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ポールの伝記: “FAB: An Intimate Life of Paul McCartney” - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールの伝記: “FAB: An Intimate Life of Paul McCartney”

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僕はビートルズやポールに関する伝記の類いをほとんど買ったことがない。なぜなら、それらは普通、純粋に読み物としてあまり面白くないからである。それに屁理屈に聞こえるかもしれないが、僕は彼らの“音楽”が好きなのであって、はっきり言って彼らの生い立ちや、個人的な人間関係や、恋愛や、結婚生活、その他もろもろの人生記録に特別興味があるわけではない(もちろん少しは興味はあるが…)。少なくとも僕自身は好きになったアーティストの個人的な生活を含めたすべてが知りたい、といった類いのファンではないのである。しかも、本人以外の第三者が書く伝記であればなおさらのこと、そこに書かれている内容の真偽は確かめようがなく、どこまで信じていいものかはわかったものではないという問題もある。

そんなわけで、僕は基本的にポール自身によって語られた言葉しか信用しないことにしているのだ。つまり第三者によって書かれた伝記などよりは、ポール自身によるインタビューのほうがよほど面白いし、価値があると思っている。ただ厳密にいえば、そこにさえも落とし穴があるのだが…。たとえば、ビートルズ・アンソロジーでジョン、ポール、ジョージ、リンゴ本人が同じ出来事について語った言葉でさえも、人によってかなりニュアンスが違って語られていたり、場合によっては全く正反対な解釈がされていたりするような事が起こっている。その上人間の記憶というのは実に当てにならないものだから、真実はますます霧の中ということになったりするのである。

なんでこんなことを言いだしたのかというと、ポールの比較的新しい伝記本(2010年10月発売)を見つけたからである。

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本のタイトルは“FAB: An Intimate Life of Paul McCartney”。著者はHoward Sounes。本文562ページ。16ページに渡り珍しい写真が挿入されているらしい。今のところ日本語訳版はなく英書でのみで購入可能ということだが、アメリカのアマゾンを覗いてみたら、かなり好意的なレビューが掲載されていた。ちなみに日本のアマゾンでも購入可能である(今のところハードカバーのみ。ペイパーバックは来年7月発売予定とのこと)。本のボリュームの割には手ごろな値段設定となっているから、気になる方は購入を検討されるとよろしいかと思う。僕も写真だけは見てみたいのだが、うちの近くの書店には絶対に置いていないだろうな…。

最後に第三者とはいえ、非常にビートルズに近しい関係者が書いた本の中で昔からずっと気になっている本2冊を紹介しておこう。いずれもファンの間では極めて評価の高い本である。

1冊目はご存じ御大ジョージ・マーティンが1995年に出版した本『ビートルズ・サウンドを創った男―耳こそはすべて 』。残念ながら日本語訳は絶版となっているようで、中古でも5000円前後とかなり高価である。ただし英語のペイパーバック版なら今でも新品で通常価格で購入が可能だ。

もう1冊はビートルズのレコーディング・エンジニアのジェフ・エメリックが書いた『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 』。こちらも値段は少々お高いがまだ日本語訳の在庫はある模様。分量も595ページとかなり読みごたえがありそうだ。

上記いずれもファンならば必読の本と思っているのだが、小生恥ずかしながら未読である。もし読んだ方がいれば感想等をお聞かせくださいませませ。

※マーク・ルーイスン著の『ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版』もブログ読者からの評価が高いので、下記参考書籍に追記しました(値段も旧版より安くなっている)。

参考:
Fab: An Intimate Life of Paul McCartney [ハードカバー]
Fab: An Intimate Life of Paul McCartney [ペーパーバック] (予約のみ)
ビートルズ・サウンドを創った男―耳こそはすべて
ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 <新装版>
ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版

