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ポールのアルバム “Red Rose Speedway(レッド・ローズ・スピードウェイ)” - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ポールのアルバム “Red Rose Speedway(レッド・ローズ・スピードウェイ)”

アルバム“Red Rose Speedway”を初めて聴いてから、かれこれ25年以上にもなるのだが、このアルバムは僕の中でなんとなく中途半端な位置を占めている作品である。

作品のクオリティ自体は決して悪くないのだが、どうもすっきりしない。
前作“Wings Wild Life”に比べると、あらゆる面で前進していることが、この作品でははっきりとわかるにもかかわらず、である。
“Wings Wild Life”では、ポールはいったいどうなってしまったのかと思ったファンもたくさんいたことだろう。だが、このアルバムを聴くかぎり、ポールの本格的な復活はまちがいのないものになっている。

特にシングルリリースだけに限っていえば、先行シングルとして発売された“Hi, Hi, Hi”や、007の主題歌“Live and Let Die”、そしてこのアルバムからシングルカットされた“My Love”など、立て続けに“売れる”シングルを量産し始めていた時期に当たる。
今から考えれば、“Red Rose”前後の活躍ぶりは、不朽の名作“Band on the Run”の序章と呼ぶにふさわしいものだったのだ。

このアルバムが比較的好セールスを記録した背景には、“My Love”という超名曲の存在があったからだ。これはまさしくビートルズにも匹敵するような名曲中の名曲で、この曲を聴きたいがゆえにアルバムを買った人たちはきっと多かったことだろう。

しかし、このアルバムの内容だけに限って言わせてもらうなら、なんとなくポールの張り切りぶりが空回りしているような印象を持ってしまうのである。
ポールが発表したソロ作品の中で、僕が正直いまひとつだと思うアルバムは以下の4枚である。(あくまでもファンとして愛着を込めて言わせてもらおう)

“Wings Wild Life”
“Red Rose Speedway”
“McCartney Ⅱ”
“Driving Rain”

実際、上記4枚のアルバムに関しては、他のポールのアルバムに比べ聴いた回数自体が少ない。いかに大好きなポールといえども、あまり好きではないアルバムはそれほど聴かないということだ。
“Red Rose Speedway”はこれら4枚の中では最も完成度が高いと思うのだが、それにもかかわらずあまり聴かないというのは、やはり楽曲自体が弱いのか、それとも個人的に好きな曲が少ないか、のどちらかなのだと思う。
いずれにしろ、全米No.1を獲得するほどのアルバムではないと個人的には思っているのだが、どうだろう。

アルバムのサウンドについては、全体としてはとても丁寧に作り込まれていると思う。
どちらかといえば華やかな装飾を施した音作りという印象で、“Ram”や“Venus and Mars”に近い雰囲気がある。
特に気がつくのが、“Hi, Hi, Hi”でもそうだったが、エコーのきいた曲が目立つことだ。ポールは特別な場合を除いて曲にエコーをかける事はあまりないので、そのあたりもこのアルバムの一つの特徴になっていると思う。

しかし、ともかくこのアルバムをもってしてポールの助走期間は終わりを迎える。ポール、そしてウイングスは次回作“Band on the Run”で予期せぬ超弩級の花火を打ち上げるのである。

好きな曲ベスト5
1. “Little Lamb Dragonfly”
今や隠れた名曲といってもいい、甘く、せつなく、そして限りなく優しいバラード。

2. “My Love”
もう何も言う必要はない超名曲。個人的には“Wings Over America”のライブ・バージョンがベストテイク。

3. “Hands of Love”
ただ単に中途半端な曲をつなげただけのメドレーはいただけないが、この曲だけは単独で存在できるポールらしいポップ・ナンバー。

4. “The Mess”
今やライブテイクのみの貴重なナンバー。オリジナルのアルバムには未収録だが、あまりに出来がよいので特別にランクイン!

5. “When the Night”
このまったり感がなかなか良い。ポールとリンダの息もピッタリである。
コメント
非公開コメント

RedRoseSpeedway

突然で大変失礼いたします。
”あれどうだったかな?”と思ったときなど、こちらのサイトでポールの曲の事など…数年来チェックさせて頂いてきています。ありがとうございます。

「Red Rose Speedway」は、僕は丁度31年前に聴いたのが始まりでした。どうも、たるぃなという印象のままでしたが、いまではウィングスの最良のアルバムの1つにすら思うようになっています。
個人的には「McCartneyⅡ」はビートルズ後のポールの最高のアルバムの1つです。
これからもマッカートニー愛に溢れたサイトをお続けください。

2012-09-11 23:35 │ from macacarURL Edit

macacarさん
コメントありがとうございます。曲順をかなり重視されてますね。曲順を変えることでたしかに新たな発見というのがあるのかもしれませんね。実は最近私はアルバム1枚を通して曲を聴くことがほとんどなく、MP3プレーヤーに入れた曲をランダム再生で聴くというスタイルが確立してしまっています。次に何の曲が出るか、そのたびごとに古い曲とまた新たな出会いがあり、けっして飽きることがないんですよね。そういう意味では僕はアルバム派ではなく、個々の曲を単独で評価するタイプなのかもしれません。よってアルバムの好き嫌いも、好きな曲がどれだけ入っているか、が評価の分かれ目になっているように思います。これからもコメントお寄せくださいね。

2012-09-12 16:33 │ from 管理人URL

僕もこの記事と同じ意見です。
佳曲は少なからずともあると思いますが、全体的に地味で薄汚い・・たとえるなら路地裏に高貴な家具が置いてある感じ。
One More KissやMy Loveという綺麗な家具があるにも関わらず、Big Barn BedとThe First Indian On The Moonがペンキで汚している。ファンキー(黒)と甘美(白)が混ざってとても汚く(灰色)感じるんです。
それを照らすのがGet On The Right Thingという唯一の光=ポップソングなのですが、一曲じゃ足りない、かえってWhen The Nightと共に路地裏に影を作っている気がします。
一人ぼっちのハトとかもいますしね。
メドレーは悪く言えば不良品のつぎはぎです。
せめてここに元気な子供(Hi,Hi,Hi.C Moon)がいればよかったのですがね・・・

ちなみにGet On the Right ThingとLittle Lamb DragonflyはRamからのアウトテイクにデニーレインのボーカルをかぶせたものです。
バカに抽象的ですみませんでした

2014-03-29 08:52 │ from TWICEURL

今日、初めてこのアルバムを聴いたのですが僕は結構好きです。
最後のメドレーもホールドミータイトのリピートに抵抗あるもののその他はポールらしさを感じました。
ただ大好きとは言えないです。もうb面を少し突き詰めれば傑作の位置付けになったかなと思います。
ループは僕はアイディア、演奏共に???でした。
何よりボーナストラックのザメスとアイライアラウンドが個人的に大ヒットでした。
特に前者はcムーンやハイハイハイよりずっと好きです。どうしてザメスがシングルでなくライブバージョンしか発表されていないか不思議な位。アーカイブでスタジオバージョンを期待しています。

2016-08-28 13:38 │ from かずひろURL Edit

かずひろさん

ザ・メスは本当にいい曲ですよね。スタジオヴァージョンが発表されなかったのは、ソイリーと同じでライヴバージョンの出来が良すぎたからではないかと個人的には思ってます。アーカイヴで何か出てくるといいですね。

2016-08-28 16:04 │ from 管理人URL

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