ポールのアルバム:『ラン・デヴィル・ラン(Run Devil Run)』 その1 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールのアルバム:『ラン・デヴィル・ラン(Run Devil Run)』 その1

これだけ長い間ポールを聴いていても、いまだに「ごめんねポール」と心の中で謝る時がある。それはポールの作品を自分が正当に評価できていなかったことにハタと気がつく瞬間である。

自分にとってアルバム『ラン・デヴィル・ラン』はそんな作品の一つであったことを告白しなければならない。しかも気付いたのはごく最近の事である。これは多分にハイレゾウォークマンでアルバム全体を聴き直したことが大きく影響しているのだが、それにしてもなんと自分はこのアルバムを過小評価していたのかと自己嫌悪に陥り、本当に恥ずかしくなってしまった。

なにしろ発売からもう15年以上も経過しているアルバムである。あまりにも気付くのが遅すぎる!お前は今まで何を聴いていたのかと自分を責めたくなってしまうのである。実際僕は心の中で何度もポールに謝ったのだった。

だいたいが僕はカヴァー曲というものを昔から軽視する傾向がある。ポール初のロックンロールカヴァーアルバムである『バック・イン・ザ・U.S.S.R.(Снова в СССР)』(1988年)が出た時も、僕個人の反応はどちらかといえば冷やかなものだった。「他人の曲のカヴァーなんて自分で曲が書けない2流アーティストがやることだ。ポールに限ってはそんなことをやる必要は全くないし、そもそもファンはそんなアルバムを求めてなどいない。ファンが求めているのは常にポールのオリジナル曲。たとえばアルバムにカヴァー曲を1、2曲入れるまではよしとしても、カヴァー曲だけで1枚アルバムを作るなんてナンセンスだ。」…当時の感情を要約すると以上のようになる。

『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』に関しては、実際に聴いた回数もポールのアルバムの中では最も少ないものの部類に入るだろう。事実、アルバムに対する僕自身の評価も最低といってよかった(今ではこの気付きのおかげで少しは評価が上がっているが)。

『キス・オン・ザ・ボトム』しかり・・・(僕はこのアルバムをあまり高く評価していない)。ふぅ~。

そんなわけで、『ラン・デヴィル・ラン』発売当時の僕の反応もけっして良いものではなかったのである。タイトルチューンを含む最初の4曲に関しては絶賛していたが、それ以外は玉石混合、まずまずの出来というのが個人的な評価だったと思う。それに当時はアルバム自体の出来云々よりも、ポールが活動を再開してくれたという事実のほうにより注目が集まっていた(リンダが亡くなってからというもの、ポールはほとんど活動休止状態にあった)。ライヴはいつ再開してくれるのか、オリジナルアルバムはいつ発売になるのか…。僕を含めて多くのファンはこのアルバムを来たるべき本格的活動へ向けての準備運動ぐらいにしか捉えていなかったのである。

しかしながら、『ラン・デヴィル・ラン』はポールの主要作品の1枚に数えられるべきれっきとした名盤であると今は自信を持って言うことができる。(続く)

参考:ラン・デヴィル・ラン(CD)

コメント
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お邪魔します。

「続く」 なのに早くもコメントしちゃいますがご了承ください(笑)。

「ラン・デヴィル・ラン」 はポールの声が最もよく出ていた最後のアルバム、と言っていい気がします。
これをそのまま再現したキャバーンクラブのギグでも、実に声がよく出てました。
ただこのアルバムの出来の良さが、次の 「ドライヴィング・レイン」 の失敗につながっている気がする(推論ですが)。
「リンダに捧げるため」 に、リンダが望んでいたハードなアプローチをしすぎている感覚がするんですよ。
たぶんリンダの心理として、「ジョンに比べればポールは…」 みたいなものがあったのかもしれないし、ポールもジョンのアルバム 「ロックンロール」 に比べれば自分の同種のアルバム 「バック・イン・ザ・USSR」 なんかは、なんとなくカントリーぽいかな、という引け目があったようにも思える。
「ラン・デヴィル・ラン」 はその種の引け目を完全払拭した傑作だと思うんですよ。 でも次作 「ドライヴィン」 は…。

…話が長くなりそうなので、マイクをそちらへお返しします(笑)。

2015-05-15 07:50 │ from 橋本リウURL

リウさん

声出てますよね。今でももっとライヴの本数減らせばまだまだいい声で歌えるはずなんですがね。キャヴァーンのライヴも最高でしたね。

2015-05-15 20:49 │ from 管理人URL