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1日1枚シリーズ その2 『ラム』を聴く

1枚のアルバムを最初から最後までぶっ通しで聴いてみて感想を書いてみようという、まったくの思いつきで始めたこのシリーズ。その第2弾は、もちろん『ラム』である(ただの時系列、笑)。

その昔、僕が若かりし頃は、アルバムを最初から最後までぶっ通しで聴くなんて、とても当たり前のことだった。と言うよりは、昔のアナログレコードは、表裏(A面とB面)に分かれていたから、A面・B面共に一度針を落としたならわずか20分前後で片面が終わってしまうという仕様だった。だから、少なくともA面か、B面は始めから終わりまで聴くというのがごく普通の聴き方だったのだ。それに、今のように曲をワンクリックで瞬間的にすっ飛ばす、なんてこともできなかった。曲を飛ばして聴くにはいったん針をレコードから手動で離し、さらにお目当ての曲の溝(ミゾ)を探し当てて静かに針を落とす、という作業をしなくてはならなかったのだ。だから、そんな面倒くさいことをするよりは、一度針を落としたら片面が終わるまでそのまま聴き続けるほうが効率的でもあったわけだ。

そんなわけで、昔はあまり好きでもない曲でも、そのまま聴き続けることが多かったように思う。ある意味アーティストにとっても有難い時代だったのかもしれない。好きなアーティストのアルバムは好きな曲も、そうでない曲もとにかく目一杯に楽しむ・・・それが古き良きアナログレコードの時代だった。

ということで、『ラム』である。
前作『マッカートニー』のリリースからわずか1年1か月後の1971年5月にこのアルバムは発売された。今さらながら、そのアルバム制作サイクルの短さには驚かされるばかりだが、それにも増して驚かされるのがとても人間技とは思えない曲想の豊かさである。どうしたら約1年という短い時間の間にこれだけバラエティに富んだ曲の数々を作り、詩を付け、アレンジを施し、レコーディングまで完成させることができたのか・・・。単純計算だと、アルバム12曲+シングル2曲=14曲だから、月に1〜2曲仕上げればいいということになるのだろうが、何もないところから1曲を生み出すことのいかに困難であるかを想像するにつけ、凡人の僕はただただ途方に暮れてしまうことになる。

なにしろほとんどの人間は一生のうちただの1曲として音楽を作ることなく人生を終えるのである。そして音楽を作る才能を持ったほんの一握りの人たちでさえ、いわゆる世界的な名曲をたった1曲でも残すことができれば極めて幸運であり、それ以外のほとんどの人たちは大衆に全く知られることのないままこの世から消えてゆく。それが厳しい現実である。

だがポール・マッカートニーは既に1971年の時点で少なくとも50曲以上の世界的名曲を作曲、もしくは共作していた。もちろん僕はビートルズの事を言っているのだが、普通ならば1人の人間が生み出せるキャパシティはこの時点でとっくの昔に超えていたはずなのである。つまり俗に言う「才能の枯渇」にポールが苦しんでいても何の不思議もなかったはずなのだ。だが、そうはならなかった。それどころか多作かつ良作という奇跡的な状態がビートルズ解散以降も途切れることなく続いていたのだから驚きである。

とにかくアルバム全編を通して印象的で、美しいメロディが詰まっている。また似たような曲が1曲もないため何度聴いてもけっして飽きることがないし、アレンジや演奏に関してもまったく隙がない。前作『マッカートニー』とは力の入り方が明らかに違う。1枚のアルバムとして統一感のある非常に完成度の高い作品になっている。ゆえにこれはもう古典と呼んでもよいほどの名盤といえるだろう。

ビートルズ解散によるショックから、アルバム『マッカートニー』から『ラム』の頃のポールは精神的に非常に不安定であったと言われている。今ではとても信じられないことだが、酒に浸り、ドラッグにまで手を出したことさえあったという。そんなポールを陰からしっかりと支え、作品にまで共作者としてクレジットされているのが(当時音楽的にはまったくの素人だった)妻のリンダであった。アルバム『ラム』ではなんと12曲中6曲が「Paul & Linda McCartney」とはっきりクレジットされているのだから驚きである。リンダからの音楽面での実際的な助力は、おそらく微々たるものではなかったかと僕は推測しているのだが、この頃のポールは傍らにリンダがいなければとても作曲などできるような状況ではなかったのではあるまいか、そして、それゆえにポールはリンダを共作者として世間に声高に宣言したかったのではないか(リンダへの感謝の気持ちを込めて)、と僕は思っている。

リンダの存在なくして、この名盤はけっして生まれ得なかったのである。ありがとう、リンダ。

アルバム『ラム』はポールの約60年間に渡る音楽キャリア全体を見渡しても、最も評価の高いアルバムの一つである。特にソロ期においては、このアルバムと比較しうる作品は『バンド・オン・ザ・ラン』『ヴィーナス・アンド・マース』『ロンドン・タウン』『タッグ・オブ・ウォー』『フレイミング・パイ』『ケイオス・アンド・クリエーション・イン・ザ・バックヤード』『NEW』ぐらいしかなかろう、と僕個人は思っている。ほんとうにすばらしいアルバムだ。

僕がアルバム『ラム』を聴いて感じる言葉は「メロディーの宝石箱」である。

最後にこのアルバムで僕が「いい曲」と思う曲を挙げておく。

Too Many People
Dear Boy
Uncle Albert/Admiral Halsay
Monkberry Moon Delight
Eat at Home
The Back Seat of My Car

『Ram』[CD]

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『ザ・7インチ・シングルス・ボックス』全世界3000セット限定で12月2日発売

この不景気に、まったくもって景気のよいリリースが発表になった(笑)。

その名も『ポール・マッカートニー ザ・7インチ・シングルス・ボックス』。

全世界3000セット限定で12月2日に発売となる。

今回は日本版は存在せず、輸入版のみ。発売はユニヴァーサル・ミュージックストア限定で日本では110,000円(税込)での提供となる。

さて、その内容だが、こういったいわゆる超高価限定版といった類いの商品にはなかなか心が動かない僕でも、「お金があったら欲しいなぁ」と思わせるものとなっている(笑)。

簡単にいえば、これはポール・マッカートニーの古き良きアナログ盤シングルを全80枚まとめてセットにして販売するというものである。

詳しい内容については以下のリンクから実際にユニヴァーサル・ミュージックのストアに行って確認してみてほしい。これはかなりヤバいです(笑)。

https://store.universal-music.co.jp/product/4529652/

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『リボルバー』リミックス盤の感想

『リボルバー』のリミックス盤が発売になった。

ビートルズが新たな領域に足を踏み入れた記念すべきアルバムということで、本作品のリミックスに大きな期待をかけていたファンもきっと多かろうかと思う。

さて今回のリミックス盤に対する僕の評価だが、まず世間の評価はまったく考慮に入れていないということを初めにお断りしておく。またこのリミックスに関して今現在、実際にどのような事が言われているのかも(アマゾンのレビューなども含め)今のところまったく確認していないこともお伝えしておく。つまり完全に僕個人だけの評価、感想である。

このリミックス盤を2009年のリマスター盤と比較して100点満点で採点すると、ズバリ50点というのが僕の評価である。つまり簡単にいえば、わざわざお金を出してまで聴くほどのものではないということになる。

たしかに音はクリアになってはいる。しかし、トータルで見るとこれまでのリミックス盤と同様に全体としてのバランスが悪すぎると思う。特に音圧が高すぎて長く聴いていると非常に耳疲れのする音になってしまっている。前作『レット・イット・ビー』は少しましだと感じられたが(70点)、今回ははっきり言って耐えがたい。もう2度とリミックス盤は聴かないだろう、というレベルというのが正直な感想だ。「ひたすらうるさい」。そして、不必要な強調とアルバム全体をトータルで聴いたときのバランスの悪さ。これが『リボルバー』のリミックス盤に対する僕の偽らざる感想である。

ジャイルズには悪いが、今の彼は偉大なる父親の功績を次々と台無しにするような仕事をしているようにしか僕には感じられない。それと同時にジョージ・マーティンという人がいかにバランス感覚に優れたすばらしいプロデューサーであったかを僕は再認識し、ひたすら感謝の念に打たれてもいる。ビートルズという唯一無二のアーティストの素材を、ほぼ完璧な形で作品としてまとめ上げた手腕はどれだけ賞賛しても賞賛し尽せないものがある。

ではよいリミックス盤とはいったいどのようなもののことを言うのであろうか?

実は僕自身今までは上記の質問に対する答えを持たなかった。実際問題として、よいリミックスのお手本となるような作品を今まで知らなかったのである。

だが今は違う。僕はつい最近リミックスのお手本と呼ぶべき作品を聴いたからである。それが先日当ブログでも記事にしたユーミンのリミックスベスト盤『ユーミン万歳!』である。このリミックス盤のいかにすばらしいことか!この音を聴いたあとでは、僕には『リボルバー』のリミックスというのは、言い方は悪いが、まるでやっつけ仕事のようにしか聴こえない。ただ音がクリアになればよいというものではない。それらを再構成して、長時間の鑑賞に堪えうる作品としてまとめ上げる能力というものが絶対に必要なのだ。

僕は今でも『ユーミン万歳!』を頻繁に聴いている。なぜなら、それが心躍る経験だからである。そして、聴くたびに心が洗われるような思いがしている。何十年も前の作品が、昔の雰囲気をまったく壊すことなく、磨き上げられた音で生まれ変わっている。しかも、作品としてトータルなまとまり、バランスの良さが絶妙なのである。これは聴いた人にしかわからないだろう。

ビートルズのリミックスプロジェクトはこれからも進んでゆくだろう。しかし、このままではいけないと思うのは僕だけだろうか。ともかく、これらのリミックス盤が未来のファンが聴くことになるビートルズの標準とはならないことを僕は願う。標準はあくまでも2009年のリマスターだ。

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1日1枚シリーズ その1『マッカートニー』を聴く

ポールを聴き始めてから、もうかれこれ45年になる。我ながら長く聴いてきたな、長く生きてきたな、などと思う今日この頃である(笑)。しかし、考えてみると45年間ずっと休まずポールだけを集中的に聴き続けてきたというわけでもない。本当にどっぷり浸かるように聴いていたのは20代の頃までで、特に40才を過ぎてからは若い頃のように1枚のアルバムを初めから終わりまで通しで聴くようなことはだんだんと少なくなっていった。

