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ウイングス解散後のポール・マッカートニー・インタビュー - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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ウイングス解散後のポール・マッカートニー・インタビュー

僕がポール派に転向した1978年から、ビートルズ関係の記事などをスクラップしていた時期があるのだが、その頃のインタビュー記事がなかなかに興味深いのでここにその一部を公開する。
時期的にはソロアルバム“McCartney 2”発売直後、ジョンの死の数ヶ月前というあたりなのだが、なんとこの時点ではポールにはウイングス解散の意志が全くない。
やはりウイングスの解散はジョンの死がもたらした自然消滅的な現象だったのだ。
実際ウイングスはうまくいっていた。人気実力共にトップクラスを堅持していたし、その証拠にこの年の初めにはウイングスとして日本公演のために来日していたのである。
もちろん、この公演は幻に終わるのであるが…。

大麻所持による日本公演中止→一時マスコミから姿を消す→“McCartney 2”発売→アルバムセールスの不振→ジョンの死→完全にマスコミから姿を消す→ウイングス自然解散

この時期ポールが大きなスランプに直面していたことは一目瞭然である。


収録雑誌:ロッキング・オン
掲載時期:1980年8月
インタビュアー:Ray Bonichi

ところで、ウイングスの今後のプランを教えてくれる?

「現時点では何のプランも立てていないね。先のプランを立てるのは好きじゃないんだ。僕はソロ・アルバムを出したばかりだし、デニーもソロ・アルバムを完成させて自分のバンドでツアーをやってる。スティーヴとローレンスはレコーディングしていると思うよ。そんなところだね。僕らは今、ひと休みしてるところで、何をやろうかと考え中なんだ。今までとは全然違ったショーをやりたいとは思っているんだけど、今のところはまだ結論が出ていない…。」

君たちがやった前回のツアーは、当初の計画通りにうまくいったと思ってる?

「ほとんどはうまくいったけど、そうじゃなかった場所も何ヶ所かあったね。今回はあまりソフィスティケイトされた感じのショーにしたくなかったんだ。レーザー光線を使ったりとかそういうのはやりたくなかった。単なるバンドとして、音楽そのものをプレイしたかったのさ。(中略)僕が聞いた意見で判断する限り、すごく評判は良かったみたいだね。けど、例の日本での一件があった。日本ではやれなかったよね?日本でのコンサートはイギリス・ツアーの最後のステージとは違った感じでやる予定だったんだ。けど、残念なことに…。」

現在のウイングスは、スタート当初のアイデアと同じくらいに民主的なのか?ってことは、どう?

「非常に民主的さ。多分ね。なぜなら、僕はそうしたいと思っていたわけだし…。事実、民主的だよ。民主的すぎるんじゃないかって不安に思うことすらあるくらいだよ。なんでこんなことを言うのかというと、ビートルズの終わりの頃に、こんなことがあったからなんだ…。ちょうどスタジオで“Abbey Road”をやってたんだけど、以前から僕は『オーケー。このトラックこれでいいんじゃない?こうでなきゃ変だよ…。』って、そんな言い方してたんだ。で、ジョージやリンゴは、その度に『ねぇ、そういう言い方はやめてくんない?こうでなきゃおかしいとか、こうあるべきだとか、さぁ。僕らにだって決めさせてくれよ。』って言ってたね。僕に言わせれば、それは別に決めつけた意見でもなかったわけだし、たまたま気楽にそんな言い方してただけなんだ。少なくともエゴ・トリップじゃあなかったよ。誰かが何かを言わなきゃ、誰かが何かを決めなきゃ発展しないから、ただそういうわけで言ってただけなんだ。現に、僕はアイデアを持ってたしね。で、あんまり言われるんで、“Abbey Road”の時は、そういった押し付けっぽいことはやめることにした。で、彼らにまかせることにしたんだ。けど、結果は彼らが自分たちで決定することにウンザリしてしまって、『ポール、また以前のようなやり方でやろうぜ。』だものね。一方で僕は、あまりにもワンマンだと言われ続けてきた。けど、ワンマンであることだって必要な時もあるんだ。現にビートルズの時がそうだった。僕がワンマンだったからアイデアだって出てきたんだよ。だから僕は『多分これでいいんだ。』って思うようになったよ。」

「ビートルズとウイングスの基本的な違いは、ビートルズにジョン・レノンって男がいたってことなんだ。彼とは最初のころから一緒にやっていたし、音楽的な意味でも非常に近い意識だった。それに僕らは、競い合ってたしね。作曲面とかでね。彼がいい曲を書いてくると、僕はもっといい曲を書こうと思ったものだよ。けど、ウイングスではそういうことはない。デニーにしても、ジョンほど競争心は持ってないね。もちろん、だからと言って、僕がウイングスにビートルズと同じグループになることを望んでるわけでもないんだ。そういうことは絶対に不可能なんだ。これは決められたことなんだ。決められたメンバーなんだ。従って、このメンバーで新しいことをやっていかなければならない。もちろん、10年間ウイングスをやってきて、僕自身すごく気にいっているものがいくつもあるよ。評論家たちには評判が良くなかったけど、僕自身はすごく気に入ってるものがね。で、それはウイングス全員でやったものなんだ。そういうことってよくあるよ。例えば、ビートルズ時代の“Magical Mystery Tour”はサンザンの悪評だったけど、僕自身にとっては好きなアルバムなんだし、あのフィルムだって僕がやった中では最高に近いものだと思ってる。だから、何が良くて何が良くないなんて、他人にはとやかく言えないはずなんだよ。みんな、それぞれが違った意見を持ってて当然なんだ。」
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