コメント
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ビートルズファンが絶対にもっている、いやもたなけれいけない?のが『コンプリートスタジオワークス』。これは公式記録集とも言える本です。アビーロードでの彼らの仕事を克明にたんたんと綴られています。とにかくめちゃくちゃにおもしろい。ボックスセットにくっつけて売るべきだとおもいます。作者のマークルィソンはアビーロードに残されたテープをすべて聞くことゆるされた数すくない人間のひとりで彼は厖大なテープを湛然に聴き、ビートルズを解き明かしました。この本のプロジェクトがアンソロージーのリリースにつながりました(ウルトラレアトラックスのリリースも彼の功績という噂もあります)。アンソロジーの公式ライナーノーツは彼が書いています。また巻末にポールのインタヴューがあってこれも秀逸。ジョンのプレーボーイインタヴューのポール版みたいなものです。多分ルィソンもポールも『プレイボーイインタヴュー』を意識していたのではないでしょうか?

ポールの伝記では『メニー・イヤーズ・フロム・ナウ 』が最高です。これはポール自身の言葉で語られており、もっとも信用できますし、さまざまなビートルズ伝説がポール自身の口からかたられるのですから、おもしろくないわけがありません。残念なのはソロ時代はあっさりしているところで続編が期待されます。




『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 』は非常に興味深い本ですが、ポールファンが読んで愉快ではないとおもいます。ぼろくそにかかれてますよ。

2010-12-04 06:20 │ from じょんじーURL Edit

じょんじーさん
コメントありがとうございます。『コンプリート・スタジオ・ワークス』も有名ですね。考えたら私ビートルズ関係の本ほとんど読んでません(笑)。『メニー・イヤーズ・フロム・ナウ 』もです。いかに私のブログが素人目線の独論であるかがわかるでしょう?でも、こんなブログもひとつくらいはあってもいいですよね?
ジェフはポールのことボロクソなんですね。ソロでもポールと一緒に仕事してるのにこれは意外でした。人間関係は難しいです。

2010-12-04 09:29 │ from 管理人URL

お邪魔します。 自分でもウザいと思いながら、ついつい話に割り込みたくなってしまいます(笑)。

小生ずいぶん、ビートルズ関連の書籍は買いました~(笑)。 で、じょんじー様の挙げておられた 「コンプリ」 はやはり必読か、と。 こちらもリマスター改訂版が出てますけど、買いたいな~と思いつつおんなじ本だからな~でもリニューアルされた部分も読みたいしな~と、ちょっとビンボー人は躊躇しておる状態です(爆)。

「メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」 は文字通り、「ホエン・アイム・64」 の歌詞の一部ですが、じょんじー様のおっしゃる通り解散後があっさりしているのと、特にリンダが亡くなった時期だったにもかかわらず、いやそれだからこそ?彼女の最期の様子とかの記述が非常にあっさりしているのが不満かな~。

ジェフの本は高くて未読ですが(笑)、やはりポールに関してあまり好意的でないので、買わんでもいいか~、なんて。

日経エンタテイメントのムック本一連は内容的に目新しいところはないですが、読んでて楽しいですよ。

2010-12-04 13:01 │ from 橋本リウURL

リウさん
コメントありがとうございます。さすがリウさんも読んでますね。ジェフの本は好意的でないというのが、逆に私は興味をひかれたりします・・・(コワイもの見たさ?)。そうそう昔高校生の頃、学校の図書館にエプスタインの自伝というのがあり、かなり熱心に読んだのを思い出しました。今読んだら面白いだろうなと思い、アマゾンで検索しましたが、やはりなかったです(笑)

2010-12-04 13:37 │ from 管理人URL

始めまして

こんにちは、初めまして
いつも楽しくブログを拝見させて頂いてます

私自身はポールの完全な後追いファンで、だから逆に本みたいな、情報をついつい集めてしまいます
私の記憶違いでなければ、ジェフはむしろポールを本の中で大絶賛していたと思いますよ(逆に他の三人には結構いいたい放題でしたが…)
初めて会った時にポールだけが挨拶してくれて感激したとか
ビートルズの中で真のミュージシャンと呼べるのはポールだけ、とまで言っちゃってましたし

