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ポールの名演:“Taxman(タックスマン)” - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールの名演:“Taxman(タックスマン)”

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ビートルズ時代におけるポールの演奏といえば、それこそ後世に語り継がれる名演の宝庫と言っても過言ではないが、この曲『タックスマン』でのそれはまさに名演中の名演と呼ぶにふさわしい。

なぜこの曲のポールの演奏がそれほどまでにすばらしいのか。それは彼がこの曲で実にベースとリードギターの両方のパートを担当しており、しかもそのどちらもが創造力とオリジナリティに溢れた伝説的な名演となっているからだ。まさにスーパープレイ!1966年という未だロックの黎明期ともいえる時代に、これだけ密度の濃い演奏を世に送り出したポールのアイディア、そしてテクニックの凄さは、とても言葉では語り尽くせないものがある。本当に理解してもらうには、とにかく実際に曲を聴いてもらうしかないだろう。

ジョージには悪いが、完全にポールの演奏が曲を食ってしまっている…。おっと、それではいくらなんでもジョージに失礼というものだろう。しかし、笑われるかもしれないが、僕が本当の意味でこの曲の演奏のすばらしさに気付いたのは30才をとうに過ぎた頃で、それ以前にはなぜこの曲が名作『リボルバー』のオープニング曲に選ばれ、世間一般の評価が一様に高いのかが全くわからずにいたものである。ま、決して悪い曲ではないが、かといって特別すごい曲でもない、といったところが僕個人の評価であったのだ。ビートルズ、ポールの曲は年を重ねるごとに様々な気付き、発見が起こることが醍醐味の一つでもある。

(気味の悪い)「ワン・ツー・スリー・フォー」のカウント、そしてなんとなんと咳払いが入ってくるという驚くべきアイディアのイントロ。そして、「なんじゃこりゃ?」と思う間もなくいきなり飛び込んでくる重量感たっぷりのベース音。それは楽器を弾いているというよりは、まるでベースの弦をぶっ叩いているかのようでもある。まずこのポールのベースが曲を最初から最後まで完全に支配してしまう。非常に極端な言い方をすると、ベースがメインヴォーカルの役割を果たし、ジョージのヴォーカルはコーラスみたいにさえ聴こえてしまうほどだ。この曲でポールが奏でるベースの演奏は何十回、何百回聴いても決して飽きることがないから不思議である。実際何度聴いてもすばらしく、耳は必ずベースラインを追いかけてしまうはめになる。

普通ならば、このベースだけでも永遠に語り継がれる名演なのである。しかし、あの印象的なリードギターをもポールが操っていたのだと初めて知ったとき、僕はなんともいえない気分に襲われたものである。そう、神様は不公平だと(笑)。かつてジョージの日本公演で、あのギターの神様クラプトンが弾いた『タックスマン』のリードギターでさえも、オリジナルのすばらしさには遠く及ばないと僕は思ったものだ。おそらくポール自身でさえもが、あの名演を再現するのは至難の業なのではないだろうか。それくらい、ビートルズのスタジオ録音にはえも知れぬ神秘が宿っている。

リマスター版『リボルバー』での『タックスマン』はこれまで以上に音の輪郭が鮮明になり、このポールの名演がより深く堪能できるようになったと思う。作曲者であり、ギタリストでもあったジョージ自身が認めたポールのすばらしい演奏。その輝きは発売から44年を経た現在も全く色褪せていない。

参考:
リボルバー
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コメント
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またまたお邪魔します。 スイマセン、たびたびでウザくて(笑)。

リマスターヴァージョンを聴いていて、いつもジョージの声がフラット気味(うわずり気味)なのが気になる、「タックスマン」 であります。 気のせいかな? 「アンド・アイ・ラヴ・ハー」 を聴いていても、ポールの声がフラット気味なのが気になるのですが…。 なんか、レコーディング環境のせいなのかな?機材のせいなのかな?ミックスのせいなのかな?なんて考えたりします。 だって本人たちは、全く音痴じゃないですからね(ここははっきり断言しとかないと)。

ポールのベースが歌いまくりうなりまくっていたのは、正直この時期だけだった気がするんですが、ポールのベースプレイを決定的に印象づける一瞬だったと感じます。 「タックスマン」 は特に 「If you drive a car」 からの超早弾きが、楽譜通りに弾いてもなかなか出せる味ではないですよ!

