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ポールの曲 “Hey Jude(ヘイ・ジュード)” - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールの曲 “Hey Jude(ヘイ・ジュード)”

ビートルズのシングル“Hey Jude”は、“Revolution”とのカップリングで、1968年8月に発売された。つまり今から40年も前の曲ということになる。

形式的には同年の11月に発売されたアルバム“The Beatles”(ホワイト・アルバム)の先行シングルというということになるのだが、ビートルズの多くのシングルがそうであったように、このシングル2曲はホワイト・アルバムには収録されていない。そう、ビートルズはこんなに凄い曲をアルバムに入れなかったのだ。
個人的にはアルバムの“Revolution 1”と“Revolution 9”を“Hey Jude”と“Revolution”に差し替えてくれたなら、ホワイト・アルバムはもっと売れただろうし、高い評価を得たのではないかと思っている。現在の音楽界の常識からすれば、こんなすばらしい曲をアルバムに入れなかったなんてきっと頭が狂っているとしか思われないだろう。そして、それこそがビートルズが他のミュージシャンの追随を全く許さない理由のひとつでもあるわけだが…。

一般に知られているように、この曲はポールがほとんどジョンの手を借りずに独力で書いた曲と考えてよいだろう。ジョンも珍しく(?)この曲についてはポールを褒めていたようだ。ポールが歌詞の中の一節、“the movement you need is on your shoulder”について変えたほうがよいかジョンに助言を求めたときに、そこが一番いいところだから残しておいたほうがいい、と言われたのは有名な話である。このジョンの言葉はポール自身も相当に嬉しかったらしく、事あるごとにそのエピソードを持ちだしている。今やポールのライブには欠かせぬナンバーとなったのも、この曲がポールとジョンを今なお精神的に結び付ける鍵となる曲だからではないかと思ったりもする。

ポールが関わったシングル盤としては、その知名度は“Yesterday”には及ばないとしても、セールス的にはこの“Hey Jude”は最も成功したシングルだろう。実際この曲はビートルズ最大のヒットで、発売当時はアメリカで9週連続No.1というとてつもない記録も残している。

僕自身も、約30年前にビートルズを聴き始めてから現在に至るまでこの曲は特別大好きで、ポールの作った曲でたった1曲だけを挙げよと言われたなら、おそらくこの曲を選ぶかもしれない。それぐらい価値のあるすばらしい曲である。(アナログのシングル盤は、それこそ針が擦り切れるほど聴いたために、最低1度は買い替えたのを覚えている)

ただし僕が好きなのはあくまでもオリジナルのスタジオ録音バージョンのことである。ポールは90年代以降この曲をライブで数えきれないくらい演奏しているが、個人的にはライブ・テイクで好きなバージョンはただの一つもない(笑)。逆にいえば、オリジナルの完成度がそれくらい完璧なものであるともいえるのだが…。
さらにいえば、CDのバージョンではアルバム“1”のバージョンが僕が聴いた中では一番好きである。若い頃に聴いたアナログの音に最も近い感触があるからだ。正直言って“Past Masters Vol.2”の“Hey Jude”の音は個人的にはあまり好きではなかった。

オリジナルのスタジオバージョンはなんといってもポールの艶のあるヴォーカルの出来がすばらしい。すばらしすぎる。これまで散々言い続けてきたように、ポールの曲の完成度は彼のヴォーカルの出来、不出来に大きく左右されるところがある。この曲についても、冒頭からいきなりヴォーカルで始まり、“na na na…”のコーラス部分に至るまでの演奏は飾り程度といった印象だ。つまり中心はあくまでポールのヴォーカルなのである。この曲をライブで聴くとき、また一緒に歌うときの会場の一体感といったら、それはもう口では言い表せないくらいの感動があるのだが、いったんレコードになってしまうと、やはりライブでのポールのヴォーカルはオリジナルの出来には遠く及ばない、というのが僕の評価である。今後ライブ・バージョンでの名演の出現を期待したい。

