ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡  その18『ポールのゲスト作品 ③』 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡  その18『ポールのゲスト作品 ③』

ポールのゲスト作品、第3回目の今日はポールの弟マイク・マクギア(マイク・マッカートニー)の作品についてまとめておきたい。というのも、ポールは彼が発表した多く作品において共演、共作などのサポートを行なっているからである。

ポールと約1才半違いの弟マイクは実はミュージシャンとしてもかなりの成功を収めており、スキャッフォルド(The Scaffold)という3人組グループの一員として60年代後半から70年代にかけてイギリスでトップ10に入るシングルヒットを3枚も飛ばしている。そのうちの1枚『Lily the Pink』は1968年になんと全英1位を記録し、100万枚以上を売り上げるという大ヒットとなった(これには正直びっくりした)。また1974年に全英7位を記録した『Liverpool Lou』という曲のバックバンドはポール・マッカートニー&ウイングスである(B面の『Ten Years After On Strawberry Jam』もポール&リンダ共作のインストゥルメンタル・ナンバーで演奏もウイングス)。

参考:スキャッフォルド・ベスト:『Thank U Very Much: Very Best of』(輸入盤CD)

スキャッフォルド以外のポールの参加作品は、『マッゴー&マクギア』というデュオ名義のアルバムと、その後に発売されたソロ名義の2枚のアルバム(『ウーマン』『マクギア』)の合計3枚である。そのどれもがセールス的にはあまりパッとしないものではあったが、ポールが参加しているということもあり、世界中のポールマニアの間ではいまだに根強い人気を誇っている。またマイク自身の音楽的評価も世間一般に比べポールファンの間ではかなり高いという印象がある。

3枚のアルバムはどれも現在入手が困難となっており、こうして記事を書いている僕自身も実は彼の作品は全く聴いたことがない。だが一般に最も評価が高いのは2NDソロアルバムの『マクギア(McGear)』であろう。ではリリース順に各アルバムを見ていこう。

1968年
『マッゴー&マクギア(McGough and McGear)』
(アーティスト)マッゴー&マクギア
マイクがスキャッフォルド在籍中に制作したデュオ名義のアルバム。発売当時は契約関係の問題から参加ミュージシャンがほとんど公表されなかったが、のちに多くの有名ミュージシャンが関わっていることが明らかになった。参加メンバーにはポール・マッカートニー、ジミ・ヘンドリックスをはじめとして、デイヴ・メイスン、スペンサー・デイヴィス、グラハム・ナッシュ、ジャック・ブルース、ノエル・レディング、ミッチ・ミッチェル、ポール・サミュエル・スミスなどのビッグ・ネームが並ぶ。ただどの曲に誰が参加しているかなど、詳細については不明な点が多い。

ポールがゲスト参加しているのは3曲で、①『ソー・マッチ(So Much)』と⑪『ドゥ・ユー・リメンバー(Do You Remember)』でコーラス、⑨『ミスター・テックル(Mr. Tickle)』ではピアノを弾いているとのこと。また驚きのジミヘンは①『ソー・マッチ(So Much)』と⑬『エックス・アート・スチューデント (Ex Art Student)』でギターを弾いているとのことだ。

参考:『マッゴー&マクギア』(CD)

1972年
『ウーマン(Woman)』
(アーティスト)マイク・マクギア
マイクのデビュー・ソロ・アルバム。ポールは⑩『ボアード・アズ・バタースコッチ(Bored as Butterscotch)』でピアノを弾いている。また曲もマイクとの共作である。ジャケットには母親メアリー・マッカートニーの写真が使われている。

参考:『ウーマン』(CD:紙ジャケット仕様)

1974年
『マクギア(McGear)』
(アーティスト)マイク・マクギア
マイクのセカンド・ソロ・アルバム。このアルバムの特筆すべき点は、演奏がすべて当時のウイングスの(ドラマーを除く)フル・メンバーによって行なわれていることであろう。ポール&リンダ、デニー・レインに加え、加入したばかりのジミー・マッカロックのギターまで聴けるというのだからすごい。演奏面ではポールはベース、ギター、キーボード、ヴォーカルを担当し、プロデュースもポール自身。その上10曲中2曲がポールの単独作品、6曲がマイクとの共作、1曲がロジャー・マッゴーとの共作と、ほぼ全面的なポールとウイングスのバックアップ作品といえる豪華な内容となっている。ポールが提供した④『リーヴ・イット(Leave It)』という曲はシングルカットもされ、イギリスでは36位を記録した。また1992年の再発CDではさらにマイクとポールの共作曲2曲がボーナストラックとして収録された。入手は困難だが、ファンならば持っていてけっして損はないアルバムといえるだろう。

参考:『マクギア(McGear)』(輸入盤CD)


コメント
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マイク・マクギア、彼の音源は まだ一度も聴いた事がありません。
ポールの実弟で、しかも一定の成功を収めた点でも 興味はかなりあるのですか、今まで 彼の作品には縁がないですね。

敢えて マッカートニーではなく「マクギア」と名乗っている所も 兄の名声を利用したくない、または余計は先入観を持たれたくない という彼なりの気骨ある意気込みを 感じとる事が出来ますね。

『ウーマン』のジヤケットに母親の写真を使用している所は 若くして病死した母親への想いが伝わります。
やはり、マッカートニー家にとって 母親の死は とても悲しい出来事で、ポールとマイクはその心の痛手をずっと抱えていたのではないでしょうか。
ジョン・レノンの若き日を追った伝記映画『ノーウェア・ボーイ』にも 、ジョンと共に 母親を早く亡くしたポールの哀しみが 少し取り上げられていましたが、母親の存在・・これが後年のポールの生き方にもかなり影響を与えたと思っています。

マイク・マクギア 彼の作品に触れたら、また違った角度から ポールについて知ることが出来る気がします。
いつか 必ず彼の作品を聴きたいですね。
その際は 今回の記事を参考にさせて頂きます、有難うございます。

2013-04-09 03:20 │ from テツURL

テツさん
コメントありがとうございます。私も記事を書いておきながら、なかなか手が出そうにありませんが、『マクギア』ぐらいはいつか聴いてみたいと思っています。ダウンロードで安く買えるようになるといいのですが、今のところは扱っていないみたいです。

2013-04-09 22:18 │ from 管理人URL