ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡  その14『ポールが作った曲PART5』 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡  その14『ポールが作った曲PART5』

過去4回に渡ってポールが作った曲を見てきたが、今日はいよいよ現在に最も近い第5期(2002年~2011年)、60代(60~69才)のポールについて見ていこう。まず曲数はちょうど50曲という結果が出た。曲を書くペースはさらに落ちてしまったということになるが、2005年発売の『ケイオス・アンド・クリエーション・イン・ザ・バックヤード』以降の楽曲の質が極めて充実しているために、曲数自体は減ってもポールの作曲能力、創作能力に著しい衰えを感じるということはない(少なくとも僕個人はそうである)。むしろ『ケイオス』以降のポールは以前の神のごとき威光を取り戻したのではないか、とさえ思える瞬間がこの第5期にはたしかに存在するのである。

もう1つ特筆すべきは、ポールがこの10年間全く共作をしなくなったということ。しかも、『ケイオス』以降は共作はおろか、スタジオ・レコーディングにおける演奏もほぼ独力で行なうというスタイルを貫いているということである。ポールのこの選択が正しいことは何よりも出来上がった作品のすばらしさが証明している。20世紀最大の音楽的巨人ポール・マッカートニーの真髄がここにある。彼は触れるものすべてを黄金に変える…。

第5期(2002年~2011年) 60代(60~69才)
1『トロピック・アイランド・ハム』、2『グローイング・アップ・フォーリング・ダウン』、3『サマー・オヴ・'59』、4『コンフォート・オブ・ラヴ』、5『アイ・ウォント・ユー・トゥ・フライ』、6『ディス・ラヴィング・ゲーム』、7『ファイン・ライン』、8『ハウ・カインド・オブ・ユー』、9『ジェニー・レン』、10『アット・ザ・マーシー』、11『フレンズ・トゥ・ゴー』、12『イングリッシュ・ティー』、13『トゥー・マッチ・レイン』、14『ア・サートゥン・ソフトネス』、15『ライディング・トゥ・ヴァニティ・フェア』、16『フォロー・ミー』、17『プロミス・トゥ・ユー・ガール』、18『ディス・ネヴァー・ハプンド・ビフォア』、19『エニウェイ』、20『シー・イズ・ソー・ビューティフル』、21『ダンス・トゥナイト』、22『エヴァー・プレゼント・パスト』、23『シー・ユア・サンシャイン』、24『オンリー・ママ・ノウズ』、25『ユー・テル・ミー』、26『ミスター・ベラミー』、27『グラティチュード』、28『ヴィンテージ・クローズ』、29『ザット・ワズ・ミー』、30『フィート・イン・ザ・クラウズ』、31『ハウス・オブ・ワックス』、32『エンド・オブ・ジ・エンド』、33『ノド・ユア・ヘッド』、34『ホワイ・ソー・ブルー』、35『イン・プライヴェート』、36『222』、37『ナッシング・トゥー・マッチ・ジャスト・アウト・オブ・サイト』、38『トゥー・マグパイズ』、39『シング・ザ・チェンジズ』、40『トラベリング・ライト』、41『ハイウェイ』、42『ライト・フロム・ユア・ライトハウス』、43『サン・イズ・シャイニング』、44『ダンス・ティル・ウィ・アー・ハイ』、45『ライフロング・パッション』、46『イズ・ディス・ラヴ?』、47『ラヴァーズ・イン・ア・ドリーム』、48『ユニヴァーサル・ヒア、エヴァーラスティング・ナウ』、49『ドント・ストップ・ランニング』、50『(アイ・ウォント・トゥ)カム・ホーム』

では第1期から第5期までにポールが作った曲数をまとめておこう。

第1期(1962年~1971年) 20代・・・124曲  
第2期(1972年~1981年) 30代・・・107曲
第3期(1982年~1991年) 40代・・・ 69曲
第4期(1992年~2001年) 50代・・・ 71曲
第5期(2002年~2011年) 60代・・・ 50曲

合計421曲 

421曲・・・。数にある程度の誤差があることはお許しいただくとして、これは改めてすごい数字である。しかもここには他のアーティストに提供した曲は含まれていないので、それらを含めればポールが実際に作曲し、なんらかの形でこれまでに発表された数は450曲前後になるのではないかと思われる。さらに未だ日の目を見ていない未発表曲を合わせると500曲という数字に限りなく近づく(もしくは超える?)のではないかと推測される。

