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『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その7 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その7

チケットぴあ:ポール・マッカートニー日本公演2018 両国国技館 東京ドーム 名古屋ドームicon

9.People Want Peace/ピープル・ウォント・ピース

『ハッピー・ウィズ・ユー』を『マザー・ネイチャーズ・サン』PartⅡとするなら、『ピープル・ウォント・ピース』は『パイプス・オブ・ピース』PartⅡといったところだろうか。

平和と自由を歌った『フリーダム』では、肩に力が入り過ぎてメッセージが空回りしたという印象があったものだが、『ピープル・ウォント・ピース』のメッセージは自然で力みがない分、多くのファンに受け入れられるだろうと思う。ビートルズ後期の雰囲気漂う楽曲自体の出来も秀逸だ。

ポールは近年ライヴでファンが一緒に歌える、いわゆる「聴衆参加型」の曲を発表することが以前よりも多くなったと思うのだが、この曲もライヴで”People want peace~♪”の部分を一緒に大合唱できれば楽しいだろうな、と思わせるものがある。個人的には日本公演でも是非やってほしい曲の一つだ。

演奏はほぼすべての楽器をポールとグレッグ・カースティンだけでこなしている。イントロはポールらしい創意工夫に満ちているし、この曲でも僕はポールのドラムスのたしかな演奏に感心した。それでも大合唱部分ぐらいはバンドメンバーが参加しているのかと思いきや、全然知らない名前が数名並んでいるだけだった(笑)。

ただ、この曲のバッキング・ヴォーカルにイナラ・ジョージという名前がクレジットされていることに僕は注目した。

彼女はアメリカのシンガーソングライターで現在44才。アマゾンミュージックにアルバムがあったので聴いてみたらとてもすばらしいシンガーであることがわかった。ノラ・ジョーンズに近い雰囲気を感じたので興味のある人は聴いてみてください(今年最大の発見かも?)。『サプライズ』という曲がオススメです。


10.Hand In Hand/ハンド・イン・ハンド
ポールが甘くささやくように歌うスローバラードの名品。

ほんとうに大好きな曲で、個人的にはこの1曲だけでアルバムを買った価値はあったと思っている。

この曲を初めて聴いたとき、僕は『キス・オン・ザ・ボトム』のボーナス・トラックとして収録されていた『マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ』という曲を思い出していた(僕は『マイ・ヴァレンタイン』よりもこの曲が好きなのだ)。数こそ少ないが、ポールがこの手のスローバラードを甘く、せつなく、そして優しく歌い上げたなら彼の右に出る者はいない。要するにバラードをやらせてもポールは世界一なのである。

ビートルズに似たような曲がないことから、ある意味ポールはこの曲でビートルズを超えたともいえる。

ともかくポールのバラードの名曲に新たなる1ページが加えられたことだけはたしかである。僕はこの曲を死ぬまで愛聴し続けるだろう。

演奏はチェロとフルートを除いてすべてポール一人で行なっている。

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コメント
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No title

『Hand In Hand』。一聴して名曲だと感じた一曲です。自分はフラワーズ・イン・ザ・ダート収録の「Distractions」をすぐさま連想しました。

2018-10-07 05:37 │ from ゆうURL

No title

『People Want Peace』。タイトルの文字づらだけ眺めると、やけに肩に力が入っている楽曲だなと思いきや、演奏は遊び心にあふれたアプローチですよね。

この曲もそうですが、エジプト・ステーションでは、オーケストラを曲の始まりから終わりまでではなく、必要な部分にだけ使っていることが印象的です。

2018-10-07 06:00 │ from ゆうURL

No title

ゆうさん

『ハンド・イン・ハンド』のような曲は意外と男性には低評価な気がします。すごい名曲だと思うんですが。

アルバム全体にストリングスが効果的に使われていますね。使い方がうまいなと。

2018-10-07 18:10 │ from Macca Go Go Go!管理人URL

この二曲もアルバムの顔だなー。

ピースの方は、オフ・ザ・グラウンドでやりたかった方向性が、やっと実を結んだ曲だと思いました。
管理人様が挙げている、パイプス・オブ・ピースもそうなんですけど、
ポールの曲の、あるあるで、メロディがキレイ過ぎて、逆に歌詞にまで耳がいかないのです。
オフ・ザ・グラウンドでも同じ現象があり、メッセージが、耳障りのいい楽曲のお陰で、サラッと流れてしまっていたように思います。
出来が悪くない分、とてももったいなかった!

この曲は、ジョンの手法を完全に消化していて、しっかり、詩が残りますよね!

あと、ハンド・イン・ハンドは、第二のマイ・ラブと言ったら誉めすぎでしょうか。バラードの名曲に、新たに加えられたと思います!
オーボエ?というか、管楽器の音色が胸に染み入りますね!

2018-10-10 16:58 │ from 黒鵺URL

No title

黒鵺さん

ポール版ギヴ・ピース・ア・チャンスがやっとできたという感じもありますね。

ハンド・イン・ハンドの楽器はインド製フルートの一種のようです。

2018-10-10 18:30 │ from Macca Go Go Go!管理人URL