ポール・マッカートニー武道館ライヴ - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール・マッカートニー武道館ライヴ

あくまでも個人的な感想だが、今回スカパーで放送された武道館ライヴは総合的に見て僕がこれまでに観たポールのライヴ映像作品の中でも1、2を争うものであったと断言できる。しかもこれがこのまま一般発売されず、日本だけのローカルな放映にとどまるならばおそらく史上最強の非公式ライヴ映像と言っていいのではないかと思う。とにかくそれぐらいすばらしいライヴであったということだ。

実は僕はこのライヴ映像をとても軽い気持ちで観始めた。というのも、いくら会場が武道館だからといってもポールのライヴはポールのライヴ。セットリストが違うといっても初演奏は『アナザー・デイ』の1曲のみ。それ以外の曲は以前にどこかで演ったものばかりだったから、僕の目にはそれほど目新しくは映らなかったからである。だから耳にタコができるほどライヴで聴いている曲、たとえば『ヘイ・ジュード』『レット・イット・ビー』『レット・ミー・ロール・イット』等々の曲は途中で飛ばして観ることになるだろうと思っていた。

しかし、僕はこのライヴから一瞬も目を離すことができなかったのである。ガ~ン!

これにはまず自分自身が一番驚いた。ポールのライヴ映像を最初から最後まで、たったの1度も飛ばさずに観続けたのはいったい何年ぶりのことだろう。というのも、ポールには大変失礼だが、毎回当たり前のように繰り返される定番ソングの数々にはかなり食傷気味の自分がいる事は隠しようのない事実だったからである。

僕はヘッドフォンを付けてこのライヴを観始めた。その瞬間、僕は武道館の中にいた。異常なほどリアルな臨場感が伝わってきた。それは観る、聴くというというよりは一つの「体験」だった。僕は間違いなく今回の日本公演の追体験をしていた。音が悪くてまともにポールの声も、演奏も聴こえなかった東京ドームでの悪夢のような体験。それが、このライヴを観ることによりサクサクと「上書き修正」されていったのである。それは不思議な体験であり、もう一つの驚きだった。この武道館ライヴを観ることにより、僕は一つの大きなトラウマから解放され、癒されたのだ。そして、これこそ僕が求めていたポールと彼のバンド本来の演奏であり、サウンドなのだと改めて納得した。そう、ポールはまだマジックを失っていなかったのだ!

このライヴの撮影と録音を誰がやったにせよ、それが最高の仕事であったことは疑いの余地はない。しかも、このライヴをさらに他から際立たせているもの、それはおそらく設営上の問題から生じたものなのだろうが、「バックの巨大スクリーンがなかった」ことである。これが実によかった。なぜなら、僕たちはポールの歌と演奏だけに集中できるからだ。しかも、過去のライヴ作品で見られたような不必要なカメラワーク(頻繁な画面の切替など)がほとんどない。本当にシンプルな形で最高の音と映像でポールのライヴが楽しめるのである。

ポールはおそらくこの日の公演が伝説的なものになることを予め予感していたのだろう。この日の彼の歌と演奏は細部に至るまで実に丁寧に注意深く行なわれたことを感じさせるものだった。『メイビー・アイム・アメイズド』など高音部にかなり難があると感じさせた瞬間もあるにはあったが、それでさえも強引にまとめて納得させてしまうだけのパワーがこの日の公演にはあった。総じてヴォーカルの出来はここ最近行なわれたライヴの中では満点に近いものであったと思う。そして何より、ヴォーカルの衰えをカバーして余りあるほどその他すべての要素、すべての状況が完璧に整った稀有なる公演であったと思う。

曲については個人的に特に記憶に残ったのが初登場の『アナザー・ガール』とそれに続く『ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ』の2曲で、これはとにかくすばらしいの一言。今回のライヴのハイライトではなかったかと思う(といってもハイライトは何度もあるのだが)。また懐かしい『ワン・アフター・909』も硬派な演奏でよかったし、『レット・イット・ビー』や『死ぬのは奴らだ』も見ものだ。変な同時通訳が入らないポールと観客との掛け合いも非常によかった。というわけで曲間のMCも楽しい。

とにかくポール・マッカートニー伝説がまだ続いていることを強く印象付けたのが今回の武道館ライヴだったと思う。本当の「生きた演奏」というのはけっして飽きることはない。それは人を常に感動させ続ける。ありがとうポール。また武道館で会いましょう!

コメント
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スカパーさんに消されましたね。 笑

私も特に良かった部分は アナザー・ガール からの5曲。
アナザー・ガール
ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト!
オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ
バック・イン・ザ・USSR
です。
この部分はヘッドホンをして10数回は聴いたでしょうか。
ポールがベースを弾きながら唄うと、どえらいサウンドになるようであります。

ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
私もこのライブの中でのベストと思いました。
もう、カッコいいとしか言いようがありません!(50過ぎて他に言いようがないのか俺)

2015-07-28 01:11 │ from モリURL

モリさん

消されましたね。でも意外と長かった(笑)。個人的には『バースデー』なんかも良かったです。まあ全部よかったですが。

2015-07-28 03:45 │ from 管理人URL

当日、1番嬉しかったのは やっぱり
アナザー・ガール ~ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフでした。

スカパーでの放送 録画しましたが、この2曲を見る頻度が高いです。
アナザーガールの後、客席の中に自分を発見できるのもポイント高いです。
あとヘイ・ジュードの時にも

「NEW」を歌い直したのはきれいに編集されていてまったくわかりませんが
ちゃんとした物を残したいというポールの強い思いがあったのかもしれませんね。

2015-07-28 19:04 │ from uncleURL

uncleさん

おお、やっぱりそうでしたか(笑)。意見が一致して嬉しいです。映っているとはよかったですね。

2015-07-29 07:35 │ from 管理人URL

「NEW」の後、ポールが「OK-!」と言っているのは
歌い直しがうまくいったの「OK-!」ですよ。

2015-07-29 13:55 │ from uncleURL