短い曲の名手 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ ホーム » その他ポールの話題 » 短い曲の名手

短い曲の名手

僕の観察によれば、ポールは「短い曲で名曲を作る」ことにかけては天下一品である。いや、まちがいなく世界一である。

古くは『オール・マイ・ラヴィング』(2:07)に始まり、『キャント・バイ・ミー・ラヴ』(2:11)、『アイル・フォロー・ザ・サン』(1:48)、『イエスタデイ』(2:05)、『夢の人』(2:05)、『エリナー・リグビー』(2:06)、『フォー・ノー・ワン』(1:59)、『サージェント・ペパーズ(リプライズ)』(1:19)、『ブラック・バード』(2:18)、『ホワイ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード』(1:41)『アイ・ウィル』(1:45)、『レディ・マドンナ』(2:17)、『オール・トゥゲザー・ナウ』(2:10)、『シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウインドウ』(1:53)、『ゴールデン・スランバー』(1:31)、『キャリー・ザット・ウェイト』(1:36)、『ジ・エンド』(2:21)等々、ビートルズ時代だけに絞っても枚挙にいとまがない。

極めつけはビートルズ最後の曲ともいえる『ハー・マジェスティ』で演奏時間はなんと26秒!しかし、僕はこの曲でさえもポールの名曲の1つに数えずにはいられない。短くてもそれだけの内容があるからである。

演奏時間を2分前後に絞ってでさえ、これだけの数の名曲が姿を現わす。これを2分30秒前後にまで広げたら、さらに多くの名曲のオンパレードになる。さらに3分の枠にまで広げたら、調べたわけではないがビートルズに関してはおそらく8割から9割の曲が3分以内に収まってしまうのではなかろうか。

ビートルズが活動していた1960年代に関しては、曲が短いのはなにもポールに限ったことではなかったという反論もあるだろう。当時シングル盤はラジオのエアプレイ用になるべく曲を短くすることが求められたし、アナログのLP盤はA、B両面合わせても収録時間が45分前後という物理的な制約もあった。

しかし、それでもなおポールが他のアーティストと比較して、より多くの短い曲、しかも名曲をものにしていったという事実に変わりはない。しかも、ポールに関してはその短い収録時間の中に詰め込まれる情報量が他のアーティストに比べて圧倒的なのである。実際、前述の収録時間を見て、そんなに短かったのかと改めてびっくりした方も多いだろう。

そう、ポールの作る曲は、曲自体の短さを聴き手に全く意識させないほどに完璧なものが多いのだ。それはまるで3次元空間に在りながら、4次元にアクセスするかのような異次元感覚を与えてくれる、とでも言ったらいいだろうか・・・。

かくして、ポールはソロになってからも曲を短くコンパクトにまとめる手法を使い続けている。それは彼の主要な特徴の一つだ。

僕がなぜこんな事を考えたのかといえば、先日アルバム『メモリー・オールモスト・フル』の『ヴィンテージ・クローズ』と『ザット・ワズ・ミー』のメドレーを聴いていて、「こんなに短い曲なのにかっこいい。2000年を過ぎているというのに、まるでビートルズみたいだ」と思ったからである。

面白いのは、そんな短い曲の名手であるポールが、当時のシングル盤としては超破格の7分超の長い曲『ヘイ・ジュード』を発表したという事実である。そして周囲から大きな反対と批判にさらされながら、全世界で1位を獲得したということ。とにかくビートルズ時代のポールは尖がっていたけどやることなすこと外れがなくてすごい。そして、かっこいい。

参考:追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル(デラックス・エディション)

広告リンク
中高年の為の恋愛応援サイト
【まずは無料体験!】


便利がいっぱい!生協の宅配サービス お申し込みはコチラ

コメント
非公開コメント

No title

お邪魔します。

たぶん印象的なフレーズが2、3あれば曲というものは成立する、ということを分かっているんだ、と思います。

…そうでもないかな(笑)。

「どうもこれは、思いついたフレーズを繋ぎ合わせて長くしている」、という曲もたびたび見受けられますから。

私がそれで最近気になっているのが、「トゥワイス・イン・ア・ライフタイム」。
この曲、1行1行のメロディは結構いいのに、なんか何度聴いても覚えられない。 妙な曲です。
「レッツ・ラヴ」なども同様のカテゴリに入る曲だと思うのですが、こちらはまだギリギリのバランスで成立している。
でもその両方とも、「いいメロディをくっつけすぎて、却って印象をぼやけさせてしまっている」、という弱点を抱えている気がします。
「ジェニー・レン」 なども、聴くたびに思うのですが、もうちょっと 「ブラックバード」 並みにコンパクトでいい。

ポールほどの才能の持ち主でなければ起こり得ない弱点ではあるんですが(笑)。 だから短くまとまった曲にいいのが多いんでしょうね。

2018-03-31 08:07 │ from 橋本リウURL

No title

リウさん

ポールほどの才能の持ち主でも、勢いだけで曲が作れた時代はとうの昔に終わり、あれこれ試行錯誤して今日に至るんでしょうな、きっと。

シンプルイズベストと言いますが、結局それが一番難しいのかな?凡人の私には答えは出ませんね(笑)

2018-03-31 23:57 │ from Macca Go Go Go!管理人URL