ほかにも、「ペイパーバック・ライター」「レイン」。
本当にベースがトリッキーだったのは、この 「リヴォルヴァー」 期だけだった気がするんですよ。 おそらくベースがどれだけ楽曲の主役になりえるのか、ポールなりに試したかったんだろうし、ジョンもジョージもそのことを面白がったからこそできたことなんじゃないでしょうか。

でもトリッキーなベースは、それ以降は、たまーに、っていう感じ。 おそらく楽曲の良さを奪って行ってしまう、という意識が働いているんでしょうね。 それでもこれらの曲にシビレまくったファンとしては、ポールの主役かっさらいのベースプレイを、もっと聴きたくてたまらんのです。

その鬱積が解消したのは、最近のアルバムの 「シー・サンシャイン」 でした。 ポール、やろうと思えばここまでできるんじゃん、三味線弾いてたなコンニャロ~!という感じでした(三味線じゃなくてベースだろ!…笑)。

「タックスマン」 のリードギターは、2回目のエンディングのやつは1回目の焼き増しだとか。 「ああ、ああいう演奏は、そう何度もできるわけじゃないんだ…」 と感慨深かったですよ、それを知った時は。 ラーガ・ロック風で、同じジョージの 「ラヴ・ユー・トゥ」 の間奏でもイケるくらい。 私もクラプトンのプレイより、断然こっちに軍配を上げます!

詳しいことは調べてみないと分かりませんが、この 「タックスマン」 のベースって、音像的にはホフナーだと思うんですよ。 リッケンバッカーベースにポールが持ち替える時期なんですけどね、このころって。 あのホフナーのぼやけたベースで、ここまで印象的なプレイをやってしまうなんて…と、勝手に感心している次第であります(笑)。 カンチガイだったらお許しください(笑)。

2010-10-23 10:29 │ from 橋本リウURL

ポールの名演は他にもWhile my guitar・・、Something等、何故かジョージの曲に多いですね。Taxmanのベースラインは凄いですね。特に曲開始56秒後からのより複雑なベースフレーズはぶっ飛びモノです。生前ジョンはインタビューでTaxmanの曲作りに自分は協力したがポールはしなかったという趣旨の発言をしていましたが、この曲におけるポールの貢献は素晴らしいですね。アルバムではこの曲の後はEleanor Rigbyということで、ポールの才能はこの頃から爆発してますね。

2010-10-23 18:12 │ from 間健二URL

リウさん
いつも私の記事を超えるほどのヴォリュームでのコメントありがとうございます。私は読者に恵まれています。たしかにホントの意味でベースがブンブンうなってるのはリボルバー前後だけかもしれませんね。ビートルズが様々な実験を始めた時期というのもあるんでしょうね。

『シー・ユア・サンシャイン』はいいですね。私もこれを聴いたときは、ポールもまだまだいけると(笑)。

ホフナーの音か、リッケンバッカーの音かは私には全くわかりません。そこまで聴き込めるリウさんはすごいですね。

2010-10-23 20:50 │ from 管理人URL

間さん
コメントありがとうございます。たしかにジョージのおかげでポールのベースもここまで有名になったという側面もあるかもしれませんね。

2010-10-23 20:56 │ from 管理人URL

「タックスマン」での ポールのギタープレイは素晴らしいですね。
少し歪んだ個性的な音色、当時 あの様なサウンドって珍しかったのではないでしょうか?

それと感心するのは、自作曲でありながら 自身が担当しているリード・ギターを 良いと思えば潔くポールに任せるジョージの懐の深さと、客観的な視点にもなれる冷静な所ですね。

もしジョージが自己主張のとても強い人だったら、ポールにリード・ギターは譲らなかったと思いますし、当然ポールの名演は聴けなかったですよね。
バンド内の力関係や様々な要素もあったかも知れませんが、ジョージの人柄が伺えます。

他人の曲であっても、良いと思えばアドバイスや意見を惜しまず、担当にこだわらずに楽器もプレイしてしまう熱心なポールと、冷静に人に譲る事が出来るジョージ… 
バンド内で こうした人間関係があったのも、ビートルズの強みだった気もします。

