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ポールの曲: “Let Me Roll It(レット・ミー・ロール・イット)” - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールの曲: “Let Me Roll It(レット・ミー・ロール・イット)”

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『レット・ミー・ロール・イット』は、リマスター版アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』の中で、個人的には最も評価が跳ね上がった曲である。だがそもそも昔から僕はこの曲があまり好きではなかった。どれくらい好きではなかったかというと、それはポールがもう長い間この曲をライブの定番に入れていることに不満さえ感じていたほどだった。

もちろん露骨に「キライ」と言うほどこの曲は悪い曲ではない。いや、ソロ期の作品の中ではどちらかといえば名曲の部類に入るだろう。だがとにかくこの曲の良さを認めながらも、今一つ好きになり切れない自分がいたのは紛れもない事実だった。

だいたいもしライブでこの曲をやるのだとしたら、ポールはベースを弾きながら歌うべきではないのか?ここにも僕の不満があった。なぜならポールの膨大なソロ作品の中でも、『レット・ミー・ロール・イット』は有数のベースが主役となり得る曲のひとつだと思うからだ。ギターのパートは他のメンバーに任せ、あの深いベースを、あのまるで語りかけてくるようなベースをライブで再現してほしいと思うのだ。どうせ、あの曲をやるのならば…。

しかし、リマスター版『レット・ミー・ロール・イット』のイントロを聴いた瞬間、僕のこの曲に対する評価はいとも簡単に一変してしまった。ベース、キーボード、ギターのイントロだけで完全に昇天である。明らかに以前の曲の感じとは違う。出だしがいかなる隙もなくピタッ!と決まっているのだ。これはアルバム全体についても言えることだが、いくつかの曲で出だしの微妙なグズグズ感が解消されて各楽曲の完成度が増したように思う。新しい時代の『バンド・オン・ザ・ラン』である。

今僕が思うのは、『レット・ミー・ロール・イット』はビートルズのどの名曲と並べても全く遜色のないすばらしい曲ということだ。そして、何年経っても『バンド・オン・ザ・ラン』がポールの歴代No.1アルバムに挙げられる最大の理由は、その収録曲のレベルの高さに尽きるのではないかと思う。

すなわち
『バンド・オン・ザ・ラン』
『ジェット』
『ミセス・ヴァンデビルト』
『レット・ミー・ロール・イット』
『西暦1985年』

上記5曲はビートルズの新曲としてもなんの不思議もないほどの不滅の完成度を誇っているのである(もちろん人によって曲に対する評価は違うだろうが)。ポール馬鹿としてあえて言わせてもらおう。「ビートルズは終わっていなかったのだ」

参考:バンド・オン・ザ・ラン デラックス・エディション(完全限定生産盤)(DVD付)


コメント
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ご無沙汰してます!
いやぁ~ホントに管理人様とは事あるごとに感性が同じだな~とつくづく思わされました。
私がビートルズも含めポールの全キャリア中文句なしにナンバーワンな同アルバムの中で、「どう考えてもいらないだろう」と思えるのがこの『レット・ミー・ロール・イット』でした。
管理人さんが仰るようなベースうんぬんがよく分からず(「シリーラブソング」はさすがにその良さが分かりますが・・・)、とにかく緩慢で退屈な曲だなぁという印象しか、今の今までありません。
恥ずかしながらまだリマスター版はきちっと聴いておりませんので、どれだけ生まれ変わったか楽しみです。

私としては、『バンド・オン・ザ・ラン』はどこかゴダイゴを彷彿とさせ(特に『ノー・ワーズ』)、完全にビートルズを過去のものにしているような気がしてなりません。

2011-02-09 01:27 │ from アイヤーダイURL

アイヤーダイさん
コメントありがとうございます。リマスター盤といえど、基本的に曲は全く同じですから、アイヤーダイさんにはどうですかね?ただ、昨日まで退屈だった曲が、ある日突然好きになるのもポールの曲の特徴ですからね。
ゴダイゴはある意味日本のビートルズですね。

2011-02-09 21:01 │ from 管理人URL

お邪魔します。

私はこの曲、初めてきちんと聴いたときから大好きでした~。 確かこの曲も、ちゃんとレコードを買って聴くより前にガキの頃刷り込みが行なわれていた曲だった気がします。 だからかな。

この曲、ビートルズ関係のムック本とか読むとジョン・レノンとの類似性を指摘されることがとても多い気がします。
確かにイントロのツインギターの絡み合いは 「コールド・ターキー」 のジョンのギター(ジョンの場合はひとりで弾いていると思われます)に似ているし、シンプルなバンド設定、シンプルな音づくりは 「ジョン魂」 に通じるものがあったりするのですが、私はあまり感じたことがないですね。

この曲のベースは、これぞリッケンバッカーサウンド、というゴリゴリベースですよネ(でた、「ゴリゴリ」…笑)。 サウンドが荒削りなのがお気に入りです。 まさに管理人様のおっしゃる通り、この曲のベースはベース(シャレ?)。 この曲の命は、このベースとドラムスの、「タメ」 にあると私は思うのです。 いったんドラムのリズムと一緒にベースを一音鳴らして、次のリズムでそのベースの音を切る。 同じ曲でもこの法則が守られている他のバージョンって、驚くほど少ないんですよ。 ここで、「次のリズムでベースの音を切る」、という作業をしないと、この曲の緊張性は、極度に弱まる気がするのです(また分かりにくいことを…笑)。
そしてその 「タメ」 の中で延々繰り返されるツインギター(この音、ジェフ・エメリックの判断なのか、歌の途中は音が絞られますよね。 これだけがちょっとマイナス点です)。 曲の良さは言うまでもないですが、この構成がこの曲の命、でしょうね。 リンダのキーボードが後ろでずーっと流れている、というのも印象的です。

このところ 「バンド・オン・ザ・ラン」 のリマスター盤を聴いてなかったので、また久々に聴きたくなってまいりました!

2011-02-10 13:14 │ from 橋本リウURL

リウさん
コメントありがとうございます。わりと単調な曲に思えるんですが、実はところどころにポールならではの遊びというか、味付けがされてるんですよね。そのあたりも長く聴ける要素の一つだと思います。

2011-02-10 22:26 │ from 管理人URL

お邪魔します。

記事の内容とは無関係なのですが、キーワードをビートルズまたはジョン・レノンまたはポール・マッカートニーに設定している私のDVD/HDDレコーダーに、スカパー!の無料デーで昨日、勝手にポールのアビイ・ロード・ライヴが録画されておりました。 ちょっとだけ見たのですが、「ケイオス&クリエイション」 のころのもののようです。 こういう意外なことがあると嬉しいですね! なお、今週の水曜日午後10時から、NHKBSハイビジョンで2007年のポールのライヴをやるようです(1時間)。 衛星放送を受信できる環境でいらっしゃれば、視聴可能かと存じます。 5.1チャンネルなのでぜひともサラウンド環境で見たいものです。 私は夜勤なので、その設定で番組予約をしております。

2011-02-14 15:13 │ from 橋本リウURL

リウさん
情報ありがとうございます。よかったですね。得しましたね!ウチは残念ながらNHKBSも視聴できないので(泣)、そちらのライブ情報&感想もまたお寄せください。

2011-02-14 22:35 │ from 管理人URL