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ポールの曲:『ヘル・トゥ・ペイ(Hell To Pay)』『デーモンズ・ダンス(Demons Dance)』

『ニュー・コレクターズ・エディション』(海外盤)が届いた。お目当てはやはり未発表の新曲2曲である。

ポールのアウトテイクには質の高いものが多いとかねてから定評があるが、今回もその例に漏れず・・・というのが個人的な第一印象である。淡い期待をかけて同じアルバムのために追加で3千円余りを投資してみたが、結果的には大満足。ま、異論もあろうかとは思うが、僕自身は「またしてもやってくれましたねポールさん」という感じだ。ありがとうポール!

曲の感想を書く前に、コレクターズ・エディションの内容について簡単に紹介しておこう。
CD1はオリジナル12曲にボーナストラックの『ターンド・アウト』『ゲット・ミー・アウト・オブ・ヒア』とシークレット・トラックの『スケアード』を含む全15曲。これは従来のものと同じ。
CD2は全7曲入りで、これまで日本盤のみに収録されていた『ストラグル』に加え、未発表曲の『ヘル・トゥ・ペイ』と『デーモンズ・ダンス』の3曲がスタジオ録音。残り4曲が2013年東京公演からのライヴ音源が収録されている。ライヴ音源の出来はいずれもすこぶる良いと思う。

DVDは盛りだくさんでまだ全部を観きれていないのだが、ポールのレコーディング風景や、バックステージでの様子などが堪能できる。プロモビデオとそのメイキング映像なども必見だ。

日本盤はちと高すぎるが、僕は3,300円ほどで海外盤を買えたので総合的にはとても満足している。では未発表曲の感想を・・・。

『ヘル・トゥ・ペイ』
はっきり言ってこの曲1曲が聴けただけでコレクターズ・エディションは買った価値があったと思っている。それぐらい僕のツボにぴったりはまってしまった曲である。

ポールの曲は初めて聴く曲ではあっても、時に「まるで以前夢の中で聴いたことがあるような」気持ちにさせられてしまうときがある。この曲を初めて聴いたとき、僕は表現しようのない懐かしさを覚え、一人でニヤリとしてしまったのであった。

これは・・・アウトテイクどころか、シングルにしてもいいのではないかとさえ思えるほど。少なくとも僕は『NEW』のボーナストラックの中ではこの曲が一番好きだし、たとえ最初からアルバムに収録されていたとしても何の問題もなかったと思える。特に驚かされたのがロックとオーケストラの融合ともいえる厚みのある少し大仰なアレンジとサウンドで、この路線は個人的には大いに歓迎するところである。調べてみたらプロデュースはジャイルズ・マーティン。ふーむ、偉大なる父に負けず劣らずのいい仕事ではないか。いっそのことフィル・スペクターばりのウォール・オブ・サウンド・ポール版とでもいったものにでも挑戦してもらえないものだろうか・・・などと一人空想にふけってみたりしたのである(笑)。久しぶりに聴きごたえのあるロックソングに出会ったという気がする。ポール最高!

『デーモンズ・ダンス』
『ヘル・トゥ・プレイ』に比べると、僕のこの曲に対する評価はかなり落ちるというのが正直なところである。率直に言って、こちらはアウトテイクと言われても素直に受け入れることができた。ただ捨て曲というほど悪いものではない。これもポールの無限とも思える曲作りのバリエーションの一つと考えれば、これはこれでありと思えてくるから不思議である。なんとなく70年代頃の雰囲気も感じたりする。後半のゴスペルばりのコーラスも聴きもの。こちらのプロデュースはイーサン・ジョンズ。

参考:
『NEW』コレクターズ・エディション(CD 海外盤)

尚、『ヘル・トゥ・ペイ』と『デーモンズ・ダンス』はiTunesストアでも曲単位で購入できるが、今見たところCD2の全曲とプロモビデオ4曲にデジタルブックレットが付いて800円となっているので、これはおススメである。

『NEW』コレクターズ・エディション CD2+プロモ映像4曲(iTunesストア)

コメント
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お邪魔します。

私は日本盤を買ったクチですが、まあ 「ヴィーナス…」 と 「スピード…」 をスーパーデラックスで買ったと思えば安いもん…ということで自分を無理に納得させてます(笑)。 ユニバーサルには儲けさせたくないのだが…。

今回もユニバーサルはやってくれてますよ。 ビートルズクラブとかの解説も一切なし。 ポールのメッセージの翻訳(これがまた、読んでて眠くなるような気持ちの入ってないモノ)と歌詞、訳詞だけで、もうちょっと来日公演中止のこととかライナーで言及してほしかった、というのが正直なところです。 ちょっとしたアーカイヴコレクションのミニチュア版、といった風情でしょうか。

ただ収穫なのは、「スケアド」 の歌詞訳詞が入ってたこと。 新曲2曲の歌詞訳詞もついてますね。 DVDは言語選択しなくてもすぐに日本語字幕付きで見られるし(メニューの項目が見当たらないんで、ほかの言語の字幕が付くかどうかは今のところ不明)。