もちろんポールだって冷静に身を引く事もあったと思いますし、全てではないですけどね。

ジョージは、自作曲「ホワイル・マイ・ギター~」でも、自身ではなく しかもバンド外から友人でもあるエリック・クラプトンを招いてリード・ギターを任せていますよね。
ポールにしろクラプトンも、それぞれ名演として名を残している辺りが2人のプレイヤーの凄い所ですけど、ジョージの判断の素晴らしさも現れていて さすがですね。

そんなプロデューサーの様な冷静な視点も含めて、ジョージは絶対にビートルズには不可欠な人であったと「タックスマン」を聴いて改めて思いましたね。

ビートルズ解散後、ウィングスを結成した後も 真意が理解されず何度かバンドメンバー脱退の憂き目にあい 自分自身が様々な楽器をプレイし乗り越えたポールと、ソロになってからも任せられる所は潔く任せ、多くのミュージシャンと交流を持ったジョージ、こうした2人の性格や生き方の違いは、1966年・「タックスマン」のセッションから すでに 兆候として現れていたと思うのは、少し極端な考えかな…?


2010-10-24 14:56 │ from テツURL

テツさん
コメントありがとうございます。ポールとジョージの生き方の違いは面白いご意見ですね。ビートルズは民主的なバンドだった、とポールは何度も語っていますが、良いものは良いと素直に認める姿勢はたいしたものですね。それも4人の感性が優れていたからこそ、最高ものが生まれたのだと思いますが。

2010-10-24 16:18 │ from 管理人URL

ご無沙汰してます、管理人さん。
なるほどなぁと、皆さんの耳の良さを感心しながら読ませていただきました。

というのも私、大のポールファンにもかかわらずボーカルにしか目(耳?)がいかない人間でして、ベースやギター、ドラムどころか、作曲がどうとかにも無頓着な人間なんです。
ですから同曲もジョージの“一”凡曲(この場合歌ってるのが彼だから)に過ぎなかったわけですが、皆さんの鋭すぎる批評に圧倒されました。

知り合いのビートルズファンからも「真の通はバックグランドよ」と言われましたし(笑)。
映画でも俳優以外興味ない姿勢が、影響してるんですかね。

この機会に今一度、じっくり耳をすませて聴いてみますね。

2010-10-26 01:19 │ from アイヤーダイURL

アイヤーダイさん
コメントありがとうございます。お久しぶりです!私も読者のみなさんの造詣の深さには日々驚かされています。フィーリングだけでブログを続けている自分が恥ずかしくなるときもあります・・・(笑)。

2010-10-26 21:09 │ from 管理人URL

ビートルズが民主的なバンドだった、とポールがいっているのはジョージからしたら笑止千万というところでしょうね。もっとも民主的なバンドがいいとは全然おもいません。むしろ逆でだと思います。ヘイジュードで応答フレーズを弾きたがったジョージを強引にやめさせた話はポール自身も自分が正しかった、表現のために我を通した判断は間違ってなかったとどこかで自賛してましたね『だって妥協することだってできたわけだから』とかなんとか。これはまちがってないと思います。このヘイジュードのケースはタックスマンと真逆ですが、タックスマンにしたってポールがリードをひかせろと主張すれば、ジョージは反対する空気ではなかったというのが真相ではないでしょうか?ジョージがあまりにミスするのでいらいらしたポールが、という話もありますね。

2010-10-27 07:16 │ from じょんじーURL Edit

じょんじーさん
コメントありがとうございます。『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』ではポール以外の3人がフィル・スペクター・バージョンを支持したため、シンプルなピアノ・バージョンは没になったと読んだことがありますが、ポール派の私でもこの判断には賛成ですね。結局2人の意見が対立しても、他の2人がどう思うかが最終判断になったのでしょうか。あとは年齢による力関係ですかね。私も民主的なバンドを率いるポールというのは見たくないですね。専制君主でよいです(笑)。死ぬまで自分のやりたいようにやってもらいたいです。

2010-10-27 20:52 │ from 管理人URL

『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』はビートルズのあずかりしらぬところでスペクターが突っ走り、ポールが知ったのは事後だったというのが真相のようですね。ここでの対立は純粋に音楽的なものとはとてもいえず、ビートルズ崩壊の断末魔のような愛憎劇のような気がします。ちなみに僕はスペクター版はまったく指示しません。ネイキッドあるいはアンソロジー版でのバージョンこそ、この曲の真の美しさ切実さをつたえていると思います。スペクターはこの曲を全く理解していなかったと思います。

