『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』到着レビュー その2 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ ホーム » ソロ・リマスター日記 » 『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』到着レビュー その2

『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』到着レビュー その2

『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』スーパー・デラックス・エディションは合計4冊のブックレットにより構成されている(以下名称はユニヴァーサル・ミュージック・ジャパンより引用)。

①ツアー・ブック
②デヴィッド・フリックによるエッセイ・ブック
③リンダによるフォト・ブック
④ハンフリー・オーシャンによる画集

中でも①のツアーブックは今回のセットのいわば中心をなす超重要アイテムである。ツアーブックといってもわかりにくいだろうが、内容を見るかぎり、これは1976年当時ポールや一部の関係者だけに配布されたと思われるアメリカ・ツアーの詳細情報を網羅した旅程表、日程表のようなものである。おそらくまず一般人が一生目にするようなことはないと思われるような内容も含まれており、これはファンにとっても、そして歴史的にも大変に貴重な資料といえるのではあるまいか(ハアハア、ほんとに興奮してしまうのである)。特筆すべきは、このツアーブック自体が実際にポールが使用したもののコピーと思われ、彼自身によるメモ書きや、落書き、チェック印等が至るところに書き込まれているのを見ることができることだ。その再現力の高さはシミや汚れまでをも正確に表現するほどで、しかもそれは紙の裏面にまで及ぶという徹底ぶりである。

ツアーブックの装丁は合成皮革を使用した非常に高級感のあるものとなっており、表紙にはウイングスの金ロゴがあしらわれている。表紙を開くと、今まさにポールからこのツアーブックを借りてきて手に取っているようなリアルな感覚に襲われる。そう、このツアーブック自体が一種のタイムマシンなのだ。ファンはこの本の中にポールの過去の歴史の断片を感じ、垣間見ることができるであろう。

WOA tourbook

このツアーブックはそれ自体で十分にすばらしいものなのだが、さらにところどころにファンにとっては垂涎のお宝が挿入されている。それらを以下挿入順に列記してみよう。

・大判の生写真3枚
・ゲストパス(関係者だけに配布される入場許可証)のレプリカ2枚
・コンサートチケットのレプリカ6枚
・ポールの手書きによるセットリストのレプリカ
・アメリカツアーの打ち上げパーティ招待状のレプリカ
・高音質版のダウンロードカード
・『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』オリジナル2CD+ボーナスCD
・DVD(『ウイングス・オーヴァー・ザ・ワールド』他)
・オリジナル・ツアー・パンフレットのレプリカ

高い高いと文句のひとつも言いたくなる今回のスーパーデラックスの価格であるが、まずはこのツアーブックのみでファンにとっては軽く1万円以上の価値はあると断言しておこう。逆にいえば、「もしあなたが本当にポール・マッカートニーのファンであるならば、これを買わずしていったい何を買うのですか?」と言いたくなるほどのセット内容であるということである。(などと言いながら、最初の3枚はスーパーデラックスを買わなかった私…、笑)。

参考:
『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』
日本盤:
ウイングス・オーヴァー・アメリカ 【スーパー・デラックス・エディション】(3CD+1DVD)
ウイングス・オーヴァー・アメリカ 【通常盤】(2CD) 6月5日に発売延期
海外盤:
Wings Over America 【デラックス・エディション】(3CD+1DVD) 
Wings Over America 【通常盤】(2CD) 
Wings Over America 【アナログ】(LP3枚組)  

『ロック・ショウ』
ロックショウ [Blu-ray] 
ロックショウ [DVD]


コメント
非公開コメント

まったく凄い内容です。

こんにちは。結局はあけてしまいました。レビュー頂いたように凄いです。リマスターCD/DVDは後として仰るようにツアー・ブックには圧倒されるといいますかまるでPaulの側近として当時にタイムスリップするような感覚もあります。

一つ心配なのが・・・後に"VenusAndMars"又は"Wings Speed Of Sound"とアナウンスが出ていますが、果たして今回のを超えることが出来るか?。いや"VenusAndMars"には一杯色んなものを公開してくれることを期待しています。

2013-05-30 11:10 │ from HiroURL Edit

Hiroさん
コメントありがとうございます。これはまさに内部資料ですね。今になってこういうものが出てくるとはほんと想像してませんでした。大事にいろんなものを保管してたんですね。リンダのおかげかな?とにかくすばらしい。ポールに感謝です。

2013-05-30 22:40 │ from 管理人URL

お邪魔します。

あ~あ、なんなんだよコレ(笑)。 重すぎるっつーの(笑)。 こんなのでダマされないぞ(笑)。 という視点で書いてみたいと思います。
ちょっと皆様のコーフンに水を差してしまうことをお許しください。

まずはホメ倒します(笑)。
やはりリマスターがすごい。 ポールのリッケンバッカーベースの 「ゴリゴリ」 という感覚の、個人的な原初体験はここだったんだ、と再認識しました。 ほかのメンバーがベースを弾いている曲じゃ、この 「ゴリゴリ」 がない。