500曲といえば、1曲あたり単純に3分計算で考えても1500分=25時間というものすごい量である。つまり彼がこれまでに発表した作品を順番にすべてぶっ通しで聴くとしたらゆうに丸1日はかかってしまうということになる。死ぬまでにあとどれくらいポールの曲が聴けるか?もうすぐ50才を迎えようかという僕にとってこれはある意味死活問題でさえある(笑)。実は自分が思っているほど時間は残されていないのだ。

第1期で検証したビートルズ時代の曲は83曲。引き算するとビートルズ以降は338曲となる。ソロ時代だけで軽く300曲以上というのはとにかく立派の一言。もちろんこれはビートルズ4人の中でもダントツの1位であろう。単純に一作曲家としてもポールはとにかく偉い、エライ、偉すぎるとしか言いようがない。ホントに頭が下がる思いがするのである。

そして今年2012年ポールは第6期(70代)に突入している。第6期は今のところ『マイ・ヴァレンタイン』と『オンリー・アワ・ハーツ』の2曲が上記リストに加わることとなる(10月20日現在423曲)。来年2013年にはさらに待望のニュー・アルバムとアーカイブ・コレクションのリリースで曲数が増えることになるだろう。今日もポールの曲が聴けることに心から感謝しながら本特集記事(ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡)第1部を完とさせていただく。さて第2部はあるのか?それは神のみぞ知る~。

参考:
ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション
スーパー・デラックス・エディション(ボックス・セット)
『マッカートニー』『ラム』『バンド・オン・ザ・ラン』『マッカートニーⅡ』
デラックス・エディション
『マッカートニー』『ラム』『バンド・オン・ザ・ラン』『マッカートニーⅡ』


コメント
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連投失礼いたします。

なんだ、この第5期の最初の6曲、全然知らないんですけど(ハハ…)。 どこで発表してたんですか?(ホント疎いな…)。
「(アイ・ウォント・トゥ)カム・ホーム」 というのも知らないなぁ…。

ポールの曲を聴けない危機感もそうですけど、なんかもっと、我々が生きているあいだに(笑)ビートルズのちゃんとしたコンプリートものを出していただきたいですな。 レコーディング全セッションとか。 トラック別に音量コントロールできるミュージックDVDとか(お金が続かんか)。

ポールのほうに関しては、やはり 「アーカイヴ・コレクション」 には、全部入ってない、というもどかしさがついてまわっています。
オリジナル・アルバムで聞けない曲はもう、いっしょくたにしてぜ~んぶ出してもらいたいものです。

2012-10-21 12:26 │ from 橋本リウURL

ポールが作った曲の記事も いよいよ第5期に入りましたね。ずっと楽しみにしていました。集計ご苦労様です。

過去の10年間に比べて 曲数は少し減ったかも知れませんが、この第5期という時期は ポールが殆どブランクを空けずライヴ活動に勤しんでいた時期でもありますよね。
第2期のウイングス全盛期でも メンバーチェンジやリンダの出産等で 多少のブランクはありましたから、この第5期はポールのキャリアの中でも 一番ライヴ活動が活発だった時期と言っても 過言ではないと思います。
そんな中でも ポールは『ケイオス~』といった傑作アルバムを作っていますしね。しっかり曲のクオリティーは保っていますから流石ですよね。

近年の音楽産業は CDの売上が落ちてきて、アーティスト側は ライヴを音楽活動の中心に据えて 活躍している傾向もあるそうですが、やはりポールには 偉大なるソングライターとして、素晴らしい楽曲をいつまでもコンスタントに発表して欲しいです。

ポールは 他の一部のミュージシャンの様に 安易な金儲けでライヴ活動をしてる訳ではないですし、今後もライヴ活動は続けて欲しいのは 当然です。
それと平行して 馬鹿げたラヴソングでもいい、もっともっと私達の心を癒す素晴らしい楽曲を そしてアルバムを作って欲しいですね。

来年には新作も噂されているポール、第6期を迎えた今も まだまだポールの新曲が聴ける幸せを感じています。


2012-10-21 23:30 │ from テツURL

リウさん
コメントありがとうございます。たしかにアーカイブ・コレクションに全部が入っていない、という意見もあるようですが、それをやってたらリリースがもっと遅れてしまうというのも理由の一つとしてあるかもしれないですね。個人的にはデモテイク、ラフなアウトテイクといった類いはあとでまとめて発売というやり方に賛成ではあります。

2012-10-22 10:02 │ from 管理人URL

テツさん
コメントありがとうございます。シロウトなりにがんばって集計してみました。けっこう面倒くさかったですが(笑)、それなりの資料にはなったかと思います。トータルで見てこれだけのミュージシャンはもう出ないでしょうね。それぐらいすごい人だと思います。

2012-10-22 22:35 │ from 管理人URL