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ソロ・リマスター日記 - 36  まだまだ『ラム』リマスター その⑤ - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ソロ・リマスター日記 - 36  まだまだ『ラム』リマスター その⑤

僕がまず『ラム』リマスターのボックス・セットを開けて驚いたこと…。それは、付属の豪華ブックレットの背表紙が無残にもはがれていることであった!「おい、いきなり不良品かよ…」僕は眉をひそめた。だが、実際にそれを手に取ってみて二度驚いた。それはまったく不良品などではなかったからである。その背表紙ははがれているのではなく、見事なアートワークの一部だったのだ。それは紛れもなく『ラム』のジャケットでおなじみのあの模様(文様?)であった。

これには正直度肝を抜かれた。手がかかりすぎているからである。そして思った、「このクレージーなアイディアはきっとポール自身のものであるにちがいない」と。なぜなら、ただこのブックレットの製本だけでも相当の手間と時間とコストがかかってしまうだろうから、制作スタッフたちにもしこのアイディアがあったとしても、それを実行には移さないだろうと思われたからだ。ざっと20タイトル以上ものリリースが控えているアーカイブ・シリーズはできるだけ迅速に、確実に、そして定期的に制作&リリースを進めてゆかなくてはならない。たった1つのタイトルのために1年も2年も時間をかけるというわけにはいかないのだ(以上、個人的な想像です)。

だが実際に届けられたボックスにはたくさんのアイディアと、こだわりと、工夫と、愛とが詰まっていた。これは単なる音楽を超えた1つのトータルアートである。これから先アーカイブ・コレクションがどうなっていくかは別として、少なくとも『ラム』のボックス・セットは完全にポールの息がかかった特別な作品としてファンの記憶に残ってゆくにちがいない。

というわけで、前置きが長くなってしまったが、まずはその背表紙の文様からご覧いただきたい。わかりにくいかもしれないが、布製ボックスの上に乗っているのがブックレットである。こんな作りだから強度のほうはおそらくダメだろうと思われたのだが、実際には見た目よりもずっとしっかりとしているようだ。

ram back1

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続いてどうしても紹介しておきたいのが、ポール自筆による歌詞原稿のコピーである。これらを大事に取っておいたポール(or リンダ?)にも拍手だが、その1枚1枚を紙の色・厚み・質感から、ペンの色目、紙についた汚れ・シミまでをも忠実に再現したスタッフの努力には心から称賛の拍手を送りたいと思う。こうして自筆の歌詞原稿をながめていると、ポール・マッカートニーという人の仕事に対するひたむきさ、家族に対する優しさ、温かさ、思いやりなどが長い年月を超えてひしひしと伝わってくるようだ。

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ポールはこのアーカイブ・コレクション・シリーズを通して、僕たちファンに文字通り「彼のすべて」を分かち合おうとしてくれているように僕には思われる。彼の音楽だけでいいという人たちには、大きな出費をしなくても済むように廉価版が用意されている。しかし、彼のすべてが知りたいと思う人たちはぜひともボックス・セットを購入すべきである。これは偽らざる実感だ。こうして夢を現実にしてくれたポールにはただただ感謝するしかない。

参考:
『ラム』リマスター日本盤
スーパー・デラックス・エディション(4CD+DVD)
デラックス・エディション(2CD)

『ラム』リマスター海外盤
デラックス・エディション・ボックス・セット(4CD+DVD)
スペシャル・エディション(2CD)


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