ポール、第55回グラミー賞を受賞! - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール、第55回グラミー賞を受賞!

すでにご存じの方も多いかと思うが、ポールが今年のグラミー賞で見事ベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した(受賞アルバムは『キス・オン・ザ・ボトム』)。ちなみにポールのグラミー賞受賞は通算17回目ということだ。おめでとうポール!

というわけで、受賞後にポールが受けたインタビューの中で個人的に面白かったものを抜粋して以下に紹介する。

Q:新たにグラミー賞を受賞されたばかりですが、またか、という感じはないのですか?

ポール:いや、そんなことはないよ。とても嬉しいね。グラミー賞はメディア的にはますます重要になっているしね。大きなイベントだし、ショーとしても年々良くなっている。音楽界の中から選ばれた候補者たちの顔ぶれを見ていると、自分が選ばれたことを嬉しく思うものさ。

Q:新作アルバムとしてグラミー賞を受賞したのは『レット・イット・ビー』以来だと報道されていますが、これはほんとうですか?

ポール:ほんとのことを言うとね、僕にもわからないんだ。僕は自分とビートルズの記録に関しては全くのシロウトなんだよ。たとえば「今日で50周年ですね!」なんて言われても、「えっ、ほんとかい?」てなぐあいだ。だってさ、手帳に毎日起こるイベントをこまごま書き留めておくわけにはいかないからね。そんなわけで、僕はそれが記録であろうと、作り話であろうと、いつも興味深く受けとめるだけなんだ。だから、君の質問には答えられない。そのあたりの専門家は無数にいるはずだし、助かってるよ。だって本人がわからないんだからね。僕の記録を取ってくれている人がたくさんいる。それはありがたいことだよ。

Q:新しい試みでもあったこのアルバムが認められたというのは、特別に嬉しいことではないですか?

ポール:全く別物のアルバムだからね。プロデューサーのトミー・リピューマと、エンジニアのアル・シュミットにも感謝している。彼らはほんとうにすばらしい。ダイアナ・クラールとの共演もすごく楽しかったしね。

Q:もちろん勝利の味は格別でしょう。でも、今年はグラミー授賞式には行かれなかったようですが。なぜですか?

ポール:実は僕たち「獲りたければ、授賞式には行くな」というジンクスについて話していたんだ。でもナンシーは受賞式が好きなんだよ。彼女が好きなものは僕も好きなわけだし…。ある意味グラミーはオスカーよりも楽しいんだ。オスカーはすごいイベントだし、超重要だけれど、グラミーは最高にクールなコンサートみたいなもんだ。特別優れたパフォーマンスが見れるんだよ。でも実際に起こったことはといえば、僕たちは2度そこに行って座りながら、潔く負けを認めなければならなかったんだ。自分が獲れなかった悔しさを抑えながら、受賞者に拍手を送らなくてはいけなかった。「おめでとう!おめでとう!でも、本当はオレのほうがうまいんだけどな。」なんて思いながらね。僕だって人間だもの。

実は今年行けなかったのは、英国アカデミー賞で映画音楽賞のプレゼンターとして出席していたからなんだ。そしてその式の帰りにメールでグラミーの受賞を知った。車にはお祝いのライトアップがされてたよ。そんなわけで「獲りたければ行くな」というジンクスが出来上がったというわけさ。でも、来年は行くかもしれないね。

Q:賞状やトロフィーを置いておく部屋というのはあるのですか?

ポール:いいや、ないよ。僕は特にそういった事に無頓着でね。どこに何があるのか全く把握してないんだ。ほんと気が回らないんだよ。このあいだ、こんな話をしてたんだ、「『レット・イット・ビー』がオスカーにノミネートされてたってことを、ビートルズ自身が知らなかったなんて信じられるかい?」ってね。

Q:そんなことが本当にあり得るんですか?

