ポールの曲: 『マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)』 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールの曲: 『マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)』

アルク


『マジカル・ミステリー・ツアー』はその名の通り、数あるビートルズの曲の中でも非常に摩訶不思議な雰囲気を持った独特な名曲だと僕はずっと思ってきた。1967年作。

この曲は公式にはレノン/マッカートニー作とクレジットされているが、ジョン自身もほぼポールの曲と認めており、ポールが同名フィルムのテーマ曲としてほぼ独力で書き上げたものと考えられている。

『マジカル・ミステリー・ツアー』…。このシンプルでしかも強烈なインパクトを与えるタイトルに、まずとてつもないセンスを感じてしまう。そして、ジョン、ポール、ジョージ3人によるものと言われる冒頭のコーラス“♪Roll up, roll up for the mystery tour♪”の神秘的とさえいえる不思議な響き。どうやってあの3人でこの声が作りだせたのか、僕はいまだに理解できずにいる。英語がよくわからなかった10代の頃には、ずっと“Roll up”のところを“ララ~”と思い込んで歌っていたものだが、とにかくこの余りにも強烈なフレーズに僕は時空を超越した神秘さえをも感じとってしまうのである。『サージェント・ペパーズ』から引き継がれたサイケデリックなサウンドはまさにこの曲でクライマックスを迎えたと言っても過言ではなく、まるで聴く者を異次元の空間に連れだしてしまうかのようだ。

この頃のポールの創造性に僕はやはり尋常ならざるものを感じざるをえない。

ジョージ・マーティンによるプロデュースも冴えに冴えわたっている。これ以上ないというほど華やかで、賑やか、まさにサイケデリックなサウンドでありながら、けっしてうるさくもなく、耳障りでもない絶妙のバランス感覚。およそ考え得るあらゆるアイディアを駆使しながら、細部まで綿密に練り込まれた音の錬金術。2度と再び再現し得ないビートルズ・ミュージックの極致ともいえる完成形の一つがここにある。

近年、ポールがこの曲をライブのセットリストに加えたこと(しかもかなり頻繁に)は僕にとっては非常な驚きでもあった。なぜなら、オリジナルの完成度が高すぎたがゆえに、サプライズ的な演出としてのお披露目ならともかく、この曲はステージで定期的にやるには不向きな曲と思われたからである。実際、僕自身はライブでの出来には必ずしも満足していない。でも、きっと生で聴いたら感動するんだろうな。

参考:マジカル・ミステリー・ツアー


コメント
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確かに今のBandでの演奏はかなり大味的かなぁ~と思います。
93年にも微妙な位置でセットリストにありましたがオリジナルに適わなてけどまだ再現できていた気がします。
やはり・・・当時のバンドメンバーの力量が安定していたことが一番かも。
今も悪くはないですがノリ重視のところがあるのである意味Wingsの曲をやると凄くいいのですが・・・。
どうですかね?

2011-08-05 14:10 │ from HiroURL Edit

Hiroさん
コメントありがとうございます。先日『ジュニアズ・ファーム』をやったのを聴きましたが、これはなかなかいいなと思いましたね。今のバンドは悪くいえば個々のプレーヤーに個性(味)がないと感じますが、テクニカルな部分ではほぼこれ以上考えられないくらいポールをしっかりサポートしていると思います。安心して聴いていられるなと。

2011-08-05 15:02 │ from 管理人URL

こちらにも参戦です(笑)。 盆休み前で気分がハイになってるのかな?(笑)

個人的にリマスターの出来がとてもいい、と感じるのが、「マジカル」 のアルバムです(CDの話じゃなくて申し訳ないのですが)。 ここで聴こえるクリアな冒頭のブラスの爆発が、とても迫力を増している気がする。

