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ポール関係の本、最新事情

読者より、ポールの新しいムック本が出ているという情報をいただいた。そういえば近ごろさっぱりポールやビートルズ関係の本を買った覚えがない(最後に買ったのは『ビートルズ・アンソロジー』かもしれない、古!)。たまに書店に寄ったとしても、真っ先に向かうのは幼児・子供向け書籍コーナーで、チェックするのは主にウルトラマン、仮面ライダー関係の本が主という有様である。4才の息子をいかに喜ばせるか、そんなことばかり考えているバカな父親なのであった(汗)。

そんなわけで、この機会に今ポール関係の本はどういうものが出ているのか、またどんな本が売れているのかを調べてみることにした。

Amazon.co.jpで『本』のカテゴリーを選び、『ポール・マッカートニー』をキーワードにして検索してみると、トップ10は以下のような検索結果になった。

1位:THE DIG Special Edition ポール・マッカートニー (シンコー・ミュージックMOOK)
今回読者から情報提供いただいた最新ムックが堂々の1位である。解説を読むと、ポールのビートルズ時代からの50年の全活動を網羅したもの、ということになっているのだが、総ページ数は148ページではっきり言ってこのヴォリュームではポールの活動の全てを網羅することはどう考えても不可能である。どうやらこれは読者からの情報にもあった通り、特にソロ期のライヴ活動に焦点を絞ったムック本というのが正解のようだ。他に70年代のインタビュー等も収録されているようだから、比較的新しいファンには面白い内容かもしれない。
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2位:増補新版 ポール・マッカートニー (文藝別冊)
これもムック本だが、こちらは約10年前に発売されたものの増補版ということ。実は僕もこれは買って持っている。内容的には個人的な意見を言わせてもらうなら、ファンならば買っておいてもけっして損はないが、かといって絶対に買うべき本かというと、そうでもないというのが正直なところ。

3位:ポール・マッカートニー―メニー・イヤーズ・フロム・ナウ
僕自身読んだことはないが、おそらくこれまでのところポールの自伝としては最も評価の高いものではないかと思う。ただ自伝とはいってもポール自身が書いているわけではなく、バリー・マイルズという人が約5年をかけてポール自身が語った(インタビュー)内容をまとめた回想録的な内容となっている。大変分厚い本なので、挑戦のしがいはあるかも?

4位:ポール・マッカートニー太陽を追いかけて―04・サマー ポール・マッカートニー~僕はビートルズに戻りたい~
BCC(ザ・ビートルズ・クラブ)が2004年に行なわれたポールのツアーの内容を中心にまとめたファンクラブ月刊誌の増刊号的な内容らしい。BCCには僕も20代後半まで在籍(会員登録)していたが、月刊誌の内容はいつも密度が濃かったと記憶しているので、おそらく期待を裏切らない内容になっているのではなかろうか。ただ、値段が88ページで1,260円というのはちょっと高い気がしてしまう。それでもこの本が4位につけているのはそれなりの理由があるのだろう。

5位:ポール・マッカートニーとアヴァンギャルド・ミュージック―ビートルズを進化させた実験精神
こういう本が出ていたこと自体今まで全く知らなかったことに、まず1ファンとして反省…。原題を直訳すると『知られざるポール・マッカートニー(The Unknown Paul McCartney)』となっており、邦題『ポール・マッカートニーとアヴァンギャルド・ミュージック―ビートルズを進化させた実験精神』と共にかなり興味をそそられる題名となっている。常日頃からポールの本質を突いた書籍、評論等が極めて少ないと感じているだけに、いつかは読んでみたいと思わせる本ではある。ともかくこれを邦訳にこぎつけたことだけでも賞賛に値すると思う。

6位:プレイ・エレクトリック・ギター with ポール・マッカートニー 生カラオケCD付
おっと出ました。さしずめ「ポール・マッカートニーとギターを弾こう!」なんてことになるのだろうが、今でも楽譜関係が強いのはよいことだと思う。『付属CDには模範演奏&カラオケ音源収録。』ということ。若かったら買っただろうな。

7位:The Little Box of Beatles(4冊セット)
4冊入りのボックスセットになっており、1冊につき1人のビートルの伝記が書かれているそうなのだが、内容の善し悪しについては全く不明である。

8位:ポール・マッカートニー―ビートルズ神話の光と影
もう一つのポールの伝記のようだが、この本の海外での評価はあまり高くないようだ。

9位:nowhere Vol.14 特集:ポール・マッカートニー/音の旅人 ノーウェア 14号
『nowhere』とはテーマにそってさまざまな角度からビートルズを徹底検証するビジュアル・エンサイクロペディア・マガジンということ(しらんかった)。大型本でこれまでVol.1~Vol.22までが出版されている。これはその14号。特集記事はポールだが、ビートルズの記事も含まれている。どちらかというとマニア向けだろうか?