そしてここ数年というもの、僕はアーティストやジャンルを問わず、ただ好きな曲だけをスマホ内に集めてランダム再生するというスタイルにすっかり慣れきってしまっていた。つまり僕はだんだんと1枚のアルバムというものに重きを置かなくなっていたのである。

それに、自分がいいと思う曲だけを寄せ集めて繰り返し聴くというのは単純に気持ちのよい経験であったし、いろんな意味でムダが省けているようにも思われた。そして、そうすることは僕が若い頃に陥りがちだった、ある特定のアーティストに特別な肩入れをするということから僕を解放してくれたようにも思われた。

上記のような経緯を通して、僕はだんだんとビートルズとポール・マッカートニーを自分の中で特別扱いするということやめるようになっていった。これはある意味寂しさを伴うものではあったが、僕はより多くの音楽を柔軟に受け入れることができるようにもなっていった。実際、今僕が日常的に聴いている音楽は、そのほとんどがビートルズやポールとは関係のないものばかりである。

しかし、そんな今だからこそ、改めてフラットな気持ちでポールのアルバムをもう一度初めから最後まで聴き直してみようという気持ちにもなったのである。

と、前置きが長くなってしまったが、これから1日1枚ポールのアルバムを初めから最後まで通しで聴くというシリーズをやっていこうと思う。(といっても、毎日記事をアップするという意味ではない。あくまでも気が向いたら、という意味である)
そして、ポイントはとにかく初めから最後までノンストップでアルバム全体を聴き、その感想を素直に書くというものだ。いったいどんな感想が飛び出すのか。これは自分でも楽しみである。


さて、今日はその第一回目ということで、1970年に発表されたポールのソロアルバム第一弾『マッカートニー』を取り上げる。

このアルバムを最初から最後まで聴くのはおそらくアーカイヴのリマスター盤が出たとき以来だろう。とにかく久しぶりであり、それだけにとても新鮮な気分になった。実は、今回このアルバムを通しで2回も聴いてしまった(笑)。

アルバム全体を通しての印象は、やはり天才のほとばしるような才能がアルバム全体に染み渡っているということである。たとえばビートルズならば没になったであろうような曲であっても、そこには非凡なメロディーやフレーズがあり、ハッとするようなアイデアや小技があり、魅惑的なヴォーカルがあり、深いベースの響きがあり、センス溢れるギターやドラムスの音がある。しかも、それらはいかなる意味でも他の音楽を模倣したものではないし、また追従したものでもない。それはただ彼の存在の核から湧き上がる生粋のオリジナルである。そして、であるがゆえに、マッカートニーミュージックは決して聴く者の耳を捉えて離さないのである。

しかもこの時代にほぼすべての楽器とヴォーカル、そして多重録音を独力で行い、1枚のアルバムとして仕上げるという気の遠くなるような作業・・・。それは凡人には想像することさえ不可能である。おそらくポールの頭の中には予め曲の完成形が出来上がっていたに違いない。そして、もっとすごい事は、このアルバムのどの曲を聴いても、そうと言われなければ全部を一人でやったとはまったくもって感じられないことである。

もう一つ覚えておくべきことは、このアルバムがポールにとって精神的に最悪な状況の中で作られたという事実である。ビートルズの解散がもはや決定的となっていた状況の中で、ポールは全世界を敵に回し、愛妻リンダの支えだけを頼りにこのアルバムを作り上げた。そして、さらに驚くべきことは、このアルバムにはそういった当時のポールの精神状態を想起させるような陰鬱さや、暗さ、影といったものがまったくといっていいほど感じられないということである。そして、これこそがポール・マッカートニーという人のまさに本質を表している。底抜けの楽観主義、プラス思考といった表現さえも陳腐に聞こえてしまうほどのタフな精神力・・・そして逆境に置かれた時の強さ・・・。だが、表向きはいつも笑っている。それがポール・マッカートニーという人なのだ。

僕がアルバム『マッカートニー』を聴いて感じる言葉は「天才のきらめき」である。

最後にこのアルバムで僕が「いい曲」と思う曲を挙げておく。
Every Night
Junk
Man We Was Lonely
Momma Miss America
Teddy Boy
Maybe I'm Amazed
Singalong Junk

McCartney[CD]

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『ユーミン万歳!』追記

前回の記事で紹介した『ユーミン万歳!』がオリコンで1位を獲得したらしい。

彼女ほどのアーティストでも、若いアーティストたちが台頭している現在の音楽チャートで1位を獲るというのは至難の業だ。しかも、過去何度か発売しているベスト盤となるとなおさらである。

しかし、実際に今回のベスト盤のクオリティの高さを耳にした僕からしてみれば、この1位は獲るべくして獲れた1位作品であると自信を持って言うことができる。

このアルバムは単に過去の名曲を寄せ集めただけのベスト盤ではない。事実それはまったく新しい体験と言ってもよいほどの強烈なインパクトを僕に与えてくれた。これまで何十回も聴いていたはずのユーミンの古い曲たちを、僕はまるでまったく初めて聴くような新鮮さをもって再び向かい合っていたのである。この体験は例えて言うなら、2009年にビートルズリマスターを初めて聴いたときの感動にも匹敵するものだった。

もう一つこのアルバムを聴いていて不思議に思ったことがある。それは彼女特有の甲高い声・・・実はそれが僕は長い間苦手だったのだが、このアルバムに関する限りそれらは驚くほど自然で滑らかに聴こえたということである。いったいどんなマジックを使ったというのだろう?もしこれもまたミックスエンジニアの為せる業だとしたら実に驚くべきことである。

とにかく、やる人がやれば、リミックスは曲の印象自体を根本から変えることも可能なのだ。今回僕はその事実を心の底から思い知った。

そして、僕はこのアルバムのリミックスを担当したエンジニアのGO HOTODA(保土田 剛)さんを賞賛したい気持ちでいっぱいになった。日本にこんなすごい人がいたとは!彼のこの仕事は今後の音楽業界にひょっとしたら大きな革命をもたらすかもしれないとさえ思えるほどの偉業だと思う。「ユーミン万歳!」そして「GO HOTODA万歳!」彼のおかげでユーミンの作品は新たな命を吹き込まれたのだ。これは一つの事件である。

そして思った。もし彼がビートルズのリミックスを担当していたとしたら・・・。おそらくもうそれは起こり得ないだろうが、もし彼がやっていれば、何かすごい事が起こっていたかもしれない。僕個人の見解では、結局のところジャイルズ・マーティンのリミックスはほぼ失敗に終わっていると思う。これまでのところ僕が評価しているのは『サージェント・ペパーズ』1枚のみで、それ以外の作品は全て多かれ少なかれ失敗したと感じているのだ。したがってビートルズは2009年のリマスターが現在のところ最良の音源であると僕自身は思っている。

こうなったら、ユーミンの全作品はとりあえずGO HOTODAがリミックスすべきなのではないだろうか。大変な仕事量になると思うが、僕は秘かに期待しています。

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これぞ音楽。理屈はいらない。

『マッカートニーⅢ』を酷評したあとの僕の気持ちはすぐれなかった。正直言って落ち込んでいた。僕はなにかやってはいけない事をしてしまったような気分になっていたのである。

そして、この沈んだ気持ちを和らげてくれたものは、やはり音楽しかなかった。

それは期せずしてユーミンの新しいベスト盤『ユーミン万歳』だった。

ユーミンの曲なら、主要曲はほとんど知っていた。彼女は僕が心から敬愛するアーティストの一人である。

だから、今さら彼女のベスト盤を聴いて特別感動なんかするわけはなかった。

だが、このベスト盤は今までのものとはまったく違っていたのである。

なんとか説明してみよう。

全51曲。このアルバムはすべての曲がリミックスされているのだが、オリジナルの雰囲気を完全に残しながらも、実に温かみのあるリラックスした全く新しいサウンドに生まれ変わっていたのだ。驚くほどに!そして、ユーミン自身のヴォーカル、コーラス、各楽器の音が実にくっきりとした輪郭を描きながら全体と完全に調和している。しかもその音は奥行きさえも感じさせる。そう、まるでそれはユーミンが実際に自分の目の前で歌っているかのような錯覚さえ覚えてしまうほどなのである。

僕は本当にびっくりしてしまった。そして、まったく無努力で彼女の歌声にひたすら耳を傾けていた。そこには、いい曲とか、悪い曲とかを判断するほんのわずかな心の隙間さえも存在しなかった。そこに理屈は不要だった。そう、これこそがいい音楽というものだ!!そこにはあれこれと理屈をこねる必要などまったくなかったのである。

結局のところ、それがポールの曲であろうとなかろうと、僕は好きな曲は好きだし、嫌いな曲は嫌いなのだ。だから、好きになれないアルバムをもう好きになろうとするのはやめよう・・・と思った(笑)。

ポールだって人間だ。そんなアルバムも1枚や2枚はあるさ。そう考えるとずっと気が楽になった。

そして、『ユーミン万歳』を聴き続けるうちに、僕はすっかり元気を取り戻していた。そう、これこそが音楽のすばらしさである。

このリミックスアルバムはきっと一つの歴史となるだろう。ありがとうユーミン。ユーミンが好きな人ほど聴いてほしいと思えるすばらしいベスト盤です。これは。

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『マッカートニーⅢ』について正直に書こう

僕がこのブログを運営するにあたって気を付けていることの一つ・・・それは極力否定的、もしくはネガティブな内容は書かないということである。その理由はただ単純で、ネガティブな事を書いても楽しくないからだ。

しかし、時には書かなければならない時もある。たとえそれが大きな痛みを伴うようなものであるとしても・・・。

アルバム『マッカートニーⅢ』については、僕は事あるごとにこのアルバムがあまり好きではないことをちらつかせてきた。しかし、僕は1枚のアルバムについてある程度固まった意見なり、感想を語れるようになるまでには少なくとも1~2年の時間は必要だと考えている。だから僕は期が熟する時を待っていたのである。

『マッカートニーⅢ』は2020年12月18日に発売された。つまり、発売されてからもうすぐ2年が経とうとしているということになる。30年ぶりに「マッカートニー」のタイトルが冠されたこのアルバムは発売前から大きな話題を呼び、イギリスでは31年ぶりにチャート1位を獲得、アメリカでも最高位2位と、チャート成績だけを見れば2000年以降ポールが最も大きな成功を収めたアルバムの一つとなった。

