ビートルズ・リマスター日記 - 32  ブックレットの解説 その1 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ビートルズ・リマスター日記 - 32  ブックレットの解説 その1

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ビートルズ・リマスター発売から1年半。早々と全アルバムを揃えた僕だったが、付属ブックレットの解説は英語のため読むのが面倒くさかったこともあり、今までほとんどその内容に目を通していなかったことに気がついた。随分と長い間気付かなかったものだが、ブックレットはただ写真だけをパラパラとめくって見る程度だったのである。日本盤を購入された方はおそらくすべて日本語訳がついていると思われるのだが、実際読んでみるとこれがなかなか興味深い。そこで、これから何回かに分けて各アルバムのブックレットの内容について独自検証してみたいと思う。リマスター日記はまだまだ続くのであった。

さてブックレットの内容は各アルバムごとに少しずつ違うのだが、“Historical Notes(歴史的事実、概要)”と“Recording Notes(レコーディングに関するデータ)”の2点についてはすべてのアルバムに共通している。今回僕が改めて驚嘆の念を禁じ得なかったのは、ビートルズ4人の信じ難いほどの創作エネルギーと、今ではとても考えられない(あり得ない)作品のリリース間隔である。解散から40年以上を経てもなお現代音楽の最高峰に位置するビートルズ・ミュージックの奇跡と神秘性をまざまざと見せつけられた思いだ。

『プリーズ・プリーズ・ミー』
まずビートルズデビュー当時の圧倒的に美しい写真の数々が何よりも目を引く。それらのほとんどは白黒であるが、今見てもびっくりするほどすばらしいものばかりだ。ここ10年ほどの間にデジカメの技術もめざましい進歩を遂げたが、これらの写真を見ればその表現力はまだまだ銀塩写真には遠く及ばないという気がしてしまう。そして、まだ海のものとも山のものともつかなかったデビュー当時の彼らの写真が数多く残されているのもビートルズの奇跡のひとつだろう。それにしてもなぜ彼らは初めからこんなにもカッコよかったのか…。

ブックレットの表紙をめくるとまず目に飛び込んでくるのが、トニー・バーロウ氏によるアルバムの解説である。これはオリジナルLP発売当時のものが、そのまま掲載されている。歴史的なビートルズのデビューアルバムの解説文であるから、もうこれはそのまま歴史的価値のある文献ということになるのだろう。

そういえば、僕が学生時代に買ったLPの裏ジャケットにも、これと全く同じ文章が掲載されていたのを思い出した。おそらく当時の日本語ライナーノーツにはこの文章の訳文は載っていなかったと思う。その頃の僕にはあんな英語の長文が読めるはずもなく、何が書かれているのかさえ知ろうともしなかったものだが、あれから30年以上も経った今になってあの文章が原語で読めるようになったというのはなんとも感慨深いものがある。

さてトニー・バーロウ氏が書いたその解説文の内容だが、個人的な感想は正直いって何ということはない普通の内容であった(笑)。少し調べてみたのだが、彼はブライアン・エプスタインにヘッドハンティングされたビートルズの広報担当で、出身もリバプールにほど近いマージーサイドである。そのような背景もあってか、解説文では必要以上にデビューしたばかりのビートルズに肩入れしているような記述がないともいえない。しかし、同じ解説の中で彼は自分がその職業柄、ビートルズを客観的に見れないことも正直に語っている。彼はおそらくリバプールの片田舎から大変なグループが出現したことを声高に宣言したかったのだろう。しかし、自分がビートルズと同郷であること、そしてブライアンの下で働く立場として偏見のない判断ができているのかを自問し続けていたにちがいない。いずれにしろ、ビートルズが大ブレイクする寸前に書かれた文章として興味深いものであることはたしかである。(続く)

参考:プリーズ・プリーズ・ミー

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