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ポール、オーディオについて語る

ポールが最近オーディオについて語ったインタビューの抜粋をお送りする。

いうまでもなくビートルズは現代のレコーディング技術に一大革命をもたらした最も重要なグループであり、そのサウンド(特に後期の作品群)は今聴いても全く古さを感じさせない。とりわけサウンド的に見ればその最高峰に位置づけられるのは1967年に発売された“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”だが、この作品は発売当時「この先音楽的に誰が何をやろうとも、それは単にビートルズの亜流にすぎない」とさえ言われたほどである。今から40年も前にサウンド的にやれることはすべてやり尽くしてしまったともいえるわけで、音楽界における量子的飛躍が起こった典型的な例といえるだろう。
そして僕たちファンが常に聞かされ、また信じ続けてきたことの一つは、特にビートルズ後期におけるポールはそのサウンド・クリエーション、およびプロデュースの分野において非常に重要な役割を果たしていた、というものであった。この話は、のちに彼がソロアルバム“McCartney”を丸ごと自宅のスタジオで作り上げてしまったという事実を裏付けるものであると僕は思っていた。つまり彼はビートルズ解散時には既に作詞、作曲、演奏、アレンジからプロデュースに至るまで音楽制作全てのノウハウを完全にマスターしていたということである。

そんなポールの事であるから、音については相当にうるさい人に違いない、となんとなく想像していたのである。だが、彼の口から出てきたのはそんな予想を見事に裏切る言葉だった…。個人的にはなんだかホッとしたような、その反面音楽作りってそんなに甘いもんなのかな…などと思ってしまったしだいである。というわけで前置きが長くなったが、以下インタビューである。

12/2シカゴトリビューンのインタビューより抜粋
Q:音楽の聴き手として、または音楽ファンとしては、デジタル配信というのは進歩と思われますか?

ポール:僕は45回転とLP時代の人間なんだよ。やがてそれはカセットから8トラックへと変わり、CDを経て、今はダウンロードの時代になったけれどね。僕にしてみればたいした違いはないよ。どんな方法にしろ音楽を買い、そして何を聴きたいのかを決めるのは買う人たちなんだ。僕は人々にこうしろ、ああしろとは言わない。全ての人の好みに合わせようとしているのは僕たちのほうなんだ。音楽を聴くにはアナログ・レコードが一番といったことも聞くけれど、僕はオーディオ・ファンじゃないんだよ。

Q:オーディオ・ファンじゃないですって?でも、あなたは史上最も緻密なレコーディング・アルバムを何枚か出していますよ。冗談でしょう?

ポール:いいや、嘘なんかじゃない。僕はラジオで音楽を聴くのに慣れてるんだ。たしかに車にはオーディオシステムを積んでるけど、僕にとってはビーチで音楽を聴くほうがいいんだよ。子供の頃は夏になるとモノラルの小型ラジオを聴いていたし、僕にとってはものすごくいい音だったね。面白い話があるんだ。ジョージ・マーティンが初めてステレオフォニックの導入をアナウンスしたときのことだ。僕たちがスタジオに行くと、スピーカーが2つになってたんだ。それで僕たちは思わずこう叫んだ、「すげえ、これで音量が2倍になるぜ!」僕は今でもそんな感じなんだ。ステレオでさえそんな感じだった。変な場所にあれこれ置くなんていうのはもってのほかだよ。iPodの音はまあまあだけど、あのちっちゃなヘッドフォンはすぐに耳から外れちゃうよね。それと当たり前だけど、マスターテープから直接巨大なシステムで音楽を聴くのも大好きだね。だけど、車で聴くのも、ビーチで聞くのも、鉄道の駅で誰かが鳴らすラジオをを聴くのも、みんないい音だと僕は思うよ。
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