しかしながら、過去約45年以上もポールの作品をリアルタイムで聴き続けてきた僕にしてみれば、『マッカートニーⅢ』は残念ながら彼の全作品の中でも最も出来の悪い作品の一つに数えざるをえないというのが偽らざる気持ちなのである。
(僕は好きでない作品まで「良かったね」とアーティストに対しておべっかを使うような類いのファンではない)

だが、「出来が悪い」というのはあまり正確な表現ではないかもしれない。各曲のアレンジや録音のクオリティ自体はけっして悪いものではないと思うからだ。問題は、いかんせん標準的なポールのアルバムに比べていい曲が少なすぎるのだ。

率直に言ってこのアルバムは内容的にはとても1位を獲れるようなものとは思えない。これまでポールの過去作品には辛口な評価が多かったウィキペディアでの評価(専門家によるレビュー)がすべて★4つ、というのも不可解だし、アマゾンのカスタマーレビューを見ても平均4.5点という高評価である。通常ならばファンとしてこれは喜ぶべき状況なのだが、ここまで作品と一般的な評価が乖離しているとなると、僕も黙っているわけにはいかない。まあこの状況を冷静に客観的に見れば僕一人が狂っていて、世間の評価が正しいということになるのかもしれないが・・・。

さて僕は「いい曲が少なすぎる」と書いたが、ポールの標準的なアルバムとはいったいどのくらいの比率でいわゆる「いい曲」が収録されているのだろうか?もちろん、これは簡単にいえば「好き嫌い」なので個人差があるだろう。しかし、僕自身の感覚ではポールのアルバムは「どんなに悪くても」半分以上はいわゆる「いい曲」で占められている、というのが正直な感想である。これが、評価の高いアルバムになればなるほどその割合が6割とか、7割とか、場合によっては8割というぐあいにアップしてゆくということになる。たとえば、ソロ期の最高傑作と誉れ高い『バンド・オン・ザ・ラン』を例に挙げると、全収録曲9曲のうち、僕の評価基準でいい曲でない曲は『ピカソの遺言』ただ1曲だけである。つまり、それ以外の8曲はすべて「いい曲」なのである。これは割合でいうと、8÷9で、8割8分という高確率なのだ。

こんな高確率で「いい曲」が入っていても特に驚きもしない。それがいわゆるポール・マッカートニーの標準的なアルバムだと僕は思っている。いや思ってきた。つまりポールのアルバムにはいわゆる駄作というものが極めて少ないのだ。

そして、だからこそ、『マッカートニーⅢ』には違和感ありまくりなのである(笑)。

『マッカートニーⅢ』全収録曲11曲中、僕が同じ基準で「いい曲」と思う曲はなんと1曲目の『ロング・テイルド・ウィンター・バード』と2曲目の『ファインド・マイ・ウェイ』のわずか2曲だけなのである。その割合は2÷11で、1割8分という低確率なのだ。
とはいえ、残り9曲がすべて駄作と言い切るつもりもないのだが、ともかく僕基準では「いい曲」とは呼べない曲ばかりがその後9曲連続で続くことになる。まさにこれは異常事態なのである。

これまでは、いい曲に挟まれていたがゆえにアルバム全体として見れば「この曲が入っているのも容認できる」・・・というような事がたくさんあったのである。少なくとも9曲連続でいい曲がない、などということはただの一度もなかった・・・。

たとえば『ディープ・ディープ・フィーリング』のような曲もいい曲がたくさんある中で箸休め的に1曲入っていれば、これは容認できる。しかし、同系統の『ディープ・ダウン』が同じアルバムに入っていて、しかも隣り合わせの曲も今イチの曲となれば、これはもうアルバム全体が散漫で小粒な印象しか与えないのである。また『ホエン・ウィンター・カムズ』のような魅力的な小品も、前後にいい曲があるかないかで印象がまったく変わってくる。

つまり結論として、『マッカートニーⅢ』は収録曲がこれまでの標準的なポールのアルバムに比べて非常に劣るというのが僕の最終的な意見である。さらっと言っているが、これは1ファンとしてとてもとてもショッキングで落ち込む事実であることを最後に強調しておきたい。これまで約45年間、ずっとポールの作品を聴き続けてきた中で、何があっても高いレベルを維持してきたポールの楽曲の質が、今ここにきて初めて崩れたことを指摘しなくてはならないとは・・・。まさかそんな日が来るとは夢にも思っていなかった。

『エジプト・ステーション』もいいアルバムだったので、どうかこのままでは終わらないでほしいと思う。

というわけで、『マッカートニーⅢ』の正直な感想でした!(笑)

けっこう暗い気分になってしまったので、気を取り直してこれから過去アルバムの再レビューでもやってみようかな、などと考えている次第。でも開始時期は不明です(笑)。

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ポール、『オー!ダーリン』を熱唱

実はポールはビートルズ時代の曲をほとんどステージで演奏しているのだが、それでもまだ一度も演奏されたことのない曲が数曲存在している。そのうちの1曲が『オー!ダーリン』なのだが、僕はこの曲はキーも高いしおそらくもうポールがステージで歌うことはないだろうと思っていた。

だから、ポールがこの曲をライブで演奏したと聞いたとき、僕はすぐには信じることができなかった。「まさか」というのが最初の反応だった。

しかし、ポールは本当にこの曲をステージで歌ったのである。それは元フー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスの追悼コンサートでのことである。この追悼コンサートにゲストとして招かれた彼は、プリテンダーズのクリッシー・ハインドと共に(というよりは彼女のヴォーカルサポートを得て)この曲を聴衆の前で歌ったのである。

以下がその映像である。

https://youtu.be/7-DnPXqa-wU

うーん、たしかに声はまったく出ていない(笑)。しかし、僕としては「ポール、よくやってくれましたね」とむしろありがた~い気分にさせられたというのが正直なところなのである。おじいちゃん、がんばり過ぎ(涙)。クリッシー・ハインドも久しぶりに見たが元気そうでよかった(笑)。

ちなみにテイラーホーキンスの死因は薬物の過剰摂取の可能性が高いとのことである(享年50才)。ご冥福をお祈りします。

我らがポールにはまだまだお元気で活躍していただきたい。

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『リボルバー』スペシャル・エディション 10月28日全世界同時発売


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ビートルズ、オリジナルアルバムのリミックス&ボックスセットのニューリリースが『リボルバー』であることがこのほどアップルから正式発表された。

今や『サージェント・ペパーズ』『ホワイト・アルバム』『アビイ・ロード』と並び最高傑作の1枚に数えられている名作『リボルバー』・・・。その名盤としての地位はもはや揺るぎないものとなっており、『リボルバー』こそビートルズのベスト1であるという呼び声も高い。(もっとも僕は『ホワイト・アルバム』『アビイ・ロード』派だが・・・)

とにかくその名盤『リボルバー』がリミックスされ、大量のボーナストラックと共に再リリースされるというのだからファンにとってはたまらない(出費が増えてたまらないという人もいるだろうが(笑))。昨年から続く『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』ブームと相まって、またしてもプチビートルズブームが訪れることはまず間違いないだろう。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』がエミー賞5部門を受賞!!

『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』がアメリカ・テレビ界における最も権威ある賞であるエミー賞の5部門にノミネートされていたことは知っていた。というより、僕はそのノミネートについての記事を書くはずだったのだ・・・が、なかなか記事が書けずにグズグズしているうちに、2022年のエミー賞が発表されてしまった。

『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はエミー賞のドキュメンタリー番組に関する5部門においてノミネートされ、そのすべての部門で受賞した。

またしても、これでビートルズの勲章が新たに増えたというわけだ。

さて、受賞した5部門の詳細についてだが、はっきり言って賞の名称がいちいち長ったらしくてよくわからないというのが正直なところだ(笑)。が、僕なりにできるだけ簡単に解説しておこうと思う。

Outstanding Documentary Or Nonfiction Series - これはおそらく、「最優秀ドキュメンタリー/ノンフィクションシリーズ」と考えてよいのではないかと思う。今回の5部門の中でも、これと以下の監督賞は最も価値があるのではないかと思われる。

Outstanding Directing For A Documentary/Nonfiction Program - これは「ドキュメンタリー/ノンフィクション番組に関する最優秀監督賞」かな。授賞者はピーター・ジャクソン監督ということになる。

Outstanding Sound Editing For A Nonfiction Or Reality Program (Single Or Multi-Camera) - これは「ノンフィクションまたはリアリティ番組に関する最優秀音楽編集賞」とでもいえるものだと思う。

Outstanding Sound Mixing For A Nonfiction Or Reality Program (Single or Multi-Camera) - これは「ノンフィクションまたはリアリティ番組に関する最優秀サウンド・ミキシング賞」でしょう、おそらく。

Outstanding Picture Editing For A Nonfiction Program - 最後は「ノンフィクション番組に関する最優秀映像編集賞」でしょうか。

つまり、平たく言えば『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』は2022年における最優秀ドキュメンタリー番組であったということだ。

だが、これは本当に正しい評価であって、『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はただ単に2022年に限らず、おそらく過去に製作されたあらゆるジャンルのドキュメンタリー作品の中でも、おそらく5本の指に入るものではないかと僕は思っている。そして音楽ドキュメンタリーだけに限定すれば、おそらく過去最高の作品であることはまちがいない(と、言い切る私・・・(笑))。

本当に、本当に、この作品はものすごい作品であると思うのだ。また、まちがいなく過去に発表されたビートルズ関係の映像作品の中では最も重要な作品である。本当に飛び抜けて、ずば抜けてすごいものだ。こんなにすばらしいものが過去50年間もアップルの倉庫の中に眠っていたなんて本当に信じられないし、また驚くべきことであると思う。

この作品によって、ビートルズは人類にとってさらに巨大な遺産を残すことになってしまった。ビートルズはまだ生きているのだ。

正直に言おう。僕自身がまだこの素晴らしすぎる作品を正当に評価しきれていないと感じているのである。8時間近い映像の1コマ、1コマがあの時代特有の「空気感」を宿しながら永遠の輝きを放っている。それは、ビートルズがかつて存在したという事実が奇跡以外の何ものでもなかったことをリアルに伝えているのである。

時代が違う「今」だからこそ、それはよりいっそうリアル感を増しているのだ。

『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』は今後もさらにその評価を上げてゆくことだろう。なにしろ僕たちファンでさえまだ消化しきれない底なしの魅力を秘めているのだから。

