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ポール“The McCartney Years”について語る - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポール“The McCartney Years”について語る

以下“The McCartney Years”について最近ポールが語ったインタビューからの抜粋である。
幻のライブエイド“Let It Be”の音声は、奇跡的に音源が残されたのだとばかり思っていたが、それは誤りであった。このDVDに収録されているものを含め録り直しを行なったものであることがポール自身の口から語られている。この世紀の一大イベントでなぜポールにだけこのような災難が降りかかったのか?それは神のみぞ知る、ということだろう。

Q:“The McCartney Years”のプロジェクトはどのようにして始まったのですか?

ポール:誰かが一度もリリースされていないビデオがたくさんあることに気付いたんだ。それに、ファンの人たちからも早くこのビデオが観たい、といったような手紙をもらっていたしね。そこで僕たちはそういったものすべてを集めてボックスセットの形で発売することにしたんだ。

Q:あなたが全く出ていないビデオもいくつかありますが。

ポール:僕はそういうのが好きなんだよ。

Q:自分が全く関わらないアイデアを思いつくのは、時には息抜きになるんでしょうか。

ポール:そう、僕はいいと思うね。父と子の事を歌った“Put It There”のビデオを思い出したんだけども、その曲ができたのは僕の父が使っていた古い言い回しのおかげだったんだ。父はよく「1トンもあるなら、置いておきなさい(put it there)」と言って握手をしていたよ。そういったことは大人になってから思い出すよね。

Q:このセットの本当にすばらしい点のひとつは、各ビデオ以外にメニュー画面だけである種の映像集になっているところですね。その中のいくつかは私も全く観たこともないようなものでしたが、いったいどこから入手したのでしょうか?

ポール:最初このプロジェクト全体が語られたときには、皆とにかくビデオを集め、テープをきれいにすることだけを考えていたんだと思う。たくさんのビデオをもれなく集めて公開する。ただそれだけだった。でも実際に作業を始めてみると、特にディック・カルサーズとレイがこんな事を言い出したんだ。「もし自分がファンの立場だったら、メニュー画面に今まで見たことのない映像が少し入っていると嬉しいですね」ってね。そうすれば不完全な映像も使うことができるというわけだ。
そんなわけで、彼らの手元にあったあらゆる材料の中から、ファンやこのビデオを観てくれる人たちのために映像をまとめたわけさ。でも、すばらしい仕事をしてくれたと思うよ。というのも、君が言うように、この僕でさえもその存在を知らなかった映像があったわけだから。本当なら、僕が知らなかったというのはおかしいよね。でも実際には撮られたことさえ知らなかったものがあったんだ。どこかの古い缶の中に埋もれていたんだね。


Q:ライブ・エイドでのパフォーマンスについてはどうですか。たしか、やり直したんですよね?

ポール:ボブ・ゲルドフにライブ・エイドをやらないかと誘われたんだ。でも、当時僕には一緒にやれるようなバンドがなかった。でも彼に全く問題ないと言われてね。簡単に説得されてしまったよ。
それで、“Let It Be”をピアノの弾き語りでやればいいと思ったんだ。でもリハーサルも、サウンドチェックも、何もないことを知ったのは当日会場に着いてからだった。ステージの袖で出番を告げられたんだけど、カーテンとピアノしかないのを見たときにはあせったね。なにしろ国中、そして全世界に中継されていたから。でもお前ならやれるって自分に言い聞かせたよ。自分のモニターからは全く何も聞こえなかったけれど、「大丈夫だ、ちゃんとモニターのプラグは入っている。だからお前は大丈夫だ。」ってね。
でも実際に僕が見ていたのはクイーンのスタッフたちだったんだ。だから僕のプラグは外れていて、モニターも拾えていなかったわけだ。そんなわけで、僕は自分の声が聞こえているかどうかも全くわからない状態だった。全く何一つ聞こえなかったんだ。ピアノの音も、自分の声も、何も聞こえなかった。それでも僕は自分に大丈夫だと言い聞かせていた。
すると、いきなり大音量で音が入ってきたんだ。ああなんてこった。一度止めたほうがいいのかなとも思ったよ。でもここまで来て途中で止めるのはバカげているし、結局そのまま続けることにしたんだ。
でもそれは間違いだった!途中でやめて、もう一度最初からやり直すべきだったんだ。突然音が戻ったのはちょうど「答えは出される、なすがままに」というフレーズを歌っていたときだった。「ポールがんばれ、歌うんだ!」って思ったよ。一瞬にして天国から地獄さ。神よ、この世界的な大イベントで僕が歌うのはこの1曲だけだというのに!でも幸運なことに年配の観客たちが僕を救ってくれたんだ。彼らは僕と一緒に歌い始めてくれた。それで僕はなんとか曲を最後までやり通すことができたんだよ。その夜ショーを観直してみたら案の定僕の声は入っていなかった。でも観衆が僕と一緒に歌ってくれていたから、まあそれはそれでよかったんだ。
そのあと何とかやり直す方法はないかな、って言ったんだよ。これから何度も繰り返し放送されるんだから、後世のために声だけを録音し直せないかな、ってね。で、実際そうなった。僕がその夜歌うはずだった曲をもう一度やり直したんだ。だから本物のライブバージョンは存在しない。それは今でも忘れられないひどい悪夢なんだ。だから、これについて話すのはセラピーみたいなもんだよね。