ポール:だよね。でも、答えはイエスだ。当時はあり得たんだよ。アカデミー賞は今ほど世界的な賞ではなかったからね。それに『レット・イット・ビー』の頃、ビートルズは解散しかかっていて大変だったから、そのニュースは僕たちの耳には届かなかったんだ。今はそんなこと不可能に近いけれどね。ビートルズの誰一人として、全てのゴールドディスクを集めて、壁に飾ってるなんてことはなかったと思う。だからトロフィー部屋なんてものはない。ただいくつかは僕のオフィスには置いてあるけれどね。

受賞はとても名誉なことだと思っている。でもそれらをリストにしたり、紙に書きだしたりはしない。その理由は、ほんとうに僕がいつでも音楽をやっているからなんだ。このインタビューが終わったら、僕はすぐにレコーディングスタジオに入って新曲を録音する。僕はそれが大好きだし、今でも深くのめり込んでいるし、これからもずっとやり続けたいと思っている。だから分析はいつも後回しなんだ。

Q:今はどんなアルバムを作っているんですか?

ポール:新しいスタジオアルバムの為のレコーディングだよ。僕は常に曲を書いているから、録音したい曲がたまってるんだ。これまでいろんなプロデューサーたちと仕事をしてきたけど、実は今日はこれからジョージ・マーティンの息子ジャイルズとやる予定なんだ。実際今スタジオに向かっている最中さ(注:これは電話インタビューだった)。

Q:12-12-12のチャリティ・コンサートで共演した人たちはニュー・アルバムに参加しているんですか?

ポール:ニルヴァーナとやった『カット・ミー・サム・スラック』はデイヴ・グロールのアルバムに収録される。あれは彼のプロジェクトだ。デイヴが電話してきてこう言ったんだ「サウンド・シティの映画を作ってるんですけど、こっちに来て一緒にジャムりませんか」って。僕はちょうどロスにいたから妻と娘2人を連れて行ったんだ。彼女たちはすぐにペチャクチャやり始めた。僕とデイヴはまるで10代のガキみたいにその場を抜け出してスタジオに行ったよ。デイヴはドラム、僕はギター、クリス・ノヴォセリックはベース、パット・スメアはギターだ。僕はただ「ママ~~~!」と叫んで即準備完了。それがすばらしかったのは、ただ「一緒にジャムりませんか?」というたった一言から始まったということだ。完全に自然体だったよ。その日の午後は即興モードになった。よく考えてみたら、これはまさにメジャーレーベルが夢見るようなな話だった。(社長の声で)「金は惜しまないから、君たちにぜひ共演してもらいたい」なんてね。でも、そうはならなかった。それは単純に僕たちのアイディアだった。ある日の午後それは起こったんだ。

Q:私の携帯番号をお渡ししました。私とニューヨークでジャムりたければいつでも電話してください。

ポール:君は何を弾くんだい?

Q:ロック・バンド(ビートルズをフィーチャーした音楽TVゲーム)のプラスチック・ギターです。

ポール:あー、それはすばらしい。きっと僕よりうまいと思うよ。孫たちもいつもロック・バンドで僕を負かすんだ。でもね、そんなときは言ってやるんだよ。「いいかいよく聞け。たとえロック・バンドでワシを負かせてもな、この曲を作ったのはこのワシなんじゃ。だから黙っておれ。」とね(笑)。

参考:
キス・オン・ザ・ボトム(日本盤 ボーナストラックなし)
キス・オン・ザ・ボトム(UK盤 ボーナストラックあり)
ライヴ・キス2012≪生産限定盤≫ハードブック・カヴァー・豪華40pブックレット仕様【日本語字幕・ブックレット対訳付】 [Blu-ray]
ライヴ・キス2012≪生産限定盤≫ハードブック・カヴァー・豪華40pブックレット仕様【日本語字幕・ブックレット対訳付】 [DVD]