2010-10-27 22:02 │ from じょんじーURL Edit

じょんじーさん
ネイキッド版、アンソロジー版もよいですが、最終的には私はやはりオリジナルのスペクター版を取ります(特別フィル・スペクターのファンではないですが)。特にリマスター化されて、さらにその良さを再認識しました。これはもう好みの問題でしょうね。

2010-10-27 22:27 │ from 管理人URL

スペクター版の支持は意外なくらいおおいですね。不思議です。最初に聞いたのは中学のときでしたが、そのころから違和感がありました。オーケストラをいれること自体がだめとはおもいませんが、アレンジがあまりに常套的で圧塗りな感じがします。仮に、いつものようにオーケストレーションをジョージマーテインがやっていたらシンプルにさりげなく曲のもつ哀感をきわだたせるようなものになっていたでしょう。ポールのボーカルはピアノ伴奏だけを意識したものなのであの下衆なオーケストラとまったくとけあっていないくて聞くに堪えないとすらおもいます。レットイットビーのプロデュースにあたってはEMIよりスペクターに解散の悲劇を演出するようなプロデュースを、と指示があったことが明らかになっています。これもビートルズの意図したところとはかけ離れていますね。もっともビートルズ自身が投げ出した仕事なので文句はいえないでしょうが・・・

2010-10-28 10:55 │ from じょんじーURL Edit

ビートルズは ジョンとポールが中心になって活動していましたが、バンド運営は民主的であった気がします。

ジョンがソロになってから発表した曲の中には、ビートルズ時代に ポール・ジョージ・リンゴからレコーディングを拒否されてしまった曲もありましたし、「ヘルプ!」や「レボリューション」をシングル化する際に、スローバージョンを気に入っていたジョンに、ポールとジョージがアップテンポにする様に進言した話も有名ですね。

ビートルズが民主的なバンドでなければ、リーダーのジョンが「俺がこうする!」と言えば、他のメンバーは素直に従うしかなかったはずですけど、ビートルズは一番良いと思われる選択を上記の様に 各メンバーの意見を尊重して決めていったバンドだったと思いますね。

ジョージも主張する時は、しっかり主張していたと思います。
ただ 音楽面で言えば、特に初期は やはりどうしてもポールには適わない、ポールに譲らないといけない場面が多かったのではないでしょうか?

飛び抜けた才能のジョンとポールに対抗する為に、ジョージは視野を広げ、東洋哲学やインド音楽… シンセサイザーに 60年代後半・当時の音楽シーンでは最もトレンドだったスワンプ・ロックに傾倒したり…
これはジョージなりの ジョンやポールに対抗する為の試行錯誤であったと思います。

ジョージだって 特にポールにはキツく当たられて、面白くなかったと思います。でも冷静に何が最良なのか判断が出来る人だった気がするのですね。
だから、ポールに譲る所は譲り その代わりポールに適わない部分は 他の所でスキルを重ねて成長していった人だった気がします。

バンド内で 一人だけ飛び抜けた才能の持ち主がいた場合は、才能があるメンバーが専制君主の様にバンドを引っ張っていけば良いと思います。
ビートルズのような、各個人が素晴らしい才能をもった集まりのバンドであれば、絶対に民主的な運営方法が良いと思いますね。 そうでないと、各個人が才能豊かな為に すぐ分裂してしまいそうです。


フィル・スペクターのプロデュースについて話題になっていますが、個人的にはスペクターのプロデュース・ワークは嫌いではありません。

ただ「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は、当初のポールが意図したシンプルなアレンジが好きです。
でもこの曲が、スタンダードとして永遠に聴き継がれる名曲となりえたのは やはりスペクターのプロデュースの力も大きかったと思います。