Q:“The McCartney Years”を編集する作業というのは、あなたにとってどういうものだったのでしょうか?まるで座っている自分の目の前で人生が映し出されるようなものだったと思いますが、少なくとも人生の半分は。それと同時にとても感傷的になったのではありませんか?

ポール:君の言うとおり、自分の人生が目の前を通り過ぎていくような感覚に襲われたよ。それにいくつかの作品にはとても感傷的になった。というのも、それらにはリンダがたくさん出ているからね。ある意味では愛おしく、とても幸せな思い出だけど、彼女がもうここにはいないという事実に悲しくなってしまうんだ。だから、いろんな感情が入り混じっているよ。
古いビデオのコレクションを作るときには、いつだってこういう事が起きる。僕が感傷的な部分に対処しなくてはならない理由の一つは彼女がそこにいることなんだよ。でも、実際には古い写真を見返すように楽しい作業だったよ。


参考:ポール・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005 [DVD]

コメント
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お邪魔します。

アマゾンで5000円で買ったのですが、約20000円(+交通費、+パンフ、Tシャツ代おそらく含む…笑)もするポールの来日公演などよりも、5000円ポッチで私の心は夏模様…じゃなかった(笑)至福で満たされております。

このDVDのスゲーポイントは、映像はもちろんですが、なんといっても音が5.1サラウンドでリマスターされている、という点でありましょう。 アーカイヴコレクションのリマスターのほうがきちんと細かい音を拾えてるかな、とは思うものの、サラウンドというのは強みですよ。 クイーンなんかがこの方法を採っていますけど、ハイレゾなんかよりもDVDオーディオでサラウンドのリマスターなんかしたら、アーカイヴよりそっちの方が欲しい、と思っちゃいますね。

で、まだまだきちんと全部見ておりません。 音だけは車の中で全部聴きましたが。 なにしろポール編集曲順、クロニクル順と、印象が全然違って2度おいしいのがたまらない。 いまのところディスク1が、非常にヘビーなローテーションであります(もう、買ってからひと月近くなるのですが)。

しかしこの記事でポールも話しておりますが、なにしろリンダの存在感がハンパない。 どこにだって出てるし、その都度いろんな格好もしているし。 胸はデカイし(笑)。 ド素人とかいろいろ言われてたけど、結果的に、リンダのいないポールなんか、この時代、考えられなかったですね。

ちょっと(かなり)不満なのは、そのリンダとの愛を切々とワンカメで撮りきった傑作PV 「オンリー・ラヴ・リメインズ」 が収録されていないこと。 まいっか、「ポッパーズMTV」 で放送されたの録画したヤツあるから。

しっかしポール、若い。
ただその当時は、もう 「ロンドン・タウン」 のあたりから、「ポール、年とったなァ」 と思いながら見ていたわけで。
たぶんビートルズ時代にあまりに甘いマスクだったから、「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?」 の 「カワイイ顔も2年かそこら」 などというジョンの呪文に惑わされて(笑)、ポールの加齢を必要以上に感じていたのかもしれません。

今日は2回目の先行予約の当選発表だけれど、どぉ~も気持ちが、「早く並んで当日券ゲット」 という限りなくアナログな方法に傾きつつある今日この頃でありんす(当日券なら、別に余計な経費払わなくて済む、のかな?)。

2015-02-19 07:56 │ from 橋本リウURL

リウさん
最近は昔と違ってポールの映像というものにありがたみがなくなってしまってますが、改めてすごいボリュームと内容ですよね。私も見直してみよう(笑)。チケット当たりますように。

2015-02-19 21:39 │ from 管理人URL

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