コメント
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お邪魔します。

最新インタビューの紹介ありがとうございます。 最近じゃ路面電車に乗って 「ア・ハード・デイズ・ナイト」 を歌いはじめ、最初はストリートミュージシャンと間違われたけど最後は乗客とビートルズナンバーを大合唱、などというニュースが飛び込んでくるポール。 その場に居合わせたかったつーのは当然ですが、いつの日かポールが私のうちにいきなり入ってきて 「ブルーバード」 でも歌わないか、と妄想しています(あり得ねぇ)(あったとしても自分が不在のときとか?…笑)。 それにしても 「ア・ハード・デイズ・ナイト」 って、基本ジョンの歌じゃないっスか(まあ、ボーカルの掛け合い、という感じではございますが)。 自分だったら 「ディストラクションズ」 とか 「ジェニー・レン」 とかリクエストするなァ(本人があまりにも歌わないと忘れてるかも)。

グラミー賞って確か、はじめのうちロック関係って受賞することがなくて、ビートルズが最初だった気がします。 …って、調べてみたらそうだった。 アルバムでは 「ペパー軍曹」 。 最優秀楽曲で 「ミッシェル」。 当時で第9回だから、まあ確かに権威はないっスね。 アイヴァー・ノヴェロ賞というのは青盤の年表でよく目にしたものでしたが。

にしてもっスね、まだ 「キス・オン・ザ・ボトム」 買ってないんっスよ(爆)。 いつか値崩れする日をただひたすら待っているのですが、待ってるうちに円安がやってきて…(爆)。 まあなんか、管理人様もあまり推してませんでしたし(ハハ…)。 「完全版」 みたいのがネット配信って、なんかバカにしてる感じ。

2013-02-18 11:52 │ from 橋本リウURL

リウさん
コメントありがとうございます。今回のインタビューからもわかりますが、ポールはスーパーリッチ&セレブになっても一般市民的感覚を忘れていないところがすごいと思います。あと正直ですよね。ときどき笑いにくるんで本音を言う。このあたりユーモアのわからない人、くそまじめな人はポールを誤解しちゃうんですけどね。
『キス・オン・ザ・ボトム』はオリジナル2曲と『ベイビーズ・リクエスト』のカバーだけはやはり聴くべきと思ってます。iTunesでバラ買いもよろしいかと。

2013-02-19 01:32 │ from 管理人URL

ポール、今年もグラミー授賞おめでとう!
過去に様々な栄誉に輝いているポールですが、やはりファンとして グラミー授賞は何度 ニュースを聞いても嬉しいものです。

個人的には『キス・オン・ザ・ボトム』は絶対にグラミーを獲ると確信がありました。作品的に完成度は高いですよね。
出来れば、続編をいつか作って欲しいですけど さすがに そこまでは付き合いきれない人が多いかな・・
『キス・オン・ザ・ボトム』と同じ時期にレコーディングされたと思われる アルバム未収録「クリスマスソング」も秀逸です。
個人的に ポールのスタンダード路線は大好きです。

ポールのインタビューも興味深いですね。
ポールは 今 取り組んでいる事、そして将来について 楽しみで仕方ないって感じです。
70歳の人物のインタビューとは ちょっと思えないほど エネルギッシュで若々しくて 今も現在進行形ですね。
謙遜でもなく 過去の偉業より、今この瞬間の方が ポールにとっては大切なのでしょう。素晴らしい事だと思います。

ポールのお孫さんも、将来 自分の祖父がとてつもない偉人と気づくでしょうね。
そうなんです、ゲームで使われている音楽を作ったのは あなたのお爺様なんです! その事の意味の大きさを 成長される毎に実感されるでしょう。

最後に・・ ポールが新作アルバムでグラミーを授賞するのは『レット・イット・ビー』以来だったのですか??
ソロでは初めてという事ですよね? ちょっと意外でした。ポールは そんなに気にしてないと思うけど ファンとしては気になる所なのです(苦笑)

2013-02-19 02:47 │ from テツURL

テツさん
コメントありがとうございます。ポールが“新作アルバムとして”グラミー賞を受賞したのはたしかに『レット・イット・ビー』以来のようです。曲としては何度も受賞しているのですが、アルバムとしては意外なほど少ないんですね。アーカイブの『バンド・オン・ザ・ラン』は新作ではなかったということになりますし。

2013-02-19 16:59 │ from 管理人URL