ポール再来日について正直に書いてみる(4) - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール再来日について正直に書いてみる(4)

ウィキペディア英語版にアウト・ゼア・ツアーのデータが掲載されている。

http://en.wikipedia.org/wiki/Out_There_(tour)

ページを下の方にスクロールしてゆくと、公演施設と収容人員、チケット売り上げなどのデータが時系列で掲載されているのでご覧いただきたい。Attendanceは右側の数字が収容人員、左側の数字が実際にチケットが売れた枚数である。Revenueは単純にチケットの売り上げ総額と思われる。この金額がかなり興味深いのでのちほど検討する。

まず気が付くのが、全体的にスタジアムクラスの公演が少ないことである。日本ではいつもドーム球場中心の公演であるためそれが当たり前のようになってしまっているのだが、ことアウト・ゼア・ツアーに関しては1万5千人~2万人台のアリーナクラスが非常に多い。特に後半のアメリカツアーは2万人以下の会場がほとんどである(ひえ~)。ポールのライヴがアリーナ級の会場で見れるなんて実にうらやましいかぎりだが、これはれっきとした現実であることをまず心に留めておいていただきたい。

続いてチケットの売り上げ金額である。
2013年の日本公演全6公演のチケット売り上げ合計金額は約4000万ドル。1公演あたり約670万ドル、日本円にして約7憶7千万円となる(1ドル115円で計算)。
日本公演の1公演の平均が670万ドルということがわかったので、この金額を他の会場と比べてみる・・・。
なんと1公演の売り上げが670万ドルを超えていたのは、たったの1公演のみ。あの有名なキャンドルスティックパークで7万人を集めたコンサートだけであった(702万ドル)。他の公演は200万ドル代が一番多く、時々300万ドル、400万ドル、500万ドル代がところどころに混ざっているといった感じである。

つまり日本公演はものすごく儲かるのである。2013年はたった6公演で約46億円を叩き出したことになる。
ちなみにこれと同じ金額に達するために、アメリカで2014年7月から再開されたツアーでいったい何公演かかるかを計算してみたところ、約2倍の12公演となった。ということは単純にいえば日本では同じ労力で2倍の額が稼げるのだ。実際にこの数字を目にしてみると、日本がいかに短期間で効率よく収益を上げられる国であるのかがわかる。外国人アーティストがこぞって来日するのも無理もない話だ。

こんな事を調べていったい何が言いたいのかというと、ポールがこれらの数字を知らないはずはないということだ。いや実際にはもっと細かい数字がポールに報告されていることだろう。だからチケット金額云々は、ポールがたとえ自分で金額を決めていないとしても、暗黙の了解でゴーサインを出しているのと同じ事なのである。

でなければ、ポールがこう言うことも可能だったろう、「日本では2倍の収益が上がるのだから、今回はファンのためにチケット代を半額にしてやってほしい。僕はワーキングクラスの出身だからね。彼らの気持ちがわかるんだ。」と。そして実際それでも他国と同じだけの利益は出るはずなのである。だが、もちろんそんな事は起こらない。ポールはもはやワーキングクラスではないし、それを今の彼に期待するほうがムリというものだ。彼は今や世界有数のセレブなのだから(ちょっと寂しいけど)。

なんか結果的にポール批判になってしまった感があるが、僕が言いたいのはすべてをプロモーターやマネジメント側だけのせいにはできないということである。やはり陰にはポールという大きな存在があり、(なんか黒幕みたいだが)彼の承認なしには何事も進まないのだということだけはここで指摘しておきたい。

さて、そろそろ結論に移るとしようか…。
恥ずかしながら、僕自身の個人的な結論は…「貧乏が憎い!」ということに尽きる(爆笑)。2万でも10万でもなんの躊躇もなくポンと出せる大人になりたかった。サウンドチェックにも毎回参加できるファンになりたかった。だがそうなれなかった自分が憎いだけ。ただそれだけの話なのである。金さえあれば黙ってチケット購入だ。なんせ僕にとってポールは神にも等しい存在である。セットリストが同じだろうと、声がガラガラだろうと、72才の爺さんだろうと、そんなことは全く関係ないのである。ただ彼がいる空間を共有したい、ただそれだけなのだ。これはコンサートでさえない。これは聖地巡礼なのだ。

だから読者の皆さん。長々と言いたいことは正直に書かせていただきましたが、行ける方は絶対に行ってください。なぜなら、行かなくて後悔することはあっても、行って後悔することはポールに関してはないからです。僕もこれで毒を出し切りました。これからはただ歓迎ムードでブログも盛り上げてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。ハア~、なんというオチ…(完)

参考:2月8日(日)23:59まで チケットぴあ ポール・マッカートニー・アウト・ゼア・ジャパン・ツアー2015 最速WEB先行予約サイト 
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コメント
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正直ですね。

