ポール、リンダについて語る その1 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール、リンダについて語る その1

今年の4月にサンデータイムズ紙に掲載されたポール自身の手になるエッセイを抜粋し、2回に分けてお届けする。今回はその1回目。
ポールはおそらく世界で最も数多くのインタビューを受けた人物の一人になるのだろうが、今回のようにマスコミに手記を公開するのは非常に珍しいことだ。そういう意味では極めて貴重な資料といえるだろう。

内容的にはかつての愛妻リンダへの想いで100%占められているといっても過言ではない。彼のリンダに対する深い思いが行間から強く伝わってくるものとなっている。

ポールとリンダ。二人は本当にすばらしいカップル、そして夫婦であった。金と名声と巨大な欲望が渦巻くショービジネス界の只中にあって、あのように純粋で強い絆に結ばれたカップルが存在したこと自体が奇跡であると思う。二人のラブストーリーは終わらない。これからも長く人々の心の中に生き続けるからである。


サンデータイムズ紙より
2008年4月

リンダはとても地に足がついた女性だった。彼女は僕にリラックスすることを教えてくれた。人前に出ることよりも、プライベートを優先した。そして、けっしてテレビに自分を売り込むようなことをしなかった。彼女はとても面白くて、頭が良くて、才能があった。

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自宅にいるときであれ、休日であれ、リンダや家族と一緒に過ごした時間というのは本当に数えきれない。このページにある写真も休日に撮られたスナップショットの1枚だ。これは数ある写真の中のほんの1枚で、ジャマイカでの昼下がりにくつろいでいる僕の姿が写し出されている。1人の写真家として、リンダは自由に僕たちの家族写真を撮ることができた。彼女はそのコツを心得ていた。僕たち家族の全員が、彼女が写真を撮っていることに全く気付かずにいられたのだから。

彼女はほとんどあらゆる類いの写真を撮ったけれども、僕たちは全員彼女を信頼していた。それは彼女が残しておく価値のあるものだけを写し、あまりプライベートには踏み込まないことを僕たち皆が知っていたからだ。

僕たち二人は気が合った。そもそも初めからそうだったのだと思う。最初に彼女に会ったときに思ったのは、彼女は写真家としてとても思いやりがある人ということだった。彼女が亡くなってから10年、僕たちが最初に出会ってからおそらく40年は経つだろう。でも最初に会ったときのことは今でも覚えている。場所はロンドンのクラブ、バッグ・オ・ネイルだった。ジョージィ・フェイム&ブルー・フレイムスがその夜演奏していた。混雑したフロアの端と端にいた僕たち二人の目が合った瞬間に、ヴァイオリンが鳴り響いた…なんていう人もいるみたいだけれどね。でも、人々のざわめきにかき消されてしまったというのが本当だ。

僕たちはお互いすぐに惹かれ合った。彼女はアニマルズの写真を撮っていて、今まさに帰ろうとしているところだった。僕はそのチャンスを逃さなかった。僕はこう言って声をかけた、「ポールといいます。あなたは?」彼女は僕のことを知っているようだった。(続く)


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