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ポールの先見性 その2 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールの先見性 その2

ビートルズ解散後、ポールは環境保護活動や動物の権利保護、平和活動などに積極的に関わり続けてきた。
それらは30年以上という長期的かつ多岐にわたるものである。驚くべきは彼がそれらの活動について、我々一般大衆が気付くはるか以前に関わりを持ち始めているという事実である。つまり、ポールは常に我々の数十年先を歩いてきたということになる。

個人的に深い感慨に襲われることがある。それは、ポールがミュージシャンとして音楽史上稀にみる大天才であるというだけでなく、単純に1人の人間しても社会的にようやく認知される時代が到来したからである。彼がどこで何をしようとも、常に最大級の賛辞と敬意をもって迎えられるようになってきたのは、わずかここ10年ほどのことであると思う。

最近のファンにはおよそ信じ難いことかもしれないが、音楽的に最も脂の乗り切っていた1970年代においてでさえ、ポールは常に音楽、そして社会的活動の両面において批判の矢面にさらされ続けてきた。なぜなら、そこには常にビートルズやジョン・レノンとの比較が存在していたからだ。ポールが何をやろうとも、悲しいかなそれはビートルズやジョンの真似ごとでしかなかった。(もちろん、それは事実ではない。マスコミや批評家たちがただ単にそう思い込ませていただけの話だ)

ウイングスとして再び頂点を迎えていたときでさえ、ビートルズやジョンは常にどうしても越えられない壁として存在していた(と僕たちは思い込まされていた)。そんなポールに対して、批評家たちの視線はいつも冷たかった。僕はポールのそういったある意味「冬の時代」の目撃者でもある。誤解を恐れずにひと言でいうならば、ポールはとにかく何をやっても軽いノリでしか見られなかった時代が存在するのだ。そのことを僕たちファンは忘れてはならないと思う。

音楽⇒軽い。売れ線狙いで深みがない。ポップス。ロックじゃない。
性格⇒軽い。いい大人のくせに、いつも明るくて、目立ちたがり屋で、軽薄。
社会活動⇒軽い。所詮はジョンのマネ。考えが浅薄。音楽だけやってればいいのに。

大体こんな感じである。マスコミも批評家も、ただ単に上っ面だけを見て悪意に満ちた攻撃をポールに浴びせかけていた時代があった。その恨みは相当に根深いものがあるのだ~(笑)。
皮肉なのは、ポールのレコードが以前よりも売れなくなり始めてから、彼に対する風当たりもどんどんと弱くなっていったことである。今から考えれば、一連の彼に対する批判は、成功者に対するひがみ、妬みの類いだったとしか僕には思えない。マスコミ、批評家とは残酷かつ無責任なものだ。

話が少し横道にそれてしまったが、今回焦点を当てたポールの先見性とは、ひと言でいえば博愛主義的な生き方をひと足早く自ら実践してきた凄さ、ということにでもなろうか(少しオーバーかな?)。ちなみに博愛主義とは「人種・国家・階級・宗教などの違いを越えて、人類は広く愛し合うべきであるとする主義。」とある。まさしくポールの人となりをズバリ言い当てたような言葉であるように感じる。

ポールはよく「自分の有名な地位を利用する」といった言い方をする。それは「ポール・マッカートニーが○○をしている」と聞けば、多くの人がそれに興味を持つからである。彼は自分の名前を人道的、博愛主義的な考えを広めるためにいい意味で利用しているのだ。決して個人的な私利私欲のためではない。

今でこそ誰もが地球環境の大切さを語り、省エネや二酸化炭素削減などに取り組むような時代になったが、ポールは今から18年も前の初来日公演で「チキュウヲ マモロウ!」とステージ上で叫んでいたことを思い出す。当時からポールは地球の友(Friends of the Earth)という環境保護団体をサポートし、ワールドツアーで地球環境の大切さを説いて回っていたのである。当時は多くの人が「ポール何やってんの?」という感じで目がテン状態になっていたものだ。あまりにも先進的で理解されなかったのである。

その他にも動物の権利保護に関する活動として、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」への参加や、動物実験の反対、毛皮の不買運動、アザラシ猟に反対などの活動が有名である。
ヘザーと結婚していた間には「地雷撲滅を目指す慈善団体(Adopt-A-Minefield)」を支援していたし、食への配慮としては、リンダのベジタリアンフード会社に遺伝子組み換え食品の不使用を決定したりもしている。

また人道支援の目的で、数多くのチャリティーコンサートに出演したり、チャリティーCDの制作にも関わっている。

まったく頭が下がる思いである。
一生かかっても使い切れない金があるのに隠居しない。
好きな音楽だけやっていればよさそうなものなのに妥協しない。
人間はもちろん、地球環境や動物への配慮を忘れない。
そして、自ら行動する。

ポールが生きている間に、彼が正当に評価される時代が来たのは全くもって喜ばしい限りだ。


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