管理人様

 皆が心の中で思っていても、言い出せない事、ありますよね。そのとおりだと思います。ポールは、蓄財が十分で、お金目当てでやっている訳ではないとかの、お花畑みたいな話は、ボチボチお終いということですね。(勿論、今のポールを動かしているのは衰えない創作意欲であって、金銭目当ての音楽活動であるなどとは思っていませんが。)まあ、金銭面でのメリットはあれども、極東の島国に3年連続で来てくれることに、先ずは感謝したいと思います。招聘元もポールサイドから、他の呼び屋さんと競わせられて、厳しい交渉をギリギリまで行ったなど、前回来日時に何かの記事で読んだ記憶があります。まあ、シビアな交渉は当たり前で、いやなら招聘しない、聴きに行かない事が、究極の解決策なんでしょう。ただ、管理人さん御指摘のとおり、意味不明の金額をチケットに上乗せする姑息なやり方(だったら堂々とチケット代を2万円にしろよと言いたくなる。)等、実態を直視せず、綺麗事(暴B・C、某女史etc)を並べるやり方に一言言わずにはいられない気持には全面的に共感します。ジャズミュージシャンでも、お金にシビアな人は多く、楽屋でリーダーにギャラ値上げを、休演をちらつかせ迫った(因みにビル・エバンスとスコットラファロです。)とか、ギャラを上げなければ、今日以降の演奏をボイコットするとプロモーターを脅したとか、金銭トラブルは枚挙にいとまがありません。とにもかくにも、我々にとって、ビートルズとりわけポールは、特別な人です。聴きに行けば、全ては吹っ飛びます。ゴタゴタを含め何もかも楽しむような余裕(金銭面も、やや涙目ですが)を持てたらと思う今日この頃です。

2015-02-05 15:54 │ from milesmotoURL

milesmotoさん
鋭い視点ですね。チケット代など決まったことはもう仕方ないので、あとはいかに楽しむか、ポールを歓迎するかという方向に自然となっていくのではないでしょうか。春の訪れと共に、ファンの凍った心も溶けるかな?

2015-02-05 17:07 │ from 管理人URL

いつも楽しく拝見しています。

以前、キョウドー東京の方とビートルズファンが集う、銀座のバーで知り合いになり興味深い話を伺いました。

管理人様の計算通り、日本でドームクラスでのライブ1晩の売上げは約8億円とのことです。

去年、残念ながら実現しなかった武道館では収容可能人数がドームに比べると4分の1なのでチケット代金もおよそ4倍というのも仕方ないのでしょう。

8億をポール側&招致したのプロモーター側で山分けするのですが、その比率はポール側5億
・プロモーター側3億だそうです。

1晩34曲くらいなので、1曲に換算すると1,500万位。

100名位のスタッフを引き連れて来るので経費もかなり掛かるのでしょうが、やはり凄いですよね。

下世話な話になってしまいましたが、しかしポールには5億受け取る資格があると思います。

何故ならニーズがあるからです。

それだけのお金を払ってでもポールを見たい人が沢山いるのです。

まあ確かにチケット代は高いですが、地球最後の生きるレジェンドを見られるのが楽しみです!

2015-02-05 19:16 │ from yamadaURL

yamadaさん
これはすごい話をどうも。あまりにリアルな話にコメントの公開をためらったくらいです(笑)。面白い!
しかし海外でも武道館クラスの会場でチケットもそれほど高くせず実際にやっているので、もし武道館やるならチケットはもう少し安くすべきですね。5万なら理解も得られるのではないでしょうか。

2015-02-05 19:50 │ from 管理人URL

yamada様
貴重な生々しいお話、ありがとうございます。

管理人様
毒を出し切ってスッキリしたご様子で安心しました。
「貧乏」という毒もお互い出し切れればいいですね(笑)


〉彼の承認なしには何事も進まないのだということだけはここで指摘しておきたい。
ご指摘の点、2014年の日本公演決定の時にはマーシャル・アーツ社と招聘元でポールの意思とは
関係なく話を進めてしまったのではと邪推してしまいました。
だからポールなりのストライキ(僕、急にお腹痛くなっちゃった作戦)を決行したのでないかと。
心と体は密接に繋がっていますので。バッグの中にポンッ作戦より理解されやすいですしね(笑)

くだらないことはさて置き、あとはポールが毎年日本でコンサートをしたいと思ってくれるように
盛り上がっていきたいですね。それはそれで貧乏人には辛いですが・・・。

2015-02-06 07:25 │ from にゃんパパURL

管理者様

確かに武道館のチケット代高すぎですね!

