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クイック・レビュー:“グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ” - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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クイック・レビュー:“グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ”

発売予定日(11/17)よりも1日早くポールの新しいライブ・アルバムが届いた。その内容が思ったよりもずっとよかったので、簡単にレビューを書いておこうと思う。

結論から先に書いてしまうと、このライブ・アルバムはこれまでにポールが発表した全てのライブ映像作品の中でも、最も完成度の高い部類に入るものである。

まずポールのヴォーカルの調子がすこぶる良い。常々僕はポールのライブの出来の良し悪しは、ひとえにポールの声の調子いかんにかかっていると言い続けてきたのだが、とにかく今回は驚くほど声がよく出ている。したがって当然、ライブ自体の出来もよくなるのである。

そして演奏の質の高さ。約10年近くも続いてきた現ポール・マッカートニー・バンドの演奏は、もはや円熟の域に達していると言っても過言ではあるまい。僕が唯一好きではなかったエイブのドラムプレイまでもが、以前とは印象が大きく様変わりしていた。曲に関係なく、ただぶっ叩いていたという印象から、パワフルな中にも抑えたプレイが随所に見られるようになっていたのである。変身したね、エイブ君。

ステージ映像の美しさと、カメラワークの良さも特筆に値する。これまでのポールのライブ映像といえば、なぜだかあまり画質がキレイとは言えないものが多かったのである。だが今回の映像は素直にキレイだと思う。また、これまでのライブ映像でよく見られた、客席などを頻繁に映す過剰な画面の切り替えが比較的抑えられている点も見逃せない。

曲目も1962年から最新作の2008年まで広く網羅されており、これはもうポール・マッカートニーの入門盤にさえなり得る内容だと思う。特に印象に残ったのが、割と最近の3曲“Only Mama Knows(オンリー・ママ・ノウズ)”、“Highway(ハイウェイ)”、“Sing the Changes(シング・ザ・チェンジズ)”のいずれもが、他の名曲と肩を並べても遜色ない作品に思えたことである。正直以前のソロ作品の中には、ビートルズの曲と一緒に演奏したときに、どうしても作品としての格の違いを感じざるをえないケースが多々あったのである。これは逆にいえば、最近のポールの楽曲がいかに充実しているかということの証しでもある。

珍しいところでは“Paperback Writer(ペイバーバック・ライター)”と“Day Tripper(デイ・トリッパー)”の出来もすばらしかった。

普段からライブ映像作品にはけっして過剰な期待をしない僕であるが、今回のDVDだけは強くおススメする。ポールファンならば、CDは別にしてもこのDVDだけは絶対に持っておいたほうがいい。値段的に一番安いのは輸入盤だが、アマゾンでは予約時の価格が1,803円という超廉価であったにもかかわらず(僕はこの値段で購入できた)、発売後はなんと2,650円にまで引き上げられてしまった。これなら国内盤の3,085円ともそう大きな価格差はないので、日本語の解説等が付いていると思われる国内盤を購入したほうがよいのかもしれない。もちろんお金に余裕のある方は、ボーナスDVDの付いたデラックス版を!

【輸入盤】
Good Evening New York City [Live] [Import] [from US]
3枚組(CD×2&DVD×1) 価格:2,650円(11/18現在)

【日本盤】
グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ~ベスト・ヒッツ・ライヴ(DVD付) [CD+DVD]
3枚組(CD×2&DVD×1) 価格:3085円(11/18現在)

ライヴ・フロム・シティ・フィールド~ベスト・ヒッツ・ライヴ [CD+DVD] [Limited Edition]
4枚組(CD×2&DVD×2) 価格:3,898円(11/18現在)

それにしてもポールは若い!しかも、さらに進化を続けているようにさえ思われる。空恐ろしい67才である。さあ、スーパーシートの最前列に座った気分で、この歴史的ライブを堪能しよう!!



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