新たなる始まり(2): 50年後も揺るがぬ『サージェントペパーズ』の偉業、そして威光 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ

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新たなる始まり(2): 50年後も揺るがぬ『サージェントペパーズ』の偉業、そして威光

新たなる始まり(2): 50年後も揺るがぬ『サージェントペパーズ』の偉業、そして威光

『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』発売50周年を記念して、ビートルズ初となるボックスセットを含む再リリースが正式に発表された。

僕の最初のリアクションは「またかよ」だった。これは本音である。

多くのオールドファンはその深い意味をきっと理解してくれるだろう。

しかし、今日はその事については書かない。


今日僕が書きたいのは、発表から50年を経てもいささかも揺らぐことのないそのマジックについてである。

『サージェント・ペパーズ』の音は異質である。

それは他のビートルズのアルバムとは完全に異なっている。

にもかかわらず、それはビートルズにしか作れない音、なのである。

これがこのアルバムと、それを作ったビートルズのいちばんすごいところだ。

音、空気感、演奏、ヴォーカル。そのすべてが違っている。

それは個々の曲の良し悪しを完全に超えたものである。

『サージェント・ペパーズ』よりもいい曲の詰まったアルバムは他にもたくさんあるだろうが、アルバムトータルでは誰もこのアルバムを超えられない。

あのような作品は1967年以降1枚も作られてはいないのだ。

そして、おそらく今後も2度と作られることはないだろう。

それがゆえの今回のリリースであることを、僕たちはまず再確認すべきである。


たとえばアメリカを代表する音楽雑誌ローリングストーン誌が選定し、各方面から高い評価を得ている「オールタイムベストアルバム500」というリストがある。このリスト上において、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は長年不動の1位の座を守り続けている。つまり、この作品は時代とジャンルを超えた世界的文化遺産なのである。

よって今回のリリースは、ポールとリンゴが元気なうちにビートルズの歴史的偉業の一つを後世のために形にして残そうというという大きな意志をも感じさせるものとなっている。

そして、けっして侵してはならぬ聖域と考えられていた「オリジナルアルバムのリミックス」が、ついに今回実現しているところも見逃せない。


しかし、なんとも畏れおおい話である・・・。

現代テクノロジーと新しい時代の才能が果たして超天才集団が全力で産み出した「古典」を超えることができるのか?

これは僕にとって最も興味のあるところである(ぶっちゃけ僕は無理と思っているが、笑。乞うご期待)。

5月26日発売予定。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2CD)

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2LP)

コメント
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No title

お邪魔します。

いやいや、ぶっ飛びました。 この手のスーパーデラックスはブルーススプリングスティーンとかいろんなミュージシャンがやってるからじゅうぶんアリだと思わせるのですが、「サージェント」発売50周年の記念としてここで出すとは、ちょっと油断していました。

矢も盾もたまらず予約いたしましたよ、いちばんすごいヤツを。 日本盤なので(たぶん海外版はブルーレイとか日本語字幕がつかないだろうから)2万円弱ですけど。

おかげで 「ワン・オン・ワン」 は完全にあきらめました(トホホ…)。 毎月2万も使ってらんないっつーのこのビンボー人は(晩酌を我慢すればなんとかなる?…笑)。

そりゃまー、「何回同じものを買わせんだバーロー」 というのはありますけど(笑)今回ばかりはもう別。 別格。

たぶんこの先、「リミックス」「5.1サラウンド」 という大きな鉱脈があることにユニバの連中は気付くことであろう(あ~シャク)。 今度は絶対 「アビイ・ロード」 の5.1ですよ(ハハ…)。 8チャンネルもあるからジャイルズのやりたい放題だ(クソ~っ…笑)。

しかしジャイルズのリミックス、個人的には好きじゃないんだよな~。 勢いがないんだよ。 お行儀よくて。 オヤジのプロデュースを見習えっての(完全にタメ口話し言葉ですがご容赦ください)。 オヤジの目指した造形って、あくまで勢いとインパクト重視ですからね。

「サージェント」 は4チャンネルだから、私の本音としては5.1じゃなくて4チャンネルのサラウンドにして、マスターテープそのままの状態で聞かせてほしい、といったところです。

しかし 「ビートルズ史」 で上下巻1万も使ったのに、ビートルズはこの先このビンボー人からどんだけ絞り取るつもりなのだろう…(悶絶しつつうれしいところもちょっとあり…笑)。

2017-04-07 07:50 │ from 橋本リウURL

Re: No title

リウさん

即予約ですか!オールドファンにとって頭が痛いのは、この手のリリースはボックス買わないと気が収まらないところですね。

いや〜、悩みます。でも楽しみ。

2017-04-07 12:27 │ from 管理人URL

最初のCD化は…

私もスーパーデラックスエディションを即予約してしまいました。

ところで、文中「ビートルズの作品で最初にCD化されたのが『サージェント・ペパーズ』であった~」とありますが、そうでしたっけ?

私の記憶では、1983年に東芝が(生産はソニー)日本限定で"ABBEY ROAD"をCD化(のちにアップルから差し止めがかかり販売停止)したのが、世界で最初のビートルズ作品のCD化だったと思います。

アップルによる公式CD化も1987/06/01に"It was twenty years ago today."に合わせて"SGT.~"をリリースを決めて、それに合わせて第一回発売が"PLEASE PLEASE ME"~"BEATLES FOR SALE"の4枚(前述の期日があったのでジョージ・マーティンが主張した最初の4枚のリミックスが間に合わずモノラルになった)、第二回発売が"HELP!"~"REVOLVER"の3枚(多少時間に余裕があったので"HELP!"と"RUBBER SOUL"はリミックスされた)で、その後満を持しての"SGT."登場だったはずです。

違ったらごめんなさい。1983年の"ABBEY ROAD"以前に"SGT.~"がCD化されていたのであれば、是非その詳細を知りたいです。

2017-04-08 23:29 │ from 通りすがりURL

No title

通りすがりさん

完全に私の記憶違いでした。ご指摘ありがとうございます。記事も修正しました。

『アビイ・ロード』はアップルから注文がついたから別枠で考えるにしても、初CD化の時はちゃんと時系列にリリースされてたんですね。私は個人的に『サージェント・ペパーズ』発売の時が特別鮮明な記憶が残っていまして、ゆえに誤記事となりました(笑)。

2017-04-09 00:22 │ from Macca go go go 管理人URL