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小林よしのり 『天皇論』 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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小林よしのり 『天皇論』

あなたは天皇についてどれぐらい知っているだろうか?

お恥ずかしい話だが、僕は日本人でありながら40才を過ぎるまで天皇というものに全く関心がなかったし、天皇なんて別にいなくてもどうってことはない、なんて真剣に思ったりしていた人間である。

ただ漠然と、皇室の人々は仕事もしないで一生食うに困らなくていいな、楽でいいな、なんて思っていた。もちろん、それは全く正しい考えではない。以前の僕は自分でろくに勉強もせず、ただ周囲の話だけを鵜呑みにして、適当に結論を導き出していたひどい偏見男だったのだ。

そんな考え方だから、天皇・皇后に向かって日本国旗を振る人々や、新年にわざわざ皇居の一般参賀に出かける人々のことを僕はアホか、と思っていた。

だが、40才を過ぎた頃から、なんとなく天皇や皇室の人々が気になり始めた。時々テレビに映る彼らの活動を見ていると、とても楽をして、毎日おもしろおかしく生きている人たちのようには見えなかったからである。それに暮らしぶりも思ったより派手ではないように見えた。天皇の服装はほとんどの場合とてもシンプルなものだし、そのお顔はいつ見ても柔和でどこまでも優しいのだった。僕は天皇に対する考えを改めねばならないことに薄々気が付き始めていた。

そしていつしか、その思いは日本固有の宗教、神道を見直そうという考えにつながり、やがて伊勢白山道との出会いにつながってゆく。

そういった流れの中で、僕が小林よしのりさんの最新刊『天皇論』を手にしたのは必然といえば必然であった。僕が小林よしのりさんを知ったのは、10年ほど前に友人のWさんから従軍慰安婦問題で『ゴーマニズム宣言』を読むことを勧められたからである。それ以来、僕は彼のファンであったが、最近は何かと扱う問題が難しすぎてしばらく彼の著作からは離れていたのである。

しかし、今回の『天皇論』はすばらしかった。

彼らしい独特の批判精神や、ブラックジョーク、ユーモアを髄所に交えながらも、事実に極めて忠実に書かれた傑作であると思う。日本の教科書、そして教育者は天皇の真実を国民に正しく伝えてはいない。少なくとも積極的に教えてはいない。ゆえにこの本はすべての日本人にとって必読の書であると思う。我々に知らされていない真実の数々に、多くの人が驚嘆し、これまでの不敬を詫び、後悔の念に駆られることであろう。

最後にこの本から天皇についての説明を一部抜粋しておこう。

・天皇は「国民」ではない。
・天皇は「三種の神器」を守り、国民の安寧を祈る「祭祀王」である。
・天皇には戸籍がない。
・即位拒否や退位の自由もない。
・職業選択の自由もない。
・婚姻も本人の意志だけでは決められず、皇室会議を経なければならない。
・天皇には参政権もない。
・さらに神道による祭祀を行なわなければならないから、事実上、信教の自由もない。

つまり、一般的な価値基準からすれば、はっきり言って何も自由がないのに等しいのだ。それが天皇であり、皇室というものなのである。楽に生きているだって?とんでもない!つい最近までそう考えていた自分がとても愚かしく思えるのだった。

参考:“ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論”


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