でもDVDはやはり、1回見たらもういいや、という感じかな(まあ2時間と、ボリュームだけはありますが)。 重複してる映像も多い気がするし。 「NEW」 のプロモとかがなんで入っていないのかが気になる(来日バージョンになってますけど、私は映っていませんでした…笑)。
あとはやはり、去年(2013年)の日本公演、今回これが音だけ、というのが。 なにしろ 「ジャパンエディション」 に収録されていた映像が、私が見に行った最終日のヤツだったからなおさら見たい。 これで 「ジャパンエディション」 への購買欲が高まっている今日この頃です。 しかし癪だから、アマゾンで中古の価格を見守ってます(笑)。 結局3セット全部買ってしまうのか…。

いや、そもそもその、来日公演全部を収録したブルーレイを出してくれりゃいちばんいいんですけどね。 自分が見た日のヤツだから。 遠くて遠くて、「オレはモニターに映るポールを見に来たんじゃない!」 という怒りのなかで(しかも悲しい出来事もございました…)見たヤツだから。 これが放送されたあの日だけWOWWOWの無料お試し期間に入ってりゃよかったな(笑)。

というわけで、「ヘル・トゥ・ペイ」。

いや~、なんかオリジナルのどの曲より断然力強くて、ポールの声が出てるって感じでイイですよー。 「ルッキング・アット・ハー」 と差し替えでもよかったのでは?(笑)
「ディーモンズ・ダンス」 は私の印象では、映画 「グリース」 でオリヴィアとトラボルタが歌ってた 「思い出のサマー・ナイツ」 に似てる、という感じ。 要するにオールディーズの香りがそこはかとなくする。 これもなかなか好きですね。

…管理人様のおっしゃる通り、こういうのは自分のブログでやったほうがいい気もするんですが、こちらのサイトにコメントしたほうが、みなさん読んでくれるような気もするし(笑)、気楽に書けちゃうんですよねー(笑)。 好き勝手に書かせていただいたら、幸甚です。

2014-11-04 13:26 │ from 橋本リウURL

リウさん
私もポールのDVD関係で2回以上見ることはほとんどないです(笑)。最近ではニューヨーク・シティ・ライヴぐらいかな、繰り返し観てるのは・・・。思うに、昔に比べて映像があり過ぎるんですよね。パソコンでも簡単に見れてありがたみが全くなくなってしまっている。私が学生の頃はただ『ジュニアズ・ファーム』のプロモ映像見るだけのためにBCCの復活祭に出かけたなんて事もありましたっけ。NHKで『ウイングス・オーヴァー・ザ・ワールド』が放映されたときもテレビにかじりついて見てたなぁ~。今の人にはわからんでしょうな、動いてるポールをただ見られることのありがたさが・・・。年寄りくさい話でした~。

2014-11-04 18:08 │ from 管理人URL

 ポール商法には、もうこりごり。80年代の12インチ乱発あたりから、頭に来ています。このコレクターズ・エディションは、その頂点と言えます。ファンなら何でも買うって?色違いのジャケといいもう何が何だか分からなくなっています。(ところで、ジャケットの青い方と赤い方、どちらがオリジナルですか?教えて下さい)
 こうなったら逆襲するしかありません。ありがとうございます、YouTube。未発表の2曲、いただきました。じゅうぶんな音質です。これで『NEW』が18曲になりました。
 ただ、LP世代の親父には長すぎる。ということで、NEWなNEWの聴き方をご紹介します。中年用です。まずLPのフォーマットに則って、6曲目つまり「New」まで聴きます。ここで発見。先行シングルをA面ラストに置いたんですね。この場所に置かれたシングル曲ってありましたっけ?
 トイレに行ったり、お茶を飲んだりしたあと、7曲目をB面1曲目として聴き始めます。史上最低レベルのB面1曲です。「しあわせの予感」が強力すぎたのでしょうか。
 ラストは「ロード」です。A面6曲B面6曲とシンメトリーになっています。しかし、LPにもシークレット・トラックが入っているという情報あり。しかも溝で分かれているそうです。ということで、実質上のラストは「スケアード」となります。邦題は「心のしとねは何処」ではないようです。
さて、ボーナス・トラック群は続けて聴かないようにしましょう。ともかく、『NEW』12曲+1曲を徹底的に身体に叩きこむのです。
 そして、『オフ・ザ・グラウンド』のコンプリート・ワークスを聴く要領で、残りの5曲を堪能します。何て素晴らしいB面集でしょう。ポール・ワールド全開です。
 私は弟のCDを借りてi tunesに取り込んだので、『NEW』にかかった金額0円です。これでキングギドラの逆襲は成功しました。いじらしいキングギドラと思ってください。
 逆襲と言えば、ジャイルズとイーサンの息子プロデュース対決。完全にイーサンの勝利ですね。親父の仇(幻の『ゲット・バック』)をとってくれました。ということで管理人様とは違い私は「デーモンズ・ダンス」に軍配をあげます。(ジャズに通じている方ならジャッキー・マクリーンのブルー・ノート盤を想起させるタイトルです)
 これは教えて欲しいことですが、Demons Dance、と「’」がない表記もウェブ上で散見されます。どちらが正しいのでしょうか。
 サー・ポール、子どもの教育費にお金がかかる今、この商法は辛いです。あなたの音楽が好きで好きでたまらないだけに残念でなりません。

2014-11-08 19:12 │ from 穂吉URL

穂吉さん
熱いメッセージありがとうございます。『デーモンズ・ダンス』のほうが好きという方も多いようです。このあたりは好みですね。ちなみに表記はコレクターズ・エディションではDemons Danceと「‘」が入っていなかったので、ブログ記事での表記もそれにならい直しました。

2014-11-10 05:16 │ from 管理人URL