それと、「ジミーに捧ぐ」 という惹句通り、デニーのギターよりジミーのギターのほうが飛び抜けてよく聞こえる(笑)。

で、そのジミーのギター、フィードバックしまくりなんですよ、これが。
フィードバックのいちばん原体験は 「アイ・フィール・ファイン」 であったことは動かないのですが、ここでは 「メイビー・アイム・アメイズド」「コール・ミー・バック・アゲイン」 などの間奏で、ジミーのフィードバック奏法を堪能できます。
ちょっと野暮に説明いたしますが、フィードバックというのは、ギターをアンプに近づけると起きるハウリングのような音で、ジミーの場合、1オクターブ上の音をサスティン(音を長くする)を効かせながら徐々に鳴らす、という方法を多用してます。
今回のDVDを見てると、ジミーはもう、ギターアンプの真後ろで演奏している、という立ち位置が変わらないですよね。
あの微妙な位置で、あの軽~いフィードバックを演出しているんだなー、という感じ。

そしてポールのヴォーカル。
もうなんか、しょっぱなの 「ロック・ショウ」 からシャウトしまくってますよね。
若いですねー。 脂乗ってますねー。 アドリヴも変幻自在。 ホントにこのころのウィングスを見たかった…。

そして今回のDVD、たぶんそんなに回数は見ないだろうけれども、今までのアーカイヴ・シリーズのなかではいちばん画像がきれい。 そしてライヴ本編がやはりサイコー。 ホント、「ロック・ショウ」 のブルーレイを買わねば収まらなくなってきた気が…(ダメだダメだ、こずかいがも~ない)。 でも5.1chで見てみたい欲求が…。

リンダの胸がすごいのは先のコメントに書きましたが、やはりその後の乳がんのことを考えると、かなり複雑な気分になりました。 DVDではポールが、(たぶん)ステラに、マイケル・ジャクソンも真っ青な児童虐待のシーンが(笑)。 メアリーもステラもパンツ見せまくりで(爆)、児童ポルノ禁止法が成立したら、単純所持さえ出来なくなりそ~なDVDでありんした(ハハ…)。
そんなことを含めて、やはりあの時代の空気の自由さというものも感じたし、和気あいあいとやっていたのに、どうしてこのあと簡単に空中分解しちゃうかな、などと考えたりもしました。

やはり、ジミーもジョーも、こういうフィールドで暴れまくるほうが、「ロンドン・タウン」 のようなスタジオこもり気味のセッションよりよかったんだろうな、というか。

つまり今回のDVDは、「『ロック・ショウ』 つけてなきゃ適正価格じゃねえ」 などと考えていた私を、見事にノック・アウトさせてくれたのであります。

それで、これから文句になりますが、あ~なんかもうどうでもよくなってきちゃった(笑)。

まあ簡単に申し上げますと、どういうレアアイテムなのか知識がございませんが、あのドローイング集は私には不要。
ボーナス・ディスクは、「ああこのライヴ盤、ほかに演った曲がなかったんだな~、ホントの完全版だったんだな~」 というのが分かるのですが、やはり本編以外の曲が聞きたかったっス。

結局もとのやつをLP時代に聴き倒してたんで、あまり繰り返し聴きそうもないし…。
そう考えると、「ファンとして持ってることに意味がある」 というだけの存在意義になってしまうのかな、という気がします。

2013-06-01 07:30 │ from 橋本リウURL

リウさん
コメントありがとうございます。どんだけけなすのか、と思って読んでたら意外と私と同意見(笑)。私も褒め倒しではありませんので、またそのあたりはレビューいたしますね。

2013-06-01 16:26 │ from 管理人URL

今回の スーパーデラックス版は やはりツアーブックが目玉ですよね。
ツアーの時に このような物が関係者に配布されているとは 初めて知りました。
しかも ポールが直接書き込んだメモや シミまでリアルに再現されていて、ポールの思い出の品を 一緒に共有している気分になりますね。 ファンとして これは持っているだけで幸せです。
こういう企画って ポールが初めてかな?これから 他のアーティストも追随して 同様の企画をやるかも知れませんね。素晴らしい試みです。

ツアーブックの中で ホテルインフォメーションの欄に 「Kazuo Ishii」という日本人がセールスマネージャーとして記載されていますね。全米ツアーのブックに日本人の名前があって ちょっとビックリ。

それにしても、コンサートツアーって 本当に沢山の人が関わっているのですね。改めて思いました。ポール、ウイングス、そして裏方の人達が一つになって成功させた全米ツアー、その事を教えてくれるツアーブックは、本当に貴重ですし 当時の関係者の方々に敬意を表したいですね。

2013-06-02 02:17 │ from テツURL

テツさん
コメントありがとうございます。ビートルズ以降、メンバーで全米ツアーを本当の意味で大成功させたのはポールだけですから、今回のコレクションは歴史的に見ても重要ですね。こんなもんいらん、という人もいるかもしれませんが、私にとってはポール関係では一番のお宝になりそうです。もし買わなくて、将来絶版にでもなったら絶対に後悔するでしょう。

2013-06-02 18:33 │ from 管理人URL