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ジョージ・ハリスンを偲ぶ - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ジョージ・ハリスンを偲ぶ

2月25日は今は亡きジョージの誕生日である。(晩年、実は2月24日だったと公表したが…)
生きていれば、今年で64才を迎えたはずだ。改めて考えてみると、ポールとは1才しか年が変わらない。
ポールが今でも現役バリバリでいることを考えると、あまりにも早すぎた死といえる。あるいは、ポールについては例外中の例外といえるのか…。(ますますポールが元気でいるのは本当にめでたいことだと思わずにはいられない)
時々、僕はビートルズのメンバーがもはやリンゴとポールの2人しかいないという事実に愕然としてしまう。そう思ってしまうのは、きっと僕が彼らの肉体的な実在というものにほとんど関わりがないからなのかもしれない。

ジョンとジョージはたしかにこの世を去ったが、彼らが生きていたときも、そしてそれ以後も、僕は彼らの創り出した音楽によってまちがいなく彼らと繋がっている。僕にとって、彼らは死んだ存在ではない。
そして、それが音楽のすばらしさだ。
僕はいつでも1962年のジョンに会えるし、1987年のジョージに会えるのだ。

さて、ビートルズ4人の中では、僕はもちろんポールが一番好きなのだが、作風からすると僕はジョンよりもずっとジョージの作品のほうが好きだ。しかも相当に好きときている。
そんなわけで、個人的にはポールとジョージは音楽的に極めて近いと勝手に思ったりしている。

僕がジョージ・ハリスンという人の音楽を考えるときに常々大いに感心してしまうことがある。
それは、人間の可能性というものについてである。
普通、人間の能力や才能というものは、初めから決まっていると思われることが多い。
つまり、どんな世界でも、超一流になる人は初めから他の人とは全く違う何かを持っているのである。

ジョンとポールはまさしくそれに当たり、超一流を通り越して彼らのような人は“天才”と呼ばれる。
天才や超一流の人の仕事に、凡人が近づくことは至難の業である。あえて“至難の業”という表現を使うのは、凡人にもいくばくかの希望を残しておきたいからであって、心の中では「凡人は努力するだけ無駄」と実は思っていたりする。
それぐらい、両者の能力の隔たりは圧倒的なものがあるのだ。そして一般的にその隔たりが縮まることはない。

まさしく天才肌のジョンやポールとは違い、ジョージはその初めから曲を書くことはおろか、ギターの演奏さえおぼつかない、どちらかといえば一般人に近い部類に属する人であった。
もちろん、ただの一般人でないことはその後の彼の偉大な足跡を見れば明らかなのだが、少なくともビートルズデビュー後の数年間は音楽的には全くといっていいほど目立たない存在だったのだ。

たとえば、ビートルズ初期の頃は、お情けでジョンの曲をアルバムで歌わせてもらったりしていたし、多少曲が書けるようになってからも、ビートルズを代表するような曲はなかなか作ることができなかった。

ジョージがソングライターとしてある程度認められるようになるのは、おそらく1966年のアルバム、“Revolver”に収録された“Taxman”からだと思う。だが僕自身は、本当の意味で作曲能力が開花するのは、ホワイトアルバムの“While My Guitar Gently Weeps”からだと思っている。
ホワイトアルバムが発表されたのが1968年だから、デビューから実に6年をかけて、彼は一流の作曲家としての仲間入りを果たすのである。

だが、それだけで終わりではなかった。
翌1969年、ビートルズ事実上のラストアルバム“Abbey Road”において、ジョージは“Something”と“Here Comes The Sun”の2曲を提供。いきなりジョン、ポールと肩を並べてしまうほどの作曲家に変身を遂げてしまったのだった。
実際、その2曲はアルバム収録曲中ベストの2曲と言ってもいいほどの名曲である。

その後のジョージのソロになってからの活躍は改めて語る必要はないだろう。ソロになってからの活躍ぶりは、ポールにはやや劣るかもしれないが、ジョンとは互角以上という評価さえ可能だと思う。
特に1987年に発表したアルバム“Cloud Nine”や、1979年発表の“George Harrison”は、ジョンとポールが作ったどのソロアルバムにも負けないほどの名盤だ。(本当に心から賞賛したいほどいいアルバムなのだ)

かくして、ジョージは長い長い時間をかけ、天上高くそびえるジョンとポールの牙城についに肉薄する存在にまで登り詰めたのであった。まさに大器晩成す、という言葉がぴったりだと思う。

人間が持つ無限の可能性を僕たちに示してくれた偉大なるジョージの魂に敬意を込めて…。
コメント
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慈愛の輝き

ちょうど、ポールが、「ロンドン・タウン」で英国回帰したタイミングで、ジョージも、英国の陰り満載の作品が出たという。
ちょうど、ダンスミュージック、ニューウェーブと、立って踊って聴く音楽が猛威を振るっている中、
このタイミングで座って茶飲んで聴く作品を出したポールもジョージも、セールスという点では冴えなかったかも知れないけど、
間違いなくそれぞれの世界の中で、成熟した、落ち着きを体現している作品でした。
オヤジ音楽でいいじゃないですか!

2018-07-30 18:24 │ from 黒鵺URL

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