この曲がもっている感傷的な部分をより強調して、聴き手に ポールが曲に込めた想いの様なものを、しっかり届ける役割を果たしてくれている印象があります。

当初のオーケストラが入っていないバージョンだと、ピアノで弾き語る美しい小品といった風情で 全米チャートを制するような、広い意味での大衆性は低かったと思います。

でもこれは、良い悪いではなくて あくまでも好きか嫌いかの違いであって 当然スペクターのプロデュースはビートルズには合わないという意見もあって当然ですよね。

ただスペクターを評価してあげたいのは、収拾がつかなくなっていた「ゲット・バック・セッション」のテープを一枚のアルバムとして 何とかまとめあげた点ですね。
スペクターのアレンジやプロデュースにポールが憤慨したというエピソードも 事前にサウンドの方向性やプロデューサーを誰にするか等、メンバー同士が共有出来ていなかった為に起こった事で、スペクターに非はないと思います。
やはり、こういう場面で民主的になれなかった所もビートルズ解散につながったのでしょうね。

もともと、オーバーダビングをしないサウンドを目指していたアルバムなのに、完成を目指してジョンが連れて来たのが オーバーダビングの極致の様な人物フィル・スペクターだった時点で アルバムのコンセプトは完全に覆されてしまいましたし、ジョンとポールの決裂は決定的になりましたね。

ビートルズは民主的に、各場面で最良の選択をして成功を掴んで来ましたが、最後に メンバー間のコミュニケーションがとれず 後気味の悪い解散劇となってしまいましたね。

2010-10-29 02:47 │ from テツURL

テツさん
この機会に私も少し調べてみたのですが、『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』のフィル・スペクターのアレンジについては、事前にポールに全く承諾を得ておらず、ポールが激怒したと・・・。作品の出来はともかく、これは全く常識を欠いた話で、当時のビートルズがいかに空中分解状態であったかが理解できます。テツさんにまとめていただいた感じですね。ありがとうございます。

2010-10-29 06:44 │ from 管理人URL

なにをもって民主的とするかいなかは意見の別れるところですね。ただツアーバンドとしてのビートルズはともかくツアーをやめてスタジオにこもってからの(エプスタインの死とリンクしますね)ビートルズを考えるとやはりあまり民主的だとはいえないというか、スタジオワークの性質を考えると当然ともいえますが・・・まずリンゴがバンドを飛び出し、つづいてジョージがバンドを離れようとしますが、此のへんが如実にバンド内の力関係を示していますね。たしかに各個人がすぐれた才能をもっていたというのは事実だとおもいますが、レノン・マッカートニーとあとの二人を同格と見る事はとてもできません。ジョンが晩年のインタヴューで『あとの二人はだれでも良かった』と暴露していますが、やはりこれは真実だとおもいます。ジョージとリンゴもまちがいなく才人でありますが、レノン・マッカートニーが偉大すぎる。ビートルズが如何に民主的でなかったかはマークルィソン労作のコンプリートスタジオワークスを丹念に読むとはっきりするとおもいます。この本は非常にフェアな視点で淡々と散文的にかたれていますが、そのことでかえってビートルズの真実がうかびあがってくるようです。

民主的でなかったらすぐ分裂してしまう、というご意見ですが、ビートルズは10年足らずで崩壊しており、やはり短命だったといえます。私は民主的でなかったから崩壊したとはおもいませんが・・・どう考えても民主的とは正反対のストーンズが現在もつづいているのは基本がツアーバンドだからなのか・・・よくわかりませんね。

エプスタインは3人全員にスポットをあてることに力を注いだと聞いています。初期ビートルズの爆発的な成功はエプスタインの力によることが大ですが、ビートルズの歴史的な意味というか本質的な評価ははるか未来にならないとできないこともかしれませんね。

2010-10-29 11:38 │ from じょんじーURL Edit

3人ではなく4人の誤記ですね。失礼しました。

2010-10-29 22:41 │ from じょんじーURL Edit

じょんじーさんの“レノン・マッカートニーとあとの二人を同格と見る事はとてもできない”のご意見、激しく同感いたします!
リンゴとジョージのファンには申し訳ないですが、専らヴォーカル命の私にとって、ジョンとポールのゴールデンコンビさえいればビートルズの偉業はそうたいして変わらなかったと思います。
ジョンもホント正直ですね(笑)。
「そんなの通じゃない」と言われるかもしれませんが、ギターやドラムよりもやはりバンドの要は歌い手であるというのが持論です。

