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僕の好きな曲:“All You Get From Love Is A Love Song(二人のラヴ・ソング)” by カーペンターズ - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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僕の好きな曲:“All You Get From Love Is A Love Song(二人のラヴ・ソング)” by カーペンターズ




1970年代にポップスの王道ともいえる作品を次々と発表し続けたカーペンターズ。その存在はビートルズとはまた違った次元で僕の心の中に深く深く刻み込まれている。まさにポップス界における唯一無二のスーパーデュオである。カレン・カーペンターがこの世を去ってから(1983年)早や27年という年月が過ぎ去ったが、未だに彼らに代わるようなグループ、デュオは現れていないと思う。

好きな曲といえば、それこそ枚挙にいとまがない。永遠の名曲“イエスタデイ・ワンス・モア”を筆頭に、“オンリー・イエスタデイ”、“雨の日と日曜日は”、“スーパースター”、“トップ・オブ・ザ・ワールド”、“シング”、“マスカレード”、“見つめあう恋”、“遥かなる影”、“愛のプレリュード”、“プリーズ・ミスター・ポストマン”などなど…。まだまだある。

だが、これらきら星のごときカーペンターズの曲の中で最も好きな曲をただ1曲だけ選べと言われたなら、すべての名曲群を押しのけて僕が選びたい曲があるのだ。それがこの“二人のラヴ・ソング”なのである。

僕は長い間この曲はカーペンターズの作品の中でその出来の割に評価が不当に低く、また軽視されている曲であると思い続けてきた。アメリカ・ビルボード誌でのシングルチャートでも最高位は35位と、小ヒットに終わっている。考えてみると、この曲はカーペンターズ後期の失敗作といわれる『パッセージ』というアルバムに収録されていたことがそもそもケチのつけ始めであったのかもしれない。ただ『パッセージ』は今聴いてもけっして悪い出来のアルバムではない。カーペンターズの他のアルバムと比べても完成度は高いほうだと思うし、百歩譲ったとしても絶対に失敗作などではなく、意欲作と呼ぶのがふさわしい作品だと思うのだ。

それは、ポールでいえば『プレス・トゥ・プレイ』のようなアルバムなのかもしれない。大衆がカーペンターズに求めていたもの。それはどこまでも明るく、誰にでも簡単に口ずさめるように軽快で、お手本のようなポップスだったのだろう。その大衆の期待を見事に裏切ってしまったがために『パッセージ』は失敗作というレッテルを貼られ、ショックを受けたカレンとリチャードは二度と再びスランプから立ち直ることはできなかったのだった。

だが僕に言わせれば、それは彼らが真にクリエイティブなアーティストであったことを示す貴重な記録である。彼らはある意味大衆からそっぽを向かれながらも最後まで自分たちのやりたいことをやり切ったのだ。彼らの後期のアルバム2枚、『パッセージ』と『メイド・イン・アメリカ』は今も僕の大のお気に入りである。

さて話を“二人のラヴ・ソング”に戻そう。
そんなわけで、いわゆるカーペンターズらしくない『パッセージ』というアルバムの中にあって、これぞまさしくカーペンターズの王道ポップスと言い切ってよい作品がこの“二人のラヴ・ソング”なのである。まさに全盛期を彷彿とさせるメロディーとコーラス、そしてすばらしいアレンジ。中間部のサックスソロなどは何度聴いても惚れ惚れしてしまう…。この曲が全米のトップ10に入らなかったのが不思議で仕方がない。(たとえば皆さん、過去1年間に聴いた曲の中でこれよりいい曲がありますか?)

だがしかし、カーペンターズの曲は実は僕たちが想像するほどリアルタイムではヒットはしていないのである。それに、彼らの曲は特別我々日本人にとって相性がよかったということもあるようなのだ。が、これについて書くと長くなりそうなので、また時を改めたいと思う。とにかくカーペンターズ万歳!


参考:
パッセージ
メイド・イン・アメリカ

コメント
非公開コメント

お邪魔します。
ベスト盤程度の知識しかありませんが、私もカーペンターズは大好きです。
こんな私が言うのもなんですが、カーペンターズは、自らのイメージに縛られ続けて徐々に歪んでいった兄妹デュオのような気がします。 今だから言えるのですが、後期になればなるほど、なんだか 「もがいている」 感がある。 でも、「恋のビーチウッド」 とか、「遠い思い出」(好きだなあ~、コレ…) とか、当時はスマッシュヒットがコンスタントに続いているな、という感じでしか、見ていませんでした。 だからカレンがあんなことになってしまったのは、大ショック。
まあでも、やはり'70年代前半の 「ミョーな影がある」 彼らの歌のほうに、限りない魅力を感じます。
私が特に好きなのは、「イヴ」 かな。 メロディが、すごく屈折して暗くて、好きです(笑)。 「ミスター・グーダー」 の暗さも好き(暗いのばっかりだ…笑)。 しかしですね、なにしろビートルズの 「涙の乗車券」 や 「ヘルプ!」 を、チョー暗い曲にしてしまった彼らですよ。 ビートルズのカヴァーは数々あれど、こんなに原曲のイメージを180度変えてしまったミュージシャンはいません(と思います)。 先に述べた 「ミスター・グーダー」 にしても、「なんか 『エリナー・リグビー』 に似てるな」 と思ったことがあるのですが、ビートルズを思想的に咀嚼している傾向が強いグループのような気がして、ならないんですよ。
カレンがあんなに、悩まなければ…と思わずにはいられません。
ヘンな趣味みたいに思われるかも知れませんが、私結構、カレンって、指向的に好きな顔立ちなんですよ(笑)。 美人なのかブスなのか、はっきり言って分からん顔なんですけどね(笑)。
だから彼女がヘンなヤツと結婚して、あげくに拒食症?になってしまって、という不幸な人生を晩年送ったことが、なんとなく許せない(誰に対してなのか分かりませんが…笑)。 相談にのってあげたかったなあ(英語ろくにしゃべれませんけど…笑)。

2010-06-22 06:35 │ from 橋本リウURL

橋本さん
コメントありがとうございます。カレンやマイケル・ジャクソンなんかの人生を見てみると、人並みはずれた才能を持つがゆえの苦悩というか、人間が生きてゆくことの難しさを痛感しますね。たとえ自分の夢がすべて叶えられ、金や名声を手に入れたとしても、それですべてOKにはならないのだと。その点ポールは本当にすごいです。彼はどんなに高いところに行っても、自分が生まれ育った貧しい労働者階級の視点をけっして忘れませんから。この差は大きいです。天と地ほども。

2010-06-22 08:51 │ from 管理人URL

この曲大好きです

CS放送のTBSチャンネル「ボクの私鉄図鑑」という番組の「嵯峨野観光鉄道」という回の終点トロッコ亀岡駅からの建物を紹介する場面で、BGMにこの曲が使用されています。
聴いて「いい曲だなあ」と思ったものの曲名が分からず、歌声からカーペンターズの曲だと分かった為、インターネットで探しまくって、あるカーペンターズのライブ動画にあることが分かったのですが、
そこにも曲名は表示されておらず、PCで曲を流してiPhoneアプリ「SoundHound」に聴かせてやっと曲名判明しました。

おっしゃることに激しく同意です。
これだけの名曲がなぜ埋もれているのか???
あのキャンディーズもカバーしているんですけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=MLmd2MYJDQs

2017-01-12 19:32 │ from あきらURL Edit