『カット・ミー・サム・スラック(Cut Me Some Slack)』誕生秘話 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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『カット・ミー・サム・スラック(Cut Me Some Slack)』誕生秘話

昨年末ハリケーン・サンディ復興支援チャリティー・コンサート12-12-12において突然披露され、世界中を驚かせたポール&ニルヴァーナの新曲『カット・ミー・サム・スラック』。その評価は日本で僕たちファンが肌で感じる以上に非常に高いものであった。そして今その曲の誕生秘話がデイヴ・グロール自身によって明かされたので簡単に紹介しておこう。

話は昨年2012年春にまでさかのぼる。当時デイヴは自身が監督を務める音楽ドキュメンタリー映画『サウンド・シティ~リアル・トゥ・リール』の撮影中であった。『カット・ミー・サム・スラック』のレコーディングは、その撮影のさなかに行なわれた。

「ポールに電話して、『もしよかったらこっちに来て一緒にジャムりませんか?』って誘ったんだ。そしたら彼簡単にOKしてくれて、40年も使ってるベースと世界に4台しかないというレスポールを持って現われたよ。それとシガー・ボックスを型どってできたシガー・フィドルというギターもだ。

ポールが「僕がギター弾くから、ちょっとドラム叩いてみないかい?」ってな感じでジャムは始まったんだ。僕たちは1時間かそこらでこの曲を書き、録音したよ。ただスタジオに入ってジャムってるうちに、曲は自然とできてしまった。いい曲というのはいつもそんな風にできるものなんだ。この曲はただライブ演奏にヴォーカルをかぶせただけのものだよ。たったそれだけ。全部で3時間しかかからなかったけど完璧だったね。


12-12-12のコンサート出演に声をかけたのはポールの方からだったという。

「コンサートの1カ月前ぐらいだったかな、ポールが『このチャリティに出るんだけど、一緒にやらないか』って電話してきてくれたんだ。僕は『フー・ファイターズは今休暇中なんですけど、もし僕でよろしければ。』と答えておいた。そしたら彼2日後に電話してきて『クリストとパットと一緒に録音した曲をやってみないか』って言ったんだよ。」

「ポールは最高に優しくて、人柄もよくて、とにかくすごい人だ。ポールやニール・ヤングのようなミュージシャンと共演することのすばらしさの一つは、彼らがただスタジオの中に入って、何かを思いつき、ジャムセッションを繰り返しながら曲を作っていくという過程を重視していること、そしてそれを心から大切にしているということなんだ。作曲家が何人いるとか、プロデューサーが誰だとか、デジタル技術がどうのとかいう問題じゃない。要は人間がスタジオに入って何をやるかなんだよ。」


参考:
カット・ミー・サム・スラック (iTunes)
サウンド・シティ-リアル・トゥ・リール(日本盤 3月13日発売予定)
サウンド・シティ-リアル・トゥ・リール(海外盤 3月12日発売予定)


コメント
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なかなか良いインタビュー記事ですね。興味深く読ませて頂きました。
新曲「カット・ミー・サム・スラック」って ジャムセッションの中から生まれた曲だったのですね。

ジャムセッションと言っても ただダラダラと演奏を続けるだけで、時間とテープを無駄にして 成果が出ない場合も多々ありますが、ポールの場合は 短い時間でしっかり作品として まとめあげる所が 流石だと思います。
何気ない話の様ですが ポールの凄さが垣間見れますね。

デイヴ・グロールが発言した 要は人がスタジオで何をするかだ と言う言葉は 正しくその通りだと思います。
大きな事を言うつもりはないですけど、今の音楽は 昔に比べて楽曲の持つ力が著しく落ちていると感じます。
特に日本は それが随所ですよね。
その原因の一つには デイヴ・グロールが言う 本質的な部分が蔑ろにされる傾向がある様に思います。

デイヴ・グロールの様な ポールの良き理解者が 少しでもポールの音楽的な姿勢を継承していって欲しいですね。

2013-01-26 01:00 │ from テツURL

テツさん
コメントありがとうございます。そろそろポールの新作orアーカイブの話題が出るのではと思っているのですが、枝葉の情報でお茶を濁しております(笑)。

2013-01-26 16:31 │ from 管理人URL