ところでこの曲、管理人様もご指摘のように、かなり構成的に独創性にあふれていると感じます。 「ロールアップ」 のフレーズが1番と2番のあいだ繰り返され続け、それにかぶさる1番と2番のメロディが全く違う(これスゴイ)。
そしてブレイク気味に3番では 「ロールアップ」 が 「アー、ザ・マジコミテリトーア」 という歌詞に変わり、一気にテンポが落ちるというのに、盛り上がりをいやがおうにも高めていく(この構成は驚天動地です)。 で、そこにかぶさる3番の歌詞も、一緒に音符的にいちばん高い音。 バックで流れるプラスはいきなり3拍子になって複雑さを演出します。
最後の一発のサスティンがずーっと鳴り響く中、ピアノの印象的なマジカルな響きに乗るベース音。
フェイドアウトの直前で、このベースが歌い始めるんですよ。
「カム・トゥゲサー」 でも同じような仕掛けを潜ませてましたよね。

なにしろこの曲は、構成が神。

チュウボウのころは 「青盤」 のなかの1曲程度の感覚で聴いていたせいか、そんなにすごい曲と思っていなかったのですが、よく考えてみると、こういう曲を考え出せるということ自体が不思議極まりない気がするのです。

2011-08-06 10:29 │ from 橋本リウURL

リウさん
コメントありがとうございます。そうそうポールの重厚なベースも忘れてはなりませんでしたね。ちょっとしたアドリブ的な味付けもさすがの技であります。ビートルズを代表する曲ではないかもしれませんが、なかなかどうしてすごい曲だと思います。

2011-08-07 01:16 │ from 管理人URL

「マジカル・ミステリー・ツアー」は、これもビートルズの傑作に入る曲ですよね。
初めて聴いた時は「Roll Up~♪」のコーラスに私も耳を奪われてしまいました。何だか楽しい事が起こりそうな… そんな気分にさせてくれる曲です。

サイケデリックな雰囲気も感じさせる華やかなアレンジも最高ですが、躍動感あるギターの音色も良いですね。そして何よりポールのベースが素晴らしすぎます。曲の土台を支えているどころか 曲自体をグイグイ引っ張っていますね。
曲の展開に合わせて、色んな表情を見せるポールのベースを聴くと、ポールのプレイヤーとしてのセンスの良さ・才能を強く感じます。

近年、ポールはライヴで「マジカル・ミステリー・ツアー」を取り上げる事が多いですけど、オープニングで演奏する事で、ライヴを通じて 「マジカル・ミステリー・ツアー」の様な 現実から離れた楽しい時間の始まりを 高らかに知らせている様で なかなか粋な選曲と思いましたよ。


映画「マジカル・ミステリー・ツアー」は、中学生の時に VHSのビデオで発売されていたのを お小遣いを貯めて 買って観ました。
私が初めて観た、ビートルズの映像作品が「マジカル・ミステリー・ツアー」だったのです(苦笑)
ストーリー無視のハチャメチャな展開に 初めて観た時は戸惑いました(苦笑) 

でもジェシーおばさんと老人男性の砂浜でのラブシーンで バックに流れる「オール・マイ・ラヴィング」のオーケストラ・バージョンで、この曲のメロディの美しさを再認識しましたし、やはり「フール・オン・ザ・ヒル」のシーンでの ポールの男前ぶり(笑)や映像の美しさには、大いに感動しました。 

トレンディ・ドラマがまだまだ人気を博していた時代、そんなドラマに背を向けて シュールな内容の「マジカル・ミステリー・ツアー」を何度も見直しながら、必死にビートルズを理解しようとしていた あの頃が懐かしいです(苦笑) そんな中学生、なかなかいませんよね…(汗)

2011-08-08 02:52 │ from テツURL

テツさん
コメントありがとうございます。映像の『マジカル・ミステリー・ツアー』を見て思ったのは、やっぱりビートルズはミュージシャンだな、ということでした。僕は批評家の言うことは信じませんが、あれが放送後に酷評されたのは理解できましたね(笑)。でも『フール・オン・ザ・ヒル』をはじめ、音楽が流れるシーンはすばらしいと思いますし、なんでもやってやろうというチャレンジ精神ははやり凄いですよね。

2011-08-08 09:35 │ from 管理人URL

こんばんは。
私も冒頭コーラスの部分はずっと「ララ~」だと思っていたので歌詞を知ったときは衝撃でした。なんだちゃんとした言葉だったのか…と。

ところで最近のポール、髪型が以前と比べてかっこよくなったと思いませんか?コンサート・フォー・NYの時期よりぜんぜん若くて洗練された感じです。

2011-08-08 23:54 │ from 初級自由人URL