2010-10-30 01:46 │ from アイヤーダイURL

私もビートルズを聞き始めた当初は ジョンとポールばかり注目していました。
でも今は ジョージとリンゴがいなければ、ビートルズは成り立たなかったと思っています。

皆様のご意見を拝見させて頂くのは とても興味深くて楽しみにさせて頂いていますが、私はボーカルも大切ですけど サウンド全体に惹かれて音楽を聴く事が多いのですね。

特にバンドの場合は ボーカル以外の各楽器についても、好き嫌いに大きく影響します。
その中でドラムスは、バンドサウンドの肝だと思うのですが、やはりリンゴのドラムスは代替出来ない、ビートルズ・サウンドにとって必要不可欠であったと思っています。

そして私が 声を大にして言いたいのは、ジョージはジョンとポールに匹敵する素晴らしい才能の持ち主だったという事です。そしてビートルズに絶対に必要不可欠な人物であったと言う事です。

今巷では ビートルズのベスト盤『赤盤』『青盤』が話題ですが、赤の時代…すなわち前期は 確かにジョンとポールがバンドを引っ張っていました。
でも後期 ビートルズがライブ活動を停止して、完璧にアイドルから脱皮し アーティストとして さらに進化を続けた時代、お金や名声ではない新たな価値観をビートルズにもたらした中心人物こそジョージでした。

この辺りは結構大切だと思うのですけど、フラワームーブメントやヒッピー・ドラッグカルチャーとは別の次元で、精神哲学に触れた事はビートルズに新たな創作意欲と価値観を生み出したはずです。
もしジョージの先導で 精神的な世界を経験しなければ、コンサートツアーも停止し ブライアン・エプスタインを亡くした後、金も名声も手に入れたビートルズは目標を無くし 活動は暗礁に乗り上げた様に思います。

ビートルズ中期~後期にかけての もの凄いスピードでの成熟は、ジョージの影響なくしては有り得なかったと思っています。さすがにジョンとポールだけでは無理だったでしょう。

今 私達が聴いている『青盤』はジョージがいなければ存在しなかった… ビートルズの栄光時代は『赤盤』の時代で終了していたかも知れない… というのは極端な意見でしょうか?
でも私は そう信じています。

それとジョージを擁護してあげたいのは、アルバムの収録曲の選定などは ジョンとポールがコントロールしていて いくら良い曲を作ってもあまり採用されなかった点もあります。
もし アルバムの中にジョージの曲をもっと収録させてあげる事が出来れば、評価は変化していたかも知れません。
ビートルズ解散後の初ソロ作『オール・シングス・マスト・パス』収録曲の多くがビートルズ時代に書き上げられた曲だったそうですし、アルバムの大ヒット・世間の支持を見れば、これらの曲がビートルズ時代に発表されていれば 「ビートルズのジョージ」の評価はもっと上がっていたと思います。

ジョンが、ビートルズはポール以外は誰でも良かった…と晩年に発言していた というのは初めて知りました。
ここで注意しておきたいのは、ジョンはジョージが発表した自伝『アイ・ミー・マイン』を読み ビートルズ時代から苦楽を共にした仲にも関わらず、自伝の中で殆ど自分(ジョン)ついて触れられていなかった事に激怒し、亡くなるまでジョージとの交流がなかった点です。
ビートルズなんて 俺とポールさえいれば充分というのは、自伝で殆ど無視される形になったジョージに対する意地の悪い当て付けの様な印象があり、ジョンが本心で発した言葉なのか個人的には疑問が残ります…

皆様ご存知の通り、ビートルズは ブライアン・エブスタィンの方針で 4人が平等にスポットが当たる様に売り出されて来ました。
映画ではリンゴが主役になり、ユーモラスなキャラクターで好評を博しました。
ビートルズは それぞれが愛すべき個性的なキャラクターで それも含めて、ザ・ビートルズなんだと思います。

よくバンドマジックと言いますが、ビートルズもこの4人が揃ったからこそ 自分の力以上の物が出せた様に思いますね。

特にジョージの頑張りや貢献度を この機会に皆様に見直して頂けたら嬉しいです。

『僕とリンゴはエコノミークラスのビートルズだよ』
世間の評判に対して、こんなジョークが言えるジョージって やっぱり最高だなって思います。ポール同様大好きです。

長くなってすいません!