10位:プレイ・ピアノ with ポール・マッカートニー 生カラオケCD付
6位の本のピアノ版だが、収録曲が面白いので僕はどちらかといえばこちらに興味がある。収載曲:Anyway/ Beautiful Night/ Let 'Em In/ Live And Let Die/ Maybe I'm Amazed/ Nineteen Hundred And Eighty-five/ Silly Love Songs/ Wanderlust

以上、簡単に調べてみたが、改めて感じてしまったのはポール関係の本は相変わらず本当に読みたいと思える本が少ないということだった。これが「ビートルズ」をキーワードで検索すると、ザ・ビートルズ アルバム・バイブル (日経BPムック)ザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド真実のビートルズ・サウンド (学研新書)コンプリート・ビートルズ リマスターCD公式ガイドなどなど、お金があったらとりあえず買ってみたい本が目白押しという結果になる。ただ、僕はポールの「音楽」が好きなのだから、別にそれはそれで良い。彼の伝記にさえたいして興味がない変わったファンなのであるから…。


コメント
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お邪魔します。 さっそくの詳細な調査に、またまた感謝感謝であります。

そーかー、ライヴ分析だったんですねぇ…。 どうしようかな、また知ってる内容の羅列かな、書店に行って実際に確かめないといかんですなコレは。

でも買い漁ってるにしては、ランキングのなかで持ってる本は2位のやつ(最近改訂増補版、というのも出ましたが、昔のヘザー・ミルズとの結婚に自分の子供たちがヤイノヤイノ言ってる、というインタビューが入ってるやつです)(あれから10年くらい?たちますから、あらたな情報の入った増補版は買ってもいいような気もするのですが、重複だらけだろうというので二の足を踏んでます)あとは9位のnowhere。 高い本なんですよ。 3000円くらいする。 でもかなりの大昔で、確かリンダがまだ生きてた。 大昔はこんな本もひょいひょい買えていたんですが(笑)。 正直、値段よりマイナス1000円くらいの読みごたえはあります(笑)。 「メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」 も高くてなかなか手が伸びなくて。 それにこれも、リンダが亡くなった時のことがついでみたいに入っている感じの大昔のもので。 でも他人が執筆とはいえ、中身はほとんどポールへのインタビューですから、これはポールファンにとっては必携でしょうねぇ。

でも、こういう本を読んでいると、また体系的にソロ以降のポールの音楽も把握できるようになってまいりますよ。 管理人様連載中断中の、年代別のポール分析の記事の参考にもなると思うのですが、まあ読んでいるひまもなかなかできない年代ですしね、我々の年代は…。

2012-01-29 06:36 │ from 橋本リウURL

WINGSPANシリーズの、ウイングス本「ウイングスパン」、2002年のワールドツアーをポールが回想した「イーチ・ワン・ビリービング」もヨロシクお願いします。拙訳でございますが…。

2012-01-29 11:55 │ from まゆみんURL

リウさん
コメントありがとうございます。今回は単純にポールの名前で検索してみた結果だったのですが、どうやら本の内容やクオリティとは全く無関係なリストになってしまったような気がします。下のコメントでまゆみんさんが紹介されたものも含めて、もっといい本がいっぱいありそうですね。私自身が買って読むということをしないので、またおススメの本があればご紹介ください。

2012-01-30 01:33 │ from 管理人URL

まゆみんさん
コメントありがとうございます。前から「この人何者じゃ?(失礼)」とは思っていましたが、正体判明しました(笑)。ポール関係の本の出版に関わっておられたとは驚きました、すごい!。どちらもよさそうな本ですね。

2012-01-30 01:41 │ from 管理人URL

情報ありがとうございます!
さすがに裏情報はナシですか(苦笑)今回、せっかくの機会なのでポールのライヴ特集本を購入しました。
表紙のポールがいいですね~ 内容は 熱心なファンの方ならご存知の事が多く さほど大きな発見は無いかも知れませんが、ツアー毎の寸評やセットリスト、日程など細かなデータが記されているので ポールのライヴ活動を振り返るには最適な本です。もちろん単発のライヴや テレビ出演でのライヴなども細かく網羅されています。
またツアー毎の寸評の中に、同時期のライヴ音源や映像を収録している作品も一緒に紹介してくれているので、特に初心者の方はポールの音楽を深く楽しむ良いきっかけとなるのではないでしょうか?(入手困難な作品も多いですが…)

この本を読んで知ったのですが、ポールの近年のセットリストの多彩さには目を見張ります。「ザ・ナイト・ビフォア」「君はいずこへ」「愛のことば」「ブルーバード」「ラムオン」「ワインカラーの少女」など比較的通好みな選曲も加えたり、驚いたのが「マジッククリスチャンのテーマ」までセットリストに加えたのですね!

今のポールのライヴは、最強のセットリストではないでしょうか? 本当に近年 日本でライヴが行われていない事が悔やまれます。
是非とも世間の皆さんには、今回発売されたムック本で ポールのライヴの魅力を再認識して頂き、ポール来日の機運が高まれば良いなと思います。

ポールが2010年~2011年に行ったツアー名が「アップ・アンド・カミング・ツアー」だったそうですが、「新進の」「将来有望な」といった意味らしくて ポールの心意気がビンビン伝わってきて嬉しくなりました。


2012-01-31 00:50 │ from テツURL

>僕はポールの「音楽」が好きなのだから、別にそれはそれで良い。
>彼の伝記にさえたいして興味がない変わったファンなのであるから…。

いきなり、スミマセン♪
全く自分も同感です! 本を買う お金が有るなら、レコードやCD に回すと 思いますので^^v

2012-01-31 01:32 │ from yukky_zURL Edit

テツさん
さっそくムック本についての情報ありがとうございました。私も最近のポールのライブは内容、選曲共に非常に充実していると思います。早く日本に来てほしいですね。

2012-01-31 13:15 │ from 管理人URL

yukky_zさん
コメントありがとうございます。あなたもですか(笑)。やはりレコードが先ですよね。私は大人になったら何でも好きなように買えると思ってましたが、家族を持つと庶民にはなかなか難しいようです。独身の方は結婚前にいろいろ買っておくことをおススメします(笑)。

2012-01-31 13:19 │ from 管理人URL