上でリハーサルとレコーディングを開始する。

"Octopus's Garden"
この日の冒頭のシーンはリンゴが自分でピアノを弾きながら『オクトパス・ガーデン』を作曲しているシーンである。まだスタジオにはリンゴとジョージだけ。ジョンとポールは姿を見せていない。すぐにジョージがピアノのそばに来てリンゴに作曲のアドバイスを与える。とてもいい雰囲気で作曲が進む。そこへジョージ・マーティン、ジョン、ヨーコが姿を見せる。そしてなんとジョンが曲に合わせてドラムを叩き始める。ジョン「座るの初めてだ」。続いてポールとリンダ、リンダの娘ヘザーが姿を見せる。ヘザーの登場で現場は一気に子供のエネルギーに満たされるが、そこにいる誰もが彼女を自然に受け入れ、彼女が自由に遊ぶのを許しているところがなんとも微笑ましい。

"Let It Be"
昨日に引き続きこの曲のリハーサルが続く。より細かなディテールが練り込まれてゆく。

"I Told You Before"
ビートルズ4人共作のクレジットが流れるが、この曲もほとんどのファンには馴染みがないだろう。ここでヘザーがヨーコのおたけびを真似てビートルズと共演するところが面白い。ヨーコのスタイルは疑いなくヘザーに影響を与えたようだ(笑)。

"Twist And Shout/Dig It"
「演奏の一部は『レット・イット・ビー』で使われたとのテロップが流れるが、疑いなくそれは『ディグ・イット』のことだろう。余談になるがポールの子供に対する接し方を見ていると、彼が本当に子供好きなのがよくわかる。僕自身が子供好きなので彼の態度すべてを見ていてそれがわかるのだ。

"Blue Suede Shoes"
ジョンが歌う。彼は今日も調子がいいようだ。

"Shake; Rattle And Roll"
今度はジョンとポールのツインヴォーカルだ。演奏の息もピッタリで、この曲が4人にとってなじみの曲であることがわかる。

"The Long And Winding Road"
このドキュメンタリーではジョンはほとんど座ったままで演奏しているが、ここでは珍しく立ってギターを弾いている。
しばし練習したあとでグリン・ジョンズがポールに向かって「録っていい?」と聞き、その直後に録音したテイクが『レット・イット・ビー』に採用されている。なんという集中力であろうか。
コントロールルームでのプレイバックのあとで、ジョージが非常に積極的に曲の仕上げに関して意見を言っている。このシーンだけを見ても、ポールとジョージはけっして仲違いしていたわけではなかったことがわかる。ジョージはよりよく曲を仕上げるために率直な意見を言い、ポールもそれに反論することなく理性をもって答えている。ポジティヴなエネルギーを感じるよいシーンだと思う。

というわけで、本日もとてもいい雰囲気で1日が終わる。ルーフトップコンサートまであと2日だ。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その17

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【16日目】 1月25日(土)
これまで土曜日はオフだったが、この日は休み返上でのレコーディングである。思えばこのプロジェクトがスタートしたのも「正月早々」1月2日からだった。もうすでに富も名声も得ていたはずの4人だが、まあよく働いているなと思う(笑)。

冒頭には4人がインドに行っていたときのプライベートビデオらしき映像も流される。こちらの画像は荒いままだが、リストアが不可能だったのか、それとも故意に荒いままで流したのかが気にかかるところである。「昨日このフィルムを観たんだけど・・・」とポールがそのビデオについて話し始め、映像とスタジオとを交互に切り替えながら他のメンバーも話に加わってゆく編集が見事だ。こういう話をごく普通に和気あいあいとやっている彼らを観るのはとても楽しいし、心が癒される。1969年1月25日・・・少なくともこの日まではたしかにビートルズ4人は仲がよかった。

"Act Naturally"
ほんの数秒だがジョンが即興で演奏する。

そして、今日も1日ビリー・プレストンがテレビ出演のためスタジオに来れないことが告げられる。

"Bye Bye Love"
ジョンとポールが即興で歌っている。

"Two Of Us"
このシーンでは再び「ジョンとポールだけの世界」が出現する。2人がひとたびこのモードに入ったなら、ジョージとリンゴは完全に蚊帳の外に置かれているという感じがする。ジョンとポール、2人の結束が極めて固いことを再認識させられるシーンである。
ミキシングルームにはテープ・オペレーターとしてアラン・パーソンズの姿が見える。またこのときヨーコはジョンのそばにはおらず、壁に貼った紙に「春」と筆で書いているシーンが映る。

ここでプロデューサーのグリン・ジョンズが木曜日に他の仕事のため現場を離れなくてはならないことが告げられる。すなわち、もうビートルズに時間はなく、翌週の火曜日までに全曲録音を完了させなくてはならないことが判明したのだ。

"For You Blue"
やっとジョージの番が巡ってきた、おまたせジョージ!という感じである。ポールファンの僕もこのシーンは嬉しかった。そして時間のない切迫した状況の中で、ビートルズ4人は隙の無い完璧な演奏をし始める。ジョンも「今日のオレはピークだ」と上機嫌である。そして数テイク後に「この演奏は『レット・イット・ビー』に収録された」というテロップが流れる。ビートルズはこの状況の中わずか数テイクで1曲を完成させたのだった。