ビートルズ以降も親しい関係は続いていたようで
リンダのこともとても好意的に書いてあった記憶があります
二人とも奥さんを既に亡くしていて、お互い慰めあったとも書いてありました


ポールの本はビートルズ以降がはしょられがちなのですが、これはバンドオンザランの録音の様子がしっかりと書いてあるので、個人的にとても気に入ってます


突然すみません
個人的にとてもポール関連本では数少ないお気に入りなので誤解されたままでは悲しいと思い書き込ませて頂きました


また、よければ、今度は本業ね音楽の方でもお話しさせて下さい

2010-12-04 18:24 │ from 熊しゃけURL Edit

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2010-12-04 18:56 │ from URL

お久しぶりです。ジェフの本ですが私もこの本からはジェフのポールの人間性、音楽的才能に対する評価の高さにおおいに納得しました。他の3人に対しては辛らつな評価が目立ちますが、それも長年のスタジオにおける濃い人間関係故の愛憎の入り混じった感情の表れだと思います。この本には「ジェット」の音の秘密も記されています。この曲のみマスターテープの品質劣化があり、それがバンド・オン・ザ・ランの他の曲と際立った音の違いを生み、結果的にあの迫力あるサウンドをもたらしたことがわかります。
ところで今の季節はジョンとポールのクリスマスソングがあちこちで流れてきますが、ポールの曲の「simply having wonderful christmas time」の箇所は世界平和を歌ったジョンの曲に対するポールなりのクリスマス観が現われていておもしろいですね。ポールの曲はジョンの死の一年前に発表されましたが、ジョンの死後ならこの歌詞はなかったかもしれませんね。

2010-12-04 20:31 │ from 間 健二URL

またまたお邪魔です(ウザすぎる…笑)。
うわっ、みなさん、ジェフの本、そうなんですか! 未読なくせに感想を書くもんじゃないですね(汗)。 書店でぱらぱらと読んだ時は、じょんじー様と同じ感想を持ったのですが…。 ううっ、読みたくなってきた…。

2010-12-04 20:37 │ from 橋本リウURL

thvenrさん
ジェフの本は良くも悪くも職人的ということでしょうか。ご意見ありがとうございます。『オール・シングス・マスト・パス』はリマスター版もダウンロード版も購入済ですか。うらやましいです。アンリミテッド版が必ずしも最高とは限らないと。参考になります。今後もレポートお待ちしています。

2010-12-04 21:06 │ from 管理人URL

熊しゃけさん
はじめまして!コメントありがとうございます。同じ本でも読む人により評価が正反対とは、まるで私の記事そのままですね・・・(汗)。コメント欄は自由な意見交換の場ですので、今後も遠慮なくコメントお寄せください。
ひょっとしてプロのミュージシャンですか??

2010-12-04 21:11 │ from 管理人URL

間さん
コメントありがとうございます。皆さん読んでますねえ~、ジェフの本。今のところじょんじーさんやや劣勢(?)というかんじですが、それでも意見は人それぞれでよいと思います。いろんな意見があるおかげで、私も本当に読みたくなってきました。

2010-12-05 07:03 │ from 管理人URL

劣勢ですね(苦笑)。個人的にはこの本は高く評価しています。著者はなにしろ当事者ですからね。エメリックはコンプリートスタジオワークスにも登場してビートルズ後期のぴりぴりした空気を生々しく証言しています。こちらに書き込まれているかたがたはピュアというか優しいかたがおおいので(皮肉でいっているわけではないので誤解なきよう)刺激の強い表現がおおいのはややあわないかな、と書かせていただきました。ビートルズを研究する上でルィソンの著作、アンソロジー本とならんで三種の神器といえる本かもしれません

2010-12-05 12:02 │ from じょんじーURL Edit