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オリビアの歌声は永遠に

オリビア・ニュートン=ジョンが8月8日、73才で永眠した。

このところ毎年のように偉大なミュージシャンたちが亡くなっているが、僕がその悲しい知らせについてブログで書くことはほとんどない。

つまり、それくらいオリビアは僕の音楽人生の中でも特別な存在であったということだ。

彼女の全盛期のヒット曲の中には、今聴いてもすばらしいと思える作品が少なくないし、実際現在の僕のスマホの中にもオリビアの曲が常時10曲前後は入っている。要するに彼女の曲は現在の僕にとっても「現役」なのである。

もうすぐ60に届こうという今になって思うことは、僕はつくづくロックよりもポップス寄りの人間であるということだ。そして、その傾向は年齢が進むと共により顕著になりつつある。

昭和の時代には偉大なるポップソングが山のように量産されたと思う。それは本当に夢のような黄金時代だった。

だから、僕はオリビアや、カーペンターズや、アバなどの曲が今でも大好きである。

そして、音楽のすばらしいところは、ひとたび録音されてしまえば、それらの曲はけっして年を取らないことだ。

それは永遠に生き続ける。たとえ僕が死んだあとも・・・。

だから、実のところ彼女の死の知らせを聞いた時も、僕はあんまり悲しくはなかったのである。

なぜなら彼女の歌声はいつも僕のそばにあるからだ。オリビアの歌声は永遠に・・・。

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夢の音楽プレーヤー

昭和30年代に生まれ、平成、令和を生き抜いてきた僕にとって、音楽再生機器としてスマホがもたらしてくれた大革命にはただひたすら驚嘆し、感謝するほかはない。このことはこれまで幾度となく当ブログで書き続けてきたテーマの一つでもあるのだが、それでもまだ十分にその良さを語り尽くせていないと常々感じてしまう。つまり、それほど筆舌に尽くし難い衝撃と至福を休むことなく僕に与え続けてくれているのがインターネットを介したストリーミング音楽配信なのだ。しかも、この革命は今も日々進化を続けている・・・。

この恩恵を未だ多くの人が気付かないまま、または利用しないままでいるのは本当に惜しいことだと思う。特に僕の周囲にいる同年代の音楽好きの人々が定額制音楽配信(サブスク)を利用しているという話をまだ一度も聞いたことがないというのは本当に残念なことだと思っている。もうCDの時代は完全に終わっている。皆さん、これほどお金を払う価値のあるものはないですよ(笑)。僕はといえば、アマゾンミュージックを利用するようになってからもうかれこれ3年ぐらいかそれ以上は経つと思われるのだが、月額課金をもったいないと思ったことはただの一度もない。なぜならそこにはお金を超えた喜びの世界が存在しているからだ。

最近発見したのは、リアルタイムでWiFi回線を通して曲をストリーミング再生するよりも、一度スマホの中に曲をダウンロードさせてから曲を再生させたほうが音が良いということである。そんなわけで、僕は特に好きな曲はすべて曲をダウンロードするようにしている。そして、そのダウンロードした楽曲だけをプレイリスト化しておくのである。
こうすることで、僕は外出するときも通信料をまったく心配することなくダウンロードした楽曲を好きなだけ聴くことができる。今その曲数を確認してみたら498曲だった。この中にはハイレゾ音質に相当する「ULTRA HD」の曲(圧縮していないので音が良い代わりにデータ容量も大きい)もかなり含まれているのだが、それでもまだ僕のiPhone12 miniのストレージは約半分ほども空き容量がある。

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今も僕はワイヤレスイヤホンを通してこれらの曲をランダム再生で聴きながらこの記事を書いている。ロック、ポップス、ジャズ、クラシック、演歌まで、古今東西の超名曲が次々と高音質で再生されてゆく。これほどの至福、贅沢はない。 音楽とはなんと素晴らしいものだろうかと心の底から感動してしまうのである。

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マッカートニーI / II / III ボックス・セット発売

8月5日に『マッカートニーI / II / III ボックス・セット』が発売になった。

発売がアナウンスされた時点では、正直『いったい買う人いるのか?』と思っていたこのボックスセット。どうせまた日本人には法外な値段をふっかけて儲けようという魂胆なのだろう・・・などというとてもネガティブな感情さえ抱いていた(ごめんねポール)。

だからその内容についても個人的にはまったく未確認だったのだが、いざ発売されたものを確認してみると今回のボックスセットについてはそこまで悪いものではないという気がしている。

まず値段が日本版でも7,700円とそこまで高価な価格設定がされていないということ。ちなみに同じアマゾンでは海外版でも5,938円と、価格差もまずまず常識の範囲内に抑えられている。

これならマッカートニー・シリーズのどれも持っていない新しいファンならば或いは買いかもしれない・・・などと思ってみたりしている。

ただ、そうは言っても僕自身はやはり購入は見送りとさせていただく。なにしろマッカートニーI と II についてはアナログ、CD、アーカイヴと既に3回も購入している上に、III についてはポールの全作品の中でも個人的に最も嫌いな部類に入る作品になってしまっているからだ。

実はこの『マッカートニーIII』の衝撃は自分で思っていた以上のものがあって、心の深いところでずっと落ち込んでいる自分がいる、といった具合なのだ。そして、もう1年以上も無意識的にポールの作品から距離を置いてしまっていたりするという有様だ。『ケイオス』以降、晩年に再び黄金期を築き上げてきたポールの偉大なる作品群にぽっかりと空いてしまった穴を自分の中でどう折り合いをつけてゆけばいいのか・・・。途方に暮れているといった状況というのが、今の自分の率直な心境なのである。

できることならこんな僕に誰か立ち直る機会を与えてほしい・・・なんて思う今日この頃なのである。

マッカートニーI / II / III ボックス・セット


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2022年春のツアーまとめ

4月28日アメリカ、ワシントン州スポケーンで始まったポール・マッカートニー『ゴット・バック・ツアー』は6月16日アメリカ・ニューヨーク、メットライフ・スタジアムで大盛況のうちにいったん幕を閉じた。

今回の春ツアーはすべてアメリカ国内に限定されたものであり、全16公演とポールのツアーにしては比較的小規模な印象であった。しかし、世界的なコロナ禍が未だ完全に収束したとは言い難い状況の中での今回のツアー再開は、「試運転」としてはまずは上々の滑り出しであったと言えると思う。

この春のツアー最終日からわずか2日後にポールはめでたく満80才を迎えた。つまり、今回のツアーはポールの70台最後のコンサートツアーでもあったわけだ。遅ればせながら80才おめでとうございます、ポール!

さて、今回の春ツアーのハイライトといえば、ブルース・スプリングスティーンが飛び入り共演した6月16日メットライフ・スタジアムの最終公演であろう。

ブルースの『グローリー・デイズ』とビートルズの『アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン』を2人が共演したシーンは大きな感動を呼んだ。

"Glory Days & I Wanna Be Your Man" Paul McCartney & Bruce Springsteen@New York 6/16/22

心配されたポールの喉の調子だが、約2年間のインターバル(休息)を取ったにもかかわらず、個人的な意見では復調にはほど遠い状態であったと思う。それでも、公演を重ねるごとに調子を上げてきたのには驚かされた。やっぱりポールにはステージに立つことが何よりの薬なのだろうと思う。どうぞお身体には気をつけて、いつまでもステージに立ち続けていただきたいと思う。

まだ次なるツアー日程は発表になっていないが、おそらくゆっくり夏休みを取ったあと、秋か冬には『ゴット・バック・ツアー』を再開するのではなかろうか。ジョンと別の曲で共演するなんてこともひょっとしたらあるかもしれない・・・なんて。

ポールは僕にすべてを与えてくれた。もう彼に望むものは何もない。彼には感謝と、祈り・・・もうそれしかない。

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『ジュード』 ジュリアン・レノンのニューアルバム

ジョンの息子、ジュリアン・レノンのニューアルバムが9月9日に発売される。

タイトルは『ジュード』

そう、ビートルズファンのあなたならばすぐにわかりますね。

このアルバムタイトルはもちろんポールの名曲『ヘイ・ジュード』から来ている。この曲のタイトルにある”ジュード”がジョンの息子ジュリアンのことであり、すなわちこの曲が幼い日のジュリアンに向けて書かれたことは有名な話である。つまり、『ヘイ・ジュード』とは『ヘイ・ジュリアン』であったということだ。

僕はあまりビートルズの歴史や事実には詳しくないのだが、僕自身はこの曲はジョンとシンシアが離婚したことで心を痛めた、もしくは痛めることになるであろうジュリアンを励まそうと、ポールが純粋に優しい気持ちで書いた曲であると理解している(当時ジュリアンはまだ4才だった)。だが、この曲が世界的なヒットとなったことで、ジュリアンにとっては逆にこの曲が長い間重荷となっていたであろうことは想像に難くない。ましてや、この曲が両親の離婚と結びついているとあってはなおさらのことであろう。
事実ジュリアンはポールに敬意を払いながらも、この曲について複雑な思いを抱いていたことを告白している。

しかし、もうすぐ還暦(60才)を迎えようとする今、彼はあえてニューアルバムに『ジュード』と命名し、長年の重荷から自らを解放しようとする意志を世界に表明したかのように思われる。このアルバムを発売することは、きっと彼にとって深い浄化のプロセスでもあるにちがいない、などと僕は勝手に考えてみたりしている。

つまり、このアルバムはとても、とても重要な作品であるにちがいないと僕は直感したのである。

そして、うれしいことに、アルバムの発売日は9月9日なのに、早くもアルバムの中から『Save Me』『Freedom』『Every Little Moment』『Breath』の4曲が聴けてしまうのである。

アマゾン・ミュージックの会員の方は以下のリンクから4曲が試聴できます。

https://music.amazon.co.jp/albums/B0B3CNZL5Q?marketplaceId=A1VC38T7YXB528&musicTerritory=JP&ref=dm_sh_irBVW688tRl16tsj1aThCcAtb

実際に4曲を聴いてみた感想は、予想をはるかに裏切るほどにすばらしかったということだ(これはお世辞ではない)。そこにはもはやジョンの声に似せようなどといういかなる意図も感じられない。あくまで等身大の自分を淡々と表現しようとする真摯なアーティストとしてのジュリアンの姿を僕はそこに発見したのだ。これはきっと非常に完成度の高い作品になるのではなかろうか。十分に期待してもよいと思う。