それにしても即席のミキシングルームでプレイバックを聴きながらくつろぐ4人やスタッフたちの姿は見ていてとても心地よいものがある。とにかく雰囲気がよいのである。誰もがとても信頼し合っていて、親密な関係であるのが50年の時を越えて画面から伝わってくる。

そして、画面に以下の説明が映し出される。
「プリムローズ・ヒルでのライヴは不可能となる」
今一つの可能性が消えたのだった。

リンゼイ・ホッグ監督の説明が続く。「元はショーとアルバム。ショーのライヴ盤だ。今はショーが消えてる。」
ジョン「演奏するのは好きなんだ。ただステージで演奏するだけならね。」「だから特番に賛成した。弾くだけだ。誰もライヴや特番をやりたくない。」「要するに誰も外に出ていきたくないわけだ。」「今からどうショーをやる?」
ポール「答えられないよ。答えなんかないさ。」
ジョージ「僕らがやって成功したことは。今回以上に無計画だったはずだ。何かを始めたら勝手に進むものだよ。」「どうなるにせよ、形にはなるさ。」
ジョン「ポールの望む形じゃない。ショーが彼の曲だとしたら、今は僕らの曲に変わってしまった。まあ結局はそういうことだよ。」
ポール「分かるよ。最終的には多数決だな。」
ジョン「今はドキュメントだからカメラがないフリをしてる。でも歌う時だけカメラを見るってのはどう?」「つまり歌う時だけカメラを意識するんだよ。」「ショーとしてカメラに向かって歌う。フィナーレで作った曲を全部歌う。」
ジョン「どう思う?」
ジョージ(深くうなずく)

そしてさらに真剣な話し合いが続く。しかし、考えはなかなかまとまらない。

"I Lost My Little Girl"
ポールが14才のときに初めて書いたというこの曲を、なんとジョンが歌っている。これは貴重だ。

最終的にリンゼイ・ホッグ監督と、グリン・ジョンズの発案により、アップルビルの屋上でライヴを行うことが決定される。有名なルーフトップコンサートは、大変な紆余曲折を経て捻出されたアイディアであり、ある意味「妥協案」でもあったのだ。

その後屋上を視察に出かけるポール、リンゴ、そしてスタッフたちの姿が映し出される。これもなかなか貴重な場面だ。

"Let It Be"
かなりの時間をかけてリハーサルが行われたことがこのシーンから推測される。しかし今日は完成には至らず、本日のレコーディングが終了する。

以上をもってパート2が終了する。
画面に以下のテロップが流れる。
「4人は屋上でのライヴを水曜日に設定する」

つまりルーフトップコンサートまで、日曜、月曜、火曜の3日間しかないということだ。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その16

この記事にはネタバレが含まれます。

【15日目】 1月24日(金)
この日は4人が雑談をするシーンから始まる(この日ビリー・プレストンは他の仕事で遅れていた)。ビリーをバンドに加えることや、ギャラのこと、彼のレコードをジョージがプロデュースすることなどが話し合われる。

"On The Road To Marrakesh"
のちにジョンがアルバム『イマジン』に収録した『ジェラス・ガイ』の原曲。ジョンが「30人のストリングスをつける」と言っている。

"School Days"
チャック・ベリーの曲。ここでグリン・ジョンズがポールに「ベースを替えて」といい、ポールはヘフナーの替わりにリッケンバッカーのベースを弾き始める。だがポールはこのベースが気に入らず、ジョージ・マーティンがポールの前に座って手助けしようとしているシーンが印象的である。今回のプロジェクトではジョージ・マーティンはグリン・ジョンズにプロデュースを譲っているが、ドキュメンタリー内では度々顔を見せている(ひょっとしたらほとんど毎日来ていたのかも?)。だが、ほとんどのシーンで彼は寡黙であり、あまり口数は多くない人という印象を受けた。

"Two Of Us"
上記の流れでポールが「この曲はベースなしでやる」といい、アコースティックギターに持ち替えたところが面白い。

"Polythene Pam"
ジョンが歌う。まだ未完成のようだ。

"Her Majesty"
"Teddy Boy"
またポールが別の曲の引き出しを開ける。ポールがこの当時どれだけのストックを持っていたのかをあとでまとめてみたいと思う。

"Maggie Mae"
遅れていたビリーが顔を見せている。

"Fancy My Chances With You"
レノン/マッカートニーの未発表曲。「彼らが10代の頃の作品」とのテロップが流れる。

ここでビリーが参加。ポールがビリーに尋ねる「毎日来られるか聞かれてない?」。ビリー「喜んで。今は空いてるし。」

"Dig It"
ここではこの曲は4人の共作ということになっている。当時ジョージの妻であったパティがスタジオを訪れる。

"I Feel Fine"
本日のセッションは終了。他の3人は帰ろうとしているが、ジョンが一人椅子に座りギターのイントロ部分から熱心に弾いている。

この日はほとんどビリーが不在だったためか、結局本格的なレコーディングは行わなかったように見える。やはり今回のセッションにはビリー・プレストンの存在が不可欠とビートルズは判断したのかもしれない。

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