この曲のもうひとつの聴きものは、延々と続く“na na na…”のコーラス部分におけるポールの即興的かつ変則的な歌唱部分だろう。ビートルズやポールが大好きな人ならば、きっと最初から最後までこのアドリブ感たっぷりのポールの歌、ハミング、シャウト、唸り等々の流れが完全に頭に入っていることだろう。大人数のコーラスの影に隠れているようで、実はこのポール節が完全に曲の骨組みを形作っている。コーラス部を聴き込むことなしに、ビートルズファンを自称することなかれ!(笑)よって7分余りの大曲ではあっても、無駄な部分など微塵もありはしない。アルバムでは“Sgt. Peppers”で頂点を迎えたビートルズだったが、シングル盤に関していえば、この“Hey Jude”が頂点であったと個人的には思っている。プロモーション・ビデオとして残っている作品としても、“Hey Jude”と“Revolution”の2曲は最高峰に位置する記念碑的映像だろう。これらの伝説的な映像を目にするたび、そこにジョン、ジョージ、リンゴと一緒に映っているポールが、“今もなお”この世に生きて存在しているポールと同一人物であるという事実に驚愕し、信じられない思いに駆られてしまう…。彼が今現在も生きていて、しかも現役で伝説を継承し続けていることは奇跡以外の何ものでもないだろう。生きているだけでめでたい!サー・ポール万歳!!

参考:
“The Beatles(ホワイト・アルバム)”
“1”
“Past Masters Vol.2”


コメント
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こんばんは!

こんばんは!
メールの返信がなかったので、実は心配していました(笑)。
アルバムにシングル曲を収録しないのは複雑ではありますが、やはりそれがビートルズの凄さなのだと私も思います!この曲は私も好きです!やはりスタジオヴァージョンが一番良いですね。シングルのA面とB面のビデオクリップの演奏シーンはメチャクチャカッコ良くて惚れ惚れしちゃいます(笑)。

2008-11-04 23:45 │ from RemainURL Edit

Remainさん

コメントありがとうございます。
早く“Hey Jude”をライブで聴ける日が来るといいですね。

2008-11-06 14:25 │ from 管理人URL

小学生のころこれをうちに置いてあった青盤で初めて聴いた時は、友達を励ます曲なんて、ビートルズの歌の中では珍しいなと思っていたものです。
その青盤には、「ビートルズの曲の中であなたが最も重要視する曲は?」というアンケートの結果がライナーに断片的に書いてあったのですが、「文句なしの第1位」が、この曲でした。 友達を励ます曲だからこそ、学生運動とか仲間が重要だった時代には特に人気があったんじゃないか、などとこまっしゃくれた解釈をしとりましたが(笑)。

2010-04-18 10:29 │ from 橋本リウURL

橋本さん
コメントありがとうございます。ほう、面白い解釈ですね。かつてポールがこの曲をライヴでやらなかった頃には、この曲だけは特別な禁断の聖域のように感じていたものです。ライヴでの定番となってしまった今では、ちょっとありがたみのない曲になってしまったかな?(笑)。

2010-04-19 11:21 │ from 管理人URL

最初からシャウトするポール

ジュッジューレジューレジュレジュレジュレ の後、アウホウ(ここで声が大きすぎ音が割れるのが笑える)ノーノーノー。が好きですが、最初のnanananaから、シャウトしています。折角頑張っているのに音が絞ってあって気の毒なポール。意図的か。

2013-09-21 13:21 │ from nabiURL Edit

nabiさん
コメントありがとうございます。後半のシャウトはポール最高の名演の一つですね。これは声が絞ってあるのがミソで、普通のヴォリュームならあの味は出なかったでしょう。1度くらいライヴでもやってくれないかな。

2013-09-21 17:07 │ from 管理人URL

続き。一番最初のnananana~hey jude(4回繰返し)から、本当に微かにポールのシャウトが聴こえるのです。聴いてやって下さい。

2013-09-24 12:20 │ from nabiURL Edit