2010-10-31 03:30 │ from テツURL

テツさん
ジョンの発言はたしかにどこまが本心なのか、本音なのか言葉だけでは計りかねるときがありますね。ポールも最近のインタビューで、ジョンは(いい意味で)世間が考えているような人間では全然なかったと語っていました。個人的には人間的にとても優しくて、弱くてもろい人だった、と言う意味だととらえていますが、かつてジョンにボロクソ言われていたポール自身がそう言っているのだからジョンがある意味誤解されているのはまちがいないでしょうね。夫婦と同じで、結局ビートルズの人間関係も彼ら自身しかわからない、というのが結論なのかもしれません。しかしアンソロジーでポール、ジョージ、リンゴが仲良く寄り添って語り合う姿には癒されるなあ~。

2010-10-31 07:26 │ from 管理人URL

誤解してほしくないのはジョージやリンゴがビートルズに貢献していなかったということではありません。立派に貢献していたとおもいます。しかし、レノン・マッカートニーと同格ではない。たとえばリンゴ、ジョージにかわり別の2人がはいったとしても、テイストの違う別の偉大なビートズができあがった可能性が高いということです。これが逆だったらつまりレノン・マッカートニーが別のふたりだったら、どうでしょうか? だか現実のビートルズが好きだたかジョージの貢献がどうかという話とはちょっと違います。ちょっと話がおおきくそれていますね。民主的か否かのお話だったです。そういえばジョンは印税がレノン・マッカートニーばかりに入ることをもうしわけない、あるいはうしろめたく(?)感じて、リンゴやジョージにも何%かはいるようにしました。もちろんビートルズ時代にです。ビートルズが民主的でないと感じていたのはジョージだったとおもいますよ。

2010-10-31 08:53 │ from じょんじーURL Edit

これも誤解なきように。私はたぶん?ジョージファンでもあります。来日公演は当然のことソロアルバムもほとんどすべてもってますし、ジョージの曲が不当に低く評価されていると日頃憤慨していることがおおいです。ビートルズ時代では『オールドブラウンシュー』、『サボイトラッフル』が大好きで車搭載のビートルズ編集CDにはこの2曲が入ってます。

2010-10-31 09:11 │ from じょんじーURL Edit

テツさんと同様の事、友人のビートルズファンからも言われました。
で、「お前は真のファンちゃうどぉ」と(笑)。

無論他の楽器が何の意味もなさないなんて言ってるのではなく、あくまでその比重なんですね。
僕にとって他のパートは優れた歌を盛り立てるための引き立て役であり、だからこそ肝心の歌(ヴォーカル)に魅力を感じない「タックスマン」には、皆さんがおっしゃるポールの神業まで目がいきませんでした。
どう聴いてもメインの二人と比べると歌手として格段の差があります。
メンバー間にしたって、決してジョージとリンゴが何の貢献もしていないとは思いませんが、やはりジョンとポールの超絶ヴォーカルを引き立てるための優れたバックグランドプレイヤーという印象は否めません。

現にポールが脱退を表明した時、それはすなわちビートルズの崩壊を世間に意味させ、実際そうなりましたが、これがリンゴとジョージなら新メンバー補充でなんとかグループを存続させていたと思いますし、初期のツアーでリンゴの抜けた穴を代役で補ったという事からでも推して知ることができます(これがジョンかポールなら、暴動が起きるでしょうね)。

私にはジョージを見てるとその“我”の弱さから、終始そのあどけない純朴マスクでジャッキーやサモの引き立て役を喜んで買って出た“最強の弟分キャラ”、ユンピョウと重なって仕方ありません。

2010-10-31 18:12 │ from アイヤーダイURL

アイヤーダイさんの素直な気持ちですよね。よーくわかりますとも!

2010-10-31 18:49 │ from 管理人URL

そうですね、確かに当初の話題から 話が少しズレてしまいました。申し訳ないです…

ジョン&ポールの2人と、ジョージ&リンゴとは同格ではない、ビートルズは民主的であったか?という話でしたよね。

私が思う所の民主的であったか?というのは バンド活動やその運営に関しての話だったのですが、個人の印税の取り分についての話になると 少し話が複雑になってきますよね。

もともとデビュー当初は、ジョンとポールが曲を作っていたから 2人の楽曲を管理する会社を立ち上げて、印税が支払われていた訳です。
でもジョージは 後に自分の楽曲を管理する会社を作っていますし リンゴも同じです。
この辺りは バンドの民生性とは切り離して考えた方が良いと思いますが…