しかも後出しだし・・・。

キョウドー東京の販売手法には納得できませんね~。


でも裏を返せば、キョウドー東京は下記の様にマーケテイングを良くしてるなー。
とも感じました。

●大前提 中心販売ターゲットは年配層である。

・お金と時間的余裕がある。遠隔地でも宿泊でやって来る。

・武道館チケット→インターネット販売にはなじみが薄いので、対面販売。

・年配ファンにとっては武道館は聖地。多少の荒っぽい販売方法でも食いつく。

・その他のドームチケット→丁寧な電話対応で安心と新聞でアピール。

・若年層と違い仕事を持っている人が多い。なので土日に開催。

などなど。


ポールのコンサートだから許される部分は多いですよね。

追伸
2013年11月21日のドームコンサートの時、ケネディー大使とすぐ近くの席でした。
大使はずっと立ってポールを応援してましたよ。

2015-02-06 08:44 │ from yamadaURL

お邪魔します。 自ら設けた自粛期間を経て(笑)貴サイトに復帰いたします。

どうなるのか分かんないけど、今回はFM横浜の優先予約にてエントリーしました。 まあ席が後ろでも前でもどーでもいいか、つーか。 とりあえず会えるときには会っとこう、と(笑)。

私が2013年の米粒以下ポールを見たことも含め、ポールのライヴで感じるのは、「ポールって、よくこう同じことばかり続けてられるよな」、ということです。

セットリストというのはその都度若干変わりますけど(特にそのときの新曲がインサートされるところ)、2013年のライヴで感じたのは、2002年のときと演出が変わんねえなー、ということ。 「死ぬのは奴らだ」 では爆薬にビックリしてピアノに突っ伏して 「こーゆーのは心臓にいけません」 みたいなポーズをとる。 「ブラックバード」 では黒人の解放運動が云々、というMC。 「ヘイ・ジュード」 ではダダダの部分で 「次は男の子だけ、次は女の子だけ」 みたいな(笑)。 最後は 「ジ・エンド」 だし(笑)。 サーカスみたいなプレ・ショウというのがあっただけ、2002年のほうが見応えがあった(いっちゃん後ろで見ていた、という違いを差し引いても)。

これらのことを見ていると、どうもポールは 「受けないことが怖い」 という縛りを自らに課しているのではないか、と。 「せっかく見に来てくれた人が 『レット・イット・ビー』 や 『イエスタデイ』 のような有名曲を見ないでガッカリする」 ということですね。

まあそりゃ、それらはポールのアイコンではあるのだけれども。

ただ最近、ブライアン・ウィルソンやイエス、スティービー・ワンダーが自分のアルバムのマスターピースを丸ごとやってしまう、というライヴをやっているのを見ると、そういうアプローチ、チャレンジもポールには必要なのではないか、という気がしてならないのです。

やる曲が同じ、というのも、ここまで徹底すると逆にすごいな、つーか(皮肉)。 だって 「レット・ミー・ロール・イット」 とか 「メイビー・アイム・アメイズド」 とか、一般ではマイナーだけれど、ツアーじゃ必須じゃないですか。 これって言いかたは悪いけれども、「ルーティンワーク」 なんじゃないですかね。

確かにポールはレーテストアルバムで、「新しい」 ことにどん欲に挑戦している姿勢を見せてはいるけれども、それってプロデューサーの姿勢に依っている部分が大きいようにも思える。 特にマーク・ロンソンの曲は最近、FMで鳴りまくってますよね(笑)。 若い人の感覚をただ導入しているという点で、ポール自身がチャレンジしているように見えてこない。

ポールには、ソロ時代の自分の曲にもっと自信を持ってもらいたいですね。 「ノー・モア・ロンリー・ナイト」 も 「ディス・ワン」 も 「プレス」 も、自信を持ってライヴでやってもらいたい。 ビートルズの曲をやれば観客が喜ぶ、という時期は過ぎちゃってるんじゃないか、もうポールには必要ないんじゃないか、と感じるのです。

2015-02-06 21:06 │ from 橋本リウURL

yamadaさん
ケネディー大使がポールを見に来ていたとは意外だし、嬉しいですね。ということはyamadaさんもけっこういい席にいたんですね~。

2015-02-07 09:21 │ from 管理人URL

リウさん
ワンダーはキーオブなんとかの丸ごと再現ツアーとかやってるらしいですね
観客の反応なんかどうでもいいみたいな自信が必要ですよね

2015-02-07 11:05 │ from 雨URL

リウさん
おかえりなさい。待ってましたよ(笑)。ポールはソロ作品にもっと誇りを持つべきだと私は思っとります。しかし散々叩かれたから無理もない部分もあるのかもしれないとも思います。それと曲によってトイレに立ったり、携帯を見られたりするのも気にかかるようですね。意外に神経繊細なところもあるんですよね。やはり2/3は固定のセットリストは致し方ないのかも。

2015-02-08 10:38 │ from 管理人URL