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ビートルズ・リマスター日記 - 20  「マジカル・ミステリー・ツアー」「ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)」 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ビートルズ・リマスター日記 - 20  「マジカル・ミステリー・ツアー」「ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)」

ビートルズ・リマスターの独断的感想第5回。

“Magical Mystery Tour(マジカル・ミステリー・ツアー)”
個人的な感想では、「マジカル・ミステリー・ツアー」でのリマスター効果は、順位をつけるとすればだいたい全体の中くらいに位置するのではないかと思う。そのように感じられる理由の一つとしては、「サージェント・ペパーズ」と同じく旧CDの音質が必ずしも悪いものではなかったことが挙げられるだろう。少なくとも個人的には旧CDの「マジカル」の音にはそれほど大きな不満はなかった。

ともかくリマスタリング作業によって、旧A面(「マジカル・ミステリー・ツアー」から「アイ・アム・ザ・ウォルラス」まで)と旧B面(「ハロー・グッドバイ」から「愛こそはすべて」まで)との間に存在した微妙な音質のギャップが修正され、1枚のアルバムとして統一感が生まれたことだけは確かだ。本来はビートルズのオリジナル・アルバムではなく、あくまでアメリカ編集盤というのが本作の位置付けであったのだが、今回のリリースを機に正式に英国オリジナル・アルバムのカタログに加えられたというのもなんとなく頷けるのである。

曲単位でみると、僕が特にリマスターの恩恵を受けたと感じたのは「ハロー・グッドバイ」、「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、「ベイビー・ユーアー・ア・リッチマン」の3曲。特に「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」は残念ながらアルバム「1」で収録漏れとなり、長い間リマスター版が届けられるのを待ち望んでいただけに、その仕上がりには個人的には満足している。
「ベイビー・ユーアー・ア・リッチマン」も比較的目立たない曲ではあるものの、リマスターによって新たな魅力が引き出されたという気がする。ポールのベースプレイも光る1曲だ。

“The Beatles(ザ・ビートルズ)”
ある意味リマスター化されることを最も待ち望んできたアルバムである。その理由は、旧CDの音があまりに迫力不足に思えたからである。特に静かな曲、アコースティック系の曲になると、いちいち音量をかなり上げないと満足に聴くこともできないというジレンマが僕にはあった。中でも「マザー・ネイチャーズ・サン」や「ブラックバード」などの曲は、必要以上に音量が絞られているような気がしてならなかったのである。僕のようにホワイト・アルバムを特別重要視しているポールファンとしては、これはかなり許せないことであった。

これらの曲が果たしてリマスター盤ではどのような聴こえ方をしているのか…。僕にとってはそれこそが最大の関心事であり、同時に最大のチェック項目でもあったわけだ。大げさに聞こえるかもしれないが、この部分さえ修正されていれば、それだけで僕にとっては「ホワイト・アルバム」をリマスター化した意義は十二分にあったということになる。

しかし、そんな僕の心配をよそに、リマスター・プロジェクト・チームはまさしく完璧な仕事をやってのけていたのだった。「ブラックバード」、「アイ・ウィル」、「ジュリア」、「マザー・ネイチャーズ・サン」、「ロング・ロング・ロング」、「グッド・ナイト」。これらの曲がまるで生まれ変わったかのように、クッキリとした音像と迫力をもって僕の耳に迫ってきたのである。おかげでもう曲によっていちいちヴォリューム調節をしなくても済むようになった。これは本当にすごいことだ。改めてありがとう、リマスター・チームの皆さん!

もちろんそれら以外の曲についても「ホワイト・アルバム」でのリマスター効果は十分に感じる取ることができるのだが、ここでは特別に1曲だけを挙げておこう。「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」。これは秀逸である。この曲に限らず、ジョージの曲の多くがリマスターによってさらなる輝きを放ち始め、僕を驚かせていることを告白しなくてはならない。ビートルズにとってのジョージの巨大な存在感を今頃になってひしひしと感じているのである。
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」。この曲はひょっとするとビートルズの中で最も優れた作品なのかもしれない。何度もそう思わずにはいられないほどにこの曲はすばらしい。そして美しい。「マネー」や「イン・マイ・ライフ」などと並び、今回のリマスターが最も成功した曲のひとつに数えられるだろう。

参考:Amazon.co.jp “ザ・ビートルズ・ストア”


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