それにしても、この記事を書く前に僕がジュリアンと同い年であったことを今初めて知ったのである。しかも、誕生日はたったの7日違いだ(笑)。彼とまったく同じ時代を生きてきたのかと思うと、僕はこれまで以上に彼に親近感を持ってしまった。アルバムの発売日が楽しみだ。

ジュリアン・レノン 『ジュード』

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参院選後にブログ再開します

かなり長い間休止状態になっている当ブログですが、毎日多くの人にアクセスしていただき大変ありがたく思っています。

いまだに多くの人が気づいていないですが、現在の日本は「武力なき戦争状態」にあります。よって今は参議院選挙が終わるまでは選挙が最優先と考えて毎日を送っています。

しかし、その選挙もいよいよ目前。7月10日に行われます。

まずは参政党が今回何議席取れるのかを興味深く見守ってゆきたいと思います。

戦後初の国民運動が今起こっています。この灯をけっして消してはなりません。日本の未来は私たち国民が創るのです。

参政党街頭演説 最新動画

https://www.youtube.com/watch?v=HTPCkkBjJio&t=131s

参政党ホームページ

https://www.sanseito.jp/

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日本を取り戻すために

ブログの更新がないのに来ていただいている読者の皆さまありがとうございます。

今、日本は大変な状況にあると思います。このままではいけない、このままでは日本はダメになる、とずっと前から思ってきました。

でも、この状況を変える力は自分にはないし、どんなに叫んでもどうしようもない。もうこのまま流れに任せて日本の没落を黙って見守っていくしかないのか・・・。正直そう思ってきました。

ところが、思いがけない事が起こりました。

日本を愛する数名の人が立ち上がり、「参政党」という政党を作りました。僕がこの政党の存在を知ったのは約1年ほど前でしょうか。YouTubeの動画を通してでした。そこで語られていることには共感しましたが、「どうせこんなちっぽけな政党には何にもできないし、大衆も彼らを支持することはないだろう」と思い、それきりになっていました。

ところが、今参議院選挙を前に、参政党への国民の支持が炎のように広がっているのを知りました。

彼らは真実を語っています。彼らは今の日本を変えることのできる唯一の希望、光と言えます。

おそらく権力や利権を持っている人々は、これからあらゆる手を使って彼らを潰そうとしてくるでしょう。

だから、もう日本人も黙っていてはいけない。ここで僕たち一人一人が立ち上がらねばならないのです。

政治にまったく関心のなかった僕が、参政党の党員になりました。そして、そんな人が今全国で急速に増えています。もうすでに7万人近い人(6/25現在)が参政党の党員になっているのです。

このブログを通して僕と縁のあった方々には、ぜひこの政党について知っていただきたいと思います。

以下にいくつかの動画のリンクを貼っておきますので、内容についてはそれぞれ御自身でご判断いただければと思います。

参議院選挙は7月10日です。この日までに、我々はこの日本に真の市民運動を起こさねばなりません。僕はただ情報を伝えただけで、決めるのはあなた御自身です。よろしくお願いいたします。

https://www.youtube.com/watch?v=9HdwHRSO0Vg

https://www.youtube.com/watch?v=cI179PXhr88

https://www.youtube.com/watch?v=ZxvWxDN32Ng&t=96s

参政党ホームページ
https://www.sanseito.jp/

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Got Back Tour始まる

ついに、ついに、待ちに待った(でもない?)ポールの新しいツアー”Got Back Tour”がアメリカ、ワシントン州、スポーケンから始まった。

すでにライヴの模様も次々とYouTube上にアップされている状況で、もうご覧になったファンも多いことであろうと思う。

まずはポールの変わらずお元気な姿にまずは惜しみない拍手を送りたい。パチ、パチ、パチ!!

それにしてもポールは現在79才であり、6月18日にはなんと80才を迎えようとしているのだから、2時間を超える単独ライヴを行うというただそれだけで驚異的な体力と健康を維持していることだけは間違いない。僕は今59才だが、たった1曲をフルコーラスで歌うだけでも、ハアハア、ゼイゼイしてしまい、声が裏返ってしまうという情けない状況(笑)。2時間以上もステージに立ち続け、30曲以上歌うなんていうのは恐ろしいを通り越してもはや奇跡以外の何ものでもないのである。

声がかすれようと、高音が出なかろうと、ただその圧倒的な存在感でステージに立ち続けるポールにはもう完全に降参である。僕自身はもう彼のライヴには行かないであろうが、本当に頭が下がる。命あるかぎり、もう気の済むまでとことんやり続けて欲しいと思う。この人をずっと追いかけてきてよかったと心から思うのである。ありがとう、ポール。涙、涙。

さて、今回のライヴのハイライトはなんといっても、ジョンとの「共演」であろう。現代テクノロジーのおかげで、ルーフトップコンサートでの『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』の映像を使ってなんとジョンとのデュエットが実現してしまったのだ。これに感動しないファンはいないだろう。

そんなわけで、ポール・マッカートニーの現役は続く。今、この時がかけがえのない奇跡の連続であると思う今日この頃・・・。ただ毎日生きていられるだけで僕は幸せだ。

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1万円を切るアマゾンFire HD 8インチタブレット

現在僕はiPhone2台持ちだが(iPhone mini 12、iPhone SE)、その携帯性を重視するあまり、残念ながら2台共に動画の視聴には極めて不向きといえる。といってもYouTube動画の視聴ぐらいならば横向きにすれば特にこれといった問題は感じないのだが、腰を落ち着けて映画などをを観ようとすると、どうしても画面が小さすぎて見づらいのである。

ということで、ここは意を決して小型のタブレットを購入することに決めた。

いろいろ見たあげく、結局購入したのはアマゾンブランドの「Fire HD 8 タブレット」である。

8インチ画面ということで、現物を見るまでは若干不安もあったのだが、実際に使ってみると全く問題がない。いや、逆にこれ以上画面が大きくなると今度は携帯性が損なわれる・・・ということで、家の中をスマホやタブレットを持ってグルグルと歩きまわる僕のような人間にとっては本当に夢のようなマシンといえるのだ。使い勝手もアマゾン仕様だから、プライムビデオや、アマゾンミュージックなど痒いところに手が届く、本当に使いやすい。これで1万円を切るのだから、もう安すぎてアマゾンさんありがとう、としか言えない感じだ(笑)。

さらに、対象本の読み放題「Kindle Unlimited」も無料で3か月も付いてきたから、もちろん書籍リーダーとしても活躍してくれるにちがいない。

また音楽の再生も、以前のタブレットでは考えられなかったぐらい、いい音を聴かせてくれる。本当に技術の進歩には驚くばかりだ。

ストレージの容量もマイクロSDで1テラバイトまで増設できるから、これ1台あれば音楽や映画をガンガンダウンロードして、日本全国どこにいても楽しむことができる。また追加でワイヤレスキーボードを購入すれば、即座にパソコンとしても使える。これで僕のモバイルライフも10倍楽しくなることまちがいなしだ!!今の時期、入学祝いや進級祝いにもいかがかな?

Fire HD 8 タブレット ブラック (8インチHDディスプレイ) 32GB

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当ブログが音楽ブログランキングで8位になりました

当ブログが3月22日付、FC2ブログランキングのジャンル「音楽」において、8位を記録した。

このブログも、もうかれこれ15年以上もやっているが、音楽ジャンルでベスト10に入ったのはこれが初めてのことである(音楽ジャンルだけで32000以上ものブログがあるらしい)。なにしろ前日の62位から一気に8位まで上昇したのだから、これはもう異常事態としか言いようがない(笑)。といっても、どうせまたすぐに落ちるだろうが、まあ嬉しいことにはちがいないのでいちおう記事として記録に残しておきたいと思ったしだい。ちなみに、サブカテゴリの「洋楽」ジャンルでは2位とこれまた最高位を記録した。
いつも読んでいただいている皆さんありがとうございます。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その33

視聴後の感想(6)

今日は多くのビートルズファンを敵に回すような事を書くことになる。特にジョンファンの方々にとっては気分を害されるような内容になるかもしれないことを予めお断りしておく(おそらく読まないほうがいいかもしれない)。だが、今日書く内容は僕が長年心の中に抱き続けてきたものであり、それを今日の今日までストレートに書かなかったのは、やはり僕もまたジョンが大好きだからだ。

それに、僕の中で「その考え」を裏付ける決定的な証拠とでもいえるものを今まで見つけることができなかった、という理由もあった。僕はその考えにずっと確信が持てなかったのである。しかし、『ビートルズ:ゲット・バック』を観ることにより、ぼくのその考えはより確信に近づいたのだった。それをこれから書こうと思う。

僕が今日書くのは、「ジョンの精神的未熟さ」についてである。

『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』を観て、僕はビートルズの解散はその問題の根っこに「ジョンの精神的未熟さ」があったと結論づけるに至った。ただし、ここにおける結論は、単に僕の個人的な見解であり、その考えを他の誰にも押しつけるつもりはないことを予めお断りしておく。またいかなる意味でも悪意をもってジョンを非難するつもりも全くないことを同時にお伝えしておく。

僕はただ「事実だけを見る」ように努力した。そして、その結果僕個人が導き出した一つの結論が上記のものであったということだ。

彼の精神的未熟さは、「バンドのリハーサル中に恋人を自分の隣に座らせたという事実」・・・ただそれだけでもう十分である。こんな小学生でもわかる理屈をあの偉大なジョン・レノンが理解できなかったというのは本当に驚くべきことであり、それはもう「謎」とさえ呼んでもおかしくないほどである。

言うまでもなく、これは彼が生存中に犯した最大の愚行であったと思う。

もし自分のオフィスに毎日自分の恋人と一緒に出社し、勤務時間中ずっと自分の隣の机に座らせる人が現れたとしたらどうだろう?・・・。いや、そんな話は今まで一度も聞いたことがない。誰でも考えればわかることだが、世界中どこへ行ってもそんなことが許されるはずはないし、実際にそんな人がいたならば、その人は即座にクビになるであろう。

つまりジョンは、彼の横にヨーコさんを座らせた時点で、やってはいけないことをしてしまったということなのだ。しかも、まだ途中で気づけばよいものを、彼は最後の最後までずっとヨーコさんを隣に座らせ続けたのである。

ただポール、ジョージ、リンゴを含む周囲の大きな大きな愛のおかげで、そのわがままが許されていたにすぎない。

実際、ポールの恋人(リンダ)も、リンゴの恋人(モーリン)も、ほぼ毎日スタジオに顔を見せていたが、彼らは演奏中は完全に距離を置いていた(当たり前のことだが)。だが、ジョンだけがバンドの演奏中にヨーコさんを隣に座らせ、平然としていたのである。

いかなる理由があろうとも、僕はこの行為は正当化され得ないと思う。たとえビートルズのジョン・レノンであったとしてもだ。

つまり彼は偉大なアーティストであり、詩人であり、すばらしい人格とカリスマ性を備えていたが、精神的に非常に未熟な部分を持っていたということである。それはもう幼児性とさえ呼んでもいいほどのものかもしれない。

そして、ジョンと最も親密な関係にあったポールは、彼の性格を完全に理解していた。あのときジョンに「ビートルズとヨーコのどちらを取るか」と迫れば、彼はまちがいなくヨーコさんを選んだのである。ジョンは明らかにビートルズに対する興味を失いつつあり、リーダーでいることをやめ、曲もまともに書いていなかった。

ジョンは自分のわがままを通したのだった。そして、さらに悪いことに、ジョンはアラン・クラインに心酔し、ビートルズのマネージャーとして彼を招き入れることでバンドの状態はますます悪化していったのである。

しかしマスコミはジョンを叩かず、ヨーコさんを叩き、ポールを叩いた。マスコミは常に弱いところを叩くものだ。

だから歴史の修正が必要だ。ビートルズの解散はポールとヨーコさんだけでなく、ジョンにも、ジョージにも同様に責任があったのだと。いや、むしろバンドが直面していた解散という最大の危機のさなかにあって空中分解を食い止め、後世に残る偉大な作品を生み出した最大の功労者はポールだったのだ。

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音楽プレーヤーとしてのiPhone(2)

音楽も今や完全にアナログの時代は終わり、時代はデジタルミュージックへと移行した。そして、そのミュージックも年々音質の向上が進み、一般に「ハイレゾ」と呼ばれる高音質の音源が比較的安価で手に入るようにもなった。おそらくあと10年もすれば、ほとんど全ての音楽がレコーディングスタジオのマスター音源に匹敵するクオリティで一般人の耳にも届くようになるのではないかと僕は考えている。そういう意味では、現在はまだまだ過渡期と言えるのかもしれない。

しかし、このデジタル時代の恩恵を「よくわからないから」と黙って見過ごすのはあまりにももったいない。実際僕は約60年近い人生の中で、今最も豊かで満ち足りた音楽ライフを送っているのである。しかも、そのために高価なオーディオ機器等を買う必要はまったくない。必要なのはiPhone(もしくは他のスマホ)1台だけであり、できればワイヤレスイヤホン(ヘッドホン)を購入できればとりあえず準備はオーケーなのだ。

さて、それでは実際のデータを元にいかにして定額制音楽配信でより良い音を手に入れるかを説明してゆこう。

以下はアマゾンミュージックでイーグルスの『呪われた夜』を再生した時のキャプチャー画面である。音質はアマゾンミュージックでは最高音質の「ULTRA HD」と表示されている。

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まずはこの曲を自宅のWi-Fi環境でストリーミング再生してみる。結果は以下である。

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まずアマゾンミュージックで提供されているこの「楽曲の品質」は「24bit/192kHz」となっていて、これは現在デジタルミュージックで再生可能な最高音質となっている。つまり、これ以上ないハイレゾ音質ということである。
いっぽう、その下のデバイス(つまり僕のiPhone)で再生される音質は「24bit/48kHz」となっている。左側の数学24bitは同じだが、右側が192kHzから48kHzへと大幅ダウンしている。細かい説明は抜きにして、デジタルのデータは数値が大きいほど情報量が多いので、せっかくの最高音質がデバイスで再生されるときに音質がダウンしてしまっていることがわかる。

さらにその下のデータを見ると、「出力:組み込みスピーカ」、つまり僕のiPhoneスピーカーでこの曲を再生したときの品質が表示されている。その音質は僕のデバイスにおける音質と全く同じ「24bit/48kHz」だ。つまり、せっかくの最高音質が、Wi-Fiのストリーミング環境ではその音質の劣化(情報量の低下)が避けられないということになる。(ただこれでもCD音質は軽くクリアしているが)。

しかし、この同じ曲をいったんスマホ内にダウンロードしてから再生してみたらどうなるのか?その結果が以下である。

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なんとなんと、いったいどういう理由なのかは知らないが、一旦端末にダウンロードされた楽曲は、デバイスでは「24bit/44.1kHz」に落ちるものの、ワイヤレスイヤホンでは「24bit/192kHz」と、全く品質が損なわれることなく再生されるのである!これはワイヤレスイヤホンのBluetooth接続を外して、iPhoneの組み込みスピーカーで再生したときもまったく同じ「24bit/192kHz」と最高音質となる。

実は僕も最初はこれはただ単に見かけ上の数字のマジックであり、実際に音質が向上することはないのでは?と疑っていたのである。しかし、僕は何度も同じ楽曲をダウンロードした場合と、Wi-Fiストリーミングした場合とに分けて繰り返し聴き直してみたのだが、それはけっして気のせいでもなんでもなかった。「明らかに音の広がり、深み、響き、透明度、細部の表現に至るまで歴然とした違いがあることを確認したのである。」これは本当に驚きであった。

それからというもの、僕は「ULTRA HD」品質の楽曲に関しては必ずダウンロードしてから聴くようにしている。その満足度は大変なものだ。時には魂まで揺さぶられるほどに・・・。これは実際に体験してみないとわからないだろう。

ただし、「ULTRA HD」の下の「HD」品質の楽曲に関してはストリーミングの場合も、ダウンロードの場合もまったく同じ品質「16bit/44.1kHz」となる。なので「HD」品質の楽曲についてはダウンロードにこだわる必要はないと考えている。

ちなみに「16bit/44.1kHz」とはCDと同等の品質とされているから、現在アマゾンミュージックではほとんどの楽曲がCD音質以上で提供されていることになる。また同じ「ULTRA HD」ではあっても、最高品質の「24bit/192kHz」やデータ的に少し劣る「24bit/96kHz」等が混在しているから、ここは押さえておこう。いずれにしろ「ULTRA HD」の表示があればダウンロードすることでCD以上の高音質は約束されている。となれば、もうこれは聴き倒すしかない!

何度も記事で紹介しているが、参考までに僕が愛用しているワイヤレスイヤホンを紹介しておこう。値段は廉価だが、本当にこのイヤホンだけでも十分によい音が楽しめる。アマゾンでのレビュー評価も非常に高いようだ。

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最後に、ダウンロードしたULTRA HDの楽曲をiPhoneのちっちゃなスピーカーで聴いてもその表現力は驚くべきものがあるので、けっしてスマホスピーカーだからと舐めないほうがよい(笑)。実際僕は車の中で聴くときは、iPhoneスピーカーから直接再生するだけで十分に満足している。それはもうカーステレオなど必要ないと思えるほどだ(笑)。コンパクトなスマホでありながら、ほんとにすばらしいぜ、iPhone12 mini。

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音楽プレーヤーとしてのiPhone(1)

今日は音楽プレーヤーとしてのiPhoneのすばらしさについて書いてみたいと思う。

多くの人がそうであるように、僕もいつの間にか熱烈なiPhoneユーザーになってしまった。今僕はiPhone12 miniとiPhone SE(第二世代)の2台持ちである。2台を用途別に使い分けることで、ほぼ毎日バッテリー切れになることもなく高稼働中である。

そして2台のうち、特に音楽プレーヤーとして今愛用しているのが先日iPhone 7から機種変更したばかりのiPhone12 miniである。

こいつがコンパクトなフォルムでありながら、音楽プレーヤーとして実にいいパフォーマンスを見せてくれている。本当に傍らからひと時も離したくないほどの優れものなのだ。というわけで、今日はiPhone12 miniの音楽プレーヤーとしてのすばらしさについて書いてゆこうと思う。

現在の僕の音楽ライフを語る上でけっして外すことができないのがこのiPhone12 miniと、定額制のアマゾンミュージックである。アマゾンミュージックについては過去何度も記事を書いてきたが、もはや僕の人生になくてはならないほどのものになってしまった(笑)。毎日毎日高音質で音楽を聴き倒して月額780円(アマゾンプライム会員割引)。年間にすると9360円!なんと1万円を切っているのである。

普通にCDを買っても1万円なら4~5枚がいいところだろう。ところが今の僕がアマゾンミュージックで1か月に聴くCDの数はおそらく30枚~50枚ほど。年間にするとざっと500枚前後のCDを聴いていることになると思うから、単純計算でも約100倍ほどのコストパフォーマンスということになる。これは本当にすごいことだ。

そして、定額制のよいところは、普通なら自分が絶対にお金を出してまで買わないであろうアーティストの曲が好きなだけ聴ける(試聴できる)ことである。実際それによって、今までいったいどれだけ僕の音楽の幅が広がったことか・・・。これは文字通り僕にとって夢が現実になったと断言できる。

さらに、さらに、僕はつい最近新たな大発見をしてしまったのである。それは、アマゾンミュージックはストリーミングで聴くのではなく、わざわざダウンロードして聴くのが最高!!ということである。
まあ、そんなこと当たり前じゃないか、という人もいるだろうが、僕はつい最近まで家のWi-Fi環境ならわざわざ楽曲をダウンロードしなくてもストリーミングだけで十分な高音質に違いないと思い込んでいたのである。

だが、それが大きな勘違いであることに僕は気づいてしまったのだ。

楽曲はたとえWi-Fi環境ではあっても、絶対にダウンロードしてから聴くべきである。とにかく音のクオリティがびっくりするぐらいアップするからだ。

次回は実際にどれくらい音質がアップするのかをダイナミックレンジ/サンプリング周波数数値のデータで示してみようと思う。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その32

視聴後の感想(6)

創造性の頂点にあったポール

このブログはポールのファンブログなので、今日はポールへの思い入れ全開で『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想を書いてみたい(笑)。

このドキュメンタリーを観て僕が素直に思ったこと(もしくは再確認したこと)の一つが、ポールはこのとき人生の中で最も創造性に溢れた時期にあったということである。

こと曲作りに関しては長い間ポールと互角に渡り合ってきたと信じられてきたジョンさえもが、このドキュメンタリーフィルムを観るかぎり「ポールの圧勝」であったことは明白である。ジョンのファンには悪いが、どんな理屈をこねようとも、その事実は揺るがない。ジョンはこのプロジェクトのために思うように新曲が書けなかったのだ。まずはその事実をデータで示すことにしよう。

過去記事で示した『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』収録曲 全曲データをもとに、当時ジョンとポールがカメラの前で披露した未発表の曲の数々を抜き出してみよう(ただし、取るに足らないお遊びのような曲は除外する)。

ジョン:
1."Don't Let Me Down"
2."Across the Universe"
3."Mean Mr. Mustard"
4."Dig a Pony"
5."Polythene Pam"
6."I Want You (She's So Heavy)"
7."Gimme Some Truth"
8."On The Road To Marrakesh"(Jealous Guyの原曲)

ポール:
1."I've Got a Feeling"
2."Two of Us"
3."Get Back"
4."She Came In Through the Bathroom Window"
5."Maxwell's Silver Hammer"
6."Another Day"
7."The Long and Winding Road"
8."Golden Slumbers"
9."Carry That Weight"
10."Let It Be"
11."The Back Seat of My Car"
12."Oh! Darling"
13."Her Majesty"
14."Teddy Boy"

共作:(純粋に共作に近いと思われるもの)
1."One After 909"

ジョージ:
1."All Things Must Pass"
2."I Me Mine"
3."For You Blue"
4."Old Brown Shoe"
5."Something"

曲数だけを見ればジョン8曲に対し、ポール14曲とそこまで大差がないという言い方もできるだろうが、なにしろポールは『ゲット・バック』『レット・イット・ビー』『ロング・アンド・ワインディング・ロード』の3大名曲をモノにしている上、『アナザー・デイ』『オー・ダーリン』『バック・シート』などシングルカット級の曲が数曲含まれている。それに対し、ジョンはシングル・カット級の曲が1曲もないという状況である。『ドント・レット・ミー・ダウン』は名曲だと思うが、それさえ『ゲット・バック』のB面に収まるのがやっとだった。ジョージの5曲と比較しても、内容から見ればジョンの8曲はほぼ互角か、それ以下という見方さえできるほどだと思う。

ただ、上記の比較はジョンをこき下ろすなどの悪意があってのものではけっしてないことをここで強調しておきたい。僕はただ「事実」を客観的に見た場合、ポールがソングライターとしてこの時期いかに脂が乗りきっていたのかをできるだけ正確に描写しようとしているだけである。(もちろんポールファンとして素直に彼を賞賛したいという気持ちもあるが)

つまり、ポールファンの僕から見れば、『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はどこを切り取ってもポールのすばらしさしか出てこない究極の宝物のようなフィルムということなのだ。

それにビートルズのポールは今まで言われてきたほど悪いヤツではけっしてなかった。彼はただ音楽が好きで、ビートルズが好きで、本当に才能に恵まれていて、ただただ創造性に溢れていて、時々ほんの少しだけイヤミなヤツになってしまったというだけのことなのだ。実際、当時の彼ほど才能と容姿に恵まれていたなら、誰だって調子に乗って、いい気になって、時には自己中心的な行動や発言をしたのではないだろうか。人間なんてそんなものだ。だが、実際のポールは20代の才能溢れる若者にしては、驚くほど自制がきいていて、協調性があり、周囲を思いやる気持ちも十分に持っていたのだ。これは本当に驚くべきことで、信じられないほどすばらしいことだと思う。試しに自分の20代の頃を思い出してみるとよい。多くの人が自分がいかに未熟であったかを恥ずかしく思うことだろう。

ともかく、このドキュメンタリーが真実の歴史の一部として後世に残されてゆくことを僕は本当に嬉しく思う。

Blu-ray
【メーカー特典あり】ザ・ビートルズ:Get Back Blu-ray コレクターズ・セット オリジナル・B2ポスター付き


DVD
【メーカー特典あり】ザ・ビートルズ:Get Back DVDコレクターズ・セット オリジナル・B2ポスター付き


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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』公式ポスター

一番有名な『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』公式ポスターが売り切れで、再入荷の見込みが立っていないというので、調べてみたら他にも公式ポスターというのが販売されていたので共有しておこうと思う。勝手に「公式」とは使えないはずなので、おそらく本物と思われるし、実際にポスター自身の出来を見ても、どれもレベルが高いのでいちおう信用してもよいと思われる。値段も1200円と手ごろである。











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ポールがツアーを再開する!!

ポールがステージに戻ってくる!!

今年4月28日から6月16日まで14公演、ポールが正式にアメリカツアーをアナウンスしたのだ。

個人的にはかなり意表を突かれた形となったが、おそらくポール本人がもうやりたくてやりたくてウズウズしていたのではないだろうか?いや、きっとそうに違いない(笑)。ポールが元気なのは実に実にけっこうなことだと思う。

そして今回のツアータイトルは”Got Back”ツアー。まあ「帰ってきたよ」という意味と、先日リリースされたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』を掛けているものと思われる。

どうせなら1枚ちゃんとしたアルバムを出してからツアーを再開してほしかった・・・というのは僕の本音の部分である。というのも、『マッカートニーⅢ』は、やっぱりどうしても好きになれなかったからだ。ひょっとしたら、ポールのソロ作品の中で最低評価になるのではないか、と近頃考えていたくらいである。

しかも、あのアルバムがイギリスで1位を取ってしまったことがさらに僕を不機嫌にさせてしまった(笑)。あのアルバムが1位を取れるのならば、『ケイオス・アンド・クリエーション』だって、『メモリー・オールモスト・フル』だって『NEW』だって軽く1位を取っていなくてはならない・・・。そこんところの不条理さが僕をひどく落ち込ませたのである。「結局、話題性だけで取った1位じゃん」などと、最近にしては珍しく超ネガティブな気分になってもいたのである。

しかも、ウィキペディアで検索してみると、あのローリングストーン誌でさえ星4つを付けていたりと、ますますイライラは募るばかりなのであった(笑)。

なるべくネガティブな記事は書きたくないと思っていたから今まで我慢していたのだが、ここにきて一気に吐き出すこととなってしまった。ごめんねポール様(涙)。

ともかくツアーに戻ってくることになったかぎりは、僕たちファンをあっと驚かせるようなパフォーマンスを見せてほしいと素直に思う。まずは声、喉の状態がどこまで回復しているか、ここが大きなカギになるであろう。そして、ショーの間隔も十分に空けてほしいと思う。今のところは週2回ぐらいのペースなので、それぐらいでよいと思う。

ツアースケジュールは以下の通り
Thursday 28 April - Spokane,WA - Spokane Arena

Monday 2 May - Seattle,WA - Climate Pledge Arena

Tuesday 3 May - Seattle,WA - Climate Pledge Arena

Friday 6 May - Oakland,CA - Oakland Arena

Friday 13 May - Los Angeles,CA - SoFi Stadium

Tuesday 17 May - Fort Worth,TX - Dickies Arena

Saturday 21 May - Winston Salem,NC - Truist Field

Wednesday 25 May - Hollywood,FL - Hard Rock Live

Saturday 28 May - Orlando,FL - Camping World Stadium

Tuesday 31 May - Knoxville,TN - Thompson Boling Arena

Saturday 4 June - Syracuse,NY - Carrier Dome

Tuesday 7 June - Boston,MA - Fenway Park

Sunday 12 June - Baltimore,MD - Oriole Park

Thursday 16 June - East Rutherford,NJ- Met Life Stadium

Blu-ray
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DVD
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追記・修正『ゲット・バック』に早くもBlu-ray & DVDが登場!!

先日お伝えした『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』Blu-ray&DVD発売の情報について続報をお届けする。

残念ながら前回お伝えしたBlu-rayとDVD(おそらく輸入版と思われる)は、現在「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」との表記がされ、価格も表示されなくなってしまった(以前に表示されていた価格はBlu-rayが4000円台、DVDが3000円台だった・・・)。

代わりに「コレクターズセット」と題して、約4倍の価格で新しい商品がアップされた。

Blu-ray
【メーカー特典あり】ザ・ビートルズ:Get Back Blu-ray コレクターズ・セット オリジナル・B2ポスター付き


DVD
【メーカー特典あり】ザ・ビートルズ:Get Back DVDコレクターズ・セット オリジナル・B2ポスター付き


2月15日現在Blu-rayが16500円、DVDが13200円となっている。ディスク枚数は3枚で同じ。特典映像などもなさそうなので、この価格差には改めて違和感を感じてしまう。まあ内容がすばらしいので、多少値段が高くなってしまうのは仕方ないと思うが、それでも適正価格は1万円ぐらいではないか、と個人的には思う。セット内容も「コレクターズセット」と名前は付いているが、パッケージングはほとんど変わりがないように見える。

ちなみに発売元はウォルト・ディズニー・ジャパンとなっており、字幕も日本語と英語となっているので、おそらく日本版仕様ということになるのであろう。(先日紹介したものは字幕が日本語を含む5か国語ぐらいで表示されていたのだが、今見たら英語だけに変更されていたので、日本語字幕必須の方は予約しないほうが無難だと思う。)

また前回のものには発売日が記載されていなかったが、今回のものは発売日が4月20日と明記されている。いずれにしても、確実に手に入れたい方はこちらを予約するのが間違いなかろうかと思う。

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』収録曲 全曲データ

合計8時間近くにも及ぶドキュメンタリー大作『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』。本編自体の長さもさることながら、その収録曲数の多さも過去に類を見ないものとなっている。とにかくこの作品は過去に存在したあらゆる種類の音楽ドキュメンタリーを質、量共に凌駕する音楽界の一大金字塔である。そこには文字通りビートルズのすべてが詰まっていると言っても過言ではない。ビートルズ最後にして最高の映像作品が50年間も倉庫に眠っていたとはなんという皮肉であろうか・・・。

以下が収録曲の全曲データである(英語版Wikipediaより引用)

オープニング
"In Spite of All the Danger" (Paul McCartney and George Harrison; recorded as The Quarrymen)
"Some Other Guy" (Jerry Leiber, Mike Stoller & Richie Barrett)
"Love Me Do"
"Please Please Me"
"Twist and Shout" (Phil Medley and Bert Berns; originally recorded by the Top Notes and became a hit for both the Isley Brothers and the Beatles)
"She Loves You"
"I Want to Hold Your Hand"
"Do You Want to Know a Secret"
"All My Loving"
"Eight Days a Week"
"A Hard Day's Night"
"Can't Buy Me Love"
"Help!"
"Act Naturally" (Johnny Russell, Voni Morrison & Buck Owens)
"Yesterday"
"Drive My Car"
"Yellow Submarine"
"Taxman" (Harrison)
"Tomorrow Never Knows"
"Strawberry Fields Forever"
"Penny Lane"
"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"
"With a Little Help from My Friends"
"Lucy in the Sky with Diamonds"
"All You Need Is Love"
"A Day in the Life"
"Magical Mystery Tour"
"I Am the Walrus"
"Back in the U.S.S.R."
"While My Guitar Gently Weeps" (Harrison)
"Blackbird"
"Hey Jude"

トゥイッケナム・スタジオ・セッション
"Child of Nature" (John Lennon)
"Everybody's Got Soul"
"Don't Let Me Down"
"I've Got a Feeling"
"Johnny B. Goode" (Chuck Berry)
"Quinn the Eskimo" (Bob Dylan; hit for Manfred Mann)
"I Shall Be Released" (Dylan)
"Two of Us"
"Tea for Two" (Vincent Youmans & Irving Caesar)
"Taking a Trip to Carolina" (Richard Starkey)
"Just Fun"
"Because I Know You Love Me So"
"Thinking of Linking"
"Won't You Please Say Goodbye"
"One After 909"
"Ob-La-Di, Ob-La-Da"
"Midnight Special" (Traditional)
"What Do You Want to Make Those Eyes at Me For?" (Joseph McCarthy, Howard Johnson and James V. Monaco)
"The Third Man Theme" (Anton Karas)
"Gimme Some Truth" (Lennon)
"All Things Must Pass" (Harrison)
"Every Little Thing"
"I'm So Tired"
"You Wear Your Women Out" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"My Imagination" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"Get Back"
"She Came In Through the Bathroom Window"
"When I'm Sixty-Four"
"Maxwell's Silver Hammer"
"Across the Universe"
"Rock and Roll Music" (Berry)
"I Me Mine" (Harrison)
"Stand by Me" (Ben E. King, Jerry Leiber and Mike Stoller)
"Baa, Baa, Black Sheep" (Traditional)
"You Win Again" (Hank Williams)
"Another Day" (McCartney)
"The Long and Winding Road"
"Golden Slumbers"
"Carry That Weight"
"The Palace of the King of the Birds" (Instrumental, credited to Lennon/McCartney)
"Commonwealth"
"Enoch Powell"
"Honey Hush" (Big Joe Turner)
"Suzy Parker" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"The House of the Rising Sun" (Traditional)
"Mama, You Been on My Mind" (Dylan)
"Shakin' in the Sixties" (Lennon)
"Let It Be"
"Carolina Moon" (Joe Burke and Benny Davis; hit for Gene Austin)
"Jam" (Lennon/McCartney/Starkey/Yoko Ono)
"John" (Ono)
"It's Only Make Believe" (Jack Nance/Conway Twitty)
"You're My World" (Umberto Bindi, Gino Paoli & Carl Sigman; hit for Cilla Black)
"Build Me Up Buttercup" (Mike d'Abo and Tony Macaulay; released by The Foundations)
"Piano Piece" (Bonding)
"Martha My Dear"
"I Bought a Piano the Other Day" (Lennon/McCartney/Starkey)
"Woman" (McCartney, released by Peter and Gordon)
"The Back Seat of My Car" (McCartney)
"Song of Love"
"Help!"
"Tutti Frutti" (Little Richard & Dorothy LaBostrie)
"Mean Mr. Mustard"
"Madman"
"Oh! Darling"

アップル・スタジオ・セッション
"You Are My Sunshine" (Traditional, copyrighted and published by Jimmie Davis & Charles Mitchel)
"New Orleans" (Gary U.S. Bonds)
"Queen of the Hop" (Bobby Darin)
"Gilly Gilly Ossenfeffer Katzenellen Bogen by the Sea" (Al Hoffman & Dick Manning; hit for The Four Lads & Max Bygraves)
"Thirty Days" (Berry)
"Too Bad About Sorrow"
"Dig a Pony"
"My Baby Left Me" (Arthur Crudup)
"Hi-Heel Sneakers" (Tommy Tucker)
"Hallelujah I Love Her So" (Ray Charles)
"Milk Cow Blues" (Kokomo Arnold)
"Good Rocking Tonight" (Roy Brown)
"Shout" (The Isley Brothers; also a hit for Lulu)
"Going Up the Country" (Canned Heat)
"You're Going to Lose That Girl"
"Some Other Guy" (Jerry Leiber, Mike Stoller & Richie Barrett)
"A Taste of Honey" (Bobby Scott & Ric Marlow)
"Save the Last Dance for Me" (Doc Pomus and Mort Shuman; first recorded by the Drifters)
"Cupcake Baby" (Lennon)
"Freakout Jam" (Lennon/McCartney/Ono)
"Twenty Flight Rock" (Ned Fairchild & Eddie Cochran)
"Reach Out I'll Be There" (The Four Tops)
"Please Please Me"
"School Days" (Berry)
"Polythene Pam"
"Her Majesty"
"Teddy Boy" (McCartney)
"Maggie May" (Traditional, arranged by Lennon/McCartney/Harrison/Starkey)
"Fancy My Chances With You"
"Dig It" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey; this version lasts four minutes and features Heather McCartney singing)
"Dehradun" (Harrison)
"Within You Without You" (Harrison)
"Why Don't We Do It in the Road?"
"Act Naturally" (Johnny Russell, Voni Morrison & Buck Owens)
"Bye Bye Love" (Felice and Boudleaux Bryant, hit for The Everly Brothers and also covered by Simon & Garfunkel)
"For You Blue" (Harrison)
"I Lost My Little Girl" (McCartney; notable for being the first song he wrote)
"Window, Window" (Harrison)
"Octopus's Garden" (Starkey)
"I Told You Before" (Lennon/McCartney/Harrison/Starkey/Heather)
"Twist and Shout" (Phil Medley and Bert Berns; originally recorded by the Top Notes and became a hit for both the Isley Brothers and the Beatles)
"Blue Suede Shoes" (Standard originally recorded by Carl Perkins)
"Shake, Rattle and Roll" (Jesse Stone; hit for Big Joe Turner, Bill Haley & His Comets and Elvis Presley)
"Kansas City" (Jerry Leiber and Mike Stoller; first recorded by Little Willie Littlefield and a hit for Wilbert Harrison)
"Miss Ann" (Johnson/Penniman)
"Old Brown Shoe" (Harrison)
"Strawberry Fields Forever"
"Take These Chains from My Heart" (Fred Rose and Hy Heath, recorded by Hank Williams)
"Water! Water!"
"Something" (Harrison)
"Love Me Do"
"I Want You (She's So Heavy)"
"Half a Pound of Greasepaint"
"Danny Boy" (Traditional)
"God Save the Queen" (Traditional)
"A Pretty Girl Is Like a Melody" (Irving Berlin)
"Take This Hammer" (Traditional, originally recorded by Lead Belly)
"Friendship" (Judy Garland & Johnny Mercer)
"Run for Your Life"

ルーフトップ・コンサート
"Get Back" (short take)
"Get Back" (take one)
"Get Back" (take two)
"Don't Let Me Down" (take one)
"I've Got a Feeling" (take one)
"One After 909"
"Dig a Pony"
"I've Got a Feeling" (take two)
"Don't Let Me Down" (take two)
"Get Back" (take three)

ザ・ビートルズ:ゲット・バック [Blu-ray]

スクリーンショット

ザ・ビートルズ:ゲット・バック [DVD]



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『ゲット・バック』に早くもBlu-ray & DVDが登場!!

現在ディズニープラスで配信中の『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』が早くもBlu-ray & DVDで発売が決定したので速報としてお届けする。

パッケージは英語のようだが商品説明を確認したところ、字幕に日本語の記載もあったのでおそらく問題はないと思われる。
またBlu-ray、DVD共に3枚組だが特典映像等の説明はないため、おそらくディズニープラスで配信されたパート1,2,3の本編映像のみが収録されていると思われる。

ザ・ビートルズ:ゲット・バック [Blu-ray]

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その31

視聴後の感想(5)

ジョンとポールについて
このドキュメンタリーを通して、ジョンとポールの関係性というものが今までになかったほど鮮明に浮かび上がってきたと僕は思う。

中でも僕が最も強く感じたのは、彼らの絆の強さである。レノン=マッカートニーという世界最強のパートナーシップは、他の誰一人として立ち入ることのできない「ある特別な領域、もしくは磁場」とでもいったものを形成していた。2人のスイッチがオンになったとき、そこにはジョージやリンゴでさえもまったく入り込む余地がなかったことをこの貴重なドキュメンタリーは記録していたのである。彼らは文字通り最高のパートナーだった。

特にポールは、ジョンに心酔していることがはっきりと見て取れた。一方ジョンはポールに比べると(特に前半部分は)明らかに情緒不安定で、ビートルズのリーダーとしてバンドをリードしていくことに疑問、もしくは不安を感じていた。しかも、ジョンはヨーコと熱愛の真っ只中にあり、グループの存続自体に関心を失いつつあった。そして、ビートルズ初期の頃のようにたくさんの名曲をモノにできていないジレンマが、さらにその感情に追い打ちをかけているように見えた。彼は明らかにポールの巨大な才能に脅威を感じていたに違いなかったが、彼のプライドがそれを口に出すことを拒んでいた。彼は自分にはリーダーの資格がないと感じ始めていた(以上個人的な感想です)。

しかし、当のポールは違っていた。ポールは作曲に関しては当時ジョンを凌駕していたが、依然として彼はジョンを心の底から慕い、尊敬し、唯一無二のパートナーとして認めると同時に、ジョンがビートルズのリーダーでいてくれることを望んでいたのである。彼自身はビートルズのリーダーになることを望んでいなかった。そして、そのことは花瓶の隠しマイクで録音されたジョンとポールのプライベートな会話からはっきりと聞き取ることができる。そして、実際その会話のあとにジョンは元気を取り戻し、バンドを再びリードするようになるのである。

結局のところ、ポールはビートルズを誰よりも愛しており、彼にバンドを降りる意志などまったくなかった。リンゴもバンドを降りるつもりはなかった。バンドを辞めたいと思っていたのは(たとえ一時的なものであるにせよ)ジョンであり、ジョージだったのだ。アラン・クラインの問題等、その後に起こることはあくまでも付加的な問題にすぎなかった。ビートルズ解散の問題の根っこは「ここ」にあり、その事実を『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』はハッキリとカメラに収めていたのだ。歴史の修正が必要である。

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