敢えて言えば、仰る通りジョンがレノン&マッカートニーの印税を、ジョージとリンゴにも配分していたのでしたら ある意味 民主的な感じもします(苦笑)

ご指摘の通り、ビートルズはジョンとポールが中心になっていた事は確かですよね。2人は別格という事ですね。

私が印象に残っているのが、アンソロジー映像版の中で ジョージが、僕たち4人は どんな事でも共有する事が出来た と言った内容のコメントを話している場面です。
このジョージのコメントはデビュー当初の事を話しているのかも知れませんが、メンバー間の格付けなんて それ程大きな事柄ではなかったと話している様にも聞こえます…
少し美化し過ぎているのかも知れませんけど…

管理人さんが仰る通り、本人たち当事者のみが分かる事かも知れませんね。

話が脱線して申し訳ございませんでした(汗)

2010-11-01 03:19 │ from テツURL

普段はロム専ですが、ジョンの「あとの二人はだれでも良かった」発言が話題になってましたので、皆さんご存知かもしれませんが、出典と思われるインタビューを抜粋します。※じょんじーさん、違ってたらごめんなさい。

1980.9.29付 ニューズ・ウイーク
「もし、ジョンとポール、ジョージとリンゴがくっついたらビートルズが再びできると思う人がいたら頭が変だよ。ビートルズは自分たちの持っているものすべて、いや持っている以上のものを出し切ったんだ。僕は再会なんて好きじゃないし、あれは全部終わったんだよ。もしポールと僕が再び組んでみても退屈なだけさ。念のためだけれど、ジョージとリンゴは関係ないよ。ビートルズの音楽はポールと二人で作り出したんだからね。ビートルズ・ナンバーで僕がやり直したいものはたくさんあるけど、これまでやり直してみても一度だってうまくいったためしがなかったよ。」

2010-11-03 22:46 │ from れんURL

れんさん
コメントありがとうございます。限りなく最後に近いインタビューですね・・・。極めてストレートでショッキング。ジョンらしいといえば、ジョンらしいですが、ポールならやはりここまでは言わないでしょうね。言ったら大変だろうし・・・。しかし、この種の発言さえも許されてしまうキャラクター、それがジョン・レノンという人だったのかもしれません。

2010-11-04 21:18 │ from 管理人URL

初級自由人さん
拍手コメントありがとうございます。拍手コメントは他の人には見えないので、今後はぜひ通常コメントにご記入くださいね。よろしくお願いします。

2010-11-05 08:06 │ from 管理人URL

じょんじーさんの指摘コメントが上記のインタビュー記事だとすれば、ジョンにしてはかなり持って回った、控えめな発言だなと思いました。
ジョンらしく、ここは堂々と(笑)じょんじーさん同様“あとの二人はだれでも良かった”と発言してほしかった!
(ジョージのファンの方、ごめんなさい)。
それだけジョンのタレント性とポールの歌唱力は群を抜いてます。

2010-11-05 22:58 │ from アイヤーダイURL

bass of taxman

おじゃましまーす。
ここ2年くらいベースをかじって、自身が昔から好きだったビートルズに大きく傾いている流れでこのHPにたどり着きました。
っていうか、タックスマンのベースのグルーヴ感の秘密を知りたくて、ネットの海をさまよっている最中です。

あの感じが出ないんですよね~。
ポールは(レインとかドントレットミーダウンでもそうですけど)、オクターブを人差し指と小指で出しといて、中の音で遊ぶみたいなプレイスタイルが気に入っているんだろうな、と思っていますけど(そのバリエーションの豊富さといったらもう…)その手の形とピック弾きってだけでは、まだ何か足りないんですよね~。
編集してるって噂もあるくらい(笑)。

しかし…このグルーヴは…タイト過ぎる…どうやって弾いてるんだ~!!
なぞは深まるばかりですな。それがまた魅力でもありますけどね(笑)

2011-06-03 10:53 │ from kaitoURL

kaitoさん
コメントありがとうございます。私はベースの弦さえ触ったことがないほど楽器に関しては全く素人なのですが、実際にコピーしようとすると、さらにポールのすごさがわかるのかもしれませんね。YouTubeなどでは完全コピーしている動画とか、弾き方を解説しているビデオなどがあるようですので、「taxman bass」などで検索してみてはいかがでしょう?

2011-06-03 11:47 │ from 管理人URL