『パイプス・オブ・ピース』ボックス・セットの感想 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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『パイプス・オブ・ピース』ボックス・セットの感想

遅ればせながら『パイプス・オブ・ピース』スーパー・デラックス・エディション(海外版)を購入したので、簡単に感想を書いておこうと思う(ちなみにシリアルNo.は01518だった。やっぱりあんまり売れていないのか…)。

発売から4か月遅れで今頃になって買おうと決心したのは、一つには海外版の価格がちょうど1万円(HMV)にまで値下がりしていたことと、もう一つはこのアルバムのリマスター盤の出来がボーナス・ディスクも含めてとてもすばらしかったからである。個人的には『パイプス・オブ・ピース』は過去のアーカイヴシリーズの中では『ヴィーナス・アンド・マース』と並び最もリマスター化が成功したアルバムだと思っている。つまり、簡単に言うと僕個人がこのアルバムに対する愛着心が増したということなのだ。

さてセット内容だが、コンパクトに3冊にまとめられている。

1.112ページの解説付きブックレット(これはいつもと同じやつ)。

2.プロモーションビデオ『パイプス・オブ・ピース』撮影時写真集(解説付き64ページ)

3.CD2枚、DVD1枚、ハイレゾ音源のダウンロードカードが収納された冊子。

以上である。
生写真や手書き歌詞カードのレプリカ、ステッカーなどのオマケは一切なし。ちょっと寂しい気もするが、スッキリとコンパクトにまとまっていてよいと思う。僕自身は特別な場合を除いて今後はこのパッケージで統一してほしいと思うくらいだ。

では各冊子を簡単に見ていこう。
1.はこれはもう写真を見ているだけで楽しい。『パイプス・オブ・ピース』の少年少女のコーラス隊にメアリーとステラが加わっている写真や、リンゴを初めとする有名ミュージシャンとの珍しい写真、ジョージ・マーティンとの共同作業風景、そして歴史に残るべきマイケル・ジャクソンとのスナップの数々など。そして、この頃のポールは40才とはいえまだまだハンサムでとてもかっこいい。特に『ソー・バッド』のプロモーションビデオのセッションで撮られた映像、写真類はため息が出るほどかっこいいのである。

2.は丸ごと1冊が『パイプス・オブ・ピース』のプロモーションビデオ撮影の写真と解説のためだけに捧げられている。裏を返せばこのビデオ撮影はそれほどまでに大きなプロジェクトだったということだ。撮影にはポールにしては異例ともいえるほど多額の予算が投入されたということだが、その甲斐あってか結果的にこの曲は全英1位にもなった。またポールにしては世間や評論家たちからの目立った批判もなかったということで、この曲の成功は日本人の我々が思う以上にポールの中で大きな位置を占めているのかもしれない。

3.2枚のCDについては説明する必要はないだろう。だが、ここで触れておきたいのはDVDだ。今回のDVDは収録された3曲のミュージックビデオすべての完成度が高いという優れものなのだが、昔からのファンならばほとんどの人が何度も見ているであろうに違いない。よって僕が注目したのはミュージックビデオ以外の短いビデオ3本である。というのも3本共に言ってみればプライベートビデオに近いもので、最初から公開を意図して撮影されたものとは思えないのだが、それがかえって自然に近い姿を見たような気分にさせてくれるからだ。
『ヘイ・ヘイ・イン・モントセラト』ではあのジョージ・マーティンが狂ったようにエアギターをかき鳴らしていたり(とても意外だった)、リンゴが幼いジェームス君をおどかして追いかける場面などが印象的だった。
『ビハインド・ザ・シーンズ・アット・エア・スタジオ』ではポールのレコーディング風景とジョージマーティンとの親密な共同作業の様子を垣間見ることができる。『イッツ・ノット・オン』はポールのヴォーカルだけでよかったと思うのは僕だけだろうか・・・。
『ザ・マン』は1980年マイケルが日本公演のスタジャンを着てポールの自宅を訪れた際の貴重な映像が見られる。が、マイケルと一緒に映された映像はとてもあれだけだとは思えないだけに残念感は拭えないというのが正直なところだ。

以上がボックスセットの感想となるが、個人的には十分満足している。実はこれらのボックスセットは老後の楽しみのために、あえて細部まで確認せずにざっと見しているところがある(笑)。まずは集めることが先決なのだが、リアルタイムで買い揃えていくことさえ難しい状況なので果たして全集を揃えることができるのかどうか・・・年はとってもなかなか悩みは尽きないものだ。

参考:『パイプス・オブ・ピース』スーパー・デラックス・エディション(海外版)icon

コメント
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前作から引き続きプロデューサーを務めた
ジョージ・マーティンは本当に良い仕事をする偉大な人物でした。
合掌

2016-03-10 12:53 │ from PANURL

PANさん

コメントありがとうございました。

2016-03-12 17:57 │ from 管理人URL

ポールのルックス

  ポール・マッカートニーのビートルズ時代も含めたルックスの頂点の時期は、38歳~40歳の時だと思います。正に、1980年にマイケル・ジャクソンと一緒に写っている映像の時だと思います。ヤァ!ブロード・ストリート 辺りまではそのルックスを何とか維持していたと思います。 
 ポールの大傑作アルバム、プレス・トゥ・プレイ がヒットしなかったのは、急激に太っておっさん化してしまったポールのルックスに原因があるのではないかと考えています。

2016-03-13 21:09 │ from ヒロURL

ヒロさん

面白い意見ですね。私が一番好きなポールのルックスはサージェントペパーズからホワイトアルバムの頃でしょうか。しかしロッカーは太ってはいけないというのはたしかにあると思います。

2016-03-